本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2019/1/7 月曜日::

■[漫画]ライオンとクローバー「3月のライオン」14巻

3月のライオン14巻3月のライオン14巻
出版社:白泉社
作者名:羽海野チカ
作者twitter:羽海野 (@CHICAUMINO) | Twitter
Kindle版:3月のライオン (14)
Kindle版まとめ買い:3月のライオン
DMM電子書籍:3月のライオン (14)

良い… 実に良い…
待望の14巻は非の打ち所がないくらいに良いものだ…

まずね、零くんの幸せお裾分けで、
島田八段と林田先生の二人にあかりさんと会う機会をセッティングするわけですが、
まぁ、所詮は零くんはコミュ力低いわけで、
わりと誘い方が直球なので、その思惑はモロバレなわけですよ。

これね、モロバレなことがわかったら、
また全力ダッシュかますんじゃないかってくらいの恥ずかしさがあるけれど、
二人は大人だから言わないであげるわけですよ。
まぁ、相応に傷付いて憤ってるわけですが、
二人とも零くんのこと好きですからね。
そりゃ我慢しますよ。

しかしですよ、二人とも大人なはずなのに、
あかりさんとのラブコメには積極的ではないんですよ。
いえ、まぁ、島田さんはわかります。
本人が言ってるように将棋に全力を傾けることこそが人生でしょうし、
それくらいしてでもタイトルが欲しいという渇望は今まで散々見せられてきました。

でも先生… あんたはダメダメだ…!
教え子二人が後押ししてもまだスタートラインに立てるか微妙な所だよ!
人間的には島田さんの方が相応しいと思うけど、
あかりさんへの愛情を注げるのは先生なわけなんだけど、
本人がヘタレだからなぁ…
というかもう、野口先輩の方が相応しいのでは?
まである気がする…

ひなたちゃんはまさかの零くんとあかりさんのカップリングを推してるし、
もうね、この回をヤングアニマル本誌で読んだ時は零くんが不憫で不憫で…
正直爆笑が止まらなかったんですけど、まぁ、その、はい…
ひなたちゃんなりにあかりさんのことを想って真剣だったのが後にわかってですね。
笑ったのはちょっと申し訳ないかな、と思いました。
でもねぇ… あんだけストレートに零くんに好意を寄せられてて気付かないのは…
中身が小学生だと言われても仕方ない気がするんだ…!

さて、それとは話が変わって職団戦ですが…
アマチュアにもこういった団体での将棋大会ってのがあるんですね。
団体戦とか少年漫画みたいですが、やってるのはおっさんたちという…
しかもゲストとして登場するのがハチクロのメンバーとか驚きですよ。
ハチクロは友人の家で読んだっきりなので、
ざっくりと登場人物の名前とストーリーは把握してる程度なので、
ハチクロ9巻の表紙が伏線だったとか全然気付きませんでしたよ!

ハチミツとクローバー 9

12年越しの伏線回収とかしゅごい…
これ、気付いた人は凄い感動しただろうなぁ…
私には無理だったよ…

それにしても良いところで終わりますね…
この14巻の続きは連載の方でもまだ一話分しか出てないのですが…
それもすこぶる素晴らしいので、是非読んで欲しいです。
すごく… すごくいいので…!

:: 2018/9/28 金曜日::

■[漫画]22年振りのヒロイン復活「ベルセルク」40巻

ベルセルク40巻ベルセルク40巻
出版社:白泉社
作者名:三浦建太郎
Kindle版:ベルセルク (40)
Kindle版まとめ買い:ベルセルク
DMM電子書籍:ベルセルク (40)

キャスカの記憶を取り戻すため、花吹雪く王によって夢の回廊に入ったシールケとファルネーゼ様。
そこはキャスカの心象風景を表した世界で、
次々と現われる異形を前に二人は立ち向かっていき…

キャスカ復活! キャスカ復活!

本誌掲載時に目次コメントで三浦健太郎さんが書かれてましたが、
ヒロインがまともに喋るのが実に22年ぶりという、
恐らく歴史上初の記録が達成されました。
いやー、長かったですねぇ…

もちろんそこに到るまでには紆余曲折というか、
主にシールケとファルネーゼ様の艱難辛苦の旅があった訳ですよ。
今まで出会った人や得てきた力で乗り越えてきて、
最後はシールケのお師匠さんが出てきた時は涙腺を刺激されましたね。
モズグズ様が出た時は笑っちゃいましたけどw

その甲斐あって最高の結果を得られたわけですが…
髑髏の騎士が指摘し、シールケが懸念した通り、
ガッツと再会してハッピーエンドにならないあたり、
この物語は本当に難しいな、と思います。

それとグリフィスの国ですが、
なんだか壮大な世界観で冒険が繰り広げられてますね。
グリフィスの夢はこの建国だけで終わるとは思えないので、
キャスカの夢の世界で二人が戦ったように、
ガッツとまた戦うことになるのでしょう…
はたして… 何年かかるのか…
そこだけが心配です…

:: 2018/5/24 木曜日::

■[漫画]支えあう家族「民法改正 ~日本は一夫多妻制になった~」6巻

富裕層からの徴税を目的とした一夫多妻制が採択されたifの日本。
そこで英雄的な人命救助を行い、初の国民英雄賞を受賞したため、
一夫多妻制の権利を得てしまった正平が運命的に3人の奥さんと結婚することになり、
大黒柱として奮闘する物語の最終巻になります。

みちるの本家への説得だったり、4人目の奥さん候補者をスルーしたり、
いよいよ正式な婚姻届を出すことになったんだけど、
ハーレムラブコメじゃあるまいし、女の情念がこれを良しとするわけもなく。
そういった想念がちゃんと描かれていたのは良かったですね。

あと、一夫多妻制の権利にまつわる社会的な問題だったり、
色々と出てくるのも興味深く読んでました。
あかほりさとる原作だというのにしっかり背景まで考えられてて、
想像以上に面白かった、という印象です。

正平も3人の奥さんと楽しく暮らすために、
社畜という生き方ではなく、自分で考え、自分で生きていく手段を取ったのは良かったですね。

大黒柱として支えるだけでなく、
みんなに支えられながら楽しく生きていきたいとか、
夫として一皮むけたように思えます。

ただ、エピローグのアレだけは…
その… 折角のハッピーエンドだったのに…
また波乱の種になりそうなものが見えてしまったのは、
良かったのかどうなのか…
そこだけはモヤモヤしちゃいますね。

:: 2018/1/26 金曜日::

■[漫画]四人目の適格者?「民法改正 ~日本は一夫多妻制になった~」5巻

この作品は好きなんですけど、電子書籍版発売は紙書籍版発売から1ヶ月後なんですよね…
だから電子書籍版で買うことにしている私は度々チェック漏れするわけで…
どうにかして欲しいんですけど、何とかならないんでしょうかヤングアニマル編集部さん…

連載は最終回を迎えましたがこの単行本はまだそこまで行きません。
親族への結婚の挨拶が終わったので結婚式についての打合せ…
になるんですけど、それにつけても金の欲しさよ。
ええ、ただでさえ結婚式にはお金が掛かるのにそれが3人分ですからね。
国民英雄賞を取ったとはいえただのサラリーマンには厳しい。

正平が四苦八苦しながら頑張る姿は応援したくなるし、
TV局から起死回生のオファーがあっても、それに飛びつかないところは好感が持てますね。
そんな正平のことをしっかり見ていて理解ある3人は、
結婚式を挙げてないけれど充分良いお嫁さんしていると思います。

しかし、そんなお嫁さん3人なところにまさかの4人目候補ですよ。

正平のことを調査に来たカタブツな国家公務員のエリートキャリア。
男女は斯くあるべし、という固定概念があり、理知的な旦那もいて、
だからこそ、3人と付き合っている正平に対しても先入観があったのに、
正平と触れ合ううちにほだされていくのはニヤニヤしちゃいますね。
うーむ、ミイラ取りがミイラになっている感がするぞ…!

しかし正平は薬を盛られてもギリギリなところで倫理観が残ってるのが凄い。
まぁ、絶倫にはなってるみたいだけども。
というかまさか4Pまでするとは…!
青年誌だし問題ないよね!

さて、次巻で完結ですね。
雑誌では読んでますが、単行本で描き下ろしがあるかもですから楽しみです。

:: 2017/10/9 月曜日::

■[漫画]それぞれの人生の主役たち「3月のライオン」13巻

3月のライオン13巻3月のライオン13巻
出版社:白泉社
作者名:羽海野チカ
作者サイト:羽海野チカ________umino*chika
作者twitter:羽海野(@CHICAUMINO) on Twitter
Kindle版:3月のライオン (13)
Kindle版まとめ買い:3月のライオン
DMM電子書籍:3月のライオン (13)

もうすぐTVアニメ2期が放映されますね。
1期もシャフトらしさがありつつも「3月のライオン」してて面白かったし、
素直に2期が楽しみですね。
藤井聡太プロのお陰で将棋人気も高まってますしね。

ただ、将棋界が藤井聡太プロが主人公の物語ではないように、
「3月のライオン」も主人公の桐山零だけの物語ではないんだなぁ…
と、そう思うような13巻でした。
何というか短編集のような構成でしたね。

あかりさん、二海堂、滑川プロ、そして香子…
この4人それぞれが主人公の短編を読んでいるようでしたね。
特に二海堂はあの宗谷名人と熱戦を繰り広げたりと、
主人公の零くんを食う勢いを見せてくれましたからね。
これには魅せられたなぁ。

そして滑川プロは異彩を放つかと思いきや、
葬儀社の社員としての日常に異様に魅せられてしまい、
何というか、ただただ凄いとしか言えませんでした。
それでいて最後のオチがちょっとお茶目で、
全体的にやられた感に溢れまくりでしたね…(笑

そしてあかりさん…
彼女の今を形作った過去の話を見ていると、
彼女が人を好きになることに対して消極的なのもわかります。
ですが、そんな彼女が温かいと思える触れ合いがあったのは幸せだと思います。
できればその触れ合いを大事にして欲しいですね。
それにしても島田さん… 格好良すぎるんですけど…
これは先生、ダメかもしれんね…

それにしても香子姉さん…
恋をして、大切な人が出来たことで、
零くんの内面を察することが出来ただけ良かったと思いますよ。
もう過去は取り返しが付かないけれど、
それでも彼女にも辛いだけの未来が訪れないことを願います。

:: 2017/7/22 土曜日::

■[漫画]王の話をするとしよう「ベルセルク」39巻

ベルセルク39巻ベルセルク39巻
出版社:白泉社
作者名:三浦建太郎
Kindle版:ベルセルク (39)
Kindle版まとめ買い:ベルセルク
DMM電子書籍:ベルセルク (39)

ついにキャスカの心を治せるという花吹雪く王がいる妖精郷に辿り着いたガッツたち。
しかし魔女と妖精がたくさん暮らす島だけあって、
早速トラブルが巻き起こって…

一年ぶりの新刊でしたが、何故かKindle版の発売が一ヶ月遅れでした。
去年は紙と同日発売だったのに… 解せぬ…

それにしてもついに妖精郷に到着かー
感慨深い…

妖精郷を目指し始めてからも長かったからなぁ…
まぁ、この圧倒的な描き込みっぷりを見てると時間がかかるのにも納得してしまいます。
電子書籍だと見開きが綺麗に見ることができるのが利点の一つですね。
ノドの部分までしっかりと読むことができます。

それとガッツなんですけど、本当に変わったなぁ…
キャスカの心を取り戻すための焦りはまだあるけれど、
それを抑えることができているし、グリフィスのことを語る時も心が憎悪に囚われてないし、
何より仲間を信じて、シールケたちにキャスカを預けることができるあたり、
本当にガッツは変わった…、というより成長したと感じます。

キャスカの心を取り戻すための夢の回廊だけど、
ファルネーゼ様とシールケにとっては大変な儀式っぽいですね。
ガッツたちは心穏やかに待ってるみたいだけど、無事に終わるのか…
ガッツの信頼に二人が応えることができるのか。
続きは今年の冬以降らしいので、本当に待ち遠しいです。

HTML convert time: 0.134 sec. Powered by WordPress