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:: 2014/9/20 土曜日::

■[漫画]伊丹隊長、激発!?「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」5巻

ゲート 5―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり (アルファポリスCOMICS)
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2014-09-22 )
連載サイト:アルファポリス – 電網浮遊都市 –
作者サイト:ギャラリーさを

圧倒的じゃないか、我が軍は

炎龍編に入って2冊目の単行本ですが、まさかのゾルザル皇子が表紙ですよ。
この作品屈指のバカキャラ野郎が表紙で驚きですが、
確かにこの5巻ではゾルザルが良い道化を演じてましたね。
演じるも何も、素で馬鹿だからマジもんの道化とも言えますが。

帝都を襲った地震に、未だかつて経験したことなかった特地の住民は恐怖するも、
地震に慣れっこの日本人たちが平然としているギャップがまず面白いですよね。
海外から日本に来た人たちが似たリアクションするということで有名なので、
ここら辺は想像しやすい面白さだと思います。

そしてその混乱で皇帝の面前に出ることになった伊丹たちが、
馬鹿皇子のゾルザルと出会うことになるんだけど、
ゾルザルが引き連れてきた女奴隷の中に日本人が居たもんだから温厚な伊丹が一発でマジ切れ!

gate_comic05_01

日本人は拉致被害者というものにセンシティブだからねー
しかも目の前で奴隷として弄ばれていたとなるなら、
伊丹じゃなくてもキレるのも致し方ないと言えましょう。

そしてここからがゾルザルのnice道化っぷりが光りますよ!
最初は強気だったのに…

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女傑という言葉すら生温い、銃剣で剣と鎧の騎士相手に無双する栗林さんを見て、
圧倒的に恐怖するゾルザルさん。(職業:帝国皇子)

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そして原作では余りにもグロすぎるからと擬音だけで表現されていた、
打擲という言葉すら生温い圧倒的なまでの鉄拳制裁!
ここは漫画として容赦なく描写して正解だったと思いますよ!
栗林のモンスターっぷりが判るし、何よりゾルザルがボロボロにやられてスカッとするし!
初めの強気が嘘のようにやられているゾルザルさんマジ道化。

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そこから、防衛省から許可を貰っての元老院への空爆とか、
自衛隊の無双っぷりが清々しいったらなかったですね。
もっとも、首相のアホっぷりを見てると心底呆れちゃいますが。
現場は優秀でもトップがアホというのは帝国も日本もそう変わらないのが悲しい。

そして後半からはテュカの話がメインになってくるんですが…
ここら辺は読んでてやっぱり辛いなぁ…
原作と構成を変えてきて、伊丹の事情が先に提示されてるってのもあるけど。

それと伊丹の外見のストライクはテュカなんですよね、やっぱり。
私はロゥリィ一択なんですが。

gate_comic05_05

今回はロゥリィの活躍が殆どなかったけど、6巻では割りとあるはず…!

それにしてもコミカライズは本当に素晴らしいの一言です。
原作に忠実でありながら、そこに原作をかみ砕いた上でのプラスアルファが良いんですよね。
アルヌスの温泉施設の名前が「TERMAE ALNUS」とか良い感じに遊んでるだけでなく、
個人的に注目したいのは夜中にヤオが来た時のロゥリィの唇が黒くなってる所ですね。
ロゥリィの唇は戦闘モードになると黒くなるんですが、原作のこのシーンには本来その描写がないんだけど、
コミカライズではしっかりと黒くしてるんですよ。
これは原作をしっかりと理解していないと出来ないプラスアルファだと思うんですよね。

だからこそ巻末の描き下ろし4コマは今回も違和感なく面白かったです。
竿尾悟さんだと原作ファンとしても凄く安心出来るんですよね、ホント。

帯によると累計126万部突破したみたいですが、
少なくともその倍は売れてもおかしくない面白さですので、
是非とも読んで欲しいですね!
超面白いよ!

:: 2014/4/19 土曜日::

■[ラノベ]天然ジゴロと努力型ジゴロ「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 外伝 参 黄昏の竜騎士伝説編」

ゲート 外伝 3(黄昏の竜騎士伝説編)―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2014-04 )
単行本 ( 508 ページ )

テュカの父親が生きている!?

亜神グランハムからもたらされた情報の真偽を確かめる為にテュカはジゼルから借り受けた飛竜に乗り、
伊丹とともに蛮地と呼ばれるバーレントに居る放牧民パルミア系ルルドを訪れることに。
ただ、バーレントの地では3つの種族が寄り集まった建国間もないヤルン・ヴィエット王国が、
パルミアときな臭い雰囲気になっており、更にそこにケンタウロス種のアカバ族も絡んできて…

外伝1巻がピニャ編、2巻がロゥリィ編で、今回の3巻がテュカ編ですね!
このペースだと次がレレイ編なのですが、実際そうなるっぽいです。
というかまさかメタネタで示唆されるとは思いませんでした。(笑

元々パロネタはそこそこありましたけど、今回はガンダムネタが多かったなぁ。
しかもファースト世代向けのパロが多めだったあたりに作者の年代が判りますね。(笑
それにレレイがナチュラルにデスラー総統のネタをやったのには噴きましたが、
割りと似合ってる気がしないでもないです。
レレイって結構潔癖というか、下ネタNGな子なんですね。
うむ、可愛い。

で、肝心のテュカですが…
今までの苦労が偲ばれます…!
というかテュカのお父さんであるホドリューさん! あんたちょっと予想外すぎるキャラなんですが!?
自らの身を囮にしてでもテュカを助けた姿から誤解してたよ!
まさか女性を口説くことこそ生き甲斐と言わんばかりのジゴロとは思わなかった!
というかそれを力説するとかアホすぎる! あんた本当に不老長命の妖精種エルフかよ!?
もうね、読んでてツッコミを入れまくりでしたね!(笑

ヤルン・ヴィエットの王女シルヴィアも伊丹に惚れたと思ったらあっさりホドリューに懐柔されてて、
結構尻軽やなー、とか思ってたんですけどシルヴィアが惚れたのって魔法で精神が落ち着いた伊丹だし、
ある意味仕方が無いのかも、と思わなくも…
というか今回は伊丹が結構憐れすぎる気がしないでもない。
高所恐怖症の実験させられるわ、幼少期のトラウマを暴かれるわ、
飛竜に乗るためにテュカに精神を操る魔法を掛けられて躁鬱みたいな状態になるわ、
ロゥリィの眷属ということで神々の試練とばかりに色んなトラブルに巻き込まれるわ、
これはもう悲惨以外の何者でもないでぇ…!

それにしてもアカバのスマグラーですが、馬並みのアレで性豪で奴隷に対する扱いとか、
もう色々と”蛮族”って感じが全力でした。
ヤルン・ヴィエットの女王もまだまだ洗練されたとは言えない性格で、
ピニャたち帝国貴族がまだ文明的だと思わせられるバーレントでの出来事でしたね。

取りあえず伊丹は最後の最後で彼らしい所を見せてくれたし、
テュカもそんな伊丹こそ伊丹だと受け入れてるし、ホドリューのことも父離れ出来たみたいだし、
結果だけ見ると良いものだったんではないでしょうか。
テュカも何だかんだで騒動に巻き込まれる前の道中は色々と楽しかったみたいですしね!

そして次はレレイの話かー
次はどの神の思惑で伊丹が苦しむのかな…?(笑

:: 2013/7/17 水曜日::

■[漫画]湯煙温泉編も盛り込まれた「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」3巻

ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 3 (アルファポリスCOMICS)
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2013-07-18 )
コミック ( 232 ページ )
公式連載サイト:アルファポリスWeb漫画セレクション
作者サイト:ギャラリーさを

待ってましたの「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」コミカライズ第3巻!
これで原作1巻の最後まで描かれた訳ですがまだまだ続きますよ!
外伝まで含めれば6冊出てるし今月更に外伝2冊目が出ますからね!
単純計算だと外伝2冊までコミカライズするとなると21冊出ることに…(笑

今回は伊丹とレレイ、テュカ、ロゥリィの3人娘が国会での証人喚問のために、
お忍びのピニャ皇女とボーゼスを含めて東京の地に降り立つ訳なんですが…
まぁ、当然のように無事に済むわけがなく、国会中継中に野党議員と一悶着あるわ、
暗躍する米中露の工作員たちとの暗闘と血生臭い展開になるわと大騒ぎ!
もちろんそういった殺伐とした内容だけじゃなくて箱根の温泉でサービスシーンも…!

ちなみに今回の見所の一つとしてその温泉のシーンがあるんですが、
実はここ、書籍化されてない短編「湯煙温泉編」のネタが盛り込まれてるんですよ!
巻末描き下ろし4コマ「まるっとげーと! 温泉旅情編」にも使われているので、
ファンとしては凄く嬉しいですね!
Web版のアンケートでも折り込みハガキのアンケートでも要望を出し続けた身としては感無量ですよ!
ちなみにWeb掲載版では発行されなかった乳首券が単行本では発行されております。
というかシリーズ通してみても随一のサービスシーンですので、
ここでやらなければいつやるんだって感じなんですが!(笑

今回の特地メンバーの東京入りは彼女たちにカルチャーショックを与えまくりで、
そういった展開は俺TUEEEに通じる爽快感とニヤニヤ感があって読んでて面白い訳ですよ!
特に伊丹の元嫁さんの梨紗が率いる東京お買い物ツアーでは華やかさもあって目の保養になりまくりでしたね!

レレイとテュカのファッションショー

大人しい上にいつも地味な格好ばかりのレレイが日本の服を着せ替えさせられるのは微笑ましいし、
結構ファッションショーにノってるテュカはエルフらしいスレンダーさが映えてて麗しいです!

逆に特地メンバーの常識に日本人がカルチャーショックを受ける展開もそれはそれで面白いんですよね。
今回は国会中継中でのロゥリィの年齢発言が一番のポイントかな!

ロゥリィたん961歳

特に相手が常識に凝り固まった国会議員のおばさんってのが良いですね!
現実では現場のことが何も判ってない議員たちのトンデモ発言ばかりよく聞くので、
たとえフィクションであろうとも溜飲が下がると言いましょうか!
まぁ、これでもWeb原作から比べるとかなり毒を薄めているみたいなんですけどね。(笑

この国会の話から分かる通り本作では政治色も強いので今回は米中露の工作員たちの暗躍や、
米大統領のえげつないゴリ押し外交とかも色々描かれていてそれらも面白いですね。
まぁ、この後の首相がかなりアレなためにしばらくフラストレーション溜まりそうですが…

さて、冒頭で言いました通りこれで原作1巻分を消化したので次回から原作2巻にして、
大いに盛り上がる炎龍編になります。
2巻で第一期伊丹ハーレムが完成したも同然なのでそっち方面でも期待であります!

:: 2013/1/24 木曜日::

■[漫画]ファンタジーで自衛隊無双!「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」2巻

ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 2 (アルファポリスCOMICS)
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2013-01-25 )
コミック ( ページ )
公式連載サイト:アルファポリスWeb漫画セレクション
作者サイト:ギャラリーさを

竿尾悟さんによる「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」コミカライズ2巻が発売!
発売を待ちに待ってましたが、その期待に応えるだけの充実度のある内容でしたよ!

「ジパング」や「戦国自衛隊」に近いけど相手は剣と魔法のファンタジー
しかも日本とのゲートは開きっぱなしなので補給も潤沢!
だから自衛隊がマジで無双しまくりでひたすらカッケーんですよ!

今回は伊丹たちが商談の為に向かった城塞都市イタリカが、
自衛隊に負けた敗残兵が結集した盗賊に襲われているので伊丹たちも協力して戦闘を行う訳なんですが…

自衛隊無双

剣と魔法の相手に自衛隊さんマジ容赦ないっすね!

更に死と断罪と戦いの神エムロイの使徒であるゴスロリ少女ロウリィが参戦し、
脳筋巨乳な栗林を筆頭に伊丹たちも白兵戦を繰り広げてるんですが、
その戦闘描写は流石の一言で圧巻なんですよね!

白兵戦!

自衛隊の銃の前には薄い盾や鎧なんか意味が無いですし、
ロウリィのハルバードも重量が凄い上に数百年に及ぶ研鑽で戦い方がエロ可愛い上に強い!
そして鎧のスキマを的確に狙っていく栗林の銃剣さばきと見所は盛り沢山ですよ!
竿尾悟さん、スゲー楽しんで描いてるんあろうなぁ…(笑

また、2巻での見所はそういった戦闘だけではありません。
ファンタジーと言えば剣と魔法でエルフですが忘れてならないのがケモミミです。
ケモナーな倉田が大興奮のケモミミメイドさんが登場です!

ケモナー大興奮!

ネコミミにウサミミにメデュサとバラエティが富んでいる上に、
金髪縦ロールな騎士も出てきたりと目白押しであります。

イタリカでの防衛戦も終わって今度は伊丹の国会招致があるので、
次は現代日本での証人喚問なわけですが、それはそれで見応えがあると思いますので、
3巻の方にも期待であります。
ちなみにサイト上での連載は丁度2巻直後の話が載っていますのでそちらで確認して見るのも良いと思います。

それとですね、原作のゲートですが分厚い上に高いと評判が悪かったんですが、
先月普通の文庫サイズになって発売されました。

ゲート―自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり〈1〉接触編〈上〉 (アルファポリス文庫)
柳内 たくみ
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ゲート―自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり〈1〉接触編〈下〉 (アルファポリス文庫)
柳内 たくみ
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イラストレーターに黒獅子さんを迎えて挿し絵もありますので、
よりライトノベルらしくなったので手に取りやすくなったと思いますので、
竿尾悟さんの漫画版で原作が気になった人はこの文庫版をオススメしたいと思います。
面白いよ!

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