■[ラノベ]俺の後輩はこんなに可愛い「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」5巻
俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉 (電撃文庫)
著者/訳者:伏見 つかさ
出版社:アスキーメディアワークス( 2010-01-10 )
定価:¥ 578
Amazon価格:¥ 578
文庫 ( 301 ページ )
ISBN-10 : 4048682717
ISBN-13 : 9784048682718
作者サイト:LUNAR LIGHT BLOG
絵師サイト:tabgraphics_blog
4巻ラストで桐乃が海外留学で去り、メインヒロイン不在となるも、
入れ替わりで黒猫が高校の後輩として再登場することにより、
妹の友達から学校の後輩へとジョブチェンジ!
そんな訳で5巻はほぼ丸々、黒猫がメインヒロインとして大活躍となっております。
桐乃という本音を出し合え、仲良く喧嘩する相手が居なくなった黒猫が、
その性格も災いしクラスで友人が出来ない状況になるんだけど、
それを京介が放っておく訳もなく1巻の時に桐乃の人生相談をした時のように、
自分のエゴと断じながら黒猫が新しい仲間を作るように世話を焼いていくんだけど…
1巻の時と違うのは数々のエピソードを経て黒猫は確実に変わってきているという所ですね。
京介のアシストがあったとはいえ、ゲー研に入ることにしたり、
ゲー研でのプレゼンで自分が持つある意味開き直った意見を主張できたりと、
小さな変化かも知れないけど、良い方向に成長してきてて可愛くてたまらないんですよね。
変化といえば京介も今やもう立派なオタになってしまったというか…
会話に選択肢を思い浮かんだり、エロゲの攻略をあやせ似の黒髪ロングからにしたりとか、
もう引き返せないトコまで来てるんだなぁ、と感慨深くなってしまいます。(笑
主要な新キャラの三浦部長と赤城瀬菜の二人も良いキャラですよね。
何というかベクトルは違うけど二人とも濃いという意味では同じなんですよね。
特に京介と三浦の二人は運命と言っていい再会だったので、
潔癖性で擬態が巧い腐女子の瀬菜じゃなくてもそりゃカップリング妄想しちゃうよな、と。
しかしまぁ、腐女子にカップリング妄想されるというのは割と背筋がゾクリとしますよ。
先日の冬コミで生モノBL本を描かれてしまった、某サイトの人とバカの二人には、
腐女子に妄想される恐怖をいつか生々しく語って頂きたいですね!(←ヒドイ
ラストでは黒猫が勇気を出して一歩進んだアプローチを掛けたり、
鈍感な京介だから気付いてない婉曲的な告白をしてたり、
黒猫フラグはビンビンに立ちまくっているんですが、黒猫ENDはどうしても妄想できません。
いや、黒猫の可愛さや魅力は十二分に判っているつもりなんですけど、
田村さんちの麻奈実さんというラスボスの強大さを知っているだけに難しいと言わざるを得ない。
創作活動だけじゃなく、恋愛方面でも壁は厚くて高いけど是非頑張って欲しい所存です。
黒猫、ファイト!
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