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:: 2011/8/11 木曜日::

■[ラノベ]深雪さん、お兄様の敵には容赦ナシ!「魔法科高校の劣等生」2巻

魔法科高校の劣等生 2 入学編 下 (電撃文庫 さ 14-2)
著者/訳者:佐島 勤
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-08-10 )
文庫 ( 288 ページ )
作者サイト:佐島勤

上巻で風紀委員に任命されてしまった達也が巻き込まれる、
部活動勧誘週間という名の(周囲から見て)生意気な二科生への暴力未遂事件。
騒動はありつつもそれなりにある意味学生らしい日常を過ごしていた司波兄妹が、
政治結社絡みの事件に巻き込まれて…

という訳で入学編の下巻が発売された訳なんですが、
Web版からチョコチョコ変えている箇所はありつつも概ね同じ展開でした。
深雪さんの重度なブラコンがカラーピンナップでネタにされたりと、
電撃文庫化することでまた別な面白さが増えたのは確かです。

個人的には壬生先輩のポニテ美少女なビジュアルが特にお気に入りで、
やはり挿し絵があると印象が違ってくるものだなぁ、と思わされます。
深雪さんが可愛いのは元より他の生徒への感情移入度も高まりますしね。
とはいえ、第二のヒロインであるほのかのビジュアルがはっきりしないのは、
先を知る身としては中々にはがゆくもあるのですが。(笑

しかし政治結社という名のテロリストもある意味不幸ですよね。
オールマイティーな天才児の深雪さんは元より、
規格外な達也の生活圏内で事件を起こすもんだから壊滅とか。
テロリスト相手だろうが被害者の先輩相手だろうが、
深雪さん以外全てに等しく冷淡な達也は孤高の格好良さがあると思います。

さてさて、次回は達也の戦闘面以外の凄さも見えてくる九校戦。
次回への伏線は上下巻ともに散りばめられていますので、
そちらを待ちつつ読み耽るのも良いのではないでしょうか。
まぁ、我慢できなくなったらWeb版を読めば良いでしょうし。(笑

:: 2011/8/8 月曜日::

■[ラノベ]もしベテランのラノベ作家が中二病全開の作品を書いたら「ストライク・ザ・ブラッド」1巻

ストライク・ザ・ブラッド〈1〉聖者の右腕 (電撃文庫)
著者/訳者:三雲 岳斗
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-05-10 )
文庫 ( 309 ページ )
作者サイト:ミクモノグラフィカ
作者twitter:三雲岳斗 (MIKUMO) は Twitter を利用しています
絵師サイト:モフモフ
絵師twitter:全裸の魔術師マニャ子 (manyak) は Twitter を利用しています

先月平和さんに勧められて読んだんですが、
勧められてた時に言われた通り、ベテラン作家の筆力で中二病要素を盛り込みまくったら、
これが結構面白い作品になった、という感じの内容でした。
いやー、ある意味潔いラノベでしたよ。

”吸血鬼の真祖”や”魔族と共存する都市”や”獅子王機関”の”剣巫”に
更には”七式突撃降魔機槍”といった伝説級の武器と、
月姫やBBBといった古今の吸血鬼モノの要素が溢れに溢れており、
正に中二病! と言わんばかりの設定もりもりっぷりでしたよ。(笑

それでいて単なるパクリ作品どころか、しっかりとした一つの作品に仕上がってるあたりは、
流石はベテラン作家と言えましょう。
あらすじとしては、ひょんなことから世界最強の吸血鬼、第四真組になった高校生の暁古城が、
獅子王機関から派遣されてきた剣巫の少女、姫柊雪菜に監視されることから始まり、
ギガフロート都市である絃神市の秘密の一つに絡んだ事件に踏み込んでいく…
という感じです。

暁古城のフラグ立てっぷりもさることながら、
生真面目な少女の雪菜の可愛さや、嫉妬する藍羽浅葱の萌えっぷりが何とも小気味よいです。
しかし十二体の眷獣が宿っているということは12人のヒロインが居るということなんでしょうか。
シスプリも真っ青なハーレムっぷりですな!
まぁ、禁書目録の約2万人には負けますが。(笑

いやはや続きが楽しみですねぇ。

:: 2011/7/20 水曜日::

■[ラノベ]アイドルとホームレスの漸近線「神様のメモ帳」7巻

神様のメモ帳 7 (電撃文庫 す 9-15)
著者/訳者:杉井 光
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-07-08 )
文庫 ( 345 ページ )
作者サイト:杉井光・公式サイト NEET TEEN
作者twitter:杉井光 (hikarus225)はTwitterを使っています
絵師サイト:迷子通信
絵師twitter:岸田メル (mellco) on Twitter

遂にアリスの可愛さが全国のお茶の間に届けられ始めた頃に7巻の発売。
久しぶりの1巻丸ごとの長編はどこかやるせない気持ちを抱かせられる、
哀切感が多分に含まれるホームレスとサバゲーとアイドルの物語。
少佐の過去も織り交ぜながら進む探偵の仕事は辛いモノがありました。

まぁ、それはそれとしてアリスの可愛さには拍車が掛かりまくりで、
天然ジゴロっぷりが師匠に鍛えられたせいか鳴海の台詞にキョドりまくりのアリスは、
もうとっととくっついちゃえよ、と言ってしまいたいくらいの愛らしさでした。
というか、鳴海が心配すぎて外出しまくりとか、引き籠もりニートだったはずなのに…、
アリスは本当に可愛いなぁ。

かつて夜逃げした父をホームレスの中に見付けた人気絶頂のアイドル夏月ユイの依頼で、
渋谷の公園でホームレスを纏める立場のギンジさんを訪ねることから始まった事件は、
ホームレス襲撃事件を起こす集団が絡むことで悲惨な結末を迎えることに…
帰る場所たるホームを失った人たちが望む、ただ一つのものを護るために起こった、
不可解な事件をニート探偵が悲しくも解き明かします。

それにしても普通の高校生と言い張っている鳴海ですが、
ヤクザと野球やったり、ドラッグやったり、チャイニーズマフィアと悶着起こしたり、
そんな波瀾万丈な生活を送っておきながらよく言えるモノだな、と。
しかも人気アイドルと割りと良い感じになってて流石はジゴロとしか。
彩夏やメオといった候補もいるけど、やっぱり本命はアリスなんだろうけど、
はてさてどうなることやらですね。

ちなみに今回の公園のモデルになったであろう渋谷の宮下公園に先日行ってきましたが、
確かにフットサルやクライミングの施設が充実しててリア充臭が漂ってましたね。
ただその真下では相変わらずホームレスの人たちがいるみたいですが。
こう言っては失礼でしょうけど、逞しいなぁ…

:: 2011/7/10 日曜日::

■[ラノベ]銀髪美少女がやってきた!「ロウきゅーぶ!」8巻

ロウきゅーぶ! 8 (電撃文庫 あ 28-8)
著者/訳者:蒼山 サグ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-07-08 )
文庫 ( 315 ページ )
作者サイト:さぐちきん。-蒼山サグ 個人ページ-
作者twitter:蒼山サグ (SagAoyama) on Twitter
絵師サイト:てぃんくる 公式サイト Piece Gardien

アニメも放映が始まった「ロウきゅーぶ!」は原作も絶好調!
ロリコン×ラブコメ×スポコンと光るモノがありまくりの本作ですが、
特にこの8巻ではフランス銀髪少女が加わり国際色豊かに!
昴の父親も仕事先のハワイから一時帰国して家族の団らん風景も相まって、
いつも以上に和気藹々な雰囲気を作り出しています。

恋する少女たちとnotロリコンな昴さんのリアクションが相変わらず面白いですが、
フランス人のミミちゃん登場で、昴の無意識下で智花のことについてもやもやした感じを抱いていることから、
今後年下相手のラブコメ的な展開も有り得るのではないかと邪推せざるを得ないのです!

今回は智花の誕生日会や、家族ぐるみで付き合ってるのも(葵をさしおいて)智花だったりしますが、
密かにリードを奪ったのは紗季ですよね、やっぱり。
色々と理由をつけて抜け駆けじゃない、と自分に言い聞かせながら昴とデートもどきをして、
それを非常に喜びを感じている紗季がとても可愛らしいのです。
また、バスケ的にもポイントガードとして一つ成長できたりと、
8巻は表紙にもなっているように紗季が一番メインだったような気がします。

今回はフランスのバスケ少女ミミの参戦をキッカケに、
今まで登場してきた年下5年生組たちでのバスケチームが結成されたので、
今後上手く合流できれば公式戦に出られるだろうし、先の展開にも期待ですね。

今回は幼馴染みなのに家族ぐるみの付き合いに全く出番がなかった葵ですが、
ラストでの引きを見る限り、次回は色々と活躍してくれそうなので今から期待が持てそうです。
いやー、今から頬がニヤけてしまって困りますわー(笑

:: 2011/7/9 土曜日::

■[ラノベ]近未来魔法世界でのお兄様絶対主義「魔法科高校の劣等生」1巻

魔法科高校の劣等生 1 入学編 上 (電撃文庫 さ 14-1)
著者/訳者:佐島 勤
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-07-08 )
文庫 ( 286 ページ )
作者サイト:佐島勤

二十世紀末に起こった事件を契機に世に知られることになった「超能力」
その「超能力」の研究の果てに「魔法」が技能となり国家により育成されることになった世界。
その世界の日本に設立されたエリート思想の魔法育成機関の一つである通称「魔法科高校」に、
西暦2095年、優秀とされる一科生に一人の妹が、劣等とされる二科生に一人の兄が入学したことで、
一大スペクタクルの物語の幕が開けます。

この作品は小説家になろうで歴代一位を長期間獲得しているWEB小説が下敷きとなっており、
「ソードアート・オンライン」等、WEB発のライトノベルの先駆者である川原礫さんの推薦文にあるように、
最初から商業レーベルとして売り出すにはあり得ない程の緻密な世界観の設定に、
商業では難しい紙幅を考えない長大な構成がこの作品の根幹をなしています。

それ故にWEBでの第一章の前半部分しか1巻には収録されていないので少々尻切れ蜻蛉になっています。
ですので、初めて読む人は来月に発売される2巻まで待ち、一気に読む方が良いかもしれません。
1巻では我慢できなくなって、WEB版に手を出すのもアリだとは思いますが、
電撃文庫版だと約一名がリストラされて3巻以降に登場が延期されていたりと、
少々リメイクされているので違和感があるかもしれません。

良い場面で「つづく」になっているとはいえこの作品の魅力の端緒は1巻でも散見されます。
そう、この作品の魅力の一つは何と言ってもヒロインの深雪さんと言えるでしょう!
度を超した実兄への愛情という、深雪さんの超絶ブラコンっぷりが随所で折り込まれているのです!
また、その愛情を向けられる兄の達也の最強っぷりも魅力の一つなんですが、
1巻では学内で五本の指に入る生徒を秒殺、という程度にしか見せていないので、
まだまだこれから、という所でしょう。
技術面の凄さは第二章、電撃文庫版だと恐らく4巻くらいで判明し、
戦闘面での凄まじさは第三章、電撃文庫版だと恐らく7巻あたりで判明すると思いますので、
それまで小出しで出てくる俺TUEEEっぷりを堪能すれば良いかと。

ちなみにWEB版既読組にとっての魅力はやはり石田可奈さんのイラストでしょうか。
本業はアニメーターだけにあってカラーイラストは非常に映えますし、
作監をやっていた「コードギアス」に近い印象を与えるキャラクターは世界観にマッチしているかと。
カラーピンナップで生徒会の面々の身長が分かるのは想像力を補完してくれて、
なるほどと納得させられましたしね。
また、調整の為に下着姿になった深雪さんをイラスト化したのは流石だな、と思った次第です。(笑

そう言えば石田可奈さんは俺妹でも総作画監督をされたそうですが…
その内、帯や巻末コメントで伏見つかささんor桐乃あたりが出てきそうな気がします。(笑
俺妹も実の兄妹モノだし、伏見さんも元はWEBで小説を発表していたし、
案外繋がりがあるんじゃないかなー、と。
まぁ、そこら辺も含めて2巻に期待です。

:: 2011/6/11 土曜日::

■[ラノベ]エンドレスコンティニュー「アクセル・ワールド 8 ―運命の連星―」

アクセル・ワールド〈8〉運命の連星 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-06-10 )
文庫 ( 331 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:天才卓球少女
絵師twitter:HIMA (himapo) on Twitter

まさかとは思っていたけど、本当にまさか「つづく」で終わるとは思ってませんでした…
アレですかね、「オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな。このはてしなく遠いAWをよ…」
とでも言えば良いのでしょうか…!
いや、まぁ、面白いんですけどね!

ハルユキとタクムの幼馴染み対決も良いトコで終わってたんだけど、
まだまだ美味しいトコは見せてくれない展開が続いてフラストレーションが溜まって溜まって…!
夢の中で辿り着いた中央サーバーでの話とか、伏線が張られまくりなのに、
中々回収されないっていうのはホントもどかしいです。
その分、ハルユキの第二段階の心意が顕現したりと爽快感があるにはあるのですが…

もどかしいと言えば、リードことトリリードテトラオキサイドもそうですね。
現実世界の皇居が存在する帝城のみに出現するという時点でピンときましたが、
心意技の名前が「天叢雲」とか、どう見ても皇族じゃないっすか!
良いのかな-、大丈夫なのかなー
変な団体に難癖つけられないことを祈ります。(ぉ

アッシュの本体も出るかと思ったけど肩すかしで、その上ウワァアアアな展開だし、
本当にフラストレーションが溜まりまくってるので是非9巻こそはお願いしたいです!
それはそうと、アッシュの中の人ですが実は女の子じゃないのかと疑っています。
親がフーコさんだし、バイクに入れ込んでるから脚に障害がある繋がりじゃないかとか、
みんなが「彼」と呼んでるのにフーコさんはそう名言してないだとか、
スカルフェイスのメットの下が繊細だとか色々と揃ってますからね!
次回はそこら辺も判明してくれると嬉しいのですが…(笑

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