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:: 2018/12/23 日曜日::

■[漫画]待望の本格日本編スタート!「王様の仕立て屋」~下町テーラー~ 1巻

「王様の仕立て屋」シリーズの第4部下町テーラー編の第1巻です。
まぁ、ぶっちゃけテコ入れですね!
今回は日本が舞台なので、日本人に馴染み深いネタが多いので、
分かりやすいというメリットがあると思われます。

織部が恩師の針生親方の留守を預かって始まった日本編。
過去にも何度か帰国して日本を舞台にした時もあったし、
ヨーロッパ出張に来た日本人の悩みを聞いた事もありましたが、
日本を舞台に、日本人がやらかしがちなネタをメインに扱うというのは、
連載15年にして初の試みなのではないでしょうか。

しかも初っ端から某大臣のスーツのお値段がアレなのをネタにしてきてますよ。
アレね、私もニュース見た時に呟いたもんです。

王様の仕立て屋を読んでたら「安っ!」とか思ってしまうのですが、
年収200万円時代に突入しそうな昨今だと高すぎるんでしょうねぇ…
作中ではマスコミはわかってるとか言ってるけど、
わかってるかもだけど、年収200万円世代には刺さる値段なんでしょうね…
世知辛い世の中やで…

というか、日本編に入ってから具体的な値段が出てくることが増えた気がしますね。
これもまた新シリーズのテコ入れの一つなのでしょうか。
具体的な金額を出すことで共感を得られるようにしているのかもしれません。
まぁ、具体的な値段を聞いて尻込みしそうな気もしますが、
ケメ子の学校の先生のエピソードのように、
既製服+仕立てシャツという組み立てもあるので、
値段と特急料が全てというわけではないと思われます。

それにしてもこの日本編はいつまで続いてくれるのかな…
連載を読んでる人ならわかるけど、面白いJKキャラも出てきたり、
これからどんどん面白くなりそうなんだけど、
そもそもイタリアの店が心配なんですけども。
まぁ、巻末描き下ろし漫画を読む限り案の定ラウラたんが頑張ってくれてるみたいだけど…
頑張って続いてほしいものであります。

:: 2018/7/20 金曜日::

■[漫画]そして日本編へ…「王様の仕立て屋 ~フィオリ・ディ・ジラソーレ~」7巻

最近は麻生大臣のスーツが35万円だったというニュースが世間で話題になっていましたが、
私はこの漫画を読んでいたので「安いな!」としか思えませんでした。
まぁ、麻生大臣は特急仕事を依頼する必要もないし、
そもそも寸法が分かっている上客だから仕立て屋も安く請け負っているのでしょう。

それはともかく、単行本派の方は驚くかもしれませんが、
フィオリ・ディ・ジラソーレ編はこれでラストです。
副題を変えて再出発を繰り返してきましたが3回目はまさかの7冊で終わりです。
思い切ったテコ入れをしてきましたねー…
日本を舞台にした新シリーズ「~下町テーラー~」は来月から連載開始です。

まぁ、そんな事情とは関係なく7巻はいつも通りの内容というか。
拗らせたり困ったりしている客を相手に、
見事な装いを作って背中を押してくれる織部です。
もちろんラウラたんたちも仕事してますが、
リッカルド親方も珍しく仕事してます。

それにしても日本編かー
触りの部分というか導入はこの7巻のラストに載ってますが、
珍しく具体的な金額が提示されてますね。
舞台だけじゃなくサブキャラたちも一新されるだろうし、
かなりのリニューアルになりそうです。
はたしてどんな内容になるのか…
昔からのファンとしてはちょっと心配なところもありますが、
信じて待ちたいと思います。

:: 2018/3/20 火曜日::

■[漫画]ノッポさんの装い「王様の仕立て屋 ~フィオリ・ディ・ジラソーレ~」6巻

我が家の書庫で一番本棚の占有体積が大きいのがこの「王様の仕立て屋」シリーズでして、
これだけ長いシリーズだと途中で電子書籍に切り替えても良さそうなもんですが、
どうもこの作品だけは紙で揃えたいんですよね。
これも一つの粋ってやつなのかもしれません。

作者前書きでグルメ漫画の隆盛への羨望を見せてましたが、
そのせいか冒頭2作品は食に関するお客様たちでしたね。
サラミはともかくモンテ・ビアンゴはちょっと食べてみたいなー
でも、あのボリュームはちょっとキツいかもしれない…
一緒に食べてくれる相手がいれば…!(独身の嘆き

それと作中でも語られてましたが、ボリュームが削られるのは悲しいですよね…
いつの間にポテチはあんなに少量になったんだろうと思うことしきりですよ。
やはり金額が上がるよりもボリュームが減る方が悲しい時ってあるよね…
賃金が上がれば全て解決すると思うんだ…!

それとこの作品は時流に沿った内容を取り入れるのはいつものことでしたが、
まさか「けものフレンズ」のネタを持ってくるとは…
まぁ、現実はこんなに綺麗に解決はしませんでしたけどね…!
悲しいものです…

それはそうと単行本ラストはナルチーゾの話になるのは伝統になるんですかね。
こっちの方がネタだしが楽だったりするのでしょうか。
これはこれで有りなローテーションかとは思うので私は一向に構いませんが!

:: 2017/11/23 木曜日::

■[漫画]こちらナポリ県織部悠仕立て店「王様の仕立て屋 ~フィオリ・ディ・ジラソーレ~」5巻

累計50巻とか凄いですね。
表紙カバー折り返しの作者プロフィールにも書かれてましたけど、
確かに少年ジャンプ連載デビュー作は9週打ち切りでしたもんね…
あれはあれで好きだったんですけど、
今読むと「当時は『なんでも鑑定団』が流行ってたんだなぁ…」
という作品の内容よりも別の感慨が出てくるのも確かであります。(笑

さて、今回も面白かったですけど、
服飾的にはスーツの素材と着回しがメインテーマであり、
こち亀リスペクトが裏テーマにあると思います。
だって、久しぶりに白鳥さんが出てきたし、
何より巻末描き下ろしのネタがアレでしたし。(笑
しかし累計50巻とはいってもまだこち亀の1/4なんですよね…
先は長いな…!

素材とはいえ撥水ウールとか機能的なものだけでなく、
日本人が混同しやすいヘンプとリネンといった麻素材のものまで色々でしたね。
特に麻は日本語だと全部麻だけど、
中身は全然違ってくるのが面白いというか困るというか。
歴史的なものがあるとはいえ、日本語の語彙の貧弱さを思い知った次第です。
うーん、作ろうと思えば作れたはずなんだけど…
外来語で良いだろって感じだったのかしら…

素材とは少しずれますが、
ゴッドハンドの転職活動の話も面白かったですね。
今までも仕立て以外でもバイクを見立てたりはしましたけど、
まさか転職先まで考えてくれるとは…(笑
流石は織部ですね。
私の転職先も考えてくれないかな…

:: 2017/7/29 土曜日::

■[漫画]サラリーマンの戦闘服「王様の仕立て屋 ~フィオリ・ディ・ジラソーレ~」4巻

ラウラちゃんが表紙ですね!
金髪ツインテールなラウラちゃんですが、彼女のツインテールは特殊でして、
片方だけが先っちょ巻いてるんですよね。
ドリル入ってるあたりがラウラちゃんの性格が滲み出ていると思います。

さて、今回はラウラちゃんの出番もありますが、織部の出番もちゃんとあります。
やはり主人公だけあって織部がメインで活躍すると話が締まりますね。
日本の商社からやってきた新人サラリーマンの話はオーソドックスな話なんですが、
日本の縦社会の悲哀を感じて身につまされるものがあるというか。
それだけに異境で揉まれた織部の厳しい言葉はキツいけど、心に響きましたね。

もちろんラウラちゃんも良い仕事をしてますよ。
ミラノやパリという離れた地で我が物顔で仕事をしながら、
難題に当たった時に織部の言葉を伝え聞いただけで奮起するとか、
やっぱりラウラちゃんはラウラちゃんだなぁ、と思う次第であります。

しかし… 年齢によって似合わなくなる服とかはわかるけど…
まさかオチでユーリア社長のセーラー服姿が見られるとは…!(笑
これ、他のキャラもやってくれないかな… 特にラウラちゃんとか…
ダメ…?

:: 2017/1/13 金曜日::

■[漫画]それは喪服か礼服か「王様の仕立て屋 ~フィオリ・ディ・ジラソーレ~」2巻

日本人にとってはお馴染みの白シャツ。
私もスーツ以外でも白シャツは結構持ってます。
というか会社でもプライベートでも使いやすいんですよね。
ただ、それは日本だけに限った話で、欧州的にはNGみたいで…

という訳で今回のテーマは白シャツ(と黒靴)です。
日本のサラリーマンがお洒落な欧州に行った時に陥りがちな問題を、
回答例を出してくれつつ物語が進行していきます。
まぁ、その物語が中々に波乱万丈なのはいつも通りなのですが。

作中で織部も言っているように、日本での白シャツって必然性があるんですよね。
高温多湿だと色シャツは汗ジミが目立ちますからね。
ただ、それをワールドワイドで展開するのが問題なだけで、
郷に入りては郷に従え、という風に装いを変える意識が重要というわけですね。
それを、イタリア人が日本に行く場合と、
日本人がイタリアに行く場合のそれぞれで回答を出しているのは流石ですね。

2巻で気付きましたが、
一冊一テーマは前と変わらないんだけど、
単行本一冊が長編ストーリーになってないんですね。
確かにこの方が雑誌で読んだ時に取っつきやすいかも。

まぁ、問題はジラソーレの副題が入ったのに、
今回はナルチーゾの方々が多く出張ってきたことでしょうか。
もっとラウラたんに出番を!(←ラウラ推し

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