■[漫画]試される大地「食戟のソーマ」21巻
食戟のソーマ 21 (ジャンプコミックス)
著者/訳者:佐伯 俊 森崎 友紀
出版社:集英社( 2016-11-04 )
原作者twitter:附田祐斗(@tsukudayuto)さん | Twitter
作者twitter:傾国美塵
Kindle版:食戟のソーマ (21)
Kindle版まとめ買い:食戟のソーマ
日本の食の大部分を担う大地、北海道。
その全土を移動しながら実施される遠月学園の進級試験。
総帥である薙切薊に対して根強く反逆する創真たちは、
試験官たちから不利な条件で試験を課されるが…
いやー、熱いですね…!
そして読んでてちょっと辛いです。
何が辛いって、試験官の個人的な感情によって不利な条件になるシチュです。
こうね、昔の上司に嫌われて一人で困難すぎる仕事をやらされたことを思い出して…
純粋に漫画を楽しむことができなくなったのが大人になるということならば、
私はいつまでも子供でいたかった…
そんな私と違って子供だからなのか、創真だからなのか、
いや、やはり心の強さが違うからなのか。
不利な条件に真っ正面から立ち向かってねじ伏せる創真が格好良かったです!
薊の指示を自分で考えることなく従うだけという、
ロボット的なモノを作ろうとする政権…
思考能力を放棄させるようなものは教育じゃないですよね。
それはもはや洗脳ですよ。
そんな薊政権に対して自分で考え、自分で試行錯誤するという、
自立心が高い創真たちが格好いいんだよなぁ…
しかし薊政権は中々エグいことをしてくるなぁ…
反逆の芽を摘むために分断した上で懐柔してくるとは…!
まさか葉山アキラを十傑に迎え入れた上で創真に当ててくるとは…!
確かに葉山は現一年生で(えりなを除いて)トップなので、
薊が目を付けるのは当然とも言えるし、
何より汐見ゼミという明確なウィークポイントがありますもんね。
敵の弱点を突いてくる薊の厳然たる冷酷さが光った采配だと言えましょう。
それにしても相変わらず意表を突くというか、
読者の予想しない展開が繰り広げられてとても面白かったです。
理不尽な状況でも腐らず、自分で考え自分で決めて切り拓くという、
実社会でも通用する格好良さが光る21巻でした。
私も頑張らないとなぁ。
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