本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2014/3/11 火曜日::

■[ラノベ]いとしのエリー「男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。 2 ―Time to Play― 下」

ラノベ史上最長タイトルの続刊!
タイトルそのままのシチュに陥った理由とそこからの展開が綴られているので、
1巻を読んだ人は安心して答え合わせをしましょう。
もっとも答え合わせをするまでもなく、読んでれば途中で判るんじゃないかな。

今回も前半はヒロインである新人声優の似鳥絵里から”僕”へのインタビュー形式で進みますが、
ラノベを書くノウハウがメインだった1巻からちょっと変わってきて、
印税や確定申告に初版部数に守秘義務にイラストレーター選びとちょっと突っ込んだ話になってます。
正直、ここまで生臭くストレートに書いて良いのかしらという気はしますが、
敢えてオープンにすることで作家志望の若人に将来を考えて欲しいのかもしれませんね。
また、それらの情報を開示しながら物語を組み立てているのは流石だと思います。

首を絞められる理由に関しては”僕”が原稿を読み返しているシーンで確信できましたが、
それにしたって色々と凄い確率で出会ったなぁ、と思わざるを得ません。
正にファンタジー

しっかし”僕”は色々と貧乏くじを引きすぎだよなぁ…
似鳥を守るために泥をかぶりすぎてあんまり報われてないような…
いや、似鳥との関係がアレしているからプラマイ0なのかな?
とはいえ、クラスの女子二人に「最低」と言われるのは個人的に心が痛いので、
似鳥さんには後でフォローして欲しい所存であります。

それはそうとこのシリーズ、このまま続くのでしょうか。
腐女子なイラストレーターさんにクラスメイトの新キャラとか美味しいキャラ出てきているので、
今後は彼女たちとの話も読んでみたいのですが。
ただ、このままのタイトルで行くとするなら、
次回もまた首を絞められながらの走馬灯になっちゃうのでしょうか。
だとしたら”僕”は辛すぎですね…(笑

:: 2014/2/8 土曜日::

■[ラノベ]メタトロンさんマジ天使「アクセル・ワールド 16 ―白雪姫の微睡―」

アクセル・ワールド (16) ―白雪姫の微睡― (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-02-08 )
文庫 ( 296 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:天才卓球少女
絵師twitter:HIMA (himapo) on Twitter

遂に…、遂にISSキット編が終わったぞー!

長かったなぁ…
あとがきで川原さんは1年半とか言ってるけど、1年10ヶ月だから実質2年弱だよね…
まぁ、作中では加速世界という特性もあって殆ど時間が進行していないんですけどね!
1巻当たりの時間進行速度はアカギよりも遅くなる時があるからなぁ…(笑

15巻に続いてメタトロンが表紙になっていますが、
表紙になるのも納得な大活躍でしたね。
ハルユキの親である黒雪姫を差し置いて、
ハルユキのご主人様になったメタトロンの献身っぷりが作中で輝いてましたよ。
下僕と呼び「無礼者!」と叱りながら、ハルユキが窮地に陥ったら我が身を挺してかばい、
ハルユキのことを侶伴と呼ぶとかトンだツンデレさんですね、メタトロン。
しかしまさかハルユキのたらしスキルが神獣級エネミーにまで通じるとは思わなかったよ…
ハルユキさんマジスゲー

それにしても絶望的な状況から立ち向かい、それを乗り越える展開ってホント熱いですよね。
一つミスをしたら終わるような綱渡りをしながらチャンスを手繰り寄せ、
みんなの全力を結集して乗り越えるというのは王道だけど、だからこそ最高に面白いんだと思います。
それを為すのが仲間との信頼という名の絆っていうのも良いですよね。

さて、この16巻で一区切りがついたのと同時に加速世界の謎も多く明かされましたね。
他2つの加速世界の勃興と、3つの加速世界に共通した目的。
そして加速研究会の会長の正体と目白押しでしたが、
まだまだ加速世界の謎は残っているので、むしろ考察する材料が大量に出てきたがために、
これからもっと先が気になりそうです。

そうそう、簡単な説明がサラっとされてて危うく読み流す所でしたが、
加速中のアバターの思考はメイン・ビジュアライザー内部の量子回路を用いるということは、
やはりSAOで出てきたライトキューブを使っているといことなんでしょうか。
まぁ、光回線使っても通信速度の関係で物理的に1000倍のデータ通信なんか無理ですし、
そうじゃないかなー、とは思ってましたけども。
しかしそうなると七の神器の「揺光(ザ・フラクチュエーティング・ライト)」の謎が更に深まるなぁ。
フラクトライトとの関連性とか色々と気になる所です。

次は新しい章で明るい話みたいだけど、ラブコメ展開とかあるのでしょうか。
今回は綸が最後の方で軽い嫉妬イベントを起こしてくれましたけど、
17巻ではこんな感じの展開がもっと読めることを期待しております!
メタトロンと黒雪姫の二人がハルユキのご主人様がどちらか揉める展開はよ!

それと巻末で予告されてましたけど絶対ナル孤独が今年から書籍化されるみたいですね。

いつかするとは思ってたけど、このタイミングでかー
「寄生獣」と「アライブ-最終進化的少年-」に似た設定の作品なので、
映画版「寄生獣」が放映される今年から刊行するのは良いかもしれませんね。(笑

問題はこのせいでAWの刊行ペースが落ちるかもしれないことかな…
SAO、SAOP、AW、絶孤の4シリーズを2ヶ月刊行ペースで回したらAWは年に1,2冊かー
まぁ、それでも一般的なラノベとしては充分なペースなんですけどね。
あとは今回みたいな超長編シリーズにならないように願うだけかな!(笑
出来れば2,3巻で1シリーズ終わってくれると嬉しいですね…!

:: 2014/1/28 火曜日::

■[ラノベ]真奥と鈴乃の凱旋(?)「はたらく魔王さま!」9巻

10巻出たの先月なのに今更9巻の感想というのも時期を外しまくってますが、
Kindle版が出たのは先月なので仕方ない。
アニメ放映時期には全巻Kindle化したのに、放映後は3ヶ月遅れで配信とか、
電撃文庫は釣った魚には餌をやらない方式なんでしょうか…(´・ω・`)

まぁ、それはともかく9巻ではエンテ・イスラに連れ去られた芦屋と恵美の父、
そしてエンテ・イスラから戻ってこない恵美を助けるために、
鈴乃と真奥が赴くことになるんだけど…
準備の段階から喧々諤々な騒動になって千穂ちゃんに諌められるとか、
この二人で大丈夫なのかと心配になりましたね。(笑
しかし、原付の値段やキャンプ用品の値段でケチケチしているのを見ると、
芦屋とか攫われて大変なはずなのに緊迫感がない上に笑ってしまいます。(笑

それにしてもこの9巻では鈴乃の魅力が際立ってたなぁ。
真奥とキャンプ用品のどっちを買うかとか夫婦喧嘩かと思うようなものだったし、
真奥に洋服が似合うと言われて照れてる鈴乃とかマジ可愛いですよ。
それに今まで明かされなかった真奥がエンテ・イスラに侵攻した理由を、
鈴乃相手に告解するとかもう色々と始まってて素晴らしいな! と。
2巻ラストにおける鈴乃と千穂からの「あーん」攻撃的な修羅場ハーレム展開が、
今後有り得るのではないかと思って「ムフ♥」とあだち充的に思ってしまう次第です。

しっかし、予想していたとはいえオルバのクズっぷりが半端ないなぁ。
出来ればまた真奥に悪魔の鉄槌を下して欲しいんですが、
真奥が元の姿に戻れない事情とかあるっぽいしどうなることやら…
世界の謎とかも意味深な感じに残ってるし早く続きが読みたいです。
Kindle化はよ!
もうここまで来たら紙の本で揃えたくないんじゃよ…!

:: 2014/1/14 火曜日::

■[ラノベ]走馬灯回顧録「男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。 1 ―Time to Play― (上)」

最近の電撃文庫はラノベ作家主人公モノが多いし、
いっちょベテラン作家の力量を体験するのも有りかなー、
などと考えながら、ラノベ史上最長文字数のタイトルを手にとった次第です。
とはいえ、こうも思うんですよね。

人生初 時雨沢恵一がこの作品で良いのだろうか、と。

えー、内容はタイトルそのままです。
主人公は高校生でデビューして一年休学してアニメ化も達成したラノベ作家で、
後ろの席に座っている自作の脇役キャラの声優やってるクラスメイトの似鳥絵里に首を絞められながら、
出会った時からの出来事を走馬灯として思い出し、
それを物語として語られるという体裁になっております。
ちなみにこの1巻では首を絞められる原因がまだ不明のままなので、
かなりモヤモヤしちゃいますね。

今までファンタジーモノを書かれていた時雨沢恵一さんですが、
かつて無いほどにファンタジーな設定ですよねー
それでも「エロマンガ先生」よりはリアリティがある設定ですが…
でもやっぱり、初めて書いた作品がデビュー作となってアニメ化もされるとか、
どう考えてもファンタジーですよ!
主人公が「ナナマルサンバツ」の越山くんばりに図書館通いの本の虫で、
膨大な作品の蓄積という下地があったにしてもファンタジーすぎる!

まぁ、学生時代にデビューというのは日日日さんが居ますし、
ほぼ初めての作品が受賞してデビューというのは「ダンまち」があるので、
主人公の設定自体には多少なりともリアリティがありますけど、
クラスメイトが声優で自分の作品に出てるとかファンタジーやわー
マジでファンタジー
でも可愛い声優さんがヒロインというのは読者のハートをガッチリ掴んでいると思いますよ。
可愛い声優さんが嫌いなオタクは居ません!

毎週金曜のアフレコのために上京する特急列車の中で、
ヒロインが主人公にインタビューする形式の物語仕立てなので、
結構淡々としていて、ノウハウ本的な要素が強い感じですね。
それでもヒロインの可愛さを出してるあたりは流石だなぁ、と思います。

それにしても長いタイトルだよなぁ…
まさか背表紙が3行もある作品が世に出るとは思いもしませんでしたよ。
2巻以降も楽しみだけど、副題で4行にならないかが心配です。(笑

:: 2013/12/13 金曜日::

■[ラノベ]今度は義妹だ!「エロマンガ先生 妹と開かずの間」

エロマンガ先生 妹と開かずの間 (電撃文庫)
著者/訳者:伏見つかさ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-12-10 )
文庫 ( 376 ページ )
作者サイト:LUNAR LIGHT BLOG
絵師サイト:tabgraphics_blog
絵師twitter:かんざきひろ (kanzakihiro)さんはTwitterを使っています

「エロマンガ先生」というキャッチーというかあざとすぎるタイトルですが、
実際読んで私がまず思いついたタイトルは「バクラノ。」でした。
そう、今回の伏見つかさ&かんざきひろさんの新作は、
ラノベ版の「バクマン。」といった方が近いような気がします。

まぁ、妹モノラノベってことには間違いないのですが!
またかよ! と思う人が居るかもですけど、これで正解だと思う訳ですよ。
何故そう思うかというと、以前知り合いの漫画家が連載終わって新作の方向性を、
前作と同じものにするか、それとも全く違ったものにするか悩んでいた時、
飲み会で木○士目先生にお会いして相談した所、
「読者が望んでいるのは前作と同じものです」と含蓄有るお言葉を戴いたそうですからね!
経験者のお言葉は重い…!

それにしてもエゴサーチが出来ない豆腐メンタルとか、作画動画配信とか、編集者に対する恨み節とか、
妙に実感こもってて、そういった所が「バクマン。」っぽいですよね。
作中で電撃文庫作品に関しては伏せ字にしてないし。
原作と作画のコンビの2作目でのコレってとこも共通点があるように思えるから不思議です。(笑

しかし中学生デビューのラノベ作家で、しかも担当イラストレーターが偶然義妹で、
ライバルの人気ラノベ作家がたまたま隣りに引っ越してきてとか偶然が過ぎるというか…(笑
まぁね! ご都合主義とか考えちゃダメですよね!
もしかしたら実は深い設定があるかもだし。

引き篭もりだけど超絶可愛い義妹の紗霧も可愛いけど、
小卒売れっ子作家の山田エルフちゃんもそれはそれで魅力的だと思うんですよ。
性格に難があるのは確かですが、今流行りのちょろインというヤツですしね。
しかし、エルフで貧乳好きで文体が独特でベッタベタな流行りものを書いてるとか、
故・ヤマグチノボルさんを彷彿とさせるものがあるなぁ…

ほぼ二人暮らしになっている理由やら、色々明らかになってない設定もありますし、
何より面白いので2巻も楽しみです。
しかし、エロマンガ先生ってタイトルはどうなんでしょうね…
中学生はレジに持っていくのに勇気がいるだろうなぁ…(笑

:: 2013/12/11 水曜日::

■[ラノベ]AI協奏曲「ソードアート・オンライン プログレッシブ」2巻

ソードアート・オンライン プログレッシブ (2) (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-12-10 )
文庫 ( 392 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

1巻から1年少々経っての2巻発売となりましたが、やっぱり面白いですね!
まだまだ低レベルのキリトさんですが、コミュスキルもカリスマスキルも育ちきっていないながらも、
それでも14歳とは思えない度量と行動力でもって突き進むのカッコイイです。
まだデレ期に入ってないアスナも新鮮で魅力的ですしね!

この2巻では3層攻略と、それに付随するキャンペーン・クエストがメインです。
1巻ではMMOではお馴染みの強化詐欺でしたが、今回は長期クエストがコンセプト。
MMO特有の繰り返されるクエストとNPCとのコミュニケーションという命題に対して、
キリトすらも予想外な展開のオンパレードで目が離せません。

元々川原さんのWebサイトの年末年始更新と同人誌で前半部分までは読んでたので、
待ちに待った発売だったんですが、やはり長期クエストだけあってまだまだ続くんですねー
いや、まぁ、ちゃんと区切りが良い所で終わってくれてるので文句はないんですが、
それにしたって続きが読めるのが約一年後かと思うと、今から待ち遠しくなると言いましょうか…(笑

しっかし、キリトさんってばまさかNPC相手にToLOVEるとは…
これは名前にリトという名前が入っているが故の運命(さだめ)なのでしょうか。
そこにキッチリと挿し絵を入れてくるあたり流石ですが。(笑
読者のニーズというものを判ってらっしゃる!

それにしても2層の時点で影が見えていたPoHですけど、
今回もそれの手先っぽいキャラが出てきて、根が深くなりそうですねー、ホント。
キバオウに関しても確執が感じられましたが、こういった過去があったからこそ、
未来でああいった無茶やってたのかと妙に納得したりもしてました。

それはそうとここまでずっとコンビ組んでたアスナがいずれはギルドに所属して離れるかと思うと、
寝取られじゃないけど、そういった展開が予想出来ちゃうので今からちょっとアンニュイかも。
あー、でもだからこそそのショックでキリトは「月夜の黒猫団」に加わろうと思ったのかなー
そう考えると妙にしっくりくるかも。

まぁ、何にしても期待通り面白かったです。
続きも期待したいとこですが、巻末のAW予告のイラストが衝撃的でちょっとそっちの方が気になってます。
シリアス全開のあらすじに対して、何なんだろうあのエロいイラストは…(笑

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