本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2023/4/25 火曜日::

■[ラノベ]ラブコメ成分多め!「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 掌編集」1巻

アニメ4期も最高の出来で終わったダンまちシリーズはご存知の通り大人気ですので、
オタク向け書店の特典SSというのがあるのですが、
これがまた数が多くて全部を把握しきれない人も多いと思います。
途中からは電子書籍版にも別のSSが付くようになったりと、
ファンがコンプリートしようと思ったら湯水の如く出費がかさむので、
こういった形でまとまっていただけると助かります。

という訳で今回はダンまち本編1巻から17巻までの店舗特典SSを主軸として、
小冊子短編集や様々な媒体で書き下ろされたSSだけでなく、
本書書き下ろしも当然収録されています。
そして、特典SSは集めている私は気付いていましたが…
ラブコメものが多いのですよ!

作者の大森さんはあとがきで安易なラブコメで乗り切ろうとしている、と振り返ってますが、
本編でのラブコメ濃度が薄い時こそ、安易なラブコメが有って良いと思うのですよ!
特にエイナさんは貴重なマジで恋する女の子してるんだから、それをもっとアピールすべきだと思うのです!
そんなエイナさんの可愛さが凝縮されたSSが収録されていますので、
エイナさんファンの人は是非とも読んで欲しいです!

私がお気に入りなのは…
赤面リューさんが見られる「とある酒場の後日談」「妖精ロマンチカ」「深層サバイバル」
恋するエイナさんがとても可愛い「恋するエルフ」「目撃者 ~ハーフエルフの場合~」
新たなラブコメ犠牲者を出した「事故を装ってダンジョンに出会いを求めるのは間違っているでしょうか」
ですね!
やっぱりこういったSSではラブコメが光ると思うのです!
いやはや、本当にニヤニヤしっぱなしです!

それと巻末書き下ろしは18巻の後という時系列なのは嬉しいですね。
少しでも新しいことを知られるというのはシンプルに面白かったです。
しかもその中身が短編に出てきた新たなウサギのラブコメ犠牲者の金髪エルフのローリエさんに、
激重メンヘラ女のヘルンさんによる修羅場というのが素晴らしい…!w
フレイヤ様もかなり重い女だったけど、分身であるヘルンさんもかなり重いよね!

本当にベルくんはラブコメ主人公として優秀なんだけど、
憧憬一途というスキルのせいで脇目を振らないからたちが悪いですよね…
一番人気のリューさんが不憫でならないですよ。
これはもうアイズさんが第二夫人を推奨するしかないな…!

:: 2023/3/26 日曜日::

■[ラノベ]若き日の誓い「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア」14巻 小冊子付き特装版

フィン、リヴェリア、ガレス。
ロキ・ファミリアの三大幹部が全員Lv.7に到達に盛り上がる中、
三人と主神が思い出すのはそれぞれの若き日の出会いで…

ソード・オラトリアのアニメ特典小説に+αしての14巻が発売です。
下界に降臨したロキが出会った、まだ少年だけど既に強かさを身に付けていたフィン。
外界への興味が尽きず、出奔しようとしていた王女のリヴェリア。
若き日の過ちの贖罪から、熱き戦いを望みながら外に出なかったガレス。
それぞれの出会いが、熱く、面白く綴られています。

ロキもそうだけど、フィンもかなり強かなんですよね。
いきなりオラリオに行かず、世界を巡って力を蓄えようとするとか、
ベルくんと同じ14歳とは思えない老獪さです。
まぁ、ベルくんとは抱えている過去の重みが違うからなぁ。
逆説的に、堅実な道を行かずに英雄への道を駆け上がるベルくんが規格外であることを証明していますよね。

それにしても若い(とはいえ既に70代だけど)リヴェリアがとても面白いというか…w
おてんばで先入観が強い上に意地っ張りで、
ガレスとはよく喧嘩しただろうとは予想していましたけど、予想以上でしたね…!
そして、潤滑油として取り持っていたエイナママのアイナさんの希少性がよくわかりました。

アイナさんが病を患っているのはダンメモのイベントシナリオでも触れられていましたが、
特典小冊子でその詳細がわかりましたね。
そして、リヴェリアのアイナへの重すぎる友情も大変よくわかりましたね…w
アイナさん、よく旦那さんを持てたよなぁ…
偉大だわ、旦那さん…w

しかし、予想以上にアイナさんに甘えまくっているリヴェリアが可愛らしかったけど、
そのリヴェリアも今はアイズを甘やかすママになってるんですよね。
そう考えるとアイズはアイナさんの孫に当たるのかもしれない…

エイナさんがオラリオに来たのも、自由都市に学園が寄港した時に飛び乗ったからなんでしょうね。
アイナさんは今も自由都市で夫婦水入らずで療養してるんだろうな…
そろそろエイナさんの弟妹が出来てもおかしくないかもしれないな…w

:: 2023/2/19 日曜日::

■[ラノベ]レフィーヤの変貌と初心「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア」13巻

まさか3年半も掛かるとは思いませんでしたが、久しぶりのソード・オラトリア新刊です。
時系列的に本編の18巻から19巻に跨がる話なので、
そりゃ本編が進まないと出せないよなぁ、とは納得出来るのですが…
表紙のレフィーヤの変貌ぶりには驚かされましたね!

今回は本編19巻で出るのが予告されていた「学区」が出てきます。
今まで語られていた内容から、移動する学び舎っぽかったので、
キャラバンみたいなものを想像していたのですが…
まさかガルパンの学園艦だったとは…!w
いや、魔石製品とか使った魔法の産物ではるのですが。
一応、リヴァイアサン討伐のための要塞の名残というのが分かって納得はできますが…
まぁ、ガルパンだよなぁ…w

親友であるフィルヴィスを亡くしたレフィーヤが変わってしまって、
それでもロキ・ファミリアのみんなは心配しても止められなくて。
そこを救ってくれるのがかつての学び舎であり、
後輩である学生たちの言葉であり、姿である、というのが青春でしたね…
ロキは困った神だけど、主神だけあって最適な手を打ってくれますね。
流石はオラリオ最大派閥の神。

レフィーヤが任された小隊の面々も可愛らしいというか…
レフィーヤはもとより、ベルくんよりも年齢が上なんだけど、
精神的な若さが見えて微笑ましいんだけど…
こう… 教導してあげたくなる若さなんですよね…
それが心が壊れかけていたレフィーヤと、良い組み合わせになっていたのは、
恩師であるレオンと、かつての主神だったバルドルの名采配だなぁ、と思うのです。

それにしてもレフィーヤが学区出身だったのは知っていましたが、
彼女が冒険者… というかアイズに憧れる理由は知らなかったので、
今回回想された過去エピソードを知って驚きました。
まさかレフィーヤとベルくんがわりと相似だったとは…
そりゃ裏の主人公だよなぁ…

そんな憧れられているアイズさんですが、
ベートさんに師匠ポジションを奪われてて可哀想で可愛かったですw
今後もこんな天然なアイズさんを見ていきたいですね…!

:: 2023/2/7 火曜日::

■[ラノベ]少女の初恋「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」18巻

ベルくんを手に入れるため美の女神の権能を使い、オラリオ全住民の記憶を改竄したフレイヤ様。
しかし、その企みはヘスティア様に処女神としての権能を使われ打ち破られてしまった。
フレイヤ様の傲岸不遜すぎる行いにオラリオ中が怒りに燃える中で提案されたのは、
派閥連合を組んでの戦争遊戯… 派閥大戦だった…!

実に2年近く経っての新刊です!
待ちに待ったというか待たされたというか。
大森さんもアニメにソシャゲに漫画原作に忙しいでしょうし、
ヤスダさんも夜桜があるのは分かっているのですが…!
でも、流石にあの引きで2年近く待たせるのは鬼畜だな、と思いました…w

ただ、待たされただけあって面白さは格別でしたね。
600ページを超えるボリュームで一気に全部読ませてくれたのも嬉しかったです。
これで更に分割して読まされた日には絶望と怒りに満たされたことでしょう…
特に前半部分は絶望しかなかったもんなぁ…

ロキ・ファミリアが参戦できない状況に追い込まれた時点で絶望が確定していましたもんね…
まぁ、ロキ・ファミリアが参戦した時点でヘスティア・ファミリアが名目上だけになるから、
スポット参戦でもするのかと思ったら、全員参加禁止にするのは全くの予想外でした。
リューさんは改宗しないだろうし、アストレア様のところに援軍を頼みに行くだろうな、
とは予想できていましたが、まさかLv.6にまで至るとは思いませんでしたし、
何より、発現したあの魔法は最高に熱かったですね…!
3ヶ月連続で刊行したアストレア・レコードの下敷きがあっただけに、その熱さも一入でした。

アストレア・レコードと言えば、あの時も格上を相手にデバフを掛けまくった後で、
自分たちにバフを盛りまくって複数人で挑んでましたけど、
今回もそれがハマった上に、当時のアイテムを流用していたのも熱かったですね。
しかしアーニャにあんな魔法が有ったとは…
アーニャは馬鹿だけど、馬鹿だからこそ、最後まで良い仕事をしてくれたなぁ…
好き…

それに、絶望的な戦力差の中で援軍に駆けつけてくれた面々も好きですね。
恩があるドルムルとルヴィスが参戦してくれるのもそうだけど、
ツンデレなモルドが出てきたのも微笑ましいというか…w
作中屈指のツンデレっぷりでしたね!
アレンとタメを張れるくらいにはツンデレだと思いましたw

しかし、ヘディンの策謀が予想以上に凄かったし、
何より伏線には全然気付かなかったなぁ…
オッタルの強さも予想以上にぶっ飛んでたし、最後まで驚きっぱなしでした。
熱い戦いだったわ…

次は学区編みたいですが、卒業生のエイナさんの出番が増えたりするのでしょうか?
今回の派閥大戦では何度も惚れ直した気がするので、
エイナさんのラブコメっぷりにも期待したいところです。
もちろんリューさんもね…!

:: 2022/12/19 月曜日::

■[ラノベ]英雄の礎「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚 アストレア・レコード 3 正邪決戦」

後に死の七日間と呼ばれる闇派閥との大抗争。
その戦いにおいてはどのファミリアも協力しあって、
最後の七日目の大決戦に挑んでいた。
地上ではオッタルが、ダンジョンではアストレア・ファミリアが決戦に臨む…!

アストレア様ってばメチャクチャアグレッシブな上に、
とても容赦ないところがあって素敵ですね。
清楚だけど高潔であるけれど、孤高ではない。
とても正義の女神らしい彼女が本編に出てこないのが残念でならないですね。
とはいえ、ラストで明かされたようにヘルメスはその所在を知っているみたいなので、
そろそろ本編にも出てきそうな気がしますが…

そしてリューさんがとても良いですね。
本編ではベルの姉御肌を見せている彼女が、
この時代はファミリアの末っ子として可愛がられていたが微笑ましいです。
アリーゼと共にアルフィアに立ち向かう姿はとても凛々しかったです。

それにしてもアルフィアさんは24歳という若さでレベル7に至る才覚を持ち、
あのリヴェリア様を煽りに煽ってるあたり凄まじいですね…!
そしてザルドと共に後の世の礎とならんとして、
自ら悪となることを決意した魂はとても高潔だと思います。

とても美しい物語であっただけに、
この後にアストレア・ファミリアが半壊したのが悔しいですね…
その仇は来月から始まるアニメダンまちで取れると思うので、
そちらも要チェックだと思います!

それはそうと小冊子特装版を買ったんですが、
以前作者の大森藤ノさんがブログを立ち上げてまで書き上げたifストーリーが収録されてます。
アルフィアが悪とならず、伯母として、義母としての道を歩んだifですが、
これはとても幸せな物語だと思うので、
本編のアルフィアで悲しんだ人には救いになるんじゃないかな、と思いました。

:: 2022/12/17 土曜日::

■[ラノベ]運命よ、そこをどけ「りゅうおうのおしごと!」17巻

りゅうおうのおしごと!17巻りゅうおうのおしごと!17巻
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:白鳥士郎
作者サイト:のうりんのぶろぐ
作者twitter:白鳥士郎さん(@nankagun) / Twitter
絵師名:しらび
絵師サイト:Life is free
絵師twitter:しらびさん(@shirabii) / Twitter
紙書籍通販:りゅうおうのおしごと! 17
Kindle版まとめ買い:りゅうおうのおしごと!
DMM電子書籍:りゅうおうのおしごと! 17

女流名跡を取ったあいちゃんは最短最速でプロ棋士に編入するという宣言をしたことで、
多くの棋士たちから反感を買ってしまう。
しかし、支えるべき師匠の八一は天衣ちゃんが構築した、
ディープラーニング特化ソフトをスパコンで動かすという超絶なことをしでかして、
八一の興味を引くことになるんだけど…?

最短最速でプロになるということは、竜王戦の挑戦者になって七段になるのかな…?
とか思ったんですが、女流棋士からプロへの編入という制度を作りたい、ということなのですね。
確かに現行の制度では奨励会に入って三段リーグを経なければ、
どれだけ女流棋士としてのキャリアを積んでても難しいわけで…

今回あいちゃんがぶち当たる壁は分厚いんだけど、
山場でぶち当たるのが八一が降した前竜王の碓氷尊。
どう考えてもモデルは藤井猛なんですが、良い仕事してくれるんですよね。
多くのファンが未だについている不朽の人気を持つ人気棋士がモデルだけあって、
作中でも多くのファンがプロアマ問わず出てきて興味深かったです。

ちなみに碓氷尊と八一が竜王戦で戦った話は、
同日発売の16.5巻に収録されています。

電子書籍版のみの発売になっているので、
普段紙書籍で揃えてる人は忘れないようにしましょう。

それにしても姉弟子が表紙だからてっきりプロ復帰するのかと思ったのですが、
まだ療養中なんですね…
とはいえ久しぶりに出てくれた上に、元気だったのでホッとしました。

でも、予想してたとはいえ苛酷な運命を背負ってるんですね…
八一は潰れないように、姉弟子と一緒に運命に立ち向かって欲しいです。

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