本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2019/5/8 水曜日::

■[ラノベ]最悪な最弱 vs 不屈の最弱「インフィニット・デンドログラム 4.フランクリンのゲーム」

フランクリンによる王女誘拐とギデオンでのモンスターテロという、
悪逆極まりない事件は周到な準備もあって傍目には成功するかに思えた。
しかし、どんな僅かな可能性も掴まんとするレイとその仲間たちが、
逆転を目指して全力を振り絞って…

ある一定以下のレベルは素通しの結界とか幽遊白書でも見たなー
とか思いましたけど、その見せ方が上手いですね。
さり気ない会話が伏線として上手く機能してましたし、
この結界のお蔭でレイとルークの二人は大活躍できましたしね。

それにしてもレイとルークの情報は掴んでいたのに、
寝返り組には渡さなかったあたり、
フランクリンってば本当にえげつないですよね…
まぁ、それでこそって感じはありますけど。

また、一人でエリちゃんを助け出そうと行動したマリーですけど、
独断専行&単独行動するのはジョブ構成と正体隠しから仕方ないでしょう。
一度はいいところまでは行ったんですけど、
フランクリンの用意周到さがそれを上回ってしまったのは悔しいですね。
まぁ、それでも相性が悪い相手でも倒しきるあたりは流石です。

そして相性が最悪なRSKを相手にしても心が折れず、
殆ど自爆に近い特攻をかけて倒しきるとか、レイってば正に主人公ですよ。
ベルドルベルが見たかった英雄っていうのはこういうのを言うんでしょうね。

まぁ、これで終わりにしてくれるほどフランクリンは軽くないわけで…
でも、次の5巻で第一部完にはなるのでそこはご安心ください。
アニメも普通に考えたら次の5巻までやるとは思うので、
そこまではお付き合いください。

:: 2019/5/6 月曜日::

■[ラノベ]頂上決戦「インフィニット・デンドログラム 3.超級激突」

インフィニット・デンドログラム3.超級激突インフィニット・デンドログラム3.超級激突
出版社:ホビージャパン
作者名:海道左近
作者サイト:海道 左近
絵師名:タイキ
絵師サイト:LUSTER
絵師twitter:タイキ / taiki (@taiki99) | Twitter
Kindle版:インフィニット・デンドログラム- 3.超級激突
Kindle版まとめ買い:インフィニット・デンドログラム
DMM電子書籍:インフィニット・デンドログラム- 3.超級激突

東の大国、黄河の決闘ランキング第二位の迅羽と、
王国の決闘ランキング不動の一位フィガロ。
二人の超級エンブリオ持ちの<超級>が激突するという、
世紀の一戦が開催されるギデオンは大いに盛り上がるんだけど、
北の皇国による魔の手が忍び寄っていて…

装備とスキルと見た目がどんどんと悪役じみていくレイだけど、
ジョブは聖騎士な上に志も高潔ではあるというアンバランスさが面白いですね。
まぁ、このチグハグさが後の伏線になっているあたり、
本当に緻密に組み上げられている作品だなぁ、と思います。

迅羽とフィガロの決闘もそうだけど、
わかりやすい伏線を配置しながら、
その隙間を縫うようにさり気なく散りばめられた伏線が、
後で大きく花開くのがこの作品の面白さの一つですね。
例えばユーゴーとレイの会話でも、
西、というわかりやすい伏線とは別に、
モンスターを生産する、というのも伏線の一つだったりします。

この3巻では巻末にルークとマリーが主役の番外編があります。
レイも大概トラブル巻き込まれ体質ですけど、
この二人もかなり似たり寄ったりというか類友なんでしょうね…!
特にマリーはかなり大事に巻き込まれてましたけど、
マリーだからなんとかなったのは良かったというか。
マリーの正体が判明する短編でもあるんですけど、
これはかなりわかりやすい伏線だったからみんなわかってたのではないでしょうか。

さて、この3巻ではついにわかりやすい悪役が出てきましたけど…
まぁ、ラノベではよくある自分本位のマッドサイエンティストなので、
かなりめんどくさいけど、レイには頑張ってもらうしかないですね。
頑張れ、主人公。

:: 2019/5/4 土曜日::

■[ラノベ]小数点の彼方「インフィニット・デンドログラム 2.不死の獣たち」

1巻でルーキーながらUBM(ユニークボスモンスター)を倒したレイ。
決闘都市ギデオンで装備揃えたり高額ガチャやったりしつつ、
待ち合わせの3日後までのんびりでするつもりだったんだけど、
当然のように致死性のトラブルに巻き込まれて…

1巻ではモンスターとの戦いがメインでしたけど、
この2巻では悪辣なティアン(現地人NPC)との戦いがメインですね。
レイだけでなくユーゴーというキザだけど正義漢とメイデンの二組が、
盗賊団に攫われた子供たちを損得抜きに助けに行くという行動は単純に痛快です。

前哨戦とも言える戦いではレイのスキル構成が見事に刺さって、
レベル差を無視してジャイアントキリングしてましたけど、
後半戦は瀕死になりながらのもので、非常に熱かったですね。
レイの過去からその心の根がわかったのは面白かったですけど…
クマニーサンのアレっぷりの方が印象深かったかもしれない…

しかし、上級職の聖騎士なのに下級職の騎士を取ってなかったから、
乗馬スキルを持って無いとか、ゲームではとてもありそうですよね…
ネトゲでも下級職のスキルを取り切る前に上級職にならなかったら、
上手くスキルを組み立てられないとかあったなぁ。

まぁ、この特異的なジョブの取り方がこの後とても重要なことになるんですけどね。
一度Web版を読んでると面白さを噛みしめることができますので、
最新巻まで読み終わったらもう一度読み返すことをお勧めしたいですね。

:: 2019/5/2 木曜日::

■[ラノベ]ジャイアントキリングの始まり「インフィニット・デンドログラム 1.可能性の始まり」

コミカライズが面白いから原作は気になってたんですが、
アニメ化するということもあり読むならこの機会しかないな、
と思いたちWeb版読んで面白かったので書籍版も買って読んだ次第です。

物語としては近未来の地球で唯一成功したVRMMOタイトル「Infinite Dendrogram」を、
大学受験を終えてやっと時間が出来た主人公の椋鳥玲二が、
レイ・スターリングとして世界に降り立つことで始まります。
現実と見紛うばかりのリアルさのゲーム内世界で、
レイは相棒のエンブリオ、ネメシスとともに成長していくんだけど…

まぁ、アレです。
簡単に言うと「HUNTER×HUNTER」のグリードアイランド編が好きな人なら大丈夫です。
ゲーム内のキャラクターたちはエンブリオという個性が強い特殊能力を使うし、
陰謀を企むどこぞの人間たちが暗躍しまくりです。
そして、主人公のレイは何度も心が折られそうな状況でも諦めず、
失敗しても前を向き成長していくという熱血天然情熱型なのです。

レイはもちろんビギナーなんだけど、
先達からの薫陶と諦めない心で僅かな勝機を掴み取り、
ジャイアントキリングしていくため、
痛快アクション冒険譚になっているんですよね。

世界観の設定もかなり練り込まれているし、
キャラクターも魅力的なのでとても面白い作品なので、
興味がある人は、まずはコミカライズ版を読むか、
Web版を読んでみることをおすすめします。

:: 2015/3/16 月曜日::

■[ラノベ]妖怪幽霊千客万来「姉ちゃんは中二病 5 最強な弟の異常な日常!?」

「姉ちゃんは中二病」シリーズ5冊目は短編集。
短編集ですが、短編だからこそ色んなキャラが出てきて、
それ故に妖怪やギャングや幽霊とバラエティ豊かなことになっております。
それら全部の相手をしないといけない雄一は大変ですなぁ。

4巻で式谷真希那は再登場しそうとか言ってましたが、
まさか初っ端から出てくるとは思いませんでした。
論理的に出てきた理由を淡々と述べてたけど、
まさかこういったキャラになるとは思わなかったのであった…

今回は美少女キャラが多数出てましたね。
ロリからデブまで種族以外にもバラエティが豊かでしたが、
百貫デブまで美少女の片鱗を見せてくるとか、
An2Aさんの画力は半端ないな、と変なトコで感心しました。(笑

短編の構成やら、お気に入り外しやら、小説家になろう出身らしいネタが豊富にあったし、
何より冒頭の織原さんの新作タイトル決めとかそのものズバリのものがあったりと、
面白かったです。
たまにはこういった短編も良いんじゃないかな、と思います。

:: 2014/11/9 日曜日::

■[ラノベ]異世界が落ちてくる「姉ちゃんは中二病 4 女子高生ラノベ作家の憂鬱!?」

3巻で出てきた「世界観保持者」という存在が本格的に出てくる4巻。
ゲスの極みのような存在の「アウター」が他人の人生を弄び、
神器とか邪神とか色々と出てきまくりですが、
今回のヒロインの織原加奈子さんによるラブコメが今回のメインです。(キリッ

小説投稿サイトから出版して書籍化デビューした織原さん。
出版社からの新作の要求と締め切りに追われるトコとか妙にリアルというか。(笑
母親に愛されないトラウマとか微妙に不幸なトコもリアルだし、
人外だらけのヒロインの中でも織原さんは一番リアリティを感じるかな?

しかし、学園モノの取材と称して雄一にデート相手を選ぶのは良いと思います!
ラストで呼び方が変わって、隣に座って当ててんのよしてるとか素敵やん…!
そのせいか武内奈月ちゃんの影が薄くなりまくってるのは可哀想ですが。
今回のバトル展開でも殆どかませみたいな感じだったしね…

今回黒幕として暗躍した式谷真希那ですが、
織原さんとかの人生を翻弄した本当にゲスな人でしたけど、
何かまた登場しそうな雰囲気があるようなないような。
まぁ、身体はエロかったから再登場するのは一向に構わないでゲスが。

そう言えば作中で俺tueeeについて色々と持論が展開されてましたが、
確かに作者の藤孝さんはそこら辺に結構コダワリがありましたよね。
敷居さんの同人誌のインタビューか何かで読んだ覚えが。
俺tueeeを突き詰めれば私は「暴れん坊将軍」に行き着くと思うんだけど、
はたしてどうなんでしょうね。

それはそうと今回もAn2Aさんのイラストは素晴らしかったです。
冒頭の姉ちゃんのイラストも良かったけど、
やっぱり表紙の織原さんが一番魅力的かな!
おっぱいが大きいしね!

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