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:: 2014/6/25 水曜日::

■[漫画]ファーストキスのお相手は…?「ボクガール」2巻

ボクガール 2 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:杉戸 アキラ
出版社:集英社( 2014-06-19 )
作者サイト:sugi-log
作者twitter:杉戸アキラ (cube_sa)さんはTwitterを使っています

2巻になって変態が加速する、性転換コメディ「ボクガール」!

今回は瑞樹くんを性転換のイタズラをした女神・ロキが、
更に瑞樹くんをいじって遊ぶために下界に降臨!
神パワーで瑞樹くんと同じクラスに転入してきて、
より身近で戸惑う瑞樹くんを観察して楽しもうと…

女の子になってしまって時間が経つにつれて、
どんどん内面も女の子らしくなっていく瑞樹くんにニヤニヤが止まらない!
猛に女物の服が似合っていると言われて思わず頬が緩んじゃうとか、
もう結構後戻り出来ない状態になっているとしか思えない。
女湯にも入っちゃったしね!

とはいえ、そこら辺はまだまだ無自覚ですからねー
ロキのイタズラで綱引きの綱が瑞樹くんの股間に食い込んじゃった時とか、
お腹の奥がジンジンする理由とか判ってないみたいでしたし。

bokugirl02_01

というか、綱引きの綱が股でコスれるとか、
一体どういった発想をすればこんな状況に到れるのか…
やっぱりこのマンガは変態だな!

それにしてもまさか瑞樹くんの可愛さに猛がやられるのは判るけど、
それがこうも早くノックアウトされちゃうとは予想外でした。
果たして瑞樹くんを取り巻く人間関係はどうなるのか。
3巻では更にカオスになること請け合いなので、次も楽しみです。

:: 2014/6/19 木曜日::

■[漫画]生と死の円環の中でのボーイ ミーツ ガール「All You Need Is Kill」1,2巻

コミカライズ担当が小畑健とか卑怯。

スーパーダッシュ文庫が生み出した奇才、桜坂洋の「All You Need Is Kill」
トム・クルーズ主演で劇場版が制作され、来月から日本でも公開される程の傑作ですが、
だからこそ、集英社も総力を上げてきたんでしょう。
まさか「DEATH NOTE」「バクマン。」で知られた小畑健を投入してくるとは…

物語の舞台は近未来の地球。
突如出現したギタイという名の異形の生物は人類を駆逐し、自らの生存圏を広げていく中、
人類は防疫軍を結成し、パワードスーツで対抗していた。

AllYouNeedIsKill01_01

キリヤ・ケイジは初年兵としての初陣で死んだはずが、
気が付けば前日の朝に戻っており…

この作品は「STEINS;GATE」や「ひぐらしのなく頃に」と同じ、いわゆるループ物です。
ギタイという異形の生物とそれに対抗する主人公、という意味では「マブラヴ」が近いでしょうか。
しかし、それらの面白さとは別種のモノを持っています。

まず1巻はケイジがループを100回以上繰り返すことで、
徐々に戦闘経験を積み、初年兵なのに一流の戦士として成長していく過程が描かれています。
死ぬ描写も当然あるんですが、グロテスクと芸術の境界線のような美麗さで、
そこは流石は小畑健だと言わざるを得ません。
また、何度も死を積み重ねていくことでケイジの精神が摩耗していく様も描かれており、
そこもまた小畑健の凄さを如実に感じられます。

そして2巻ではメインヒロインであるリタ・ヴラタスキが物語に食い込んできます。
ケイジと同じ、ループしているリタが同じく精神を摩耗していく中、
ループの謎を解き、それを脱した先達として描かれています。
しかし、一人だけループするという孤独の輪の中で3年間過ごしていた彼女だからこそ、
同類であるケイジと出会った時の感情の爆発には目を見はるものがありました。

AllYouNeedIsKill02_01

ここはもう、小畑健の画力にただただ脱帽しました。
リタの表情の変化で、その心の発露がこれ以上ないほど伝わってきましたからね。
もうただただ圧巻されました。

ラストまでの道筋と、その終わり方も心に残るものであり、
確かに傑作であることが充分に判りました。
これは原作に手を伸ばしても良いかも。
ちなみに原作はカバーイラストを小畑健さんに変えて新創刊してます。

All You Need Is Kill (JUMP j BOOKS)

このコミカライズ版1,2巻と並べると趣深い表紙になっていると思うので、
揃えたくなってしまいますね。

それと、3話まではとなりのヤングジャンプで読むことが出来ます。
まずはそちらで雰囲気を掴むことをオススメします。
超面白いよ!

:: 2014/4/5 土曜日::

■[漫画]神々の競演「カツラアキラ 桂正和×鳥山明 共作短編集」

カツラアキラ (桂正和×鳥山明 共作短編集) (ジャンプコミックス)
著者/訳者:鳥山 明 桂 正和
出版社:集英社( 2014-04-04 )
コミック ( 202 ページ )

鳥山明と桂正和の二人が親友だというのは割りと有名でして、
別にマニアじゃなくても知っているんじゃないでしょうか。
どちらも少年ジャンプで活躍し、時代を作った巨匠ですから、
その二人の力を合わせた共作短編集も勿論面白いに決まっているのです。

この単行本には2つのエピソードが収録されています。
一つはジャンプSQ.で掲載された「さちえちゃんグー!!」で、
もう一つはヤングジャンプで短期連載された「JIYA-ジヤ-」です。
そして両方とも鳥山明がネームを切って桂正和が作画しています。

鳥山明がネームを描いているので両方とも宇宙を股に掛ける銀河パトロールが存在する世界観ですし、
判りやすいバトル展開もあるし、奇抜な設定もあるんですよ。
桂正和が作画しているから奇抜なファッションの女の子が出てくるし、
ヒーローの姿が格好いいし、女の子の尻がエロいのです。

中身については詳しく語るのは無粋なので、
もう買って読めとしか言えないですね。
この二人の作品に世話になった世代にとって買って読むのは当たり前でしょう。

ちなみに巻末には桂正和の設定画集と二人の対談記事が載ってるんですが、
DNA2でのスーパーサイヤ人的なアレについての顛末がちゃんと描かれていたのには笑いました。(笑
そして二人の当時の連載作を綺麗に引用するのは流石ジャンプだなぁ、変なトコに感心しました。

いやー、それにしても…
二人が合作を出すとか小学生の頃は思いもよらなかったなぁ…
長生きはするもんだ。(笑

:: 2012/5/8 火曜日::

■[漫画]目指せ14股!「源君物語」1巻

源君物語 1 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:稲葉 みのり
出版社:集英社( 2012-04-19 )
コミック ( 192 ページ )

ちょいエロ系漫画の宝庫、ヤングジャンプの新星「源君物語」1巻の発売です。
この作品は名前の通り、源氏物語をフィーチャーしたもので、
14股を目指して、エロエロな展開に邁進する作品なのです。
とはいえ、まだ1巻なので誰も攻略出来てないんですけどね。

中学時代「女子より可愛い」という理由でイジメを受けていた主人公、源光海。
女性恐怖症になったけど、女の子とエッチなことはしたいという健康的男子の欲求はあり、
大学デビューを目指していた矢先にひょんなことから叔母の香子(29)と同居することに。
しかも源氏物語の研究者である香子からは現代の光源氏を目指せと言われて…

デビュー作ということで序盤は慣れてなくて少々展開がぎこちないですが、
中盤からはペースがつかめてきたみたいで絵柄ともども読みやすくなってきています。
まずは手近な所から、ということでしばらく会ってなかった従姉の朝日を落とせ!
ということでエッチなことに興味がある光海は悶々としながらも色々とチャレンジする訳なんですが…
お姉さん風を吹かそうとするも実は処女な朝日が、
手を握られたりキスされたらパニックになる展開は非常に萌えだと思います!
嫌よ嫌よも好きのうちな、なし崩し的なエロ展開はディモールトニヤニヤできますしね!

もっとも、萌え的な意味では朝日が目立ってましたが、エロさで言えば叔母の香子さんに軍配が上がると思います。
光海を女性に慣れさせるためにおっぱいを揉ませるだけではなく、
生乳を揉んでこねて吸ってとさせる香子さんのおおらかさには興奮せざるをえないですね!
特に仰向け状態で重力とおっぱいの弾力の均衡を描く手腕には拍手を送りたいです。

連載ペースが遅いので14股を達成するのに時間が掛かりそうですし、
そもそも凄い寸止めっぷりなので今後ちゃんと光海が脱童貞できるのか心配ですが、
今後のエロ展開は期待できるので2巻以降も楽しみです。

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