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:: 2017/6/25 日曜日::

■[漫画]本気の失敗には価値がある「ナイツ&マジック」3巻

ナイツ&マジック3巻ナイツ&マジック3巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:天酒之瓢
原作者サイト:絵師空域 — Index
原作者twitter:天酒之瓢 (@Amazake_Write) on Twitter
作者名:加藤拓弐
作者サイト: RP 新しきかな篇
作者twitter:いしゆみ/加藤拓弐 (@isiyumi) on Twitter
Kindle版:ナイツ&マジック (3)
Kindle版まとめ買い:ナイツ&マジック
DMM電子書籍:ナイツ&マジック (3)

遂に7月2日からアニメ放映が始まる「ナイツ&マジック」ですが、
その面白さの真骨頂であるロボ作り編が始まるコミカライズ3巻です!

陸皇竜討伐の功績の報奨と若さを危惧した国王との面談で、
いきなり国家機密の開示を求めるエルくん。
当然怪訝に思い理由を求める国王だけど、エルくんからの返答は…

とても予想外なものであった…

自分のためだけのロボットを作るという夢に向かい全力疾走なエルくんが、
国王から国家機密を聞くために幻晶騎士の筐体を作るため、
学園のみんなを巻き込んでのロボ作りが、今始まる…!

という訳で今回はロボット製作回です。
古今東西、ロボット作品はありましたがここまで丁寧にロボット作りをした作品を私は知りません。
ファンタジー世界とはいえ、ロボ作りは工学の世界。
そこにエルくんの地球世界の知識が流入して大変なことに。

とはいえ、すぐにそのまま全て上手く行くかと言えばそんなはずもなく、
3歩進んで2歩下がるというか、問題解決のための発明をしたら別の問題が出てきて、
その問題を解決するためにまたみんなで頭を悩ませるという、
そういった試行錯誤の連続がとても面白いのです。

2巻の巨大魔獣である陸皇竜との戦闘も面白かったけど、
このロボ作りはまた別種の面白さがあるんですよね。
個人的にはこのロボ作り回こそがこの作品の真骨頂だと思うので、
アニメでも是非とも丁寧に仕上げて欲しい所存であります。

:: 2017/3/25 土曜日::

■[ラノベ]ヤック・デカルチャー「ナイツ&マジック」7巻

ナイツ&マジック 7 (ヒーロー文庫)
著者/訳者:天酒之瓢
出版社:主婦の友社( 2017-03-25 )

作者サイト:絵師空域 — Index
作者twitter:天酒之瓢@ナイツマ7巻3/25発売(@Amazake_Write)さん | Twitter
絵師サイト:D.S.B.
絵師twitter:黒銀お兄さん(@kkkkurogin)さん | Twitter

ボキューズ大森海へ乗り出したフレメヴィーラ王国飛空船団は、
強酸を操る蟲型飛行魔獣に遭遇し撤退することになったが、
その殿を務めたイカルガを操るエルと、
エルを救出するために飛び込んだアディの二人は取り残されてしまった。
故障した二機ではどうすることも出来ない中、
エルとアディは森の中で巨人という思いがけない相手と遭遇し…

コミカライズも順調で夏から始まるTVアニメも期待ですが、
Web版からのファンとしてはやはり書籍版も気になる訳です。
原作から少々改稿はありましたけど、
大筋は一緒なので安心して楽しめました。

しかし同じ言葉を操る巨人との遭遇とかマクロスかよと。
今度は可変型幻晶騎士でも作るのかと思っちゃいましたね。(笑
まぁ、巨人族は文明レベルが縄文時代くらいみたいだから、
エルくんも流石に諦めるかと思いきや、そんなことはありませんでしたね!
いやー、本当にエルくんは筋金入りやで…
現地で出来ることを全力で容赦なく行うエルくん、マジでブレないわー

巨人族の氏族文化とか目新しすぎる展開が目白押しでしたが、
魔獣ひしめく大森海でも不敵なエルくんの奔放さと、
そんなエルくんが作り出すビックリドッキリメカが最高に楽しかったです。
必要は発明の母と言うけど、まさか手元にある材料が少ないからこそ、
そこで出来る新たな発明をしちゃうとか凄すぎだわ…

巨人だけでなく、幾つかの新たな出会いをしたエルくんが暴走した結果、
はたしてどんな事態が巻き起こるのか…
今から楽しみですね!

:: 2017/3/24 金曜日::

■[漫画]巨大魔獣の侵攻「ナイツ&マジック」2巻

ナイツ&マジック(2) (ヤングガンガンコミックス)
著者/訳者:天酒之瓢 加藤拓弐
出版社:スクウェア・エニックス( 2017-03-23 )
Web版:Knight's & Magic
原作者サイト:絵師空域 — Index
原作者twitter:天酒之瓢(@Amazake_Write)さん | Twitter
作者サイト:RP 新しきかな篇
作者twitter:いしゆみ/加藤拓弐(@isiyumi)さん | Twitter
Kindle版:ナイツ&マジック (2)
Kindle版まとめ買い:ナイツ&マジック
DMM電子書籍:ナイツ&マジック (2)

アニメは7月から開始らしいですね。

既に幻晶騎士が躍動感溢れる動きを見せてくれて、
期待感が大いに膨らんできますが、
このコミカライズもそれに負けないくらいに面白いですよ!

この2巻では原作1巻の見せ場である陸皇竜(ベヘモス)との決戦がメインです。
その分、他のシーンが多少端折られてますが、
この作品で一番の見所は幻晶騎士とそれを駆るエルくんの活躍ですからね。
これくらいは致し方ないでしょう。

圧倒的に巨大な魔獣に対してチクチクと攻めるとか、
現在モンハンXXでラオシャンロンを倒したばかりの私はとても共感できます。(笑
ちょっと油断するとすぐに踏み潰されて簡単に死んでしまったり、
初見の攻撃には為す術もなく一撃死とかモンハンXXでもあるあるですよ…
そんな死と隣り合わせな恐ろしい相手に立ち向かうとかエルくんマジ凄い。

懐に入ってスピードを活かしてヒット・アンド・アウェイで翻弄するとか、
腕はあっても度胸がないと絶対にできないんですけど、
エルくんはそれを猛烈なロボットへの熱量で代替しているのが、
とってもロボキチで、エルくんらしいなぁ、と思わされますね。(笑

そしてそんなロボットモノとしてよく出来ていると思うのが、
エルくんの全力に機体が付いてこずに内部破壊が起こってしまうところでしょう。

ロボットはメンテナンスが必要であり、
安全マージンをとった上で運用する重要性を知っていないと出てこない描写ですよね。
これが3巻以降の展開の伏線になるというのも上手いと思います。

しかし改めて読んでみると、事前に猛烈に勉強していたとはいえ、
初めて搭乗する機体を奪取するだけでなく、
その場でOS書き換えも同然のことをやるとか、
アムロ・レイやカミーユ・ビダン、そしてキラ・ヤマトに通じるモノがありますよね。
ファンタジー世界でのロボットモノだけど、
そういったガンダム等へのオマージュが散りばめられているのも、
本作の面白さの一つだと思います。(笑

:: 2016/9/24 土曜日::

■[漫画]異世界ロボットファンタジーの開幕「ナイツ&マジック」1巻

ナイツ&マジック(1) (ヤングガンガンコミックス)
著者/訳者:天酒之瓢 加藤 拓弐
出版社:スクウェア・エニックス( 2016-09-24 )

Web版:Knight's & Magic
原作者サイト:絵師空域 — Index
原作者twitter:天酒之瓢(@Amazake_Write)さん | Twitter
作者サイト:RP 新しきかな篇
作者twitter:いしゆみ/加藤拓弐(@isiyumi)さん | Twitter
Kindle版:ナイツ&マジック (1)

崩壊直前のデスマーチを支える「最終防衛ライン」として活躍する凄腕プログラマーの倉田翼。
彼は仕事以外にも没頭できる趣味を持つ趣味人だった。
それは…

knightsandmagic_comic01_01

重度のロボットオタクであり、モデラーということ。
だがししかしそんな彼は大量のプラモを買った帰りに泥酔した車に轢かれて死んでしまう…

ロボットという未練を残したまま死んだ倉田は異世界に転生することになる。
そこは文明レベルが低くプラモもない場所だったが、魔法が存在し、
何よりも人類の天敵である魔獣に対抗するためにあるもの存在した…

knightsandmagic_comic01_02

幻晶騎士。
鍛冶と魔法と錬金術の集大成である人類の護り手。
それを目にした倉田翼あらため、エルネスティは興奮しながら運命に感謝する。

knightsandmagic_comic01_03

前世日本ではプラモデルでしか体験できなかったロボットへの情熱を、
今世では等身大で味わえるのだから…!

小説家になろうで連載された原作をヒーロー文庫で書籍化され大人気になりながらも、
出版社の体力的な問題からかメディアミックスがされなかった本作ですが、
この度コミカライズが始まった上にTVアニメ化も決まったようです!
いやはやめでたい!

異世界転生で日本の知識でチートという、ある意味小説家になろうらしい作品ですが、
そこにロボットものという要素が入るだけでこんなに独自性が強い作品になるんですよね。
ラノベではロボットものは忌避されるので、それが試せるWeb小説の強さが出た結果でもあります。

そしてこのコミカライズですがよく出来ているんですよね。
エルネスティ(♂)の見た目の可愛らしさは元より、
ロボットの迫力がよく出ているんですよ。
漫画界ではラノベ界隈よりもまだロボットものが普及しているとはいえ、
下手な人には描けないジャンルなだけに、
しっかり描ける人がこれほど漫画として面白くしてくれるのはファンとして嬉しい限りです。

エルネスティがロボットという死んでも直らなかった趣味のために、
あらゆる努力を厭わず、手段も選ばずに爆走するところが面白いんですよね。
ロボットの知識を得る度に興奮する表情とかもとても面白いです。

knightsandmagic_comic01_04

作者の加藤さんはエルネスティのことをよくわかってらっしゃる。(笑

原作のエピソードをわりと端折ってますが、
要点となる幻晶騎士に関するエピソードはそのままどころか、
イラストで描かれているので分かりやすいですよ。
そういった意味でも原作未読の人にも優しいコミカライズだと思います。

割りと早い展開だからこそ、序盤のラスボスであるベヘモス戦がもう迫ってます。
まだ中等部の学生であり、自分の幻晶騎士がない状態でエルネスティがどのように暴れ回るのか。
そこら辺は2巻に期待です!

:: 2016/4/5 火曜日::

■[ラノベ]空へ…「ナイツ&マジック」6巻

ナイツ&マジック6 (ヒーロー文庫)
著者/訳者:天酒之瓢
出版社:主婦の友社( 2016-03-30 )

作者サイト:絵師空域 — Index
作者twitter:天酒之瓢 (Amazake_Write)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:D.S.B.
絵師twitter:黒銀 (kkkkurogin)さんはTwitterを使っています


ヤングガンガンでコミカライズが始まるらしく、おめでとうございます。
ヒーロー文庫は小説家になろう出身の面白い作品が多くて満足しているんだけど、
メディアミックスが弱いことだけがネックだと思っていただけに、
これを足がかりとして頑張って欲しいところです。
それにしてもヤングガンガンはMF文庫JにGA文庫に電撃文庫にヒーロー文庫と、
呉越同舟どころではない大所帯になってきたなぁ…(笑

久しぶりの新刊である「ナイツ&マジック」ですが2章構成になっています。
前半は飛空船を鹵獲したことで手に入れた源素浮揚器を元に、
相も変わらずエルネスティが暴走して一気に飛翔騎士を作ってしまうわけなんですが、
そこに到るまでの試行錯誤の連続と地道な特訓がこの作品の醍醐味だと思うんですよ。
本気で作って失敗し、そこから得られた知見を元に新たな発想を加えて改良し、
少しずつ形になっていくというプロセスが技術者的に面白いのです。
特に推進装置のせいで暴走しちゃうアディが面白いですね!(笑
まぁ、アディにとっては笑い事ではないでしょうけど。
よく酔わなかったなぁ、と無駄に感心します。

後半はボキューズ大森海への探索行とそこで待ち受ける脅威の章。
一筋縄ではいかないと予想はしていたけれど、
その予想を軽く上回る魔獣の特性には戦慄しましたね。
これは確かに幻晶騎士の天敵と言えましょう。
そんな天敵を相手に自然界のバランスとかそういったものを完全に無視して、
滅ぼそうと襲い掛かるエルくんは相変わらずぶっ飛んでると思いましたね!

しかしここにきて意外な展開になってきましたね。
大森海の奥地でエルとアディが出会ったアレとどうなるのか。
Web原作と若干の差異があるだけに気になりますね。
というかコミカライズの方も気になるなぁ。
ホントどうなるんだろう。
できれば早めに続きが出てくれると嬉しいです。

:: 2015/4/7 火曜日::

■[ラノベ]鬼神 VS 飛竜戦艦、空中決戦!「ナイツ&マジック」5巻

ナイツ&マジック 5 (ヒーロー文庫)
著者/訳者:天酒之瓢
出版社:主婦の友社( 2015-03-30 )

作者サイト:絵師空域 — Index
作者twitter:天酒之瓢 (Amazake_Write)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:D.S.B.
絵師twitter:黒銀 (kkkkurogin)さんはTwitterを使っています

ジャロウデク王国の侵攻により王都を失陥し一度は滅亡しながらも、
エルたち銀鳳騎士団の助成により再興した新生クシェペルカ王国。
新たな幻晶騎士の生産&投入により戦力は拮抗したかに思えたが、
ジャロウデク王国の技術者はエルのイカルガに着想を得て、
かつて実用化出来ずに廃棄していた兵器を実戦投入することにして…

エレオノーラが女王になったり、飛竜戦艦の登場時期といった所は、
Web版から変わってますけど、根っこの所は変わってませんね。
むしろ色々と増量されているので、本自体も物理的に増量されることに。(笑
かなりボリュームがありましたけれど面白かったです。

今回の飛竜戦艦とイカルガの戦いはモビルアーマー対モビルスーツみたいなものでしょうか。
スケール的にはそうだけど、実際はちょっと違うかな?
どちらにしろ対軍兵器を相手に幻晶騎士が支援込みとはいえ一騎で倒しちゃうとか、
エルくんマジぱないの。
鹵獲した飛空船の操縦性を上げるために前世のプログラマ能力を活かして、
魔導演算機のスクリプトをサクっと組んじゃうあたり流石すぎやでー

一応西方諸国は戦乱の中でも一応の停滞状態になりながらも、
ジャロウデク王国も弱小化されながらも健在で、
狂気の技術者オラシオも逃亡して生存しているので火種はまだ残っていますが、
テレスターレを強奪した実行犯はエドガーが見事に成敗してくれたので、
気持ち的には区切りは付いた気がします。

それにしてもディートリヒは良い成長してましたね。
かつてベヘモスから逃げた失態を見事に面目躍如する活躍っぷりで、
一気に株が上がりましたよ。
これもエルの影響が良い方向で出ているということでしょうね。
エルと付き合うのは本当に大変でしょうが、これからも彼らには頑張って頂きたいです。(笑

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