本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2011/5/11 水曜日::

■[ラノベ]クライマックスに突入!「れでぃ×ばと!」12巻

れでぃ×ばと! 12 (電撃文庫 こ 8-19)
著者/訳者:上月 司
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-05-10 )
文庫 ( 272 ページ )
作者サイト:こーづきさんち
作者twitter:上月司 (tukakou) on Twitter
絵師サイト:ひとりでできるもんっ
絵師twitter:むにゅう (munyu_) on Twitter

1年以上待たされましたが、執事ラブコメも次巻でラストということらしく、
各ヒロインが自分の気持ちをやっと自覚するに到りまして大変盛り上がって参りました!
まぁ、お嬢様学校ということでそういった恋愛方面に疎いという理由付けがあるとはいえ、
秋晴への気持ちを1年近く掛けてやっと自覚するというのは遅かった気もしますが、
「You! 早く自分の気持ちを自覚しちゃいなよ!」なヤキモキ感はそれそれで楽しかったので、
少々寂しかったりするのも確かだったりします。

まぁ、それはそれとしてカラーピンナップがぼかしアリて!
朋美さん、本編でセルニアの後手に回りまくってるだけあって無茶しますな!
というかコレ、本編はセルニアルートに一直線なのでは…
最近は「ぎゃるかん」でも前島さんエンドがあっただけに油断できないっすね…

とはいえ、セルニアさんもヒドイというか、作者もあとがきで言ってますが、
折角合法ロリのみみな先輩が遠回しとはいえ秋晴に求婚したというのに(当然秋晴は気付きませんが)、
その印象を掻っ攫う引くに引かれぬツンデレ告白とか卑怯ですよ!(笑
流石はドリル。あざとい。

という訳で現在セルニアさんが一歩リードしてる訳ですがどうなることやら。
秋晴も満更でも無さそうだし… ぐぬぬ…
秋晴の鈍感っぷりを考えると真っ先にストレートに告白するのが一番効果的だろうからなぁ。
現在最終コーナーを抜けた時点でセルニアが2馬身ほど馬群から抜けた印象があるけど、
次回ラストでどういった決着がつくのか楽しみであります。

…ただ、13巻はせめて半年後には出て欲しいな!(笑

:: 2011/5/10 火曜日::

■[ラノベ]京介のキモさが有頂天でとどまる事を知らない「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」8巻

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 8 (電撃文庫 ふ 8-13)
著者/訳者:伏見 つかさ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-05-10 )
文庫 ( 305 ページ )
作者サイト:LUNAR LIGHT BLOG
絵師サイト:tabgraphics_blog
絵師twitter:鼻 (kanzakihiro) on Twitter

麻奈実ってばラスボスの風格が出てきたな…

あやせ曰く「お人好しすぎる」麻奈実ですが、只の幼馴染みじゃなかったですよ!
京介のことを誰よりもその家庭環境も含めたヘタレな所を理解していて、
面と向かってにこやかに「甲斐性無し」と本人に言うとか麻奈実さんマジ容赦ない。
縁側のおばあちゃんだと思っていたら、いつの間にか大魔王バーン様だったでござる。
そのうち「今のはメラゾーマではない。メラだ」とか言うのではないでしょうか。
いやー、やっぱり麻奈実エンドが一番現実的なのではなかろうか…

以下今回もネタバレ上等なので格納。

(more…)

:: 2011/4/17 日曜日::

■[ラノベ]小さく気高き最強の剣士「ソードアート・オンライン」7巻 マザーズ・ロザリオ

ソードアート・オンライン〈7〉マザーズ・ロザリオ (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-04-08 )
文庫 ( 305 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

死銃事件より数週間、平和なALOで起こったちょっとした事件。
PvPで数々のプレイヤーを圧倒し、あのキリトをすら退けた「絶剣」
その噂を耳にしたアスナは興味を持ちその対戦場に赴くと、
そこには黒曜石のような細い直剣を持つ、小さな少女剣士ユウキが居た…

今回はキリトではなく、アスナが主人公の物語。
ギルド「スリーピング・ナイツ」のリーダーであるユウキを軸に、
彼女が何を思い、何を志し、ALOを駆け抜けたのか綴られています。
その小さくも気高い生き様にアスナが感化され、成長していき、
ユウキが残した掛け替えのないものが確かに存在するのだと思わされます。

キリトは表紙でもそうだけど裏方役で、目立った所はないんだけど、
見せる所は魅せてくれて、シリーズ通しての主人公っぷりは流石でした。
アスナもその大規模ギルドの元幹部の実績を活かしながら、
その内面のもろさも同時に見せてくれて更に魅力的になったような気がします。

VRMMOとしてのバトル要素は少なめになったけど、
主役交代で、また違った側面の面白さを見せてくれた7巻でした。
死銃編の終盤もそうだったけどVRMMOを中核としながらも、
それだけに留まらないのは凄いと思わされます。

余談ですが、アスナとキリトの初デュエルは作者の同人誌で発表されています。(しかも漫画で)
2月のティアで総集編が出たので読んでる人も多少はいるのではないでしょうか。
更に余談ですが、キリトの2本目の剣である聖剣を手に入れたエピソードに関しては、
昨年末から今年の上旬までの年末限定企画であった「キャリバー」で書かれてました。
これはその内、短編集にでも収録されたりするのかな?

:: 2011/4/16 土曜日::

■[ラノベ]新劇場版?「電波女と青春男」SF(すこしふしぎ)版

電波女と青春男 SF(すこしふしぎ)版 (電撃文庫)
著者/訳者:入間 人間
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-04-08 )
文庫 ( 257 ページ )
絵師サイト:ブリキの砦

1巻表紙と同じ構図で8巻表紙とすこしリンクしている表紙のSF版。
内容も8巻とすこしだけリンクしてますが基本は1巻のリメイクで、
新劇場版電波女と青春男序的な何かと言ったところ。
まぁ、入間人間さんはエヴァのTV版見たことないらしいんですが。

真の一人称から三人称に。
ちなみにこの人称の変化もラストで意味が分かります。
他にも真の転校の設定や初っ端から星中と連絡取り合ったり、
1巻と異なる設定は多々あるんですけど、大まかな話の流れは変わらず、
そこら辺も新劇場版かな、と言った感じです。

1巻の頃の挿し絵+αで描かれてるので挿し絵が多めになってるのは、
何となくお得感があったりしたりなかったり。
バスケ少女リューシさんは可愛いですよ。
リュウコやっちゅーに。

これはこれで面白いんですけど、これで終わりってのがちょっと残念かも。
まぁ、こういうのも良いかもですけど。

:: 2011/4/12 火曜日::

■[ラノベ]TVアニメ開始! でもシリーズ完結!「電波女と青春男」8巻

電波女と青春男〈8〉 (電撃文庫)
著者/訳者:入間 人間
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-04-08 )
文庫 ( 222 ページ )
絵師サイト:ブリキの砦

今月からシャフトによるTVアニメが放映開始なんですが、
何とこの8巻でシリーズ完結でタイミングが良いのか悪いのか。
まぁ、これもある意味、入間人間さんらしいのかもなー
とか思いつつ、同時刊行のSF版も気になっている次第でして。

未来の国から僕らの為に来たのかさっぱり不明なリトルスマキンですが、
エリオに比べて高性能なリトルスマキンに促されたり追われたりと、
そんな騒動をかましつつ最後にはまたもや海に向かって自転車で全力疾走と、
青春してるんだかSFしてるんだか良く判らない状態で突っ走る訳ですよ。

前川さんを一気に赤面させたりリューシさんといちゃこらしたりするけど、
まぁ、個々人のエンディングは前巻を参照とばかりに、
今回はウチュージンだったりリトルスマキンだったりで忙しいのですよ!
あと、女々ちんは相変わらず女々ちんでした。

布団ぐるぐる巻き女というよく判らないヒロインが初っ端から出てきたり、
途中ラブコメしたりむーいむーいしたりしながら宇宙にアレしたりしましたが、
結局よく判らないなりに何となく納得させられてエンディングを迎えた気分です。
まぁ、謎が謎のまま終わるってのもこの作品らしいのかもなー

:: 2011/3/24 木曜日::

■[ラノベ]待てるか、間に合うか?「ゴールデンタイム2 答えはYES」

ゴールデンタイム2 答えはYES (電撃文庫)
著者/訳者:竹宮 ゆゆこ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-03-10 )
文庫 ( 280 ページ )
作者サイト:Passing Rim

一気に読んでしまいたいけど、待望の続刊ということでじっくり読み進めてましたが遂に読了。
今回も竹宮ゆゆこさんらしく、自分の大学生時代を思い出しながら共感することしきりでした。
単位の取り方と履修登録でミスったり、中国語の四声の発音だったり、
サークルの先輩たちが語る、もとい嘆く就職戦線異状ありな場面だったりと、
共感することでもって、物語の世界に没入させる手腕はホント竹宮ゆゆこさんの独擅場だと思います。

幼馴染みの光央にフラれたゴージャスお嬢様な香子と、
フラれた直後の香子に告白して即座にフラれた主人公の多田万里。
しかし、記憶喪失前の多田万里はリンダ先輩と付き合ってたみたいなんだけど、
リンダ先輩はそんなことをおくびにも出さずに多田万里と絡んできて…
と、錯綜して連鎖する人間模様が燦めいていて魅了されまくりです。

特に香子はオープンに前向きにGOGOを標榜してフった相手である多田万里と親友として付き合い、
一緒にスタバ行ってダベったり、一緒のサークルで仲が良かったりしつつも、
相変わらず光央関係で多田万里ともども読者を振り回してくれる困ったヒロインさん。
そして、懲りずにシナリオを描いてるんだけど、
もう待てない、と言った多田万里を力ずくでルール違反を犯しても追いかけて。
最後にはみっともない姿になりながらも捕まえる所は、何というか魅力があったなぁ。

そんな香子が憧れると言っていたリンダはある意味香子と対照的で。
記憶喪失前の多田万里を待たせすぎたが故に、多田万里という人格を失ってしまったんですよね。
香子のこともあり、酔いがまわって自暴自棄になった多田万里の独白を聞き、
ショックを受けるリンダはこつえーさんのイラストも相まって凄かったなぁ。
ここにきてリンダと香子と多田万里の三人の人間関係が面白くなってきましたよ。

しかしミニマムな生き物の岡千波は…、割りと悪女だよね…(笑

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