よつばと! 16巻は2月26日発売!
今回のよつばは高尾山に登山!
:: 2020/10/24 土曜日::

■[漫画]北への旅路「葬送のフリーレン」2巻

葬送のフリーレン2巻葬送のフリーレン2巻
出版社:小学館
原作者名:山田鐘人
作者名:アベツカサ
作者twitter:アベツカサさん (@abetsukasa) / Twitter
連載サイト:葬送のフリーレン
紙書籍通販:葬送のフリーレン (2)
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DMM電子書籍:葬送のフリーレン (2)

何百年も生きる不老のエルフの魔法使いフリーレン。
魔王を供に倒した仲間、勇者ヒンメルの死から人間を知ろうとし、
仲間の僧侶ハイターに託された魔法使いの少女フェルンと旅をし、
ドワーフの仲間アイゼンからヒンメルの魂が眠る場所に行くように諭されたが、
その場所は魔王城がある最北の地で…

インパクトがある1巻でしたが2巻も面白さは抜群です。
かつては勇者、僧侶、戦士、魔法使いというバランスの良いパーティーで10年掛かったのに、
今回は魔法使い2人というパーティーで不安があったけれど、
アイゼンの弟子であるシュタルクが合流してくれることになったんですが…

一皮剥けば自信がない若者だったわけで…
とはいえアイゼンがそんな腑抜けをフリーレンに紹介するはずもなく、
シュタルクはシュタルクなりに頑張っているし実力もあるんだけれど、
自信だけがなかったというのが微笑ましいというか面白いというか。

フェルンからの印象は散々なモノだけど、
シュタルクはちゃんと実力があるし、
ソコソコ常識を弁えているし師匠思いだし、
良識をちゃんと弁えている好青年だと思うんですよね。
あとは自信だけだけど、これはまぁ、魔王城までの旅で培って貰うしかないかな…w

とはいえ旅はそんなのんびりしたものではなく、
後半からは北部で暗躍する魔族たちが出てきます。
その魔族ですが、人間やエルフとはまた違った生態が描かれているんですよね。

同じ言葉を話すけれど、生物として違いすぎるため、
相互理解が不可能という種族というのがよく伝わってきます。
フリーレンはそういうのを骨身に染みているんだけど、
平和ボケしている人間たちにはそれがわからないから危機感も湧かないというね…

ラストではタイトルを回収していて最高にシビれます。
1巻の時の面白さを深めつつ、2巻では別ベクトルの面白さも追求していて面白かったです。
サンデー本誌では戦いの結末が描かれているので断言できますが、
3巻もめっちゃ面白いので、是非ご期待ください。

:: 2020/8/18 火曜日::

■[漫画]エルフの旅路「葬送のフリーレン」1巻

葬送のフリーレン1巻葬送のフリーレン1巻
出版社:小学館
原作者名:山田鐘人
作者名:アベツカサ
作者twitter:アベツカサさん (@abetsukasa) / Twitter
紙書籍通販:葬送のフリーレン (1)
DMM電子書籍:葬送のフリーレン (1)

10年に及ぶ旅の果てに魔王を倒して凱旋した勇者ヒンメルとその仲間たち。

王への謁見も終わりタイミングよく見られた流星群を見ながら、
50年後に流星群をまた見よう、と別れたヒンメルたち。
魔法使いのフリーレンはエルフのため不老なため全く見た目が変わらないが、
人間のヒンメルは老いには勝てずすっかり老人になり、
約束を果たしたら帰らぬ人になってしまった。

そして亡くなってからヒンメルと10年しか一緒に居なかったことに気付き、
人間の寿命の短さを痛感したフリーレンは涙を流してしまう…

これからは人間を知ろうと決意したフリーレンは多くの人と関わるようにし、
かつての仲間であるハイターに頼まれて弟子を取ることになるんだけど…

少年サンデーで始まった新連載なんですが、面白いです。
派手さはなく、どちらかというと地味なテーマなんですが、
骨太な面白さがあるんですよね。

エルフのフリーレンがその不老が故に気楽に気長に旅をするんだけど、
人間は寿命が短いから色々と齟齬が出ちゃうというか。
弟子のフェルンが生き急いでいるように見えちゃうけれど、
半年も無駄に思えるようなことをさせられたらそりゃ焦れるよなぁ、とも思うんですよね。
ただ、何だかんだでフリーレンは良い仕事をするんですよね…

人間のフェルンとの二人旅になったことで、
フェルンの成長がわかるだけにフリーレンの不老っぷりが際立ちますね。
初めは髪の毛が短かったフェルンがロングになり、
あっという間にフリーレンの背を追い越すほどになって…
これはうかうかしてたらあっという間にフェルンが結婚、妊娠、出産とかしそうです。

背景までしっかりと描かれているので絵を見ただけで世界感が伝わってきますし、
ただの日常の一コマでもフリーレンたちの性格も伝わってきますので、
じっくり読むとじんわりと面白さを噛みしめることができます。

どうしても地味さはあるけれど、滋味溢れる料理のような面白さもあるので、
是非この1巻を手に取ってこの面白さを実感して欲しいです。

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