■[漫画]その後のアカデミー騎士団とエカリープでの夏休み「Landreaall」14巻
Landreaall (14) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
著者/訳者:おがき ちか
出版社:一迅社( 2009-05-25 )
定価:¥ 580
コミック
ISBN-10 : 4758054142
ISBN-13 : 9784758054140
作者サイト:SWS
DXたちはウルファネアでの騒動を一段落させ、
イオンはアカデミーでのスピンドル襲来事件が収束し、
二人ともやっと故郷のエカリープに戻ることが出来、
竜胆と五十四さんも交え、ちょっと長めの夏休みの日々が始まったばかりの14巻。
一息付けたことでDXは自分の名前が持つ影響力とその行使について考え、
スピンドル事件で指揮を執ったティ・ティは学長相手に述懐したように、
イオンの名前を利用し傷付けてしまった事とかについて悩み、
それでも逃げずに前向きに立ち向かう若者たちの姿はちょっと眩しいくらいでした。
そしてフィルが女子寮内だけとはいえ叙勲されたのが我がことのように嬉しかった。
多分、前巻で騎士団に期待していないフィルにハルが不甲斐なさから涙した事を受け、
ジアが発起人となったんだろうけど、女子生徒の総意となっているのは間違いないだろうし、
やっぱり嬉しいものは嬉しかったなぁ。
たとえフィルがやり遂げた事が王国騎士団には認められなくとも、
身近な人たちには身分の差を超えて認められたのは本当に喜ばしかったです。
ジアが言っていた「自分たちで変えていく」のが有言実行され、
これから彼らが作っていくアトルニアの未来には確かに希望が見えたと思います。
イオンも女子生徒から叙勲されて本心から喜んでいたし、
ティ・ティの言うとおり、お姫様というより騎士に近いんですよね。
エカリープでのミムトンワーム退治でもDXに仕事を任されることが嬉しいみたいだし、
傭兵寄りのDXと違って、イオンはちょっと父親似なのか騎士寄りなのかも知れませんね。
それと巻末描き下ろしのエカリープに帰郷するまでの道中だけど、
ウールン一行の世直し旅の話はちょっと読みたいかも。
番外編とかでやってくれないかなー
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