本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2012/5/13 日曜日::

■[ラノベ]クラシックの楽聖がこんなに美少女なわけがない「楽聖少女」1巻

楽聖少女 (電撃文庫)
著者/訳者:杉井 光
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-05-10 )
文庫 ( 392 ページ )
作者サイト:杉井光・公式サイト NEET TEEN
作者twitter:岸田メル (mellco) on Twitter
絵師サイト:迷子通信
絵師twitter:岸田メル (mellco) on Twitter

杉井光がまたもや新シリーズ!
幾ら多作だとはいえ、同レーベルでは「神様のメモ帳」が未完なのに!?
と思わざるを得ない訳ですが、アニメ化の出来を考えると「見切りを付けたのかなぁ…」
などと不安にならざるをえなかったり。

今度の新シリーズは「さよならピアナソナタ」と同じ音楽をテーマにしたものですが、
現代の高校生が悪魔メフィストフェレス(美人)に19世紀の欧州にゲーテとして連れ去られるという展開。
何故か舞台は史実より高度に発達した異世界っぽいトコロで、
どうしてか若返ったことも周囲に普通に受け入れられながら、
何がどうなったのか出会ったロリの入った美少女が楽聖ベートーヴェンで…
と、何だか異世界転生で時代逆行というWeb小説にありがちな展開でありながら、
音楽ネタも盛り込まれているという、何とも複雑怪奇な内容になっています。

とはいえ、杉井光作品ですので音楽に関するネタとかも凄くよく出来ていますし、
何よりヒロインであるベートーヴェンのキャラクターが勝ち気で才気溢れながら、
性的な知識は凄く薄弱という凄く杉井光らしいものがある上に、
主人公がツッコミ入れまくりだったりするんですよね!
いやもう、本当に杉井光作品のテンプレートそのまんまだな!

それでいて飽きがこないのも何とも杉井光作品らしいのですが、
今回はクラシック音楽の巨匠だったりハプスブルク家に喧嘩売ってるのかと思うネタもあったりと、
いつもよりかなり笑わせに来ているなぁ、と思わせられます。
特に「はいッどぉおおおおおおおんッ!」のトコロは、
正直言って「口惜しい…、でも爆笑しちゃう…!(笑」ってな感じで笑い転げましたね!
くそぅ、こんなネタ笑ったのは「のだめカンタービレ」8巻でカイ・ドゥーンの登場時に、
描き文字で「ドゥーン」とあった時以来の笑撃ですよ…!(判りにくい例え

まぁ、何にしても問題作でありつつも面白く笑えて、そして何よりも萌えられる作品でした。
今後も続刊が出ることを期待したいのですが…
何とか「神様のメモ帳」も完結まで持って行って欲しいですね…

:: 2012/4/16 月曜日::

■[ラノベ]おまわりさん、ロリハーレムを作っている主人公はこいつです!「アクセル・ワールド」11巻

アクセル・ワールド〈11〉超硬の狼 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2012-04-10 )
文庫 ( 301 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:天才卓球少女
絵師twitter:HIMA (himapo) on Twitter

アニメも始まって原作も新章突入!
長かった「災禍の鎧」編も9巻で無事決着したけれど、
その裁定の場である七王会議で新たな高難易度ミッションを依頼されたハルユキ。
それは”銀”の特性が持つ故に期待された光学兵器無効の「理論鏡面」アビリティの習得だった…

表紙は妖艶な黒雪姫ですが、実質今回はロリ回です。(笑
生脚が眩しい小学六年生のニコと同衾したり、
健気で可愛いけど芯がしっかりしている小学四年生の謡のお宅訪問したりと、
ロリロリロリロリィー! な展開目白押しであります。

そして予想通り「理論鏡面」アビリティ習得が今回で終わらなかった訳なんですが、
まさかの新キャラ「ウルフラム・サーベラス」の登場とハルユキの敗北。
それからの原点に立ち戻ってのリベンジという展開は熱いモノがありましたね。
「理論鏡面」習得の為に議論したり試行錯誤したりするのも興味深く面白かったです。

しっかし、加速研究会のエゲつなさというか黒さがまた垣間見えてきましたねー
「ウルフラム・サーベラス」の隠された能力と背景とヒキが色々と凄いですし、
マンガンさんとコバルトさんの双子侍ちゃんも可愛かったですし、
続きが非常に楽しみなんですが、今回はサクっとキリが良いとこまで行って欲しい所です。

それはそうと、タングステンは英語でもタングステンだと思うんですが…
トリリードといい、案外凡ミスが多い印象がありますね…

:: 2012/4/12 木曜日::

■[ラノベ]司波深雪女王陛下のご降臨「魔法科高校の劣等生」5巻

魔法科高校の劣等生 5 夏休み編+1 (電撃文庫 さ 14-5)
著者/訳者:佐島 勤
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-04-10 )
文庫 ( 366 ページ )

今回は短編集ですが時系列的には4巻の続きになっていて、
九校戦のその後の各人の夏休みの過ごし方と、
新学期に入ってから始まる生徒会選挙の話で構成されています。

「夏の休日」
達也たち1年生組が雫の家のプライベートビーチまで遊びに行って、
恋する乙女なほのかが頑張って、達也が深雪との板挟みになるお話。
こちらはWeb版で読んでたんですがおっぱいポロリのアクシデントが変更されてますね。
それはそうとここに挿絵が入ると期待していた読者は私だけじゃないと思う。(笑

達也の秘密に少し触れてますが、ここら辺は横浜騒乱の次のシリーズで明かされると思います。

「優等生の課外授業」
1巻から良いトコなしの森崎くんが頑張るお話。
まぁ、森崎って名前自体が呪われてるという…(キャプテン翼脳
何だかんだで知らぬ所で達也の行動の余波を食らってるトコに運命を感じます。(笑

「アメリア・イン・ワンダーランド」
九校戦でチョコっと出番があったアメリアこと明智英美の実家のお家騒動に、
遊びに行った先のテーマパークでバイトしていたクラスメイトの十三束が巻き込まれて…
というお話。
留学関連の話も出てきましたが、実はこれはかなり先の伏線だったりします。

「友情と信頼とロリコン疑惑」
これは書き下ろしで、三校の一条と吉祥寺のホモップルの話です。(ぉ
ロリコン云々よりもこれはホモホモしいと言いましょうか。
うむ、一条×吉祥寺だな。

「メモリーズ・オブ・サマー」
こちらも書き下ろし。
深雪と達也の夏休みでの甘いラブっぷりが綴られています。
というかこの二人は本当に隙がないカップルですよね。
まぁ、実の兄妹なんですが、だがそれが良い…

「会長選挙と女王さま」
夏休み明け、生徒会役員の選挙が行われることになるんだけど、
有力な会長候補であるはずのあずさが性格もあって中々立候補してくれなくて…
とまぁ、生徒会の選挙でこちらはほぼWeb版と一緒ですね。
見所は七草会長のお風呂シーンの挿し絵ですね!(ぉ
それと深雪さんの女王様っぷり。

さて、次回からは「横浜騒乱」編に入りますが、多分2~3巻構成になると思いますが、
この後半では達也のTUEEEっぷりが半端無いので期待したいところであります。
しかし初秋発売かー… 遠いなー…

:: 2012/3/17 土曜日::

■[ラノベ]木原ファミリー「新約とある魔術の禁書目録」4巻

新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈4〉 (電撃文庫)
著者/訳者:鎌池 和馬
出版社:アスキーメディアワークス( 2012-03-10 )
文庫 ( 468 ページ )
絵師サイト:rainbow spectrum

反学園都市サイエンスガーディアンが開催する「ナチュラルセレクター」のバトル展開かと思いきや、
狭い格闘リングの中ではなく、バゲージシティ全体を巻き込んだ、
サイエンスガーディアンと接触していた「グレムリン」と学園都市が送り込んだ、
「木原」たちの戦いがメインになっていました。

というか「木原」って一方通行の仇敵なだけの一発野郎かと思ったら、
成田良悟さんが超電磁砲の特典書き下ろし短編でスケールを広げちゃったものだから、
ほぼ1冊が「木原」で埋まる程になっちゃいましたよ。
まぁ、木原乱数なんかは初っ端にグレムリンの人間と相討ちになってましたが。

それにしても相変わらずぶっ飛んだキャラばっかり出ますよね。
年増だけど見た目はロリなくノ一なんて可愛いモノで、
蛍光色ミニスカメイドの雲川鞠亜とか、車椅子な木原病理とかもうね。
ビジュアル化されたら雲川のパンチラが楽しみるかもしれませんが、
同時にマリアンの人体弄りもお目見えしちゃうわけで…
うーん、ジレンマですな。

今回へ結局、上条さんは脇役というか最後にチョロっとしか出てこなかったので、
ちょっぴり消化不良な上に色々とラスボスの大盤振る舞いだっただけに、
次回以降に期待したい所ですね。
というかインデックスとか全然出番ないんだけど、どうしたもんだか…
タイトル詐欺やなぁ…(笑

:: 2012/3/14 水曜日::

■[ラノベ]青春のぶつけ合い「ゴールデンタイム」4巻

ゴールデンタイム〈4〉裏腹なるdon’t look back (電撃文庫)
著者/訳者:竹宮 ゆゆこ
出版社:アスキーメディアワークス( 2012-03-10 )
文庫 ( 217 ページ )
作者サイト:Passing Rim

うワーオ!(オサレ風に

相変わらずゆゆぽ全開なゴールデンタイムですが、今回も読んでてドキハラです。
幽霊な万里(=記憶喪失前の万里)に身体を乗っ取られてすっ転んだ万里は、
唇を怪我しただけでなく、更には酷い風邪を引いただけではなく、
リンダへの溢れんばかりの想いまで植えつけられてしまって…
と、かなりシリアスな展開に。

万里は別に二股を掛けたくて掛けている訳ではないし、鈍感な訳でもなく、消極的な訳でもない。
ちゃんと自分の恋心と好きな相手に対して真っ正直なのに、
今の万里は香子にゾッコンで、でも昔の万里がリンダに命懸けなために、
万里がどうしようもなく感情の揺り戻しに翻弄されているのは切なく可哀想です。

香子は香子でかなり愛が重い系女子なんだけど、万里はそれすらも愛おしい器量持ち。
でも万里が倒れたのを知るのは万里→隣室のNANA先輩→リンダ→香子という順番になるし、
香子と海に行きたいから内緒で万里にバイトされるし、そのバイト先にリンダがいるしで、
香子もまた可哀想で、絶対に悲しませたくなく感じるんですよね。

今回は万里が全力を出してリンダに対する想いを、自分の血肉を切り離す決断をした訳だけど、
これで素直に終わるとは思えないんだよなぁ…
今のところリンダが貧乏くじを引いてる状態だけど…
本人がどこか自分のせいだと思っている節があり、それが枷になっているんだろうけど、
その枷が外れたらどうなるのか、万里の記憶が戻ればどうなるのか、ホント全然読めないです。

いやー、やっぱり竹宮ゆゆこ作品は心にサクッと来ますね。
だからこそやめられない!

:: 2012/3/13 火曜日::

■[ラノベ]オレはようやく作りはじめたばかりだからな。このはてしなく遠いハーレムエンドをよ…「れでぃ×ばと!」13巻

れでぃ×ばと!〈13〉 (電撃文庫)
著者/訳者:上月 司
出版社:アスキーメディアワークス( 2012-03-10 )
文庫 ( 311 ページ )
作者サイト:こーづきさんち
作者twitter:上月司 (@tukakou) on Twitter
絵師サイト:ひとりでできるもんっ
絵師twitter:むにゅう (@munyu_) on Twitter

執事モノの作品で言えば「黒執事」や「妖狐×僕SS」(SSですが)や「まよチキ!」などがありますが、
ちょっと前だとこの「れでぃ×ばと!」が代表格だった時代もあった訳で。
ともかく、今更ですが遂に「れでぃ×ばと!」が完結です。
昨年の5月に「せめて半年後には」とか言いましたけど、結局1年近くかかっちゃいましたね。(笑

ツンデレ告白で2馬身リードしていたセルニアですが、
色々とギクシャクしている間に朋美さんが覚悟完了して一気にスパートしちゃって同体に。
他のヒロインたちもその事態を受けて色々と動いたりしちゃう訳なんですが、
鈍感ラノベ主人公を地で行く秋晴には直截的な手段じゃないと通じるはずもなく、
結局セルニアと朋美の二人の勝負になって、決着は秋晴の進級試験の終わりになることに。

いや、しかしこの終わり方は正直どうなのかな、と…
まぁ、途中から予想できたというか、秋晴のキャラ的にもそうだろうなぁ、とは思うんですが!
やはり後書きにあるようにピナのトコに婿入りして王族になってハーレムになるのが一番ですね!
というかみんなそういったエンディングを望んでいるに違いないですよ!
多分、朋美なら最後の手段として強引にそっちに持って行ってくれるに違いない!

何だかんだで結構楽しめた作品ではあるんですが、
「空ノ鐘の響く惑星で」みたいな前例もあるし、
明確なそっち方面のラストもアリなんじゃないかなー、と思ったりもします。

…ハーレムエンドな後日談な番外編が出てもいいのよ?(未練がましい

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