本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2013/3/27 水曜日::

■[漫画]キャンパスは天気晴朗なれど波高し「ゴールデンタイム」3巻

ゴールデンタイム 3 (電撃コミックス)
著者/訳者:竹宮 ゆゆこ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-03-27 )
コミック ( ページ )
作者サイト:YUuEMUIi
作者twitter:梅ちゃづけ (YUuEMUIi)さんはTwitterを使っています

ゴールデンタイムのコミカライズ3冊目は原作で言うところの2巻に入った所ですね。
かつては記憶し、今では万里が失ってしまった高校時代のリンダとの思い出。

あの時たった一晩待ってもらったがタメに万里という人格を失ってしまったリンダが、
全てを忘れた万里と接する態度は平気なように今までは見えてましたが…、
おまけんでTシャツの件で万里に記憶が戻ったのかと勘違いして、
一瞬で泣きそうな顔になったのを見た時には、
今まで表に出してこなかったリンダの苦悩が感じられて、
一気に切なさが湧き出てきて胸に来ましたね。
やはり、こういったビジュアルで訴えかけてくるのは漫画ならではだよなぁ。

しかし原作の時も思ったけど履修計画とか中国語の四声とか懐かしいなぁ…
毎日私服だからこそ如実に感じられる香子のお洒落っぷりやら、
飲み会に誘ったり誘われたりだとかは大学生らしい日常だと感じますよ。
しかもスタバでダベるとか多少以上にお金を持ってる系の大学生活ですよ!
くそぅ、私にはこんなキャンパスライフなかったぞ… ファンタジーだよこんなの…

千変万化する香子の表情もそうですけど、
個人的にはリンダの表情の変化がこの3巻でググっと来たので、
原作2巻の終盤にして、コミカライズでは4巻の終盤になるだろうあのイベントで、
リンダがどんな表情をしてくれるのか気になって仕方が無いです。
電撃大王本誌ではまだそこまで進んでないので今から楽しみですよー

それとゴールデンタイムですけどアニメ化ですってね!
原作のどこまでやるのか知りませんけど、そこも含めて楽しみにしたいと思います。

:: 2013/1/23 水曜日::

■[ラノベ]Welcome to this crasy room!「ゴールデンタイム番外 百年後の夏もあたしたちは笑ってる」

ゴールデンタイム番外 百年後の夏もあたしたちは笑ってる (電撃文庫)
著者/訳者:竹宮ゆゆこ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-01-10 )
文庫 ( 280 ページ )
絵師サイト:Passing Rim

カラーピンナップの光央@汚部屋を見て真っ先に連想したのが某友人の部屋でした。
作中でクレイジーな部屋でどうして平然としてられるんだと万里を初め多くの読者は思っていたでしょうし、
中には「幾らなんでもフィクションだろ、こんなのw」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、
汚部屋で暮らしても平然としてられる人はいるんですよ! 本当に!
見えない床、布団の上と下には本が散乱、油まみれな台所、洗わずに使用され続ける箸とスプーン等々…
本人の名誉の為に誰とは言いませんが、そういった部屋に住んでいる人が実在するんですよ。
いや、ホント誰とは言いませんがね!(笑

そんな汚部屋の主であるイケメン野郎、光央のアレコレを綴った「光央の部屋」と、
香子と千波の二人の水着選びな「百年後の夏もあたしたちは笑ってる」、
そして万里がNANA先輩に連れられて経験する夏の夜の出来事「サマーナイトツアー」
の3本がこの番外編には収録されています。

ちなみに一番笑ったのは間違いなく「百年後の夏もあたしたちは笑ってる」ですね!
万里が仲良くしている月曜一限目の外国語だけでの友人・師匠を巡り、
千波情報で勘違いした香子のアレっぷりには爆笑してしまいましたよ。
まぁ、千波に吐露する香子の万里への想いにはジーンと来るものがあったのも確かなんですけどね。
しかし師匠の恋愛事情はディープな大学生らしさが溢れてて胃が重くなりますねぇ…

番外編だけど充分面白かったのは確かなんですけど、
前巻のヒキがアレだったのに新刊が番外編かよ! というのもまた確かであります。
一応今度こそ本編の続きの続刊が春に出るっぽいので、
その時まで首を長くして待ちたいと思います。

:: 2012/10/6 土曜日::

■[漫画]加賀香子の玉砕「ゴールデンタイム」2巻

ゴールデンタイム 2 (電撃コミックス)
著者/訳者:竹宮 ゆゆこ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-09-27 )
コミック ( 190 ページ )
作者サイト:YUuEMUIi

新興宗教の合宿から逃げて学生生活の日常に戻ってきた万里と加賀さんだけど、
光央に対する加賀さんのスタンスは相変わらずなんだけど、
当の光央本人は既にサークルで好きな子を見付けており、
その相手である岡ちゃんと仲が良い日々を送っていて…

竹宮ゆゆこ原作の大学生青春グラフィティのコミカライズ2冊目!
表紙のラブリー超音波な岡千波が目印!
それはそうと岡ちゃんはこの表紙のラブリーさも良いけど、
アラレちゃん眼鏡でそれっぽい格好も似合ってると思います!
こういった格好をじっくり拝めるのはコミカライズの利点の一つだよなぁ。
利点といえば加賀さんのC3POな踊りも大変よく分かると言いましょうか。(笑
それに汗かきまくりな所も如実に分かりますなぁ。

今回は加賀さんがイケイケGOGO!→そして玉砕という流れでしたが、
何でも自分の思い通りに行かない、ということを大学生にしてやっと実感出来て、
そこから一歩前進しようとしているのは、これもまた青春だな、と。
自分がショック受けている時でも記憶喪失な万里のことを思いやれるとか、
根っこの所は人間出来てるし、まだまだ大丈夫だよね!

そして記憶喪失の万里を肯定してくれる加賀さんに思わず告白してしまうとか、
格好を付けることが出来ない所もまた青春だよなぁ…
万里の家から帰宅の途につく加賀さんがパーカーを握って赤面とかもまた青春ですよ…

そんな青春する万里と加賀さんの二人だけど、万里が逃げた実家で見付けたのは、
高校時代の万里とリンダ先輩の仲が良いメモリー
ここからがゴールデンタイムの真骨頂なだけあって見逃せないですよ…!
次巻も楽しみであります!

:: 2012/9/25 火曜日::

■[ラノベ]呪いあれ!「ゴールデンタイム 5 ONRYOの夏 日本の夏」

ゴールデンタイム5 ONRYOの夏 日本の夏 (電撃文庫)
著者/訳者:竹宮ゆゆこ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-09-07 )
文庫 ( 248 ページ )
絵師サイト:Passing Rim

超絶完璧お嬢様な彼女がいる大学生の夏休みはリア充満喫だぜ!

などとは問屋が卸さない、いや、問屋は卸したとしても、
怨霊志望の以前の多田万里は卸さない!
現在の多田万里に呪いを掛けたせいか、
何か色々なイベントが残念な結果になって…?

リンダと決別した万里が香子たちおまけんと阿波踊りやったりする夏休み。
金がなく、香子の束縛でバイトも出来ない万里は自宅デートがメインながらも楽しい日々を送っている…
と見せかけて記憶喪失な所もあり、香子という完璧彼女がいるからか自分が空っぽに感じてしまう。
そして光央は忙しそうにして付き合いが悪く、それを邪推した二次元と悪のりして、
千波との仲を疑ってたら、リンダと光央が一緒に居るところを目撃して…

くぅううー、何というか凄いトコでまた終わってて…!
全部が万里の怨霊のせいとは思えないけど、今の万里が可哀想で仕方ないですよ。
少しずつ歯車が狂ってる仲間内のみんなを見てると辛い…
千波も結構大変だったとは気付けなかったし、二次元くんも番外編でのアレコレ見てると、
みんなそれぞれの人生を生きてて大変なんだなぁ、と。

というか光央が一体何をどう考えてるのかサッパリ分からない…
まぁ、多少KYな所は仕方ないのかも知れないけど、好きな相手なんだったら気を遣えと!
いや、今は乗り換えてるのかもしれないけど! というか乗り換えるのかよ! と。
あー、もう、色々としっちゃかめっちゃかでホントどうなるんだこれ。
続きが楽しみなようで胃が痛いです、ハイ。

:: 2012/6/17 日曜日::

■[ラノベ]幼年期の終わり「ゴールデンタイム外伝 二次元くんスペシャル」

ゴールデンタイム外伝―二次元くんスペシャル (電撃文庫 た 20-20)
著者/訳者:竹宮 ゆゆこ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-06-08 )
文庫 ( 319 ページ )
作者サイト:Passing Rim

痛い…
いつも以上に痛い…
今までも竹宮ゆゆこ作品には心の防波堤を軽々と越えてトラウマを抉られてきましたが、
今回はいつにも増してトラウマに塩と唐辛子を塗りたくられて死ぬかと思いましたよ…

今回は二次元くんこと佐藤隆哉の短編集なんですが…
二次元くんは自分の脳内嫁と幸せな妄想を繰り広げてるように見えて、
心の底では三次元の女性との思い出を忘れられなくて、いつも後悔してばかりで、
理解できない相手はありもしない免罪符で心を傷つけて、
みんなが自分に優しくするのは当たり前だと勘違いしていて、
そして自分が傷ついている時は甘えさせて欲しいと図々しくも考えている大きな子供です。
 
 
 
あぁ、つまりはかつての自分なんだな。
 
 
 
もうね、まだ若かった頃の自分の姿を客観的に見せつけられてるようで死ぬほど辛い。
何か勘違いしてて責任感も当然なくて自分本位だった10代だった自分を思い出し、
そして今の自分は大丈夫なのか、少しは成長できているのか思わず見つめ直したり、
あぁもう、うがががぁあああがぁあああああー!!!

多分自分が高校生の頃に読んでいたら頭を殴られたようなショックがあって、
多少はマシな人生を歩めたんじゃないかな、とありもしない妄想をするくらいの作品でした。
リアルタイムで竹宮ゆゆこ作品を読める高校生は本当に恵まれてますよ。
是非とも二次元くんみたいに遅くなっても勇気を出して一歩前に進んで欲しいです。
私みたいに手遅れになる前に。
私も手遅れだろうと前に進まないとなぁ…

ちゃんと進めてるかな…?

:: 2012/5/30 水曜日::

■[漫画]竹宮ゆゆこ原作の青春グラフィティ「エバーグリーン」1巻

エバーグリーン 1 (電撃コミックス)
著者/訳者:竹宮 ゆゆこ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-05-26 )
コミック ( ページ )
作者サイト:カエル有人飛行new
作者twitter:カスカベアキラ (caskabe) は Twitter を利用しています

「とらドラ!」で一世を風靡した竹宮ゆゆこさんが漫画原作として参加したのがこの「エバーグリーン」です。
作画担当のカスカベアキラさんと言えばイラストレーターとして有名で、
私もそういった認識だったんですが、マ王でテイルズのコミカライズもしてたりと、
実は漫画家としても活動されてたんですね。
道理でこんなに漫画として面白いはずですよ。

マンガ部部長の穂高と、穂高が部室からいつも見つめている水泳部エースの仁希。
そんな二人のボーイミーツガールで甘酸っぱくてもどかしい青春モノなんですが…
物語全体から如何にも竹宮ゆゆこだなぁ、と感じさせてくれるモノが溢れていて、
ゆゆぽテイストが好きな人にとっては堪らない内容になっています。

まだまだ物語の序盤なので話自体は動いてないし、
キャラ同士、特に穂高と仁希の二人に関しては交流も殆どないんだけど、
キャラ自体は凄く立ってて、欠点も含めて凄く魅力的に映るんですよね。
脇キャラだけど次期まんが部部長の温ちゃんも可愛いし、
これで物語が本格的に動き出したらどれだけ面白くなるのかと期待せざるを得ません。

カスカベアキラさんの画力と漫画としての面白さも十二分にありますので、
竹宮ゆゆこ初心者の人にも自信をもってお勧めできる作品です。
難点があるとすれば、掲載誌の電撃大王GENESISが隔月誌なので、
2巻の発売が恐らく1年後になることでしょうか…
待てない方はこの続きは現在発売中の電撃大王GENESISで読めますのでそちらをどうぞ。

電撃大王ジェネシス Vol.3 2012年 07月号 [雑誌]
アスキー・メディアワークス (2012-05-19)

 

ちなみに公式PVもありますのでそちらも良ければご覧下さい。

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