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:: 2020/11/27 金曜日::

■[漫画]2年生編、スタート「氷菓」13巻

氷菓13巻氷菓13巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:米澤穂信
原作者サイト:汎夢殿
原作者twitter:米澤穂信さん (@honobu_yonezawa) / Twitter
作者名:タスクオーナ
作者サイト:A/O LABO
紙書籍通販:氷菓 (13)
Kindle版まとめ買い:氷菓
DMM電子書籍:氷菓 (13)

本来なら今年の春に出るはずだった13巻が半年遅れで刊行されましたが、
その理由は容易に察することができるだけに納得しています。
2019年7月18日の事件で亡くなられた関係者の方々のご冥福をお祈りし、
怪我をされた方々の回復を切に願うばかりです。

「遠まわりする雛」の解決編と「ふたりの距離の概算」、
つまり2年生編が収録されている13巻です。
解決編に関してはアニメで観ていたこともあり、
放映当時の思い出に浸りながら読むことができました。
ラストのえるの笑顔、良かったですね…

そして2年生編にして新入生が入ってくる新章ですが、
新歓祭で見掛けた小さな違和感から始まった「わたし気になります」が、
新入生の大日向さんも巻き込んで…
というか首を突っ込んできての推理合戦になってて面白かったです。
大日向さんは里志に近いのかもしれませんね。

それにしても小さな違和感から始まった事件も、
奉太郎が観察力と想像力を働かせることでこれほど真実に至れるんだなぁ…
と、改めて思いますね。
観察力だけならえるの方が上かもしれませんが、
想像力だけはやはり奉太郎が飛び抜けて高いですよね。

それにしても大日向さんは元気なヤマネコって感じがしますね。
後輩としてこれから古典部を盛り上げてくれそうだと思いましたが、
早速やらかして、もといやってくれましたか。
奉太郎の誕生日会とか楽しそうなイベントですよね。
これは続きが楽しみです。

:: 2020/7/23 木曜日::

■[漫画]男と女の本気の戦い「すべての人類を破壊する。それらは再生できない。」5巻

西暦1999年、ノストラダムスの大予言の年。
国立京都国際会館で開催されるMtGのグランプリ京都99に向け、
しぶやまの面子に鍛えてもらい準備万端の神納はじめ。
そんなはじめが初詣に行った神社で再会した八雲は、
はじめへの想いを強くしていき…

八雲ちゃんは実に可愛いんですが、
とてもフラれる気配が濃厚なのが不憫なんだけど、そこも魅力的という…
何とも可哀想な可愛さがあるわけですよ…!

趣味が男の子のソレで、しかもMtGというマニアックなもので、
他人の話の輪に入りたいけど尻込みしてたところに、
自然体で話しかけてくれたはじめは、そりゃ救世主みたいなもんでしょう。
惹かれるのも仕方ないと思うんですよね。

八雲は八雲なりに頑張ってアプローチしていて、健気なんですよね…

一応はじめにもそれなりに響いているっぽいんですが、
どうしても初対面の印象が男の子だっただけに払拭するのは難しいでしょうね。
まぁ、はじめのゲームから引用するネタを理解できちゃうあたり、
女の子らしさを意識するのが難しいのかもしれません。
それはそうと、この時期にはもうテイルズ オブ ファンタジア出てたんですね。
私が高校時代だからそりゃ出てるわ。

そしてはじめが熱意を掛けまくり、本気で挑んだグランプリ京都ですが、
大人に混じって中学生が初日の戦いをくぐり抜ける時点で凄いと思いましたけど、
はじめは本気で優勝を狙っていただけに、あの結果は残念ですよね…
正直、中学生にしてかなり頑張った結果だし胸を張って良いと思うんだけど、
それで納得できるほど大人になりきれてない…
本当に中学生なんだなぁ、と今更ながらに感じてしまいますね。
うーん、若い… だが、それが眩しい…!

はじめを破った相手が慧美にMtGを教えた従兄というのにも因縁を感じますが、
相手もはじめのことをそれなりの強さがあると認めたように見えるので、
今後ラスボス的ポジションになって再戦する可能性がありますね。

失意のまま帰宅の途につくはじめを他所に、
八雲と慧美の女の戦いが始まったのには俄然注目してしまいます。

自分の恋心をストレートに出すのにはまだ照れがある慧美に対して、
八雲は一歩も二歩も遅れているのを自覚するからこそ、
宣戦布告とも言える願いを口に出す八雲からは並々ならぬ決意を感じますよ。
うーん、はじめは罪作りな男やで…

それにしても凄く良いところで終わりましたね。
続きが気になってたまらないので、早く今月の少年エースを読みたいです。

:: 2020/5/31 日曜日::

■[漫画]私の家はここですか「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」3巻

バイトを始めた沙優が知り合った先輩バイトのギャルJKのあさみ。
親類ではない男性の家に住んでいるという沙優を心配して、
吉田さんのことを値踏みに来たけど何とかなったと思ったら、
次は吉田さんの思い人である後藤さんもやってきて…

いやー、今回は後藤さんが凄かったですね…
吉田さんの5年越しの告白を断ったのに気があるように振る舞うとか、
とんだ悪女だと思ってましたが、ここへきて真っ正面から来ましたよ…

もっとはぐらかすもんだと思ってたんですけど、
流石に誤魔化せなかったのか、直球で来ましたね…

じゃぁ、なんで断ったんだよ!
とは吉田さんじゃなくても思う訳ですが、
その理由がなんともフワフワしていたのには肩透かしを食らいましたが、
それ以上に驚かされる事実がこの後に明かされましたよね…

いやー、吉田さんが信じられないのもよくわかりますよ…!
人当たりが良く、美人で巨乳で仕事ができる女が28まで処女って!
でも本人の言葉を信じるなら23の時に吉田さんを部下に持って、
その途中から吉田さんのことを好きになったというわけだから…
うーん、なくはない、か…

まぁ、存在がファンタジーという意味では吉田さんもそうですしね。

ここまで一途な童貞とか凄いですよね。
後藤さんとヤレるチャンスをフイにした時の内心の表情からして、
本気で言ってるのがわかるから凄いというか。
本当に吉田さんは優しい人なんだな、と思います。

沙優も向き合わなければならない現実を再認識させられてツラいと思うけれど、
吉田さんに甘えられるうちに立ち直って欲しいですね…

:: 2020/3/26 木曜日::

■[漫画]友情と恋のMtG!「すべての人類を破壊する。それらは再生できない。」4巻

親友である来島に慧美狙いを宣言されたはじめは、
MtGでケリをつけるために文化祭後の教室で対戦することに。
しぶやまで場数を踏んできているはじまだけど、
対する来島は”ターボ・ジーニアス”というデッキで…

いやー、熱かったですね!
MtGのルールはよくわからないんですけど、二人がギリギリの戦いをしていたのは伝わってきましたよ。
如何に時代を席巻するデッキであろうと攻略方法はあるし、
心理戦を仕掛けて誘導するという方法も有効なんですね。
しかも決め手となるカードが慧美とトレードしたh”裏切り者の都”ってのが熱い!

それと、はじめが怒っていた理由が慧美へのアプローチよりも、
来島が約束していた名前を使わなかったこととか、
こっ恥ずかしいくらいに青春していたのが最高です。

それにしても来島がこんな泥をかぶるような役をやったお陰で、
慧美への気持ちを自覚したはじめだけど、
まだまだ中学生の思春期だからちょっとしたスキンシップで狼狽えたりと、
やたら可愛いですね…

可愛いと言えば慧美ですが、ブルマで色気攻撃するとかあざとい…!

98年頃はまだギリギリブルマが残っている時代ですね。
今の若い子には信じられないでしょうけど、こんなエロい体操着が当たり前にあったんですよ。
ブルマJCとの青春ラブコメってのは貴重なんだぞ、とはじめに言ってあげたいですねw

ラブコメ的にはトリーさんの合コンからの仲違いはドキドキでした。
というかトリーさんが大学生だったのにも驚きましたが、
大学生の合コンに中学生を誘うとか犯罪だよね!w

しかし仲違いした後の仲直りイベントが破壊力高かった…!
周りの大人のせいでギクシャクしたと思ったら、
周りの大人がフォローしてくれたお陰で雨降って地固まった上に、
めっちゃ可愛い慧美を見られて至福でしたね…

これには本当に、ごちそうさまです!

さて、次は京都でのイベントみたいですが、
来島との再会だけでなく、慧美の師匠もあるし、
何よりも八雲がまだ居ますからね。
99年というノストラダムスの大予言の年になりますが、
MtGの青春がどういった結末を辿るのか楽しみです。

あと余談ですが、リーフファイトがちょろっと出てましたね。

懐かしいなぁ。
軽自動車を買えるくらいのお金を注ぎ込む友達が恐ろしくて私はやらなかったんですが、
今となってはプレイしておくべきだったかな、と思わなくもないです。
しぶやまの面子ならLFTCGだけでなくQOH99もプレイしそうな気がしますねw

:: 2020/1/24 金曜日::

■[漫画]佐々木少年さん新作!「Fate/Grand Order ‐Epic of Remnant‐ 亜種特異点I 悪性隔絶魔境 新宿 新宿幻霊事件」1巻

TYPE-MOONのゲームとしての処女作にして傑作の「月姫」
そのアニメ版のコミカライズながら、原作に忠実かつ誠実であり、
多くのファンから絶賛された「真月譚 月姫」
その作者である佐々木少年さんが「月の珊瑚」に引き続いて、
TYPE-MOON作品を担当されることになったのがこの「新宿幻霊事件」です。

FGOは大雑把に言うと第1部、第1.5部、第2部とそれ以外の各種イベントで構成されているのですが、
この「新宿幻霊事件」は第1.5部の第一章に該当します。
人理を修復したはずなのにいきなり1999年の新宿に発生した特異点を修復するため、
主人公にしてマスターの藤丸立香が飛んだらそこは上空1500メートル。
絶体絶命のピンチを助けてくれたのはアラフィフ紳士で…

ボーイ・ミーツ・アラフィフ。
しかも舞台は暴力がせめぎ合う退廃的な新宿。
FGOの中でも屈指の渋さが出ている章を佐々木少年さんが描いてくれるのです…!

原作を既にプレイしている身としては謎が謎ではないのですが、
如何にも怪しいアラフィフの正体に関しては作中でも明確に怪しさを匂わせているので、
原作未プレイの人にもかなりわかりやすいのではないでしょうか。
まぁ、私はゲームでも初見で正体を見破ってましたけどね!
だって、数式とか言って教授と呼ばれて如何にもな悪役のアラフィフですよ。
わからいでか。

しかしわかってはいましたが、画面が渋すぎですよね…
アラフィフの渋さが悪いとは言わないですが、
FGOって基本的に女性キャラが多いもので、
この1巻での男率の高さはかなりレアだと言わざるを得ないです。

ただ、ラストで登場したように女性サーヴァントはちゃんと出てきますし、
更にこの後はFGOでも屈指の人気を誇るあのサーヴァントが出てくる上に、
悪友コンビとも言える女性タッグが見られるので、
次の2巻をぜひ楽しみにして欲しいです。

:: 2019/11/27 水曜日::

■[漫画]この想いは恋と言えないけれど「すべての人類を破壊する。それらは再生できない。」3巻

青春が眩しすぎて浄化されそうだ…!

神納はじめと沢渡慧美の青春MtGラブコメストーリーは3巻になっても眩しいです。
二人とほぼ同年代のアラフォーな私にとって二人の青春模様は今の年齢で読むとこっ恥ずかしいんですが、
その青臭さすらも今となっては眩しく感じて、心が震えちゃいますね。
今年は「天気の子」といい、若者たちの眩しい青春模様が感じられる作品が多い気がします。

特にこの3巻は初っ端からニヤニヤでドキドキで最高でしたね!
はじめに誕プレを渡す慧美とか、
告白イベントかと思ってトキメキまくりでしたね!

これは後ろから覗いていたおっさんたちを責められないですわ。
私もこの場に居れば同じことをしましたね! 間違いなく!
こんな美味しい、もとい、眩しい青春を見ないなんてありえないですよ!

その後も二人で一緒の帰り道、河川敷での接触イベントとかもう…! もう…!
はじめだけでなく、慧美も青春で頭がゆだってるよね!
これでまだ付き合ってないとかおかしいよね!

でも、二人がまだ付き合ってないからこそ、イベントが楽しくなってるんですよね。
遠足で慧美が来島くんと一緒の班行動をしてはじめがヤキモキするとか、
嫉妬イベントが楽しくてたまらなかったですし、
偶然再会した八雲とのフラグ構築イベントも垂涎モノでした。

特に八雲とは々ボンボン派だとか、漫画やアニメの趣味も合っているので、
慧美以上に相性が良さそうというのも良いですし、
何より八雲の方がちょっと積極的になっているのが素晴らしい…!

八雲の性格上、二人が付き合っているなら割り込まないと思うんだけど、
まだ付き合ってないなら割り込みたいと思ってもおかしくないわけですよ。
うーむ、三角関係とかオラとってもワクワクしてきたぞ!

しかし慧美… わりとバレバレだな…

だが、それが良い…

それにはじめの方も、親友である来島の参戦表明に対して、
真っ向から迎え撃とうとするはじめは男らしくてカッコイイですね。
勝負の決め方がMtGというのがこの漫画らしいですけど、
漫画の見せ方が上手いのでとても迫力があるものになってますね。

ちなみにこの勝負の決着は今月発売の少年エースに載っています。

【電子版】少年エース 2020年1月号 [雑誌]

気になって仕方がない人は買って読めば良いと思います!
凄く面白かったです!(←既に読んだ人

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