よつばと! 16巻は2月26日発売!
今回のよつばは高尾山に登山!
:: 2012/5/17 木曜日::

■[漫画]アラル海の元気な双子「乙嫁語り」4巻

乙嫁語り 4巻 (ビームコミックス)
著者/訳者:森 薫
出版社:エンターブレイン( 2012-05-12 )
コミック ( 186 ページ )

うっかり寝惚けてラクダから落ちてアラル海で溺れたスミスを助けたのは、
漁をしていたライラとレイリは双子の少女。
年頃の彼女たちが気になるのは自分たちの結婚相手。
中々父親から持ってこられない縁談話に業を煮やして、
何とか理想の相手を射止めようと変な頑張りを見せるけれど…?

と、今回スミスさんが出会う乙嫁は元気いっぱいな双子の少女。
21世紀の現在では人類の無計画な行動で見る影もなくなったアラル海ですが、
当時は魚も大量に獲れていた姿を見せてくれます。
アミルさんは内陸の狩猟系でしたがライラとレイリは湖岸系の狩猟系な乙嫁です。

魚を捕ることに忌避がないどころか嬉々としてやるばかりではなく、
魚をぶつけて喧嘩したり、モリ打ちにチャレンジしたりするのは面白い感覚かと。
そんな元気なライラとレイリの婚約相手に見繕われたのが幼馴染みのサームとサーミで、
理想とは違うけど、理想に沿うように頑張る二人の少年たちを見てると応援したくなりますね。
いやはや男の子たちも大変だ。

それとアミルさんたちの日常と、ツンデレをこじらせたパリヤさんの縁談話もあって、
そっちはそっちで気になりますね。
次巻ではライラとレイリの双子の結婚式も行われるみたいだし、
パリヤさんの方も話が進むのでしょうか?

それはそうと今回一番可愛かったのは双子の母であるミナーさんだと思います。
旦那さんとの馴れ初めを語る時の様子を見ると今でも心底惚れ抜いてるんだろうなぁ。
いやはやこちらも可愛い乙嫁さんだと思います!

また、森薫さんのラフスケッチ集「SCRIBBLES3」が完成とのことで、
来月発売のFellows!23号に付いてくるとのことでお買い求めはお早めにどうぞ。
何しろ前回ラフスケッチ集応募に必要だっと号はあっという間に売り切れてプレミア付いたぐらいなので…

Fellows! 2012-JUNE volume 23 (ビームコミックス)
森薫、高橋拡那、冨明仁 ほか
エンターブレイン
:: 2012/2/15 水曜日::

■[漫画]森の香りのエッセンス「森薫拾遺集」

森薫拾遺集 (ビームコミックス)
著者/訳者:森薫
出版社:エンターブレイン( 2012-02-15 )
コミック ( ページ )

「森薫拾遺集」という名前の通り、森薫さんが今まで描いた短編からイラスト一枚に至るまで、
可能な限り集めに集めた1冊がこの「森薫拾遺集」なのです。
サイン会での記念ペーパーやショップの特典イラスト等々、
遠方に住んでて手に入れるのが非常に困難なんだけど、是非とも読んでみたい!
というファンにとって最高の福音と言えましょう。

もちろん森薫さんが描かれた作品ですのでメイド尽くしですとも!
他にも眼鏡バニーと言った要素が入っており、
流石は森薫さんだなぁ、と思い知らされることしきりですよ。

自分が好きなことをその時持っている力の120%ぶつけている事が紙面から伝わってきて、
読んでるこっちまで元気にさせてくれるパワーがあるんですよね!
それにいつも全力だから絵もどんどん上手くなっていってて、
その凄さはもう感嘆を通り越して呆れる境地ですよ…

ちなみにこの本に収録されているアミルの作画風景は脚注にあるように、
今でもコミックナタリーで見ることが出来ます。
コミックナタリー – [Power Push] 森薫「乙嫁語り」

いやー、何度見ても惚れ惚れするなぁ…

それと帯にあるようにラフスケッチ小冊子も応募者全員プレゼント実施中です。
帯にある応募券を現在発売中のFellows!の応募台紙に貼って応募すれば良いので、
森薫さんのファンなら是非。

Fellows! 2012-FEBRUARY volume 21 (ビームコミックス)

:: 2011/6/15 水曜日::

■[漫画]英国人と未亡人と「乙嫁語り」3巻

乙嫁語り(3) (ビームコミックス)
著者/訳者:森 薫
出版社:エンターブレイン( 2011-06-15 )
コミック ( ページ )
作者サイト:ヘリオトロープ

二人目の乙嫁は5人の夫に先立たれた幸薄い未亡人のタラスさん。
そして相手はカルルクたちの客人であった英国の民俗学者のスミスさん。
スミスさんが案内人と待ち合わせに寄った市場で出会った二人が、
絡まり合う運命の果ての結末は…?

いつにも増して中央アジアの文化の違いにカルチャーショックを受けました。
夫に先立たれたらその兄弟に嫁ぐという風習に、
女は嫁に行ってなんぼであるという考え方。
そしてどんな人間性であれ、血が繋がってなくとも絶対的な父親。
そういった大なり小なりの文化の違いというものをまざまざと見せつけられましたね。

未亡人のタラスさんも可愛かったけど、捕まったスミスさんを迎えに来たカルルクに付いてきた、
アミルさんはもとより、更にその付き添いであったパリヤさんが可愛かったですね!
スミスさんとタラスさんのラブロマンスを目の前にして真っ赤になって倒れたり、
なし崩しに宴会になった市場の一角で不意に起こった縁談に恥じらったりと、
ホント可愛いよ、パリヤさん。

市場でのアミルさんたちの食事の内容だったり、
本当に細かい所まで読み込む面白さが詰まっていて最高に面白いです。
スミスさんとタラスさんの結末も含めて読み応えたっぷりなので、
じっくりと何度も読み返したいですね。

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