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:: 2010/10/14 木曜日::

■[ラノベ]新ヒロインは小学4年生!「アクセル・ワールド 6 浄火の神子」

アクセル・ワールド 6 (電撃文庫 か 16-11)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキー・メディアワークス( 2010-10 )
文庫 ( 315 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:天才卓球少女
絵師twitter:HIMA (himapo) on Twitter

いやー、「ロウきゅーぶ!」の小六ヒロインに対抗して(?)ニコを出してきたと思ったら、
今度は小学4年生ですよ! しかもニコと違って腹黒じゃなくてマジ天使、もといマジ巫女ですよ!
電撃文庫のロリヒロイン化は一体どこまで加速するんでしょうか。
ロリヒロイン化 アクセル・ワールド=電撃文庫

前回ラスト・ジグソーによって引き起こされたイベントの惨劇で、
数年ぶりに純色の七王による「七王会議」が招集されることになり、
そこでクロム・ディザスターに取り憑かれたシルバー・クロウへ下された決定は、
1週間以内に浄化できなかったら賞金首にするという事実上の追放処分。
しかしそんな急を要する事態の最中、何故かハルユキは飼育委員になってしまい、
放課後に系列小学校に通う4年生の四埜宮謡と出会い…

今回は世界観の説明とかが多くてそういうのが好きな私は面白かったですよ。
第一期ネガ・レビュラスが何故壊滅したのか、純色の七王がどういった相手なのか。
そして加速研究会の仕業と考えられるISSキットの流布だとか、ういういの言うあの人とか、
明るみに出る事実に比例するように更に出てくる伏線がますます気になって、
作品世界にぐいぐい引き込まれるんですよね。
何というか厨二病が喜ぶ設定の使い方が非常に巧みなんだと思います。(笑

しかし1巻読んだ時点ではアッシュ・ローラーが準レギュラーになるとは思わなかったなぁ。
しかも結構良い兄貴分やってるし、前回の活躍といい興味深いキャラですね。
また、その「親」であるフーコさんの包容力のある外見とは裏腹な、
超アグレッシブな無茶ぶりと、謡への溺愛といい良い意味で意外性があるんですよね。
ホント魅力的なキャラクターばかりで面白いです。

それにしても途中から予想はしていましたが今回も続きモノなんですよねー
キリが良いといえば良いところまでは行ってはいるのですが毎度のことながら続きが気になります。
7巻までの4ヶ月間を一日千秋の思いで待つことになりそうです…

:: 2010/6/17 木曜日::

■[ラノベ]蒼穹よりも高く…「アクセル・ワールド」5巻

アクセル・ワールド〈5〉星影の浮き橋 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2010-06-10 )
定価:¥ 599
Amazon価格:¥ 599
文庫 ( 333 ページ )
ISBN-10 : 4048685937
ISBN-13 : 9784048685931
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:九里史生/川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:天才卓球少女
絵師twitter:HIMA (himapo) on Twitter

前回までの鬱々とした雰囲気からは一転し、ラブコメ成分増量となっております。
大変萌え転がって足をバタバタさせる展開がありつつも、
拡張される加速世界の盛り上がりに水を差すような衝撃が走る5巻でした。
それにしても女性4人に次々と翻弄されるハルユキくんぱねえっす。

今度の舞台はソーシャルカメラが導入されて加速世界が拡張されて出来た”軌道エレベーター”
シルバー・クロウの飛行限界を遥かに超えた空にあるソレに向けて、
未だに縛るスカイ・レイカーの心の足枷を取り除く為にシルバー・クロウが飛翔する!
しかしそこには赤錆色の浸食が…

見所はやはりスカイ・レイカーこと、にこやかだけど本当は怖いフーコさんでしょう。
加速世界では希望の心意の体現者として良き師であり、昔からの朋友に支えられ、
また互いに競い合う好敵手を持ちつつも、コンプレックスを抱える暗い所もある女の子。
そのフーコさんを口下手なハルユキ(クロウ)が精一杯頑張って、空の果てまで連れて行くことで、
そのコンプレックスを昇華してあげたのはかなり感動的でしたねー
クロウがレイカーが持つアビリティの真の特性を語った時はゾクリときましたよ。

これからの展開とか波瀾万丈で安定とはほど遠いハルユキたちの道程だけど、
それもまた彼らの道行きであり、その先に加速世界の謎を解き明かすことになるのも、
彼らの運命なのなのかなー、と思います。
まぁ、ラブコメ的にも波瀾万丈なのが面白いので、
是非とも今回デートしたチユリにお泊まりした黒雪姫だけでなく、
フーコさんやパドさん、そして今回出番の無かったニコにも活躍して欲しい所であります。

余談ですが、初代クロム・ディザスターは女の子だった説を提唱したいと思います。
根拠はハルユキくんがデブなのに女の子にモテモテだからです!(ぉ

:: 2010/2/12 金曜日::

■[ラノベ]今、空前のカタルシス…!「アクセル・ワールド4 -蒼空への飛翔-」

アクセル・ワールド〈4〉―蒼空への飛翔 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2010-02-10 )
定価:¥ 620
Amazon価格:¥ 620
文庫 ( 363 ページ )
ISBN-10 : 4048683276
ISBN-13 : 9784048683272
作者サイト:WORD GEAR
絵師サイト:天才卓球少女

3巻は「レイニー止め」もかくやと、思える強烈なラストでしたが、
待望の4巻は待ちに待った甲斐のある素晴らしいカタルシスを感じる1冊でしたよ。
明確な悪役である能美が操るダスク・テイカー編を余さず収録した、
手に汗握る熱さを迸らせる正統派ライトノベルの第4巻でした。

「友情・努力・勝利」という少年ジャンプ式王道バトル展開で、
ジャンプ好きなら間違いなく楽しめるノリだと思います。
特に4巻ではハルユキがタクムと密に連携を取って行動するのが頼もしく、
また、チユリの不可解な行動も一度は疑いながらも、
信じようと決めた所は友情の絆を感じずにはいられませんでした。

そして特定の趣味を持つ人に大人気(?)のニコも再登場。
ちなみに私の脳内再生ボイスは真田アサミさんになっています。(関係ない
かつて友好を育んだ相手に協力を願っての修行に始まり、
新たな年上女性との接近遭遇タッグマッチと飽きることなく魅せられましたよ。
しかしハルユキの年上キラーっぷりはルックスに似合わず強力ですね。(笑

最後に美味しい所を持って行く黒雪姫先輩は流石でしたが、
チユリも戦う女の子で正直凄く格好良かったです。
しかしこの作品の女性キャラは鮮烈というか戦慄する強さを誰もが持ってて、
少々気圧されることもあるんですが、それも満更ではなかったりします。(笑

能美の心の傷を痛いほど理解しながらも、きっぱりと決別したりと、
基本は王道だけど、独特な所もあり興味深いです。
近未来SFのテクノロジーとその世界観も面白く、
それを舞台に新たな勢力が垣間見えてきて、
物語の面白さも一層際立ってきて続きが楽しみで仕方ないですね。
特にあの人も加わったことですし、今後の展開に大期待です。

:: 2009/11/11 水曜日::

■[ラノベ]絶望、邂逅、挽回、そして…「アクセル・ワールド」3巻

アクセル・ワールド〈3〉夕闇の略奪者 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2009-10-10 )
定価:¥ 620
Amazon価格:¥ 620
文庫 ( 343 ページ )
ISBN-10 : 4048680706
ISBN-13 : 9784048680707
作者サイト:WORD GEAR
絵師サイト:天才卓球少女

3巻は続き物だと聞いていたので4巻が出てから読もうと考えていたのですが、
先日冒頭だけでもと手に取ったら、我慢できずに読み切ってしまいました。
そして読後に案の定「4巻出るまで取っておくんだった…」と切実に思う羽目に。
ラストの引きが気になって、続きが読みたくて仕方ないですよこれは…

悪役の登場、そして敗北、出会いと修行を経て、仲間から有形無形の力を得ての再戦…
と、少年漫画のテンプレートそのままで痛快ではあるのですが、
読んでるこっちまで最底辺から這い上がるエネルギーを消費してしまい、
読んだ後に凄く疲れてしまうんですよね。

今回は黒雪姫先輩が修学旅行といことで蚊帳の外になってて、
一応水着はあるんだけど、萌え成分が足りないかと思っていたのですが、
女子高生の豊満なおっぱいという意外な伏兵の登場で、
俄然色めきだちました。(ぉ

しかし新キャラの能美後輩が清々しいほどの悪役なだけに、
最後のどんでん返しの裏には一体何があったんだと邪推しまくりな訳で、
非常にフラストレーションが溜まってしまいます。
あー、やっぱり4巻が出るまで読むの待ってた方が良かったかなー…

:: 2009/6/13 土曜日::

■[ラノベ]VRMMOの世界とロリ妹キャラ「アクセル・ワールド」(2) 紅の暴風姫

アクセル・ワールド〈2〉紅の暴風姫 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2009-06-10 )
定価:¥ 620
文庫
ISBN-10 : 4048678434
ISBN-13 : 9784048678438
作者サイト:WORD GEAR
絵師サイト:天才卓球少女

1巻を読んだ時から続きが楽しみで仕方なかった「アクセル・ワールド」!
待望の2巻が出たということで寝不足になりながら読み耽ったのですが、
期待に充分に応えた読み応え満点の面白さでしたよ!
電撃文庫はまた一つ傑作シリーズを生み出してくれたなぁ。

サブタイトルに「紅の暴風姫」とあるように今回は2代目赤の王「スカーレット・レイン」が登場!
しかもハトコな妹のフリをしてお風呂場まで裸で体当たりで! すげぇ!
勿論そんなソーシャル・ハッキングを王自らがやるのには理由があり、
それは唯一の飛行アビリティを持つシルバー・クロウことハルユキに、
超長距離ジャンプと軌道制御アビリティを持つ「災禍の鎧」の討伐協力を依頼する為で…

「災禍の鎧」を巡る攻防でのアクションや、
対戦格闘ゲームの更に上位、真の加速世界、VRMMOのような無制限中立フィールドと、
かなり盛り上がるシチュエーションが盛り沢山なのですが、
個人的に一番盛り上がったのは直結ケーブルを巡りいつもは冷静な黒雪姫先輩が嫉妬したり、
赤の王がハルユキの家に泊まると知って、嫉妬して一緒に泊まったり!
まぁ、そういったラブコメ展開全開なトコが最高だった訳ですよ。(笑

コンプレックスの塊であるハルユキはそう簡単に今までの人生を払拭できる訳でなく、
あるいは読者の嫌な思い出を強制的に思い出させるトコもあるんだけど、
だからこそ、そこから立ち上がり向かい合って行く姿にカタルシスを感じるんですよね。
いやー、ホント面白い作品ですよ。
こりゃ今から3巻が楽しみで仕方ないっす。

:: 2009/3/1 日曜日::

■[ラノベ]面白さが加速していく「アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還」

アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2009-02 )
定価:¥ 599
文庫
ISBN-10 : 4048675176
ISBN-13 : 9784048675178
作者サイト:WORD GEAR
絵師サイト:天才卓球少女

改題改稿されたネットで話題の小説が電撃文庫で大賞受賞!
ということで読みたかったんですがどこも完売してて手に入らなかったのですが、
週末に日本橋に行く用事があったのでメロンで再版分が買えたので早速読んでみました。
読んでみたらなるほど、これは確かに大賞に相応しい面白さ!
魅力的なヒロインに、ぐいぐい読者を引き込んでいくストーリー展開。
過度すぎないSFに底辺から這い上がる主人公と最高に盛り上がりますよ。

「さすがの猿飛」の肉丸みたいなビジュアルの主人公のハルユキは見た目通りいじめられっ子。
ゲームに関しては筋金入りのゲーマーなんだけど、自分に対して極端に自信が持てない内向的性格で、
学内ローカルネットでも人目に付かない地味なゲームで驚異的なスコアを叩き出すのみの日々。
しかしある日、そのスコアが他人によって更新されてしまう。
しかもその犯人は「黒雪姫」と呼ばれる美貌を持つ生徒会副会長で、
更に先輩はあるソフトウェアをハルユキに転送し、加速世界へ誘うのであった―…

学内カースト最底辺の主人公が見せるサクセスストーリーにしてボーイミーツガール。
加速世界でゲーマーとしての機転を見せるハルユキ。
ハルユキと幼馴染みのチユとタクの本音をぶつけ合って作られる本当の友情。
黒雪姫のクールビューティーな見た目と年相応の女の子らしさが垣間見える瞬間。
今まで後ろ向きに全力疾走だったのがベクトルが逆方向にすることで魅せる最高のカタルシス。
どれ一つとっても本当に素晴らしいです。

川上稔が惚れ込むのも当然なラノベらしいラノベでした。
1巻表記があることから、続刊が出るのは確定みたいですがそれも当然の面白さですよ。
加速世界でのドラマもまだまだこれから伸びしろがありますし、
黒雪姫とのラブコメっぷりにも今から期待をせずにはいられません。
今から2巻の発売が待ち遠しいですよ。
今年の電撃小説大賞はホント大当たりだなぁ。

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