本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2019/6/9 日曜日::

■[漫画]瀬戸の海から「いそあそび」3巻

いそあそび3巻いそあそび3巻
出版社:講談社
作者名:佐藤宏海
作者サイト:パールブログ
作者twitter:佐藤宏海 (@satohiromi2010) | Twitter
Kindle版:いそあそび (3)
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DMM電子書籍:いそあそび (3)

海辺の田舎で過ごす中学生男女の青春グラフィティーが3巻で完結です…!
無念…! 聖地探訪に行くほど好きな作品だっただけにただただ無念…!
でも、最後まで良い作品だったから是非読んで欲しい…!

さて、この3巻では冒頭に新キャラが出てきます。
セトさんに片想いする、二神ケントくんです…!

帝王製紙の御曹司…
凄く… ギャンブル依存症な気がする経歴だな…!w
多分、東大卒の社員が家庭教師についている上に、
頻繁に東京行ったりしているぞ!(四国中央市民的感想

まぁ、ケントくんは悪い子ではありません。
ケントくんはケントくんなりにセトさんのことを気に掛けてて、
キザに見えてわりと誠実な上にポンコツなところも愛嬌があるというか。
まぁ、嫌いになれない一番のポイントは、
セトさんに全く男として意識されてない所なんですけどねw

というか、六郎に惹かれていくセトさんが可愛すぎでしたね…
六郎が意図しない形で、六郎の格好良さを感じて、
小学生並みの恋愛の初心さを見せてくれて、とても可愛かったですね。
最後の描き下ろしでの高校生になった二人を見ていると、
この後も少しずつ進展していきそうな予感があって、
とても微笑ましい気持ちになりました。

それと、タイトルにある「いそあそび」的な話で注目したのは、
チヌを捕るために六郎のウェットスーツを着たセトさんですね!

どうしよう…
私の世代的に宮村優子の声が脳内で再生されてしまう…!
「見てみて六郎! バックロールエントリー!」
とか言うんじゃないかと思ってしまう…!

それにしても自分の持ち物をセトさんに着用されることに萌えを感じるとは…
六郎の性癖が歪んでしまってないか、ちょっと心配ですね!w

それにしても「甘々と稲妻」に続いて「いそあそび」も終わってしまい、
good!アフタヌーンの魅力が一気に半減しちゃったので、
雨隠ギドさんと佐藤宏海さんには早く新連載を開始して欲しいものであります。
待ってますよ…!

:: 2019/2/13 水曜日::

■[漫画]家族の愛とみんなのご飯「甘々と稲妻」12巻

甘々と稲妻12巻甘々と稲妻12巻
出版社:講談社
作者名:雨隠ギド
作者サイト:連続10時間睡眠 //
作者twitter:雨隠ギド (@gidogakure) | Twitter
Kindle版:甘々と稲妻 (12)
Kindle版まとめ買い:甘々と稲妻
DMM電子書籍:甘々と稲妻 (12)

ついに… ついに完結してしまった…!
今までずっとつむぎちゃんの成長に一喜一憂していたけれど、
まさか小学生どころか、大学生になるまで見守ることになるとは…
これが… 親の気持ち…!(←独身の感想

本編完結話も、その後の番外編最終話も、素晴らしいの一言でした。

番外編ではつむぎちゃんが生まれる前のエピソードから、
小学校高学年、中学生、高校生と進んでいき、
単行本描き下ろしで大学生になってましたけど、
そのどれもが微笑ましく、面白く、心温まるものでした。

つむぎちゃんが生まれる前のエピソードは、
奥さんがまだ元気な姿を見せていたお蔭で、
幸せな気持ちになりましたけど、
その後、亡くなるのを知っているだけに切なくもありましたね…
それにしてもつむぎちゃんの名前を決める時に、
鳥のイメージも気にしていたとは…
数年後、小鳥ちゃんと仲良くなるのに縁を感じますね。

小学校高学年の時のつむぎちゃんは、
くせっ毛を気にしているあたり、年頃の女の子だなぁ、と思いましたね。

ふわふわもこもこな着ぐるみ着るぐらいガリガリさん大好だったつむぎちゃんが、
ふわふわな自分の髪の毛を気にするくらいになったんだなぁ、と感慨深かったです。
そして、こういった悩みを相談する相手が小鳥ちゃんなあたり、
二人の仲は本当に姉妹や親子といった、家族に近いものなんだな、と感じました。

中学生になったつむぎちゃんは可愛い反抗期でしたね。
多分つむぎちゃん本人は忘れてるんだろうけど、
反抗期になってお父さんのこと嫌いになったらどうしよう…
とか、そんな風に悩んでたつむぎちゃんもついに反抗期…!

でも、理不尽に反抗するんじゃなくて、
とても正論なお怒りなわけですよ…

お父さんの健康が心配なのげ根本にあるだけに、
本当につむぎちゃんは可愛いんだから。
そして、反抗期の悩みを打ち明けるのが小鳥ちゃんなあたり、
本当に小鳥ちゃんとの距離が近いんだな、と思っちゃいますよね。

高校生になったつむぎちゃんが進路に悩んでるのを見ると、
本当に… 時の流れが早いな、と…
小鳥ちゃんが昔、包丁が苦手だったのを覚えてないあたりでも、
つむぎちゃんの成長を感じましたね。
こういった細かいところは流石に覚えてないよね、やっぱり。

細かいところを覚えてなくても、
つむぎちゃんの笑顔は変わらないところは感動したなぁ。

もうね、犬塚先生と同じく涙腺を刺激されましたよ。
本当に真っ直ぐ育ってくれてありがとうと言いたいです。

犬塚先生と小鳥ちゃんが今後どうなるのかは明言されてないけれど、
これくらいの終わり方が想像の余地があって良いんじゃないかな、と思います。
八木ちゃんとしのぶの二人もどうなったかは明言されてないけれど、
こちらはちゃんと結ばれていて欲しいな、と思います!w

:: 2018/10/9 火曜日::

■[漫画]大人のめんどくさい恋模様「小路花唄」3巻

小路花唄3巻小路花唄3巻
出版社:講談社
作者名:麻生みこと
作者サイト:マトリョーシカ
作者twitter:麻生みこと (@asoumikoto) | Twitter
Kindle版:小路花唄 (3)
Kindle版まとめ買い:小路花唄
DMM電子書籍:小路花唄 (3)

京都の職人小路で働く靴職人の椿さんの仕事と恋の物語。
…なんですが、椿さんの恋愛に対する姿勢が大人というか、
積極性がなくなってしまったというか…
でも周りの男二人がチョロチョロしてるというか…
うん、めんどくさそう…!

チョロチョロしている一人の大学生の北条くんですが、
元カノと会って(遭って?)ボロクソに言われているあたり、
ちょっと可哀想にも思えますが…

ガキやなぁ、とも思うというか。
元カノの御説御尤も、とも思うと言いましょうか…!
私は社会人になって長いので元カノの気持ちがよくわかるだけに、
北条くんのアホさには呆れてしまうのも確かであり…
でも、アホな大学生時代もあったので、
北条くんのアホさも仕方ないのかな、とも思ってしまうというか…
うん、自分の未熟さは社会人にならないと気付きにくいよね…!

もう一人の男である内田さんですが、
こちらは一人の娘を持つ父親だからこその苦悩が悲惨で…
反抗期の娘を持つ悲哀がキッツい…!

お父さん、あまりのショックにレゴ状態ですよ…!

私は独身なので想像することしか出来ませんが、
精一杯の愛情を注いできた娘に反抗期とはいえこんな顔されたら、
心が折れるのも仕方ないんじゃないかな、と思います。
確かに男親だからこその失敗はあれども、
あんなにボロクソに言われたら確かにメンタルボロボロですよ。
そんな状態だと父親であることを優先してしまったのには同情できます。

というか梓ちゃん、元カレとアレコレあったからとはいえ、
あんな優しいお父さんに反抗しまくってたら、
椿さんとの仲が疎遠になるのも仕方ないよ…
自業自得だよ、梓ちゃん…
それに巻き込まれる内田さんが哀れすぎる…

最後に元カレ内田さんとアホのボンボン北条くんがバトってましたが…
椿さんはどちらを選ぶのが正解なのかか…
いや、必ずしも選ぶ必要はない気もするけど。
友達とブランドで協業しているのも大変だけど楽しそうだし。
もうこのまま椿さんは独身のままなのが正解なのかもしれない…

:: 2018/10/7 日曜日::

■[漫画]青春磯グルメ「いそあそび」2巻

いそあそび2巻いそあそび2巻
出版社:講談社
作者名:佐藤宏海
作者サイト:パールブログ
作者twitter:佐藤宏海 (@satohiromi2010) | Twitter
Kindle版:いそあそび (2)
DMM電子書籍:いそあそび (2)

元お嬢様の村上セトの自給自足サバイバルを、
磯に詳しい六郎がサポートする青春磯グルメ「いそあそび」の2巻です。

愛媛の海沿いのド田舎を舞台にしているので、
お盆に帰省したついでに足を伸ばして行ってきたんですが…

いやはや本当にド田舎でしたね。
道路も車がすれ違うのが難しいくらいの狭さだし、
後ろが山で目の前が海、という瀬戸内海らしい立地だし。
でも、自然で遊べるというのは楽しいんだろうなぁ、とも思います。
まぁ、私は田舎っぷりが嫌で本州に出てきてしまったクチなので、
あまりというか全然説得力はありませんけどね!

まぁ、私も六郎みたいに可愛い幼馴染みの珠ちゃんや、
ついつい面倒を見てしまうくらいにポンコツ可愛いセトさんがいれば、
田舎ライフを楽しめただろうな、と羨望の眼差しで見てしまいますね!
今回は釣り回もあるんだけど、凄く楽しそうだし。

あと、セトさんが手釣りをしている間、
後ろで幼馴染みトークをしている珠ちゃんが地味に良かったです。
こういった思い出を語り合える異性の幼馴染みって良いよね…
これが幼馴染み萌えというヤツですよ…

幼馴染み萌えといえば、今回一番幼馴染み萌えを感じたのは、
六郎がビーチコーミングをしていた回ですね。
真似をできるくらいに六郎のことを知り尽くしていて、
しかも、一般的にはウザそうな言動もずっと聞いてあげられるとか、
珠ちゃんちょっと可愛すぎじゃないですか?
しかも、セトさんのことは友達だと思っててもちゃんと嫉妬しているし。
やっぱり、珠ちゃんちょっと可愛すぎじゃないですか!?

六郎も珠ちゃんが子供の頃に欲しがっていたのを覚えていて。
それを珠ちゃんがプレゼントされて驚喜するってのは最高の幼馴染みイベントですよ。

六郎… 割りと天然ジゴロなのでは…?
珠ちゃんの恋心には全然気付いてないっぽいけども。
こんな可愛い幼馴染みがいるならド田舎ライフも楽しいんだろうなー!
六郎良いなー!

そんな中学生の青春模様が大変眩しい2巻でした。
この漫画はタイトルの通り、磯の楽しみ方をテーマにしていますが、
中学生男女の青春模様も楽しいので、そういったのが好きな人は是非読んで欲しいですね。

ちなみにこの漫画の内容を聖地探訪に同行してくれた幼馴染みに語った所、
「カメノテは親父の田舎の八幡浜で良く食ったよ。」と言われ、
海沿いの田舎と山沿いの田舎ではやはり違うな、と思いました。
うーん、私も海で手釣りとかしたかったなー
まぁ、タケノコ掘りとか栗拾いとかはよくやってたけども。
磯だったら異性の幼馴染みが出来たりとかワンチャンあったかも…!(無理

:: 2018/7/17 火曜日::

■[漫画]恋よりも複雑なもの「甘々と稲妻」11巻

甘々と稲妻11巻甘々と稲妻11巻
出版社:講談社
作者名:雨隠ギド
作者サイト:連続10時間睡眠 //
作者twitter:雨隠ギ (@gidogakure) | Twitter
Kindle版:甘々と稲妻 (11)
Kindle版まとめ買い:甘々と稲妻
DMM電子書籍:甘々と稲妻 (11)

正月、バレンタイン、ホワイトデー、そして卒業…
作中でもゆっくりと時間が流れていましたが、
ついに小鳥ちゃんが卒業することになりました。
つむぎちゃんももうすぐ二年生ですよ。

お父さんと喧嘩することもあるけれど、
ちゃんと仲直りすることができるし、
従姉が反抗期を迎えていれば心配し、
自分も「おとうさんのことがきらいになったらどうしよう」
と心配するところとか、超愛おしくなりますよ!
成長してもつむぎちゃんは可愛いままというか、
別の可愛いところが見えてくるというか。
つまりはつむぎちゃんは可愛い…!

もちろん小鳥ちゃんも可愛いです。
幼馴染みのしのぶと、幼馴染みが故に進路のことちょっと気まずくなって、
そして、二人でちゃんと話すことでもとに戻って…
うーん、こういった友情も良いなぁ。
とてもほっこりします。

それにしても小鳥ちゃんたちも卒業か…

小鳥ちゃんは自分の素直な気持ちを犬塚先生に伝えたんだけど、
それは恋とは違う、複雑な気持ちで…
そうだよね、犬塚先生のことは大好きだけど、
つむぎちゃんのことももちろん大好きで。
そして、三人でごはんを作って食べるのが何より大切で。
何というか、家族愛に近いというか…
つむぎちゃんのお姉ちゃんのポジションが一番近い気もするなぁ…

とても良い終わり方だったので、
もしかしたらこれで最終回と勘違いする人がいるかもしれませんが、
ご安心ください、きちんと続いてます。
飯田家がリニューアル中でも八木ちゃんの店は使えますので!(笑

:: 2018/4/6 金曜日::

■[漫画]瀬戸内プチ・サバイバル「いそあそび」1巻

いそあそび1巻いそあそび1巻
出版社:講談社
作者名:佐藤宏海
作者サイト:パールブログ
作者twitter:佐藤宏海 (@satohiromi2010) on Twitter
Kindle版:いそあそび (1)
DMM電子書籍:いそあそび (1)

コンビニも本屋もない、長閑な海辺の田舎町に住む中学二年生の浦島六郎。
代わり映えのない毎日を送っていた六郎だけど、
ある日、旧道沿いの別荘に一人で住む元お嬢様の村上セトと出会う。
誰にも借りを作りたくないというセトのために、
自給自足のための簡単な狩りの仕方を教えることになる六郎だけど…

good!アフタヌーンで始まった新連載は読み切りから連載に昇格したプチ・サバイバルもの!
見た目はお嬢様、行動はワイルドというセトさんと、
田舎の物知り少年の六郎が出会うボーイミーツガールでもあります!

最近流行りのグルメ漫画ものというよりも、
帯にあるように「のんのんびより」と同じく田舎生活モノが近いですね。
こちらはタイトルにある通り海辺の田舎町が舞台なので、
磯関係の話題が多いです。

鉄腕DASHでもお馴染みの海辺の生き物たちですが、
実際は漁業権とかの問題で何でも獲って良いわけじゃないんですよね。
そこら辺を考慮してニナ貝やカラス貝を捕って食べる訳なんですが…
海の幸が豊富な瀬戸内海沿岸部育ちならではの漫画ですね。

そう、この漫画は作者が育った明浜が舞台なんですね。

私は愛媛出身ですが大都会松山育ちなので南予方面とか殆ど行ったことないというか、
野村とか伊方とかに住んでる友達の家に何度か行った程度なんですが…
いやー、あっこらへんって本っ当に何もないですからね!
あとがきにも書かれてますが、聖地探訪に行く人は覚悟してください。
マジで、何も、ないのです…!

でも、何もないからこそ田舎の生活が漫画にできるネタになるわけで。
海辺の田舎の風景や日常が読んでて楽しいのです。
もちろん、そういった田舎の情緒だけでなく、
セトさんや六郎といったキャラも良いんですよね。
セトさんのワイルドな所も、六郎のちょっとウザいところも良いし、
六郎の幼馴染みの珠ちゃんなんてとっても可愛いと思いますよ!

家の手伝いで海に出ることが多いから日焼けしているし、
六郎よりも身長が高いけれど、中身は乙女な珠ちゃん可愛い!
セトさんのお嬢様な所作に影響されてお嬢様言葉を使おうとするも、
かんでしまっちゃう珠ちゃん可愛い!

田舎のボーイミーツガール的な面白さと、
サバイバル的な面白さが同居した良い作品なので読んで欲しいですね!
読み切り版連載版第1話は読めますので、まずはそちらをどうぞ!

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