本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2022/9/30 金曜日::

■[漫画]今から誂えるサラリーマンのコート「王様の仕立て屋 ~下町テーラー~」13巻

世間的には秋の訪れを感じる季節ですが、
作中では冬から春なのでコートを着ていることが多いですね。
どうしても連載時の季節に合わせているので仕方がないのですが…
まぁ、今からコートをあつらえるなら丁度良いのかもしれません。

最近は暖冬でコートを着る機会がめっきり減りましたが、
それでも防寒のためには必須アイテムなんですよね。
私が主に世話になっているのは冬コミの待機列なんですが、
風が強い中でシャッター前でじっと並んでいる時の寒さは筆舌に尽くしがたいのです。

コミケだとダウンが多いけれど、格好を付けるならやはりコートな訳で。
サラリーマンの装いとして色々と見立てているのは面白いですね。
まぁ、車通勤の私には社会人として使用する機会はほぼ皆無なので、
あまり欲しくはないのですが…w

さて、今回は久しぶりにイタリアの時の知人が訪ねてきた上に、
新キャラが出てきましたね。

ナルチーゾなら日本支部があってもおかしくないけど、
そこの従業員の癖の強さには驚かされましたw
まぁ、あの変態上司と組むならこれくらいの癖の強さがないと無理なのかな…w

それと一流の店で厳しく育てられた青年が、
田舎の農作業で開放感を得てあっという間に自分の居場所を見付けてしまうのは、
まぁ、よくあるというか、そうなるよね、というのを見た気分です。
人間、我慢のしすぎはあかんよね…

:: 2022/7/22 金曜日::

■[漫画]医師としての矜持「ラジエーションハウス」13巻

ラジエーションハウス13巻ラジエーションハウス13巻
出版社:集英社
原作者名:横幕智裕
作者名:モリタイシ
作者サイト:モリタイシ|note
作者twitter:モリタイシさん(@moritai4) / Twitter
紙書籍通販:ラジエーションハウス (13)
Kindle版まとめ買い:ラジエーションハウス
DMM電子書籍:ラジエーションハウス (13)

技師長が常連の焼き鳥屋の店長の検査をしたところ、
懸念だった指は大丈夫だったんだけど、肺がんを発見してしまう。
膵臓にも異常が見られたので患者の希望で東都大学病院を紹介したが、
東都大学病院はレポート見落としという重大な医療過誤を起こしてしまい…

前巻では鏑木部長が上司としてちょっとポイントが下がりましたが、
今回は医師として尊敬ポイントが溜まりましたね。
唯織も見落としてしまいそうな異常を見付ける医師としての能力の高さだけでなく、
患者に向き合うという最も大切なことを忘れてない、という点が素晴らしかったです。

以前から好物の牡蠣と美女よりも患者を優先したり、
名誉欲もあるけれど、医師としてきちんとした行動をしてきてくれましたから、
ある程度信頼してましたけど、今回は特に良かったですね…

今回は患者さんのAiをすることで遺族の気持ちに整理を付けて、
前に進ませることが出来たのがせめてもの救いだと思います。
しかし夫婦でやってた店で旦那さんが亡くなったのを奥さんが一人やる、
というのは身近でも聞いたことがありますが、結構大変だと思います。
何とか頑張って欲しいものですね…

そして次章では唯織と杏ちゃんの関係(幼馴染み)がみんなにサラッとバレてますが、
唯織の留学経験とか諸々バレてしまいそうな気がします。
さて、どうなるのかな…?

:: 2022/4/29 金曜日::

■[漫画]バイカラーの着こなし「王様の仕立て屋 ~下町テーラー~」12巻

真面目だけど見てくれはよくないサラリーマンとか、
上司の気分に左右されるサラリーマンとかも出てくるけれど、
今回印象に残ったのはインテリアデザイナーの人ですね。
バイカラーという個性が強すぎるので印象に残りやすいというのもありますが…

この半生がとても既視感があったんですよね…
というか、まんまリヴァル総帥じゃないですか。
リヴァル総帥お元気かしら…

と思ったらその次の回で電話越しとはいえ再登場してらっしゃいましたね。
これも一つの伏線だったのでしょうか。
しかし、竹取物語にハマるとは…
まぁ、フランスでは日本のアニメが大人気らしいですからね。

そしてある意味で時事ネタになってしまった猟友会での暴力沙汰ですが…
個人的には暴力を躊躇いなく振るって良いのは、命の危険がある時だと思います。
例えば幼児が走るトラックに向かっていったら諭すよりも先に、
飛びついて転がしてでも阻止するのが正しいことだと私は思います。
まぁ、今回出てきた議員さんも幼児レベルの馬鹿なので殴られるのも致し方ないよね。
というかクマに襲われてよく生きてたよな…w

恒例の巻末描き下ろしのナポリの日記ですが、
今回はロドリーゴが多芸っぷりを披露してましたね…
チャンスを掴むためならあらゆる努力を厭わないのは凄いと思うけど…
これ、どこを目指してるんだろうね…w

:: 2022/4/28 木曜日::

■[漫画]冬目景最新作「百木田家の古書暮らし」1巻

百木田家の古書暮らし1巻百木田家の古書暮らし1巻
出版社:集英社
作者名:冬目景
紙書籍通販:百木田家の古書暮らし (1)
DMM電子書籍:百木田家の古書暮らし (1)

神保町の古書店を経営する祖父が亡くなり、
海外から父が戻ってきたと思ったら「遺言だから」と横濱の自宅を売って神保町に引っ越すと言い出した。

百木田家の美人三姉妹の誰かに店舗を任せると言い残し、
父本人はアメリカの大学にさっさと戻る無責任っぷりだったが、
次女の二実は会社の人間関係に疲れていることもあって自分が継ぐと言い出して…

冬目景がグランドジャンプで始めた最新作は古書店モノ。
昔から色んなジャンルを描かれてましたが、
レトロな作品が多い印象でしたが今回もレトロと言えばレトロです。
だって神保町の古書店が舞台なんですものね。

主人公の二実の見た目が野中ハルに近いせいか、
やたら親近感が湧いてきますね。
やたら負けん気が強いところとか意外と世話焼きなところとか、
ダメンズと縁があるところとかも何となく似ている気が…w

長女の一果は昔の恋を引きずるアラサーOLで、
三女の三稔は同性との仲が良いボーイッシュなJK。
そして古書店店主としては若輩ながらも、
本好きではあるのでこれからに期待したい次女の二実。
個性派揃いの三姉妹とお隣さんのズボラな男を含めた、
昭和レトロを感じさせる物語です。

まぁ、いつもの冬目景作品だな、という感じですね。
どちらかというと「イエスタデイをうたって」や「ももんち」に近いかな?
冬目景が好きな人なら問題なく楽しめると思います。
今は他の作品を連載してなかったと思うので、
ちゃんとしたペースで刊行されると思います。
多分…

:: 2022/4/23 土曜日::

■[漫画]お嫁さんは旦那オタク「マリッジグレー」2巻

マリッジグレー2巻マリッジグレー2巻
出版社:集英社
作者名:轍平
作者サイト:轍平 – pixiv
連載サイト:マリッジグレー – 轍平 | となりのヤングジャンプ
紙書籍通販:マリッジグレー (2)
Kindle版まとめ買い:マリッジグレー
DMM電子書籍:マリッジグレー (2)

直継の元カノに声を掛けられた嘉乃。
元カノからの精神的いやがらせをされるのかと心配していたら、
セックスのことを尋ねられて初体験のエロさを思い出すばかりで、
元カノのことを全く意に介さないのであった…!

という訳で1巻ラストでは不安にさせておきながら、
綺麗さっぱりと解消してくれる2巻です。
この2巻ラストでもちょっと不安にさせてくれますが、
3回冒頭ですっきりさせてくれるのでご安心下さい。
しかし、単行本ラストで不安にさせるとか平成初期の漫画みたいなことをするなぁ…w

2巻では直継が友人たちを自宅に招くことになるんだけど、
そこで出会った友人たちに嘉乃がお願いしたことが…

とても直継ラブが感じられるものでニヤニヤしちゃいましたね。
これはもう直継ラブというよりも、直継オタクですよ。
でも、それを本人に見せてないから直継はいつまで経っても不安なままなんだよなぁ…
うーん、早く安心させて欲しいものだけど…
まぁ、今回は寝室が別な理由がわかっただけ一歩前進してるし、
少しずつで良いのかもしれない。

それにしても直継の友人である圭二郎だけど、
彼も嘉乃と会ったことがキッカケで女性との縁が出来るとは…
彼は彼で良い恋が出来そうなので、それは良いんだけど、
嘉乃のあの直球ストレートな仲人でよくそこまでいけたな、という感心もあります。
確かに嘉乃は恋に一直線で生きてきたからなぁ…
恋の駆け引きとかそういうのをすっ飛ばしたところに居る子だし、
迂遠な仲人っぷりを期待する方がおかしいか…w

巻末にはジャンプ+出張版とヤンジャン増刊の読み切りが載ってますが、
ヤンジャンは系列雑誌だから当然なんだけど、
ジャンプ+は作者の轍平さんの前作がジャンプ+連載だったからでしょうか?
どちらもちょっとエッチだったけど、
嘉乃がとても可愛かったので良かったです。
読者が一人でも増えると良いなぁ。

:: 2021/12/21 火曜日::

■[漫画]成長に王道なし「ラジエーションハウス」12巻

ラジエーションハウス12巻ラジエーションハウス12巻
出版社:集英社
原作者名:横幕智裕
作者名:モリタイシ
作者サイト:モリタイシ|note
作者twitter:モリタイシさん(@moritai4) / Twitter
紙書籍通販:ラジエーションハウス (12)
Kindle版まとめ買い:ラジエーションハウス
DMM電子書籍:ラジエーションハウス (12)

日本人は歴史的な問題から被爆という言葉にとても敏感なんだけど、
きちんとした教育を受けてきた人間は驚くほどに少ないため不安だけが大きくなりがちです。
11巻から続いて小児用CTでの被曝量の問題が論じられてますが、
勉強というものに王道はないので、地道にやっていくしかないと思います。

積極的に動いていたたまきさんですが、彼女の過去を知ると心が痛いですね…
不勉強な義父母の偏見で心を痛めてきたとかキツすぎますよ。
旦那さんも支えてくれないとか、伴侶として頼りなさすぎですよね…

そんな不勉強な人たちにツラい目に遭ったというのに、
そういった人たちに理解して貰うために充分勉強し、
正しい知識を知って貰おうと向き合うたまきさんは素晴らしいと思います。

私からすると医療機器での被曝量とか何を心配しているんだろう?
という認識なんですが、ネットでは不安を煽るだけのデマが多いんだろうなぁ…
ああいうのは人類の害悪なので積極的に消して欲しいものです。

そして次の章は広瀬さんの失敗ですね。
医療従事者における失敗は死に直結するので怖すぎですよね。
今回は辛うじてセーフだったのにはホッとしましたけど、
広瀬さんが受けたストレスを思うと胃がきゅっとしてしまいます。

広瀬さんの病変見落としは確かに失敗ではあるんだけど、
奈良の叱責は必要以上のものがあったと思います。
まぁ、奈良は奈良なりにちゃんと当直のフォローをして即座に気付いてたし、
迅速に再検査の手配をしたりと医者としての能力はそれなりにあるとは思うんですけどね。
私なら一緒に仕事をしたいとは思いませんが…

鏑木部長のお叱りに関しては広瀬さんと同じ気持ちですね。

似た経験あるけど、一生懸命やっているのにこんなことを言われたら上司を敬いたくなくなりますよね。
普段からちゃんと広瀬さんを見ていたらこんな言葉は出てこないですし、
そもそも経験の浅い同士を当直で組ませるシフトを組んだ上に、
それを報連相してない上司にも責任の一端があると思います。

唯織の天然の励ましと杏ちゃんの的確なフォローで広瀬さんが潰れることがなかったのにはホッとしましたが、
広瀬さんの恋心は順調に育っているので、そちらに関してはとても心配ですね。
このままだと失恋した時のダメージは大きくなる一方だと思うので、
そろそろ唯織と杏ちゃんはもう少し進展しても良いのではないかな? と思う次第であります。

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