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:: 2012/8/23 木曜日::

■[漫画]ミリタリー・マリアージュ「ゲート 自衛隊彼の地にて斯く戦えり」1巻

ゲート 1―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり (アルファポリスCOMICS)
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2012-06-15 )
コミック ( 224 ページ )

夏コミの時に友人宅で読んだのですが、これが思いの外面白くて一気に読破!
しかる後にアルファポリスWeb漫画セレクションで続きを読むも結局我慢できず、
夏コミ後に帰省した先で次々と原作を買って読破していった次第であります。

20XX年、銀座に突如として異世界からの門が開き、中世のような軍勢が攻めてきた!
襲いかかるオークや飛竜を伴う軍勢を前に民間人が逃げ惑う中、
とあるオタク自衛官が皇居に避難して数千人の命を救い、
自衛隊も出動して一気に反転攻勢を掛けて、数日後には逆に異世界に攻め込むことになり、
特別地域(通称:特地)に拠点を確保するまでなった。
そんな中、銀座事件で数千人の命を救った自衛官の伊丹耀司だけど、
そもそもその動機は「夏の同人誌即売会が中止になってしまう!」というオタクな自衛官で…

という感じの作品で、戦国自衛隊やコップクラフトに近い内容です。
ただ、作者が元自衛官ということで原作からしてミリタリー関係の描写が半端ないのですが、
そこはミリタリーモノを数多く手がけてきた竿尾悟さん。
銃器やヘリなどを見事なまでに描いております。

ヒロインも1巻の時点でほぼ出ているのが良いですね。
金髪碧眼エルフのテュカ、900歳以上の合法ロリなゴスロリ亜神のロゥリィ、
そして銀髪で無表情キャラな賢者レレイと、
どのヒロインも可愛いんですよねー

また、異世界の軍勢を殲滅する現代兵器TUEEEだったり、
特地での怪獣(炎龍)と戦うかっこ良さだったりと戦闘も迫力があります。

自衛隊vs異世界の軍隊

そこら辺はやはり漫画として魅せられてこその面白さがあるので、
竿尾悟さんの起用は見事なマリアージュだったのではないでしょうか。
少々グロ表現もありますが、それも作品の面白さの表現としてはアリでしょうね。
個人的には栗林の巨乳っぷりを拝むことが出来た事に感謝の念がたえません。(ぉ
できればこのまま単行本化されてない湯煙温泉編も是非とも描いて頂きたい所です!

現在原作1巻の前半くらいが収録されているので、このままだと全10巻くらいになりそうですね。
問題はアルファポリスの公式サイトでの連載という形なので知名度が低いことでしょうか…
今だと丁度1巻の続きである10話が公開中ですので是非とも読んで欲しいです。

■[ラノベ]現代兵器TUEEE「ゲート 自衛隊彼の地にて斯く戦えり 接触編」1巻

ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり〈1〉接触編
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2010-04 )
単行本 ( 522 ページ )

まおゆう魔王勇者が話題になった2010年の春にWeb小説を貪るように読み始めた頃、
アクセル・ワールドが掲載されていたArcadiaで「自衛隊彼の地にて斯く戦えり」という作品が書籍化されている、
という情報を掴んであらすじだけを確認したものの、
当時はその一冊当たりの単価の高さから手を出せなかったんですよね。
でも結局、コミカライズでモロにポロロッカしてしまった次第であります。
いやー、コミカライズってのはやはり有効な手なんですね!

銀座に開いた異世界の門(ゲート)からやってきた異世界の軍勢と、
それを押し返して異世界こと特別地域(特地)を部隊にした自衛隊の戦争モノ。
ただし主人公はオタク趣味に生きる「喰う寝る遊ぶ、その合間にほんのちょっと人生」がモットーの伊丹耀司。
伊丹の自衛官とは思えぬ不真面目さを持ちながらも義侠心のある姿に、
次々と特地の女の子たちは惚れていっちゃう訳で…

主人公は伊丹ですが、この作品は戦争を取り扱った群像劇でもあります。
特地での自衛隊の現代兵器の力を目の当たりにした皇女ピニャの葛藤、
野党議員による自衛隊の対応を見ての吊し上げや、
アメリカや中国といった海外勢力の国際的な暗躍といった内容は、
リアリティがありながらも諧謔的なモノが含まれており物語に引きこまれていきます。

1巻では特に現代兵器TUEEE的な展開が多いですし、
黒ゴス神官のロゥリィが900歳超えの合法ロリなコトが知れ渡る国会の質疑応答だったりと、
胸がスカッとする痛快な展開が多いのでかなり爽快感がありますね。

ちなみに伊丹たちが箱根温泉で一泊した内容を記した湯煙温泉編が、
Arcadiaでまだ残ってますのでそちらを読むこともオススメします。
ラブコメ成分が多めなので是非!

■[ラノベ]古代龍vs現代兵器「ゲート 自衛隊彼の地にて斯く戦えり 炎龍編」2巻

ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり〈2〉炎龍編
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2010-08 )
単行本 ( 481 ページ )

皇女ピニャが日本と帝国の講和の仲介役をやることになって、
睡眠不足になる程に多忙に過ごす中、日本は着々と事を進めていくことに。
そして伊丹は相変わらずの太平楽なんだけど、
一族全員を失ったエルフのテュカは少しずつ病んでいき、
そこに炎龍に滅ぼされそうなダークエルフの使者であるヤオが登場して…

今回は奔走するピニャを尻目に皇子のゾルザルのお馬鹿っぷりが炸裂しつつ、
元老院たちにも日本の自衛隊が持つ現代兵器の規格外っぷりが浸透し始めてと、
帝国サイドでも中々に政治的な展開が目白押しであります。

しかしそこをぶっ壊してしまうのが伊丹という男で、
ゾルザルが日本人女性を拉致って奴隷にしているのを目の当たりにすると、
交渉とか無視して殴りかかるわチビ巨乳だけど肉体言語な栗林をけしかけるわと、
スカッとする規格外っぷりを見せてくれます。

まぁ、だからこそテュカの心を救う為に死地とも言える炎龍討伐に向かいながらも、
ロゥリィやレレイも同行する訳で…
正直あの場面では柳田の気持ちが分かりすぎるほどに分かってしまいますね。
もう伊丹のハーレムっぷりったらもうね! 羨ましい…!

それにしても組織だって連携した自衛隊ってマジ強い。
ラストのジゼルや新生龍への攻撃は最早いじめのレベル。(笑
それに対して一部を除いた日本の政治家たちの体たらくったらないよなぁ…
まぁ、ある意味そこがリアルなんだけど…
これで政治的な意味で弱毒な内容を出版化したというんだからノーマルだったらどうなるんだろう…
私、気になります!

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