本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2021/8/15 日曜日::

■[漫画]魔導大祭と男の子の喧嘩「杖と剣のウィストリア」2巻

杖と剣のウィストリア2巻杖と剣のウィストリア2巻
出版社:講談社
原作者名:大森藤ノ
原作者twitter:大森藤ノさん(@fujinoomori) / Twitter
作者名:青井聖
作者twitter:青井聖さん(@Aoi_00008) / Twitter
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幼馴染みとの約束を守るため、魔法を使えないのに魔法学院で頑張る少年ウィル。
2年に一度開かれる「魔導大祭」には過去のトラウマから出る気はなかったんだけど、
バイト先で尊敬するドワーフを成績優秀者のユリウスにバカにされ、
喧嘩&挑発されたこで出ることになって…

3人一組の競技に出るために頼ったのはコレットなんだけど、
コレットが頼ったのがシオンというのが何とも…w

男心を翻弄するコレットってばマジ小悪魔。
大好きな男の子のためなら、気のない男相手にも媚びをうっちゃうのだ。

まぁ、そんな扱いされた上に、
ウィルの眼中にないとかなったらキレるのは仕方ないけど、
協議中に喧嘩を売るとか、シオンってば周りが見えてないですよね。
事前にちゃんとネゴっておかなかったコレットとウィルも悪いんですけどね。
しかし涙目で自分事を見ろとかいうシオン…

お前はこの作品のヒロインなのかよ、と突っ込まざるを得ないな…w

シオン戦は前哨戦でユリウス戦が本命みたいだけど、
イグノールに漁夫の利を取られそうな気がする…
はたしてどうなるのかな…?

:: 2021/4/30 金曜日::

■[ラノベ]愛の女神のブロークンハート「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」17巻

女神祭でのシルとのデートはフレイヤ・ファミリアにかき回されたけど、
最後には真剣に想いを告げてきたシルを苦悩の末、憧憬への一途さから振ってしまったベル。
シルと同じくベルも傷付いたんだけど、
どうしてもベルを手に入れたいシルはその「娘」としての役割をかなぐり捨てて、
愛の女神フレイヤとして強引な手段を取ることに…!

私みたいな熱心な大森藤ノファンなら周知のことだと思うのですが、
大森藤ノさんはダイの大冒険の大ファンなので、
この17巻の展開を読んだ時は「ダイの記憶喪失のオマージュか!?」と思ったんですよね。
ただ、よくよく考えればうしとらの婢妖による記憶操作の方が近かったですね。
どちらにしろ、大森藤ノさんが上手くダンまちの世界観に取り込んでいると思います。

しっかし、フレイヤ様の愛が重かった17巻でした…!
ベルくんが手に入らないなら、手に入るように世界そのものをねじ曲げるというやり方は、
「流石は女神様だな!」と妙に感心しましたね…
自らに課していたルールを破ってでも。
かつて天界に送還したイシュタルと同じになってでも。
それでもベルくんを手に入れたかったとか、ある意味純愛モノだな…

そしてフレイヤ様が一度ルールを破ってしまったら、
それ以降はルールを守るのが面倒になるというのがわかるなぁ…
ソシャゲで一度課金してしまうと、ブレーキが効きにくくなるような感じでしょうね…
そういったところは女神様も俗っぽいな、と思いましたが、
一番俗っぽいな、と思ったのは終盤でベルくんに論破されて羞恥で赤面したところですね!
あそこでフレイヤ様はとても可愛いと思ってしまいました…

とはいえ、フレイヤ様の魅了によって記憶を改竄された被害者たちはたまったもんじゃないですよね…
記憶が正常化された時にキレてた面々の怒りは正当なモノですよ。
リリは奇声を上げ、春姫は静かに絶望してましたが、
一番の被害者はベルくんラブラブ日誌を没収された上に熟読されたエイナさんでしょう。
これ、フレイヤ様以外に読まれたら羞恥で死んでしまうのでは…?

それにしても今回のベルくんは深層に落ちた時は別ベクトルの苛酷さですね…
みんなの記憶がねじ曲げられてしまって自分の認識が間違っているのかと信じられなくなり、
大好きだった人たちに冷たくあしらわれるとかツラいにも程があるよ…!
あと、肉体的にも毎日ボコられててツラすぎだと思いました。
ステータスの耐久が抜群に伸びてるのには「さもありなん」と思いましたもん…w

あと、ヘスティア様は流石の処女神でしたね!
まさかヘスティア様の設定がここで活きてくるとは思いませんでした。
アルテミス様は劇場版で天界に戻ってしまっているし、
都市外からの救援とか都合良く来るとは思えなかっただけに、
一体ここからどう巻き返すのかと戦々恐々としてましたが、
まさかヘルメスがあんな良い仕事してくれるとはなぁ…
ループモノ主人公っぽいこと言ってたのには笑っちゃったけど…w

フレイヤ編にしてもシル編も次の1冊でまとまるっぽいですね。
まさかまた「戦争遊戯」をすることになるとは思いませんでしたが、
今回は前回とは規模が違うモノになりそうですね…
どういった展開になるんだろう…
早く続きが読みたいです。

:: 2021/4/29 木曜日::

■[漫画]魔法学院の劣等生だけどダンジョンに進級を求めるのは間違っているだろうか「杖と剣のウィストリア」1巻

杖と剣のウィストリア1巻杖と剣のウィストリア1巻
出版社:講談社
原作者名:大森藤ノ
原作者twitter:大森藤ノさん(@fujinoomori) / Twitter
作者名:青井聖
作者twitter:青井聖さん(@Aoi_00008) / Twitter
紙書籍通販:杖と剣のウィストリア (1)
DMM電子書籍:杖と剣のウィストリア (1)

世界を脅かす「天上の侵略者」を退け世界に平和をもたらした最強の魔法使い「至高の五杖」
今も世界を支えている存在のみが見ることが出来る夕陽を一緒に見ようと約束した幼馴染みが、
その圧倒的な才能によってあっという間に「至高の五杖」に至ったため、
約束を守ろうと主人公のウィルは「至高の五杖」を目指し魔法学院で勉学で勤しむも、
”魔法が使えない”という劣等生なため、進級の単位をダンジョンでの実習で稼ぐ日々で…

ダンまちの大森藤ノさんが原作を担当し、別冊少年マガジンで連載を始めた新作です。
ダンメモで進撃の巨人コラボがあったし、その流れで別マガでやることになったんじゃないでしょうか。
魔法が使えないけど鍛え上げた筋肉を使って無双するとか、ジャンプでやってるくらいに王道だし、
魔法至上主義の学校では評価されない戦士としての技量が凄まじいとか一昔前のなろうでの王道だし、
何よりもダンジョンが主軸になっているあたりが大森藤ノさんらしいなぁ、と思う次第です。

ウィルは劣等生なので一部の教師や級友には蔑まされてるんだけど、
そこで挫けずへこたれず、幼馴染みの約束を胸にひたむきに頑張る姿が胸を打つんですよね。
そんなウィルに好意を持つ人ももちろん居て、級友のコレットちゃんもその一人です。

ウィルをいじめる相手に対して毅然と振る舞い、
窮地のウィルを助けるために駆けつけたりと健気なんですが、
ウィルには幼馴染みにして「至高の五杖」のエルファリアがいるからなぁ…
コレットちゃんには失恋が約束されてそうでちょっと切ないですね…w

1巻ということで序盤ではあるんですけど、
この作品がどんな物語であるかは詰まっていますね。
2巻からは早速とばかりに学院で開催される魔導大祭編が開始されるみたいだし、
これから更に盛り上がりそうです。

ちなみにマガポケで第一話が読めます。

杖と剣のウィストリア – 原作/大森藤ノ 漫画/青井聖 / 【第1話】一振りの剣のように | マガポケ

第一話だけ読めばどんな作品かわかると思いますので、気になる方は是非どうぞ。

:: 2020/11/23 月曜日::

■[漫画]傷だらけの狼「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア」17巻

元イシュタル・ファミリアのレナに惚れられてしまったベート。
闇派閥へと至る鍵となるアイテムを求めてレナと行動するも、
恐れられるのではなく、好かれることにやりずらさを感じるが、
闇派閥の悪辣さはフィンの想像以上で…

ベートとレナのクレイジー夫婦漫才は初っ端から全開ですね!

ベートは今までフィンのことを認めていたのは間違いないですが、
ここへきてフィンの苦労を実感を持って認めてしまうことに…
まぁ、フィンもそこまでは狙ってなかったんでしょうけどね。
げに恐ろしきは恋するアマゾネスですよ…

しかしそんな淡く楽しい騒動も闇派閥は容赦なく蹂躙するんですけどね。
確かに鍵を捜索するロキ・ファミリアとはいつか倒したいけれど、
ホームであるクノッソスにおびき出すことは難しい。
ならば鍵へのヒントを全部潰せば良いとかエグいことを考えますよ。
そう言えば「3×3EYES」で聖地へ至る鍵を破壊することが任務の妖怪もいたなぁ。
とか思い出しました。(古い

それにしてもベートは本当につくづく女運が悪いですね。
「幸運」アビリティが一番必要なのはベートかもしれません。
しかし、そんな運命に屈せずに正面から雄叫びを上げるのがベートなんですよね。
フィンたちが何年掛かっても滅ぼせなかった悪意を正面から食い破れ、ベート…!

:: 2020/10/21 水曜日::

■[ラノベ]ラブコメの給仕娘「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」16巻

「ベルさんへ 今度の女神祭、二人だけでデートしてください。 シルより」
ストレートすぎるラブレターをシルから貰ったベルくん。
ベルは赤面し、ヘスティアは憤慨し、リリは焦り、春姫はテンパる!
そしてシルにベルくんへの想いを問われたリューはポンコツに!
ダンジョンよりも緊迫した女の戦いが今、始まる…!?

というわけで怒涛のラブコメ編ですが、この作品はダンまちです。
僕ヤバのようにトキメキ100%ではなく、シリアスな要素もあるのです。
甘々成分90%にバトル9%、そして劇薬が1%混入されているのでショックを受けないようにしましょう。
昨日配信されたオラジオZによるとシルさん役の石上静香さんもショック受けてましたしね!

Web版ではわりとあからさまな伏線があったので覚悟はしてましたが、
それでも私の感情もグチャグチャですよ…!

ただ、ラブコメの面白さとしては大変よく出来ていると思うのですよ。
いつもはシルさんから攻められてベルくんが赤面するパターンだったのに、
ベルくんがヘディンに鍛えられたお陰でシルさんをドキドキさせて読者のわたしはニヤニヤです。
シルさんが笑顔になるように必死に考えたお陰で喜んでくれて…
いやー、ラブコメって良いモノですね。

そしてそんな二人に嫉妬する周りの面子がまた最高でして…
ストレートに嫉妬してストーキングするヘスティアに笑っちゃうし、
不意打ちでエンカウントしたアイズの「…………ふぇ?」には萌えちゃうし、
ピュアピュアなポンコツっぷりが発揮しまくるリューさんにはニヤニヤしちゃうし、
ショップ特典SSでのエイナさんがショックを受けるシーンにもニヤニヤしちゃう…!
ハーレムラブコメだと他のヒロインたちのリアクションも楽しめて二度美味しいのです。

ただ、ベルくんは憧憬一途なので本命のアイズ以外に靡くことはないんですよねー
そういった意味では本当にハーレムラブコメには向かない主人公です。
それでも観察力の高さはシルさん相手にもきちんと発揮されているので罠にも掛からなかったんですが…
フレイヤ様の罠はかなり強引になりそうなので、次巻以降がとても心配ですね…

:: 2020/7/25 土曜日::

■[漫画]春姫編、始動!「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII」1巻

ダンまち本編のコミカライズ担当である九二枝さんが心身を崩されたのか長期休載されているんですが、
流石に人気作のコミカライズが止まったままなのは読者だけでなく出版社も困ったのか、
戦争遊戯編の次である、春姫編を矢町大成さんがコミカライズされることになりまして、
その単行本の1冊目がこれになります。

既にアニメでは描かれてますがコミカライズは最初の方から丁寧に描かれてます。
第0話として原作ダンまち4巻に収録されているヘスティア・ファミリア結成初期の話である、
「女神へのカンパネラ」を描いた後に、
団員を増やした今のヘスティア・ファミリアを描く、というのは上手い構成だと思います。

そして初手で借金二億ヴァリスネタをかますのはヘスティア様らしいなぁ、とも思います。

借金があっても仲間の絆は傷付かないし、
むしろ結束を強くするあたりはヘスティア様の人徳、もとい神徳ですよね。

今回の春姫はまだ序盤の顔見せ程度で、
むしろアマゾネスたちの縦横無尽っぷりが印象に残ってしまいますが、
春姫の悲哀と諦念が混じった瞳は印象的なので、
冒頭でベルくんが気づいたリリの笑顔みたいに、
春姫の心からの笑顔を見せてくれるシーンが今から待ち遠しいです。

ちなみに巻末には原作者である大森藤ノさんの書き下ろし春姫短編がありますので、
原作ファンは見逃せないですよ…!

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