本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2022/11/17 木曜日::

■[ラノベ]虚構∽拡張「デモンズ・クレスト 1 現実∽侵食」

デモンズ・クレスト1巻デモンズ・クレスト1巻
出版社:KADOKAWA
作者名:川原礫
作者サイト:
作者twitter:川原礫さん(@kunori) / Twitter
絵師名:堀口悠紀子
絵師twitter:堀口悠紀子さん(@dochibibi) / Twitter
紙書籍通販:デモンズ・クレスト 1 現実∽侵食
DMM電子書籍:デモンズ・クレスト 1 現実∽侵食

小学六年生の芦原佑馬はクラスの全員でVRMMORPGのテストプレイをしていたが、
ゲーム終了時に謎の光に包まれる。
記憶がぼやけながら現実世界に戻ってきたと思ったら、
遊戯施設は電力が落ちていて、更に学年一の美少女が怪物に変貌しており…

SAOやAWの川原礫さんがどの作品も完結していないのに新作を書くとか、
何馬鹿なことをやらかしてんだ!?
と思ったらどうやら編集サイドがWTという微塵も可能性を感じないジャンルに手を出すから、
それの生け贄として選ばれたみたいですね…
しかもイラストが堀口悠紀子さんという豪華仕様で…
勿体ねぇ…

とはいえ面白さは流石ではありました。
また脱出不能のVRMMORPGかと思ったら今回は現実拡張のMR系の物語なんですね。
プレイしていたゲームが現実に侵食したかのように振る舞い、
モンスターが跋扈する閉鎖空間で生き延びるために戦う小学生、というのは興味が引かれました。

大人が誰もいない、子供たちだけでの閉鎖空間でのサバイバルホラーとか、
昔からあるジャンルだとは思いますが、近年ではあまり記憶にないかもですね。
私にとっての原体験はやっぱり「無限のリヴァイアス」かなぁ…
もしくは「轟世剣ダイソード」かな…

小学六年生にしては理知的でしっかりしているのには驚かされたけど、
近未来の小学生なら可能性はゼロではないと思います。
まぁ、リーダーシップを取りたいお子様とかもいたし、
そこら辺は良い塩梅になってたのではないでしょうか。
女の子たちの方が精神的に成長が早いのもこの年代らしいな、とも思いましたし。

ただ、やはり気になるのは刊行ペースですね。
1巻はとても気になるところで終わりながらも、
他の作品が3つほどあるしソシャゲシナリオとかもありますしね…
続きは多分… 2,3年後かなぁ…w

:: 2022/11/15 火曜日::

■[ラノベ]シャンバラを求めて「続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー」5巻

FAIRがUSNAで盗掘したものから発覚したシャンバラの情報。
達也は遺物があると思われる場所を遺物のコンパスで探し始め、
USNAは白板を解析して情報を得始める。
そして大亜連合も不穏な動きをし始めて…

大亜連合とか四葉一族に首脳陣を壊滅させられたり、
達也に何度も返り討ちにされたりしたので雑魚っぽい印象でしたが、
流石に国土があるのと、現在の中国を見てわかるように大国ですね。
独自の方式で八仙というエリート部隊を作りあげるだけでなく、
まさか二人がかりとはいえ光宣を追い詰めるほどの実力を見せるとは…

逆にUSNAはポンコツっぷりを見せてくれましたが、
これはリーナ以上のポンコツっぷりではないかと思う新人ちゃんでしたね。
まぁ、適性が違うっていうのが大きいのでしょうが…
適性がないのに潜入工作をさせるのがUSNAの伝統なんでしょうか…

しかし、達也なら見付けられるとは思ってましたけど、
NEXTシートというか、次の場所があるとか宝探しみたいですね。
まぁ、宝探しなのか不発弾処理なのか微妙なところですが、
ポタラ宮が舞台になったりする可能性もあるかなぁ…

:: 2022/10/12 水曜日::

■[ラノベ]1年振りの新刊、作中では1日進まず「ソードアート・オンライン 27 ユナイタル・リングVI」

冒険を経てセルカたちのディープフリーズ術式を解いたキリトたち。
ユージオと瓜二つのエオラインを見て驚愕する面々だけど、
キリトたちは制限時間が来てゆっくりすることは出来なかった。
しかしUWとUR,どちらでも事件が発生して…

1年振りの新刊でしたが、作中では1日も経過しませんでしたね。
UWとUR、どちらでも事件が起こってしまっているだけに、
内容はどうしても1/2になっている印象があります。
今後はページ数を倍にするか、
内容を圧縮して密度を倍にするかしないと満足感は得られないでしょう。

UWではキリトさんたちの潜入工作への報復がソッコーでやってきてアリスが活躍して、
URでは楽しく攻略してたら別ゲームのプレイヤーの拉致騒動が起こってと、
中々平和な時を楽しめないですね。
しかしキリトさんをバーサーカーだと言ってたプレイヤーも、
交渉なしでいきなり拉致するバーサーカーなあたりクレイジーですね。
バーバリアンしかいないのか、この世界…?

それにしてもSAO含めて人気タイトルはソシャゲ化やアニメ化で作者の仕事が増えて、
そのためラノベの刊行が滞る本末転倒になることが多い気がします。
本業をしっかりやった上でメディアミックスして欲しいところですね…
ストレートエッジはそこら辺を含めてマネージメントしてくれると思ってたんだけど、
ラノベは金にならないと考えて疎かにしてるんだろうか…
つまり、SAOは最低年2冊出して欲しいものです。

:: 2022/9/14 水曜日::

■[ラノベ]深雪のifと過去「魔法科高校の劣等生 Appendix 2]

魔法科高校の劣等生Appendix 2巻魔法科高校の劣等生Appendix 2巻
出版社:KADOKAWA
作者名:佐島勤
絵師名:石田可奈
紙書籍通販:魔法科高校の劣等生 Appendix 2
Kindle版まとめ買い:魔法科高校の劣等生
DMM電子書籍:魔法科高校の劣等生 Appendix 2

今回も特典小説をまとめた短編集みたいな扱いですが…
残念ながら今回も挿し絵が一切ありません。
カラー口絵は収録されてますが、それも元々特典小説の表紙を飾ったものですからね。
新規なのは表紙くらいではないでしょうか?

「夏の休日 ―Another―」や「IF」はIFストーリーなのですが、
後者のIFは前回のAppedix1と似た悪ノリがかなり多めなでしたね…
真由美さんはともかく深雪まで歌って踊れて災害救助も出来る魔法少女アイドルになるとか、
二次創作でもここまで頭の悪いものはそうそうないだろって設定でしたね!
これが劇場映画の特典になっていたというから本当にクレイジーです。
劇場映画との関わりが全く見えてこないのですが…w

劇場版は私も観ましたが、その時ゲットした特典小説は「美少女魔法戦士プラズマリーナ」でしたね。
これは最高に面白いエンタメでしたよw
リーナは真面目にやればやるほど面白くなる美味しいキャラなので、
こういった扱いはウェルカムなのです。
この過去が是非達也たちにバレて赤面して欲しいものであるなぁ、と思う次第であります。

「続・追憶編 ―凍てつく島―」に関してはタイトル通りに、
追憶編の続編として、そして本編1巻の前日譚としてよく出来ていると思いました。
お兄様ラブになった直後の深雪さんが見られてとても良かったです。
まだ未熟なところがある、というのも新鮮でしたし。

それにしても同じ12歳でもリーナと深雪は全く違いましたね…w
保護者の差、というのもあるだろうけど、
やっぱり一番はキャラクターの差でしょうね。
リーナにはコメディが似合うと思います。

:: 2022/8/18 木曜日::

■[ラノベ]青春を邪魔する汚い大人たちの思惑「新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち」4巻

魔法科高校の祭典の一つ、九校戦が開催!
新人戦クラウド・ボールの選手として抜擢されたアリサだけでなく、
茉莉花もミラージ・バットの選手候補として練習することに!
しかし、高校生たちの純粋な想いを踏みにじるかのように、
大人たちの思惑が邪魔をしてきて…

前シリーズでは九校戦と言えば他国マフィアからの妨害とか、
国内勢力の派閥争いと色々と問題が起こっていましたが、
超高校生級の司波達也がいないと、そういった汚い大人たちの思惑から守られないんですよね。
今回は司波達也以外で国防を担うための次期戦力のスカウト、
という元老院議員の思惑が働いて生徒たちに親からの過剰なプレッシャーがかかり、
本来の実力が発揮できないどころか、本番で活躍できないという悪循環に陥っていて、
本当にこの世界の大人たちは余計なことしかしないなぁ、と思います。

そんな大人たちの思惑とは関係なく頑張るアリサと茉莉花ですが、
ライバルとなる三高の選手たちの熾烈な戦いが熱かったですね。
アリサが明の発案で仕掛けた小細工じみた策略が功を奏して勝ったと思ったら、
茉莉花が茜に仕掛けられた小狡い策略に手子摺って負けてしまうのは、
何というかお互いさまだな、と思いましたね。

まぁ、何だかんだとありつつも、
良い刺激を与えるライバル関係になってるんじゃないかな、と思います。
アリサはどうしても攻撃的になれないと悩んでいたけれど、
茉莉花のためならそんなことを簡単に克服できそうだな、とも思いました。

続刊の内容は未定みたいですが、
そろそろ司波兄妹が出てきて欲しくもあるので色々と気になるところです。

:: 2022/8/16 火曜日::

■[ラノベ]これぞ見事な大団円!「エロマンガ先生 13 エロマンガフェスティバル」

エロマンガ先生13 エロマンガフェスティバルエロマンガ先生13 エロマンガフェスティバル
出版社:KADOKAWA
作者名:伏見つかさ
作者サイト:LUNAR LIGHT BLOG
絵師名:かんざきひろ
絵師twitter:かんざきひろさん(@kanzakihiro) / Twitter
紙書籍通販:エロマンガ先生 13 エロマンガフェスティバル
Kindle版まとめ買い:エロマンガ先生
DMM電子書籍:エロマンガ先生 13 エロマンガフェスティバル

約3年振りとなるエロマンガ先生ですが、この13巻で完結です。
ハッピーエンドになるのがわかりきっていたラブコメですし、
予想通りであり、期待通りの最終刊でしたね。
こういうのが良いんです。

マサムネとエロマンガ先生の二人で紡ぎ上げてきた夢の物語も、
アニメ放送を経て、綺麗に仕上がっていましたね。
それを彩る周りの友人たちというのも良かったです。
エルフちゃんとムラマサ先輩はやはり最高だと思うわけです。

今回もメタネタが多かったですが、
電子書籍のポイント割引とか、実書店からすると大変だろうな、と思います。
ただ、私も購入している作品の9割近くが電子書籍で、
DMMのポイント還元セールとか使いまくってる身なので…
ちょっと申し訳ないかな、と思わなくもないですね。
あ、エロマンガ先生はちゃんと紙で買ってますから!
次回作からは電子になるとおもうけど…!

次回作といえば作中でマサムネが言ってたけど、
カレー屋として認知されたら次回作もカレーを出すのは当然というか。
まぁ、ここら辺は難しいところですね。
げんしけんが売れたらげんしけんを求められた木尾士目さんみたいな人もいるし…
逆に下ネタギャグ漫画が売れたのに僕ヤバという純愛ラブコメが売れた桜井のりおさんみたいな人も。
難しいところですよね、こういうのって。

それにしてもマサムネが15ヶ月連続刊行を予定していましたけれど、
これ、一番大変なのはエロマンガ先生だろうな、と思う訳です。
イラストレーターが売れっ子だと、そっちでスケジュールが律速するなんてザラですからね。
だからこそ原作者は外伝とか別シリーズを別イラストレーターで刊行しているわけですから。
マサムネの狂気のペースに付いていくとか、エロマンガ先生の愛ですよ、愛。
そこに一番紗霧の愛情を感じましたね…!w

とにもかくにも、最後まで綺麗に紗霧と正宗の、素敵なラブコメでした。
次回作もカレー、もとい妹モノのラブコメを期待しております。
時流に乗って異世界転生追放ざまぁ系妹ラブコメですかね!?w
もしくはシティーハンターをモチーフにした妹ラブコメな可能性も…!

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