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:: 2013/11/18 月曜日::

■[漫画]自分の気持ちに嘘はつけない「ベイビーステップ」28巻

ベイビーステップ(28) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2013-11-15 )
コミック ( 192 ページ )

「ベイビーステップ」がアニメ化ということで驚きました。
何せ28巻まで来てのアニメ化ですし。
とはいえNHK Eテレ枠というのには納得しました。
真面目なエーちゃんに似合っているというのも勿論なんですが、
NHKを見ている層にこそ見て欲しい、という気持ちもあります。

「ベイビーステップ」が特異的な所はここ一番の勝負で主人公が勝てない所にあります。
原因はまだ努力が足りなかったり、理不尽な審判のジャッジだったりと色々ですが、
今回の神田戦でのエーちゃんの敗退にはそれでも意外感がありました。
負けるとしても難波江くん相手だと思っていたというのもありますが、
やはり個人的に根性論で動いている鹿梅スピリッツに負けて欲しくなかった、というのもあります。

でも、そういった敗北があるからこそ描くことが出来るドラマといのもあるんですよね。
そのドラマがあるからこそ「ベイビーステップ」という漫画の面白さがあると思うんです。
今回で言えば青井コーチとの信頼関係をより一層深めることが出来たし、
エーちゃんも自分を見つめ直すことが出来たのが大きな転換だったと思います。
そして、それが今後に活きてくるんだと思うとより面白さが増すことに期待しちゃいますね。

それにしてもエーちゃんは真面目だけど、たまに突拍子もない一手を指すから見ていて飽きません。(笑
まさか卒業間近なのに2ヶ月も休んでアメリカに行くとはなぁ…
でも、そういった無茶が出来るのも今まで真面目だったエーちゃんの実績あればこそだし、
やはり今まで積み上げてきたエーちゃんの人生は間違ってなかったんだなぁ、
と変な所で感心しちゃいました。

そしてそれだけ積み上げてきたエーちゃんの努力は是非報われて欲しいので、
何とかアメリカで成長し、全日本テニス選手権では良い成績を残して欲しいです。

:: 2013/5/17 金曜日::

■[漫画]自分が信じる戦い方を「ベイビーステップ」26巻

ベイビーステップ(26) (ベイビーステップ (26))
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2013-05-17 )
コミック ( 192 ページ )

体育会系の鹿梅工業に属し、体育会系に洗脳された神田と、
自分で高効率の努力を積み重ねてきたエーちゃんとの準決勝の26巻!

序盤は神田の”先手必勝”パターンに飲まれてしまっていたエーちゃんだけど、
ノートを読み返すことでそれに気付き、自分のテニスを思い出すことで、
盛り返していく所は燃えますし、スカっとしますね!
今までエーちゃんが努力してきたことにムダはなかったんだと!

ただ神田の鹿梅工業のやり方も全くの非合理という訳ではなく、
チャレンジ精神を前面に押し出して前向きな失敗から何かを得ていた所は、
エーちゃんがやっている事と微妙に共通していたりするんですよね。
まぁ、作中で神田が言ってるように鹿梅工業は結局集団を鍛える最大公約数の特訓なので、
オンリーワンになろうと思えば、それだけでOKじゃないというのも確かだと思います。

それと女子の方もナっちゃんがエーちゃんのアドバイスで勝ちを拾いに行く中、
絶体絶命のポイント差でも何かを掴みかけて脱皮しかけている清水さんは凄味を感じますね!
失恋から脱皮してナっちゃんの前に今まで以上に強いライバルとして現れそうで、
こっちはこっちで目が離せないですよ!

それと帯に書いてあったので初めて気付いたんですけど、
ベイビーステップって電子書籍も結構やってるんですね。
Kindleでも24巻まで売られてて、1巻は99円セールのままなんですね。

うーん、流石に30巻に届きそうな長さだと、確かに本棚圧迫するからなぁ…
長編は電子書籍で揃えるというのも視野に入れるのもアリなのかもしれない…

:: 2013/2/17 日曜日::

■[漫画]エーちゃん VS 体育会系!「ベイビーステップ」25巻

ベイビーステップ(25) (講談社コミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2013-02-15 )
コミック ( 163 ページ )

復活した天才、緒方との結末が描かれた25巻!
新たにジャンプショットをモノにしようとするエーちゃんが、
緒方に全力を出させる前にチェンジオブペースで必死に勝とうとする姿が熱い!

そして準決勝の相手は一学年下の神田。
こいつが所属する鹿梅工業というのが超体育会系で…
少し間違うだけで現在体罰問題で炎上中の桜宮高校みたいなとこで!
実際神田に対する特訓も身体と心をボロボロにしてから言うことをきかせるという洗脳の手法そのもので、
日本スポーツ界の悪しき伝統そのままなんですよね!

確かに神田みたいな軟弱な精神で逃げ癖のある現代っ子はそうしないと矯正が難しいかもだけど、
もうそういう手法は時代遅れなんですよね。
もっと合理的で理知的な方法があるはずなんだけど、
旧態依然の悪習を伝統(笑)で続けるてるとかかm9(^Д^)プギャーですよ。
この方法で神田は確かに強くなったかも知れないけど、
エーちゃんみたいな才能の持ち主が鹿梅に行けば間違いなく才能が潰されていたでしょう。
リターンはあるかもだけど、リスクが多すぎなんですよね、伝統(笑)の体育会系的手法ってのは。

そんな胸くその悪くなる神田相手に押され気味なエーちゃんですが、
是非とも痛快に勝利を決めて欲しい所でありますよ!

それとこの25巻は表紙にあるように地味に女子分が高くてですね!
ナっちゃんの勢い余ったキスシーンは元より、
失恋のショックで調子を崩している清水さんも可愛いし、
こちらも失恋した姫子ちゃんが影山に絆されてデレ始めている所が、
番外編と描き下ろしに描かれていてウハウハでしたよ!
いやー、やっぱりベイビーステップは面白いですね!
最高!

:: 2013/1/9 水曜日::

■[漫画]何がなんでも勝つ!「ベイビーステップ」24巻

ベイビーステップ(24) (講談社コミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2012-12-17 )
コミック ( 192 ページ )

引き続きエーちゃんと緒方との対戦が続いていますが、
実はこの24巻では終わらず決着は25巻に持ち越しになっています。
相変わらず予断の許さぬ一進一退の瀬戸際の攻防が続いていますので、
この24巻だけだとかなりもどかしいことになると思われます。

故障前は池とライバル関係だったという前歴からも分かる通り、
エーちゃんにとって緒方は自分よりもポテンシャルが高い相手。
現状の持ち札では勝てないので、新しい手を打つ積極性が求められ、
ハイリスク・ハイリターンな状況での試合展開には手に汗握るものがあります。

恐らく試合前の二人だと10回対戦したら3回くらいしかエーちゃんは勝てないと思うんですよね。
でもその3回を本番に引っ張ってこようとするエーちゃんの飽くなき勝利への執念が凄い。
決してダーティなことはしないんだけど、天候の変化すらも利用する遮二無二さと、
弱点を突くことへの躊躇いのなさに必死さを感じるんですよね。

既存のスポーツ漫画とかだと「相手の100%に対して正々堂々ぶつかって勝つ」作品が多いけど、
エーちゃんは「相手の本領が発揮される前に勝利を拾う」のを良しとしている所が特徴的だと思います。
そしてそこが魅力的でもあるので今後もエーちゃんの試合には興味が尽きないですね。
まずはこの試合を勝つことですが、その結果は25巻に持ち越しになるので、
単行本派の人は首を長くしてお待ちください。

:: 2012/9/18 火曜日::

■[漫画]圧倒的な緒方の実力「ベイビーステップ」23巻

ベイビーステップ(23) (講談社コミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2012-09-14 )
コミック ( 192 ページ )

表紙はなっちゃんですが、実は殆ど出てきておりません。
まあ、前巻で最高に萌えな展開を見せてくれたので、
その余韻が味わえるとも思えますが…

遂に準々決勝に進んだエーちゃんですが、
今回の相手はかつて池くんのライバルであった緒方!
腰椎を故障してしばらく表に出てこなかったけど、
そのポテンシャルは既に世界レベルな池と同等と言われる相手に、
エーちゃんは果たして勝つことが出来るのか…?

突出した得意な決め球があるわけではなく、オーソドックスにただただ強い。
今まで積み上げてきたモノを駆使しても勝てない相手に、
昔からそうであったように、新たなチャレンジを試すエーちゃんの姿に、
強くなっても変わってないのを感じられて少し安心しましたね。

しかし緒方のキャラは意外だったというか珍しいというか。
圧倒的な実力を持ちながらも、何というか草食系と言いましょうか…
そこら辺がつけ込めるトコなのかもしれないけど、
しかしながらその壁は高くて割りと絶望させられますね。

ただ、その絶望を乗り越えてきたのがエーちゃんですし、
次巻での逆転劇を楽しみに待ちたい所であります。
ただまぁ、今まで逆転できるかも? という所で何度か負けてきたので、
そう簡単に安心できないのがこの「ベイビーステップ」なんですけどねー
あー、ホントハラハラするわー…

:: 2012/7/19 木曜日::

■[漫画]テニスもラブコメも最高潮!「ベイビーステップ」22巻

ベイビーステップ(22) (講談社コミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2012-07-17 )
コミック ( 192 ページ )

全国3位のシード選手、岡田相手の大接戦を描いた22巻!
いやー、熱い! 表紙の赤みが強いのも頷ける大熱戦でしたよ!
スポーツ漫画としての真骨頂を見せつけられるかのような手に汗握る展開でした!

今までエーちゃんと戦ってきた実力ある選手は誰もがそうでしたけど、
エーちゃんに解析されて弱点が浮き彫りにされ、ひたすら粘られたら、
そのせいでスランプ脱出して成長しちゃったりするんですよね。
今回の岡田もそうで、「理想のない挑戦は逃げ」という意識を持てるようになり、
一皮剥けたせいで全国3位の真価が発揮される様は敵ながら天晴れでしたよ!
惜しくも敗れても今後の展望も開けたようで何よりだと思いました。

そんな岡田相手に本当に粘って勝利をもぎ取るエーちゃんは本当に凄いですよね。
諭吉が公式戦でのエーちゃんとの対戦という夢を叶えられたのも、
全てはエーちゃんの今までの頑張りを一番傍で見ていたからというのも頷けるぐらい、
妥協無く質の高い努力を続けられる本当に良い選手だと感じられます。

そしてこの作品のもう一つの魅力であるラブコメ要素ですが、
エーちゃんの試合結果を息せき切って聞きに来るなっちゃんも可愛かったですが、
いきなり&まさかの丸尾家と鷹崎家のご対面イベントが大変ニヤニヤできて素晴らしかったですね!
しかもソコに清水さんが絡んでくるとかどんだけ読者を萌えさせれば気が済むんだと!

しっかし、なっちゃんは清水さんのあの涙だけで気付いちゃうかー
うーん、やっぱりなっちゃんも一人前の女の子なんだなぁ。(←失礼
巻末おまけの女の子らしいことをしたい清水さんを読んじゃっただけに、
清水さんの切なさが凄いことになってるんだけど、恋の逆転は無理っぽいからなぁ…
いやホント、清水さんには幸せになって欲しいです…
エーちゃんを取るのは無理だと思うけど…、ね…

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