本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2022/2/19 土曜日::

■[ラノベ]部活にかける青春「新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち」3巻

十文字アリサと遠上茉莉花の親友二人の魔法科高校の学園生活も3冊目。
今回は茉莉花が所属するマーシャル・マジック・アーツ部の話と、
学園生活といえば当然やってくる期末試験の話がメインでしたね。

茉莉花がライバル視している一色茜ですが、
その対策をするために熱心に訓練に励む姿はとても青春してましたね。
魔法オタクな先輩から情報を仕入れて、
十文字家の施設とノウハウを使って特訓とか魔法科高校っぽかったですし、
試合の内容も魔法を駆使した高度なもので読み応えがありました。

そして期末試験の方ですが、
こちらは茉莉花のちょっとポンコツなところが見え隠れしていて、
これはこれで微笑ましかったですね。
レポート提出をど忘れしちゃうとかあるあるです。
アリサが見た目も中身も完璧なだけに対比してポンコツに見えちゃうけど、
A組なだけあってわりと優秀ではあるんですけどね…

今回はスパイものとしてもラブコメとしてもあまり進展はありませんでしたが、
個人的にはこれくらいの塩梅が丁度良かったです。
九校戦の話題がチラホラ出てきたことから考えると、
次巻あたりで始まったりするのでしょうか?
前シリーズでも好きだったので、今の九校戦がどんなのかを考えるとワクワクしちゃいますね。

:: 2021/11/13 土曜日::

■[ラノベ]魔法師の自由とラブコメ「続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー」3巻

FEHRとの提携のため、渡米することになった真由美と遼介。
暗黙の了解であった優秀な魔法師の海外渡航の自粛に正面から喧嘩を売ることになり、
面子が大事な国防軍の情報部が元老院の力を借りて、達也への脅しを画策する。
しかし、達也がそんな脅しを甘んじて受けるはずがなく…

今回は本編が半分、残り半分は一条とほのか、それぞれの短編という構成でしたね。
あとがきにもありましたが、高校時代の友人が全員出てくるわけではないので、
こういった構成はありがたいです。
特にレオとか、全く絡まなくなったしなぁ…
私の好きなキャラだし、いつか出てきて欲しいです。

達也のデモンストレーションですが、国防軍も衝撃的でしたでしょうね。
確かにマテリアル・バーストの強すぎる破壊力が有効に使えるやり方はこれくらいでしょうね…
力の桁が違いすぎるから、宇宙規模の話になっちゃうというか。
他に使えるとしたら軌道上のデブリ除去とかかなぁ…

一条の短編はラブコメでしたね。
相変わらず吉祥寺という親友が頼もしいですが、
まさか恋の鞘当てにまでその頼もしさを発揮するとは…
もう一条は吉祥寺と結ばれた方が良いんじゃないかな…

そしてほのかはちょっと切なかったですね。
報われない恋をずっと続けるのはツラいとは思うけれど、
ほのかならずっと想い続けそうかな、と思っていたのでちょっと意外ではありました。
ほのかも幸せになって欲しくはあるけれど…
七宝はまだ貫目が足らない気がするかな…w

そして真由美さんの渡米の話はまさかの次巻ですか。
ちょっと肩透かしでしたが、わりとボリュームがありそうですし仕方ないですね。
それほど刊行ペースは悪くないのでゆっくり待とうと思います。

:: 2021/7/22 木曜日::

■[ラノベ]勉強と部活と青春と「新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち」2巻

十文字アリサと遠上茉莉花。
まるで姉妹のように育った二人が魔法科高校に入学してから始まる、
高校生らしい日常を綴った第2巻です。

前シリーズと違ってバイオレンスなことはほぼ無くて、
勉強と部活に全力で打ち込んでいる少女たちの姿がメインなんですが、
あとがきを読む限り今後はちょっと不穏な感じになるかもなのが心配ですね。
できればこのまま百合メインの青春物語であって欲しいのですが…

勉強の方は現在の魔法科高校の制度の変化を交えつつ丁寧に説明されてて、
魔法という現象を扱うからこそのカリキュラムがあって興味深かったです。
実技の内容も具体的に語られていて、
考察がちゃんと深くなされているんだなぁ、と感心しました。

部活では今回はアリサが所属するクラウドボールの話がメインでしたね。
三高の緋色浩美という新キャラを相手に活躍してましたが、
今回は相手が初見だったから善戦してたけど、
次はもっと苦戦しそうな気がします。
まぁ、次の時にはアリサも成長しているんでしょうけど。

しかし、茉莉花はシスコンというか何というか…
アリサに少しでも男の影があると嫉妬全開とか…
こりゃアリサの結婚相手は攻略難易度が高くて大変だろうなぁ…
茉莉花だけじゃなく、十文字克人もいるんだもの…
唐橘くんだと役者が不足しているかもしれないなぁ…
大丈夫かしら…

:: 2021/4/24 土曜日::

■[ラノベ]レリックを巡る戦い「続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー」2巻

魔法科高校の劣等生の続編の2冊目です。
大学生であり会社経営者であり技術者である達也が主役ではあるんですが、
続編からは光宣も準主役なのでは? というくらい動いてます。

それにしても疑似瞬間移動の魔法は本当に反則だよね…
というか魔法そのものが反則だよなぁ、としみじみと思いました。
ロケット打ち上げに莫大なリソースを注ぎ込んで宇宙進出するのがアホらしくなるというか…
わりと気軽に宇宙を行き来している上に、
魔法で宇宙線を防いで空気を維持できるからって生身で宇宙空間に出たりと、
やりたい放題すぎる…!

それも深雪やリーナといった世界トップレベルの属人的なスキルに依るのが問題なんでしょうが…
それにしたって魔法の有用性と低コストさには感嘆させられますね。
レイモンド・クラークが宇宙進出に積極的だったのも理解できてしまいますよ。
達也は属人的になりすぎて縛られるを嫌ってカンパニーを立ち上げたんでしょうけど、
今回出てきた元老院の人とかみたいに、属人的なスキルは手軽で使い勝手が良いからこそ、
代替案とか出すこともせず使っちゃうんだろうなぁ、と感じました。

しかし今回は真由美さんがちょっと可哀想でしたね。
達也のポリシーが理解できない父に使われた上に、
今回はテロリストに狙われるとか悲惨すぎる…
達也も遠隔では助けてくれたけど、囮として使われたようにも思えて…
うーむ、真由美さんが報われる日は来るのだろうか…
真由美さんのことは結構好きなので何とか報われて欲しいなぁ、と思いますが…
達也には深雪がいるから、色々と無謀ですよね…w

:: 2021/1/11 月曜日::

■[ラノベ]青春・学園・友情・百合「新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち」1巻

「魔法科高校の劣等生」シリーズは完結しましたが、
司波兄妹が主人公の続編とは別に、
新たな高校生主人公のシリーズもまた一つ始まりました。
それが、この「新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち」です。

今回のシリーズの主人公は十文字先輩の異母妹、十文字アリサです。
先代当主が再婚する前に二股をかけていた亡命ロシア人との間に出来た娘で、
中学生までは北海道で育ったけれど、
十文字先輩がその存在を知り、十文字家特有の疾患の予防のために引き取ったことで物語が始まります。

アリサと幼馴染みで姉妹のように育った遠上茉莉花の二人が、
仲睦まじく第一高校で青春を謳歌する、百合っぽいストーリーです。
学園モノと言いながら世界相手に戦いまくっていた司波達也に比べて、
部活動や授業に積極的に関わっているあたり、
学園モノとしてはこちらの方がしっかりしているようにすら感じられます。

それにしても達也が伝説の存在みたいになってる上に、
VIPとして認識されているあたりはニヤリとできますね。
前シリーズで出てきた中では教師だけではなく、
三矢さんとかはまだ在校生なので再登場してましたね。
わりと苦労人っぽかったですが…

それにしてもアリサと十文字先輩の関係ですが、
異母兄妹というよりも親子みたいに感じましたね…
まぁ、十文字先輩の貫禄がありすぎるせいなんでしょうけど…w

それと茉莉花の実兄ですが、メイジアンカンパニーに出てきた人ですよね。
あちらと話がクロスオーバーすることあるのかな…?
幼馴染みをほっといて別の女に入れあげるとか、
茉莉花がメッチャ激怒しそうなんだけど大丈夫なのだろうか…w

:: 2020/10/15 木曜日::

■[ラノベ]新シリーズ開始!「続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー」1巻

軍事的な能力未満の魔法資質保持者たちメイジアンの権利保護のために、
達也がIPUと協調して設立したメイジアン・ソサエティー
そして国内では恒星炉を基軸とした事業も本格稼働する中で、
達也は深雪とともにメイジアン・カンパニーを立ち上げて…

先月シリーズが完結したと思ったら新シリーズが早速開始です。
舞台が高校から、達也と深雪が立ち上げた会社になったので、
タイトルに高校という文字が入っているのはおかしいですしね。
表紙が前シリーズ1巻と同じ構図なので、二人の成長がわかります。

続編とはいえ新シリーズなので登場人物も入れ替わりが多くて、
前シリーズからはほのかと雫は出てきますがエリカとレオとかは出てきません。
逆に七草先輩が久しぶりに本格再登場してきたのには驚きましたね。
達也より年上なのに翻弄される可愛いところが好きなので、
七草先輩が主要登場人物として出演してくれるのは嬉しい誤算です。

そして相変わらずリーナは良いキャラですよね…
酔いつぶれるところも可愛いし、良いツッコミ要員ですし…w
USNA上層部の思惑もあるんでしょうが、本人は結構人生楽しんでるっぽいので、
そのままのリーナで居て欲しいものです。

そして新キャラの遠上くんですが、
戦力としては有能だけど、わりとめんどくさい狂信者なのが不安ではあるのですが、
崇拝の対象である聖女さんがわりとまともな感性を持ってそうなので、
そこは少しは安心できますね。

当面の敵も見えてきましたが、光宣が対処するとはちょっと予想外でした。
彼女と二人で宇宙生活とか響子さんも羨む環境ですが、
仕事はきっちりとやってくれそうですし、安心できそうですね。

それにしてもあとがきによるとまだまだ続きそうですが…
電撃文庫にありがちな超長編シリーズになりそうだなぁ…
どこまで追えるのかわかりませんが、面白いと思ううちは読んでいこうと思います。

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