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:: 2013/2/22 金曜日::

■[漫画]おかえりなさい、まおー様「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」6巻

まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る! 」 (6) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:石田 あきら
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2013-02-23 )
コミック ( 164 ページ )
原作者サイト:m2lade JAM
原作者twitter:橙乃ままれ (marmalade_macro) は Twitter を利用しています
作者サイト:Life Like Love
作者twitter:石田あきら (Akira_Ishida) は Twitter を利用しています

存外にアニメが好評な「まおゆう魔王勇者」ですが、コミカライズ版も好調です!
特に何度も言うようですが石田あきら版が素晴らしい出来でして、
デザイン自体は原作と若干異なっているんですが、
ストーリー自体はもの凄く丁寧且つ忠実に原作準拠なので安心して読めますし、
何より漫画としての完成度が高い上に刊行ペースが群を抜いているんですよね。

という訳で6巻では魔王不在の間に着々と戦争の準備が整っていき、
白夜の国からは騎馬兵が侵攻し、軍人子弟が大活躍!
そして中央との決戦は膠着状態を維持しながら、暴走する傭兵部隊をあしらい、
何とか人死にを減らそうとしているけど、次回以降の戦争に対する伏線も張られていて…

そして魔界では魔王の亡霊に取り憑かれた魔王とメイド長。
魔王と勇者との想いと願いを賭けた戦いが!
普段はお小言ばかりのメイド長も心の底から魔王のことを思っているのが分かりますし、
魔王と勇者のぶつかり合いは第一話と上手く対比が取れていると思います。

女魔法使いも冬寂王に対して知恵を授けて今後の伏線も張られており、
今後とも大期待なまおゆうであります!
やっとまおー様が帰ってきたのでやっと本来の賑やかさが戻ってくるかと思うと、
次巻以降もますます楽しみであります!

:: 2012/12/22 土曜日::

■[漫画]損得勘定こそ我らが共通の言葉「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」5巻

まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る! 」 (5) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:石田 あきら
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2012-12-22 )
コミック ( 164 ページ )
原作者サイト:m2lade JAM
原作者twitter:橙乃ままれ (marmalade_macro) は Twitter を利用しています
作者サイト:Life Like Love
作者twitter:石田あきら (Akira_Ishida) は Twitter を利用しています

来月から”狼と香辛料”スタッフがメインに据えられたTVアニメも始まりますよ!
まぁ、氷菓と同じ放送局なのでうちは映らないんですけどね!(つД`)
いいもん、石田あきらさんのまおゆうは超面白いから満足できるんだもん…

4巻ではメイド姉の演説が大いに盛り上がりましたが、
その影響は計り知れないモノがあり、同盟の小麦買い占めの効果もあって、
遂に南部諸王国に中央は宣戦布告を叩き付けることに。
しかし魔王は未だ冥府宮から帰還せず、残った人たちでこれに当たることになるんだけど…

今回は表紙になっている通り、青年商人さんが大活躍でしたね。
火竜公女という人物を一人の”取引相手”として見据えて動ける器の大きさ。
そして小麦を疑似通貨として二大通貨体制を築き上げようとしている策謀と、
肝の据わった所を見せてくれて引き込まれてしまいますね。

しかし農産物を疑似通貨と見なすとか初めは驚きましたけど、
よく考えたら江戸時代の日本とかだと加賀百万石みたいな風に米が疑似通貨になってましたし、
案外そういうのはアリなのかもしれないなー、と思わされます。
作中で青年商人が言ってたように信用の源泉は”大地の恵み”なのですし。

そしてこの5巻では若い頃の魔王も出てくるんですけど、
それほど駄肉が駄肉じゃないんですね。(笑

若かりし魔王さま

それと今まで名前だけは何度も出てきていた女魔法使いも出てます。

女魔法使い

神秘性があって結構可愛いですよね。

世界の秘密が一つ明かされ、魔王の帰還と人間界の戦争の帰趨も気になる所ですが、
以下は6巻のお楽しみですね。
ただ、刊行ペースはかなり早いので割りと早く読むことが出来ると思いますので、
そこは安心かな、と思います。

:: 2012/8/22 水曜日::

■[漫画]もう一人の勇者「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」4巻

まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る! 」 (4) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:石田 あきら
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2012-08-24 )
コミック ( 180 ページ )
原作者サイト:m2lade JAM
原作者twitter:橙乃ままれ (marmalade_macro) は Twitter を利用しています
作者サイト:Life Like Love
作者twitter:石田あきら (Akira_Ishida) は Twitter を利用しています

まおゆうTVアニメ化決定おめでとうございます!
監督とシリーズ構成が「狼と香辛料」のお二人なので中世の世界観を表現する事に安心感があります。
それとPV見る限り駄肉の表現は中々期待できるかと!

さて、そんな話題沸騰中のまおゆうのコミカライズは多く、
どの作品も100点満点中80点くらいはあるのですが、
石田あきら版まおゆうは120点取っちゃうような面白さがあるんですよね!
そしてこの4巻は個人的にまおゆうという作品の前半部で一番の盛り上がりを見せる所だと思っているのですが、
原作を読んだ当時の感動を上回る心の揺さぶりを掛けてきましたよ!
スゲー! 石田あきらさんスゲー!

4巻のあらすじは、
聖光教会と白夜王と聖鍵遠征軍司令官の三者が共謀して仕組んだ、
南部諸王国に枷を嵌める為に行った、紅の学士(魔王)の異端告発。
しかし魔王は不在のため、幻術の指輪でメイド姉が身代わりとなって…
という中々にシビアなモノになっております。

という訳で今回のメインは表紙になっている通りにメイド姉です。
ただ助けられるだけだった存在がその立場に甘えず、
むしろ無力な自分を嘆き、その苦悩の果てに辿り着いた信念を、
異端審問官に鞭打たれながらも怯まずに民衆たちに宣言する場面は鳥肌が立つくらいでしたよ!

人間賛歌

与えられた自由ではなく、藻掻きながらも自立して自ら掴み取ろうとする生き様と、
教会にも屈せずに貫き通す確固たる信念には最高に心が震えます。
そして、そんなメイド姉の想いを目で語らせる石田あきらさんの見せ方には惚れ惚れします。
ホントこの場面は何度も読み返してしまいます。

ダイの大冒険のポップもそうでしたけど、
初めは弱かったのに自力で這い上がって成長するキャラは本当に格好いいなぁ。
ダイの大冒険と言えば作中でニセ勇者パーティーのまぞっほが

勇者とは勇気ある者ッ!!
そして真の勇気とは打算なきものっ!!
相手の強さによって出したりひっこめたりするのは本当の勇気じゃなぁいっ!!!

と言ってたけど、正にメイド姉は真の勇気を見せてくれた訳で、
メイド姉こそもう一人の勇者と言えるのではないでしょうか。

そんな訳でこれからもまだまだ面白くなっていくまおゆう。
同盟の市場操作に、魔王の儀式の問題とかまだまだ山場は続いていくので、
これからも楽しみです。

:: 2012/4/25 水曜日::

■[漫画]妻妾同居の中休み「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」3巻

まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る! 」 (3) (カドカワコミックスAエース)
著者/訳者:石田 あきら
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2012-04-25 )
コミック ( 196 ページ )
原作者サイト:m2lade JAM
原作者twitter:橙乃ままれ (marmalade_macro) は Twitter を利用しています
作者サイト:Life Like Love
作者twitter:石田あきら (Akira_Ishida) は Twitter を利用しています

数あるまおゆうコミカライズの中でも、石田あきら版は色々な意味で非常に魅力的です。
原作の面白さを出しながら、キャラの魅力を絵で見せ、更にラブコメを見事に演出しており、
非常にドキドキワクワク、そしてニヤニヤさせてくれるのです!

この3巻では表紙になっているように女騎士が大活躍しています。
戦闘的な意味でも恋の鞘当て的な意味でも!

まずは極光島奪還作戦で先陣を駆け抜ける奮戦っぷりもそうですが、
南氷将軍との一騎打ちで見せた武勇は姫将軍と謳われるのも納得の凛々しさがありました。
そして魔王の「勝利では足りないものを司る」策も見事で、
今回のバトルは見所が沢山ありましたね。

そして戦いが終わって勇者も帰ってきての束の間の休息と乙女脳な女騎士と魔王が可愛い訳ですよ。
休憩時間で少ない色気で色仕掛けとか良いじゃないですか!

半裸な女騎士

本人天然かもしれないけど!

しかし女騎士も魔王も二人とも勇者の髪の毛が好きですよねー
そんな二人の妻妾同居っぷり大変よろしくて読んでて頬が緩みまくりな訳ですが、
やはり何と言っても勇者が出張先の開門都市に女の影を感じて嫉妬する事で臨界突破して、
二人して夜這いしようとしてかち合う展開が一番萌えだと思いますね!

夜這いでばったり

その後、結局魔王と妻妾同衾とか最高じゃないですか!
原作読んだ時も充分萌えましたが、石田あきらさんが悶死レベルまで昇華してくれて大満足でござる!
まおゆうは萌え作品としても一級品じゃよー!

勇者と青年商人がこれからを語り、将来の展望も見えてきたと思った矢先、
ラストで出てくる教会の外道な搦め手。
ここからが後のもう一人の主人公とも言える人物の見せ所となるので、
今から楽しみであります!

:: 2011/12/23 金曜日::

■[漫画]ペースが早くてもう2巻!「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」2巻

まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」 (2) (角川コミックス・エース 264-5)
著者/訳者:石田 あきら
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2011-12-21 )
コミック ( 196 ページ )
原作者サイト:m2lade JAM
原作者twitter:橙乃ままれ (marmalade_macro) は Twitter を利用しています
作者サイト:Life Like Love
作者twitter:石田あきら (Akira_Ishida) は Twitter を利用しています

月44~48ページという月刊少年マガジンとかに匹敵するページ数で連載しているお陰で、
何と4ヶ月で2冊目を出すというハイペースな石田あきら版「まおゆう」
それでいてクオリティが落ちず、一話当たりの内容も程良くギッシリと詰まっていて、
読み応えがたっぷりで非常に満足度が高いです。

石田あきら版のまおゆうは真っ直ぐに原作と向き合って描かれているのが判るんですよね。
お陰で私のような原作好きとしては嬉しい限りなんですよ。
それにしても1巻の頃から引き続き、魔王の駄肉っぷりが素晴らしいですな!
特に今回は青年商人との商談でメイド長に勧められたドレス姿が最高!

駄肉
これぞ駄肉!

そして魔王が人間界で1年を過ごすことで魔族と人間の戦争が自然と休戦となり、
それを快く思わない中央からの圧力で無謀な戦いを挑むことになった南部諸王国。
案の定惨敗し、王を失った冬の国の王子が王として戴冠して、
かつて勇者を死地に送った責任を取るために再び戦いを挑むことに…

その軍の指揮官として女騎士が選抜された訳なんだけど、
女騎士的にはやはり魔王との勇者をかけた女の戦いの方も戦意十分ですな!

女の戦い

いやー、ラブコメ的にも面白いから「まおゆう」はたまらないです。
極光島を巡る魔族との戦いは次回がクライマックスみたいですが、
まだまだ戦いは続いていくのでそっち方面も要チェックですよ!

ちなみにこの続きは今度発売されるコンプエース2月号に掲載されるはずなので、
ここらで雑誌派に乗り換えるってのもアリだと思います。

:: 2011/8/25 木曜日::

■[漫画]あぁ、素晴らしき駄肉「まおゆう 魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」1巻

まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」 (1) (角川コミックスエース)
著者/訳者:石田 あきら
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2011-08-25 )
コミック ( 180 ページ )
原作者サイト:m2lade JAM
原作者twitter:橙乃ままれ (marmalade_macro) は Twitter を利用しています
作者サイト:Life Like Love
作者twitter:石田あきら (Akira_Ishida) は Twitter を利用しています

1年半前、twitterを中心に盛り上がりを見せた2ch発祥「まおゆう魔王勇者」のコミカライズ第1弾。
現在商業誌では4つのコミカライズがやられていて、それぞれ原作を大事にしつつも、
作者の個性が序盤の時点でもかなり表れていて読み比べても面白いのですが、
まずは一番始めに単行本化された石田あきらさんによるこの1冊を勧めたいと思います。

そもそも「まおゆう魔王勇者」とは、人間と魔族が戦争を行うファンタジー世界で、
魔王が自らを倒しに来た勇者に対して「この我のものとなれ、勇者よ」と呼びかけた事から始まります。
戦争の終結に伴う内乱で滅亡する未来でもなく、継続して戦争する未来でもなく、
まだ見ぬ丘の向こうを見に行きたい魔王が勇者と協力して社会構造を改革することで、
新たなる未来を模索していく物語です。

原作が非常に長大な為にそのままコミカライズしたのでは何年も掛かるので、
それを上手いこと端折りながら、作家の個性を見せつつ漫画的に読ませる作品にする必要があるのですが、
そこは石田あきらさんは流石で、綺麗にまとめ上げています。
特に魔王の駄肉ことおっぱいの描写が素晴らしいと思うのですよ!

巨乳なことは原作でも随所でも示唆されていましたが、
やはりビジュアル化して見せられるとちょっと感動してしまいますね!

また、原作では書かれてないんですが魔王が勇者を膝枕のシーンで、
魔王がスカートをはだけて素肌で膝枕するんですよね。

これは原作の改変、というよりもキャラクターの掘り下げによる、
原作の補完と言えるのではないでしょうか。
勇者と触れ合いたい、親密になりたいという魔王の女心を汲み取る、
非常に良い描写だと思います。

とまぁ、このように作者によって色々と解釈が異なる「まおゆう魔王勇者」ですが、
1巻だけ見ても石田あきらさんのコミカライズはまずまずの成功と言えるのではないでしょうか。
まだまだ先は長いので、このペースだと早くても完結まで3年くらい掛かるとは思いますが、
それまで読み続けていきたいと期待させてくれるだけのモノは持っていると思います。

原作ファンも、原作を知らない人にもお勧めの一冊です。

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