本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2012/10/15 月曜日::

■[ラノベ]浅葱ママとおさない那月ちゃん「ストライク・ザ・ブラッド 5 観測者たちの宴」

ストライク・ザ・ブラッド 5 観測者たちの宴 (電撃文庫)
著者/訳者:三雲岳斗
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-10-10 )
文庫 ( 344 ページ )
作者サイト:ミクモノグラフィカ
作者twitter:三雲岳斗 (MIKUMO) は Twitter を利用しています
絵師サイト:モフモフ
絵師twitter:全裸の魔術師マニャ子 (manyak) は Twitter を利用しています

遂に破られた監獄結界と、脱獄した仙都木阿夜。
結界の要である那月ちゃんは固有時間を奪われて記憶がないロリっ娘になるし、
肝心の古城は大怪我をして動けないしで後手後手に回りながらも、
必死に事態の挽回を図って絃神島を駆け巡る―!

脱獄した重犯罪者たちの中でも思わせぶりな一人が、
予想以上にサクっと退場したトコで思わず噴いたりしましたが、
基本的に緊迫感のあるバトルメインの内容となっております。

とはいえ、相変わらずツンデレな煌坂さんの恋する乙女っぷりにはニヤニヤさせられますよ。
何ですか、テンパって方言出るのはまだしも、足を舐めさせようと間違った性知識を披露したり、
汗の匂いもウェルカムなひもパン装備とか笑いと萌えのダブルパンチですよ!

でも、てっきり今回は浅葱のターンだと思ってたんだけどなぁ…
いやまぁ、浅葱のお風呂での攻勢(性的な意味で)には悶絶モノでしたよ。
ただ、昔の思い出という切り札もあるのに上手く生かし切れなかったし、
散々期待させられてアレじゃなぁ…
くそぅ、浅葱のターンはまだ先なんじゃろか…

それと物語の核心的なトコにも徐々に触れてきてるみたいですけど…
はてさて、そちらもどうなるんでしょうか。
新たな眷獣も召喚されたけど、ここまで焦らされるくらいなんだから、
浅葱の血での眷獣はそれはもう凄いモノなんだろうな!
と期待せざるを得ない。
…というか今度こそ浅葱のターンだよね?(←不安

:: 2012/10/13 土曜日::

■[ラノベ]ノー小学生、ノーライフ「ロウきゅーぶ!」11巻

ロウきゅーぶ! (11) (電撃文庫)
著者/訳者:蒼山サグ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-10-10 )
文庫 ( 296 ページ )
作者サイト:さぐちきん。-蒼山サグ 個人ページ-
作者twitter:蒼山サグ (SagAoyama) on Twitter
絵師サイト:てぃんくる 公式サイト Piece Gardien

1年ぶりの新刊発売ですが、ブランクを感じさせないネタのキレっぷりを見せてくれて、
「あぁ、これぞロリコンだなぁ…」としみじみと感じさせられた11巻でした。
「ノー小学生、ノーライフ」「うどんは、小学生に限る」とか今回も名言が生まれまくりで、
蒼山サグさんの頭の中が真剣に心配になってしまいますね!

今回のメインは何と言っても有名ブランド社長の真帆のお父さんが主催した特別ルールのミニバス大会!
五年生チームとの対決や、エースたちは来ていないけど因縁の硯谷との試合もあり、
スポコン成分も十二分にある熱い展開でしたよ!
特に愛莉の成長さを見ていると万里じゃなくても涙腺を刺激してきますよ!
いやー、本当に成長したなぁ…
1巻から見守ってきた身としては感慨深いよ…

そしてロリコン成分もちゃんと、というか過剰に含まれております!
昴の誕生日パーティーにうどん作りとか「エイケン」を思い出しました。(笑
葵も昴の好みをちゃんと押さえてるんだけど、ツンデレをこじらせてるのがなぁ…
それに対して素直な智花は一歩も二歩もリードしてますよね!
ただ、親を巻き込んでの昴争奪戦だと紗季も侮れない感じがするな…!

無事ミニバス大会が終わって、硯谷との因縁が増えたけれど、
何とか公式戦に出られる陣容を整えることが出来たので試合が楽しみですよ。
まぁ、それまでの間にクリスマスや正月といったイベントもあるだろうし、
そちらのロリコメの方も期待できそうなので今から胸を躍らさざるをえないですが!
…流石に次は一年も待たされないと思いたいです。

:: 2012/10/12 金曜日::

■[ラノベ]ビーターなキリトとツン期のアスナ「ソードアート・オンライン プログレッシブ」1

ソードアート・オンライン プログレッシブ1 (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-10-10 )
文庫 ( 520 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

現在アニメ放映中の「ソードアート・オンライン」のアインクラッド編を補完する、
「ソードアート・オンライン プログレッシブ」が始動!
今までの2,8巻の短編集で途中の階層に関するエピソードは語られていましたが、
プログレッシブでは1層からの攻略を順次書いていくみたいです。
ということは、1冊あたり2階層攻略するとなると全37巻くらいになりそうな気が…

中編2つと短編1つの計3部構成で出来ていますが、中編の一つ目である「星なき夜のアリア」は、
アニメ第2話の元となるエピソードになっています。
この頃のアスナは自暴自棄になっている上にMMO初心者丸出しなので、
デレ期に入っていて第一線で活躍している1巻当初とは違っていて新鮮ですよね。
このアスナがあんなにデレるんだ…、と思うと中々に感慨深いです。
キリトにクリームのせ黒パンを食べさせてもらってから料理に目覚めて、
遂には料理スキルをコンプするのほどになるとか、アスナさんはキリトに影響されすぎだと思うの。

しかし、初心者のアスナがMMOの知識を素直にスポンジのように吸収していくのに比べて、
妬み全開なクレクレ厨のキバオウが情けなくて呆れるよなぁ…
アニメに比べて説明が丁寧なお陰ででディアベルに対する印象は良くなったけど、
キバオウに関しては悪化した気がします。(笑
というかですね、アニメは何でアスナの入浴シーンを削ったのかと小一時間(ry

短編の幕間「ヒゲの理由」は割りとコメディしてて安心できましたが、
同時にキリトさんのヒロイン攻略組としてのスキルがこうやって磨かれていったのかと、
妙に納得させられましたね。(笑

もう一つの中編で2階層での出来事を綴った「儚き剣のロンド」はMMOでは定番の強化詐欺事件。
元々は昨年末から今年のはじめに掛けてサイト上で前編が公開されていたので、
ずっと後編である解決編を待っていたので、待ちに待った、という感じで読んでました。

どちらかと言うと圏内事件とかと同じミステリー仕立てな内容でしたが、
アスナが多少ツンケンしながらもキリトと一緒に居る状況にはニヤニヤしちゃいますね。
「コンプリートリィ・オール・アイテム・オブジェクタイズ」の時の静かに怒るアスナは、
あれはあれでそそるものがあると思います!
しかしシステムの深いトコを教えたキリトさんが、
後に逆にアスナから倫理コード解除を教えられるかと思うと感慨深いですね!(笑

PoHらしき人物が出てきたりと今後の展開の伏線(後付け?)を散りばめており、
これはこれで面白いので是非続いて欲しいけど、年一回刊行だと30年以上掛かりそうなので、
1冊当たり3階層分あっても良いんじゃないかな、と思います。(笑

:: 2012/9/25 火曜日::

■[ラノベ]呪いあれ!「ゴールデンタイム 5 ONRYOの夏 日本の夏」

ゴールデンタイム5 ONRYOの夏 日本の夏 (電撃文庫)
著者/訳者:竹宮ゆゆこ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-09-07 )
文庫 ( 248 ページ )
絵師サイト:Passing Rim

超絶完璧お嬢様な彼女がいる大学生の夏休みはリア充満喫だぜ!

などとは問屋が卸さない、いや、問屋は卸したとしても、
怨霊志望の以前の多田万里は卸さない!
現在の多田万里に呪いを掛けたせいか、
何か色々なイベントが残念な結果になって…?

リンダと決別した万里が香子たちおまけんと阿波踊りやったりする夏休み。
金がなく、香子の束縛でバイトも出来ない万里は自宅デートがメインながらも楽しい日々を送っている…
と見せかけて記憶喪失な所もあり、香子という完璧彼女がいるからか自分が空っぽに感じてしまう。
そして光央は忙しそうにして付き合いが悪く、それを邪推した二次元と悪のりして、
千波との仲を疑ってたら、リンダと光央が一緒に居るところを目撃して…

くぅううー、何というか凄いトコでまた終わってて…!
全部が万里の怨霊のせいとは思えないけど、今の万里が可哀想で仕方ないですよ。
少しずつ歯車が狂ってる仲間内のみんなを見てると辛い…
千波も結構大変だったとは気付けなかったし、二次元くんも番外編でのアレコレ見てると、
みんなそれぞれの人生を生きてて大変なんだなぁ、と。

というか光央が一体何をどう考えてるのかサッパリ分からない…
まぁ、多少KYな所は仕方ないのかも知れないけど、好きな相手なんだったら気を遣えと!
いや、今は乗り換えてるのかもしれないけど! というか乗り換えるのかよ! と。
あー、もう、色々としっちゃかめっちゃかでホントどうなるんだこれ。
続きが楽しみなようで胃が痛いです、ハイ。

:: 2012/9/14 金曜日::

■[ラノベ]ツンデレな魔弾の射手「楽聖少女」2巻

楽聖少女2 (電撃文庫)
著者/訳者:杉井光
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-09-07 )
文庫 ( 376 ページ )
作者サイト:杉井光・公式サイト NEET TEEN
作者twitter:岸田メル (mellco) on Twitter
絵師サイト:迷子通信
絵師twitter:岸田メル (mellco) on Twitter

美少女なベートーヴェンとのラブラブな日常を綴った物語。

多少誇張してますが、大体その通りだと思うのですがどうか。
200年後の21世紀の日本からゲーテに呼び出されて、ゲーテとして過ごすことになったユキが、
ナポレオンと話したり、魔弾の射手のツンデレっぷりにツッコミ入れたり、
そんな物語です。

格闘家なハイドンのに連なる脳筋たちが出てきたりと、
何かどんどん神様のメモ帳に近い構図になってきた気がします。
というかこの作品は全体的にコメディ調が強いですよね。
まぁ、そもそも悪魔が普通に出てきたり、ナポレオン一人で戦線突破とかオカルトだしなぁ…

ちなみに作中で言っている通り、ヨーロッパは強い契約社会ですよね。
人種も言葉も違うので、契約というのが非常に重要で、
阿吽の呼吸や暗黙の了解がまかり通る日本がむしろ異常なんですよね。
新約聖書が神との新たな契約を意味していることからも、契約の重要性が分かるかと。

これはこれで面白い作品だと思うのですが…
うーん、やっぱり「神様のメモ帳」の続きも読みたいんですよね。
アニメの出来が残念だったとはいえ、原作の面白さは不朽だと思いますので、
同時並行で良いので両方の刊行をお願いしたいです。

:: 2012/9/12 水曜日::

■[ラノベ]灼熱のハロウィン「魔法科高校の劣等生」7 横浜騒乱編(下)

魔法科高校の劣等生(7) 横浜騒乱編< 下> (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-09-07 )
文庫 ( 344 ページ )

論文コンペを狙った外国からのスパイ活動を防いで一息つけたかと思ったら、
横浜でのコンペ当日に会場へスパイ集団が襲撃…、どころか横浜港から軍隊の侵略を受け、
大亜連合軍と国防軍との命を奪い奪われる戦争状態に。
そして達也は風間少佐の命令によって特務兵として参戦することになり…

はい、という訳で司波兄妹、特に達也の隠された実力が明らかになる7巻です。
九校戦で上官の風間少佐に「戦略誘導ミサイル」に匹敵すると例えられていたのも誇張ではなく、
事実たった一つの魔法で戦艦どころか基地ごと壊滅させる規格外っぷり!
エリカやレオも秘術を持って大亜連合軍の正規兵を戦車ごと叩き斬る俺TUEEEをやってくれましたが、
達也に関しては最早レベルが違いますよねー…

Web版に対しては大きな流れでは変更はないですが、ちょこちょこ補足的な説明が入っていて、
初見でもかなり判りやすくなってるなぁ、という印象です。
特に大きく変更されているのは、魔法協会支部に対しての終盤での奇襲は丸々追加分になりますね。
呂剛虎との総力戦が追加される事でDEBANが少なかった渡辺先輩にスポットが当たるようになってたり、
陳祥山が繰り出す奇門遁甲に対することで深雪さんの圧倒的な力量を見せつけたりと、
色々と改善されていて、読み応えが更に増していましたね。

今回恐ろしい力を魅せつけた達也の秘密諸々については次巻で明らかにされるはずです。
今回で伏線になっている3年前の沖縄戦の話も絡めての話になりますのでお楽しみに。
そして伏線と言えば、九校戦のラストで無頭竜の関東支部の面子を消した時に、
「Demon Right」と言ってたのも伏線になっていたのにお気づきでしょうか。
上巻でも戦略級魔法を開発した、と達也が地の文で言っていたりと伏線がかなり散りばめられていますので、
もう一度読み返すと更に面白いと思われます。

それと中断されてしまった論文コンペの内容ですが、これもしっかりとしていましたよね。
魔法という技術を使った上での科学的に有意な事例を考察している当たり、
作者の構成力、というか妄想力が半端ないな、と感じられる次第であります。

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