本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2015/7/10 金曜日::

■[漫画]ちっぱいリゾート「げんしけん 二代目の九」18巻

「そんな未来」には繋がらない「この現実」。
笹原妹によって生身の女の魅力を知る寸前にまでいき、
童貞スピリッツが崩壊しかかっている斑目が、
クッチーの卒業旅行にかこつけた斑目ハーレム旅行ではたして結論を出せるのか…!?

斑目にとって性格で選ぶなら間違いなく波戸くんなんですよね。
何しろ男にとっての理想を体現してくれるんですから。
しかしなー、笹原妹によって生身の女というものを意識しはじめた斑目だから、
まだまだ判らないですよ。

個人的にはスーが一番お似合いだと思うんですよね。

genshiken18_01

スー本人もわかってないんだけど、
間違いなく恋しちゃってると思うんだよね。
だって卒業旅行で巨乳二人に挟まれている斑目を見てこれだもの。

genshiken18_02

おっぱいリロードが出来なくたって良いじゃない!
元々斑目はつるぺた派なんだもの!
大丈夫、スーは無乳じゃなくてふくらみかけだから!
スーが借り物ではない、自分の言葉で話せば物語が大きく動くと思うんだ!

それにしても波戸くんは相変わらず凶悪なまでに可愛いなぁ…
これは矢島さんのオカンも男の子だと気付かないのも無理ないっすわ。
女にとってクズいことをしても男にとっては可愛いから問題ナッシング!

でもそんな波戸くんのことが好きな矢島さんだけど、
恋愛の土俵には立てないけれど、漫画でなら同じ土俵に立って向かい合うことが出来る。
それが判ったことで二人の間に何かしらの絆ができるのか否か…
こちらの関係性がどうなるのかも含めて、今後が楽しみですねー

:: 2015/5/25 月曜日::

■[漫画]進め! 電波女子「波よ聞いてくれ」1巻

波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンKC)
著者/訳者:沙村 広明
出版社:講談社( 2015-05-22 )

Kindle版:波よ聞いてくれ (1)

世界の「NARUTO」に多大な影響を与えた「無限の住人」(参考:[前編]岸本斉史×沙村広明対談
その作者である沙村広明がアフタヌーンで連載を開始したのが、
この「波よ聞いてくれ」なんですが、今回は人が死にません。
どちらかと言うと「おひっこし」に近いノリです。

主人公は札幌のスープカレー屋で働く鼓田ミナレ。

namiyo01_01

失恋の哀しみをバーで知り合った見知らぬおっさんに語る程の酒癖の悪さ。
しかし翌日にすっきりして店で働いていたら、
流れていたラジオから自分の声が聞こえてきて…

いやー、凄いね、流石は沙村広明さんだわ。
漫画のテンポが素晴らしく良いんですね。
次から次へと笑わせてくれる展開が連続しているし、
何より主人公のミナレさんが面白いんですよ。

というか第一話のインパクトが強すぎてヤバイんですよ! (笑
第1話「お前を許さない」は読めるのでまずは読んで欲しいですね!
ラスト3ページを読んだ時にインパクトたるや!
これは是非とも前情報なしで読んで欲しい!

それにしても後書きで書いてましたが、
ラジオと恋愛の漫画のはずなのに、恋愛成分うっすいですねー
確かに初っ端から失恋話ではあるのですが、
ミナレというキャラクターの強烈さで恋愛成分が薄まるというか。
カレー屋の同僚との話もコメディにしか思えないから困る。(笑

「無限の住人」みたいなエログロを期待するとダメですが、
間違いなく沙村広明さんの作品だと感じることが出来るので、
ファンの人は読むことをお勧めします。

:: 2014/12/23 火曜日::

■[漫画]ハーレムバレンタイン「げんしけん 二代目の八」17巻

あらすじ:吹っ切れた波戸きゅんが大学近くに引っ越したらスーが隣の部屋に越してきた。

斑目ハーレムの中でも物理的に距離が近い波戸きゅんとスーの二人が、
一番のライバル関係になるかと思いましたが、最後の最後に来ましたよ。
いやー、笹原妹怖いわー 女って怖いわー
流石は非オタの一般人で非処女ですわー
弄ばれた斑目が憐れ…

まぁ、それまでに関しては波戸きゅんが何歩もリードしていましたけどね!
斑目のために手料理を練習してごちそうしてあげるとか、
本命のバレンタインチョコを手渡してくれるとか、
正に男の理想の女の子を体現してくれますからね!
そりゃー、オタと童貞をこじらせている斑目にドストライクで当然じゃないですか!

そんな波戸きゅんへの想いを自覚しそうで自覚したくない矢島さん。
吉武の妹(ショタ属性)が来年入学してくることをライバルが増えるとナチュラルに考えるあたり、
もう吹っ切っても良いと思うんだけどなぁ。
でもそこが簡単に吹っ切れないから非モテなんだよね。
何より相手が相手だしなぁ…

それにしてもそういった妙にリアリティがあるのがこのげんしけんの醍醐味ですよね。
特にクガピーと斑目の童貞同士の風俗談義とかね!(笑
ネットで調べたことを語り合うトコとか妙にリアルというか。
そこが痛痒くて面白いんだなぁ、これが。

それはそうとキャバ嬢な笹原妹は今流行りの胸開き服でしたね。

genshiken17_01

オタのトレンドを先取りしたのか、オタがキャバ嬢のトレンドに追いついたのか。
肉体的なアピールは童貞攻略法としては間違ってないけど、
アレはオタ相手には禁じ手だから怖がられるのは仕方ないよね!

肉体的なアピールとオタへの心得の両方を兼ね備えていそうなアンジェラは、
遠いアメリカ在住なのと大野さんチェックで近付けないのがネックですね。
しかしバレンタインに大野さんの検閲で削除されたメモリーカードの中身は、
はたしてどんな内容だったのか…
私、気になります!

:: 2014/11/22 土曜日::

■[漫画]青春時代の夕焼け「謎の彼女X」12巻

謎の彼女X(12)< 完> (アフタヌーンKC)
著者/訳者:植芝 理一
出版社:講談社( 2014-11-21 )

Kindle版:謎の彼女X (1)
Kindle版:謎の彼女X (2)
Kindle版:謎の彼女X (3)

Kindle版:謎の彼女X (9)
Kindle版:謎の彼女X (10)
Kindle版:謎の彼女X (11)

「謎の彼女X」がついに完結…!
読み切り掲載から実に10年という長さだったし、
アニメ化も無事に終わったしで予感はしてましたが…!
まぁ、綺麗に終わったからファンとしては心残りはありません。
また1巻から読み返したら別の心残りが生まれるかもしれませんが。

■第85話 謎の雪

いやー、良いですね。
椿のお姉さんの陽子さんと卜部が一緒にお風呂に入るという、
目まぐるしい急展開に気持ちが追いつかないうちに、
卜部が彼女宣言ですよ!
お互い全裸でのご挨拶とか改めて見ると凄いシチュエーションだなぁ…(笑

nazokanox12_01

それはそうと、卜部の制服をくんかくんかするのは流石に変態ちっくだと思いました。
同性だからギリギリ許されるラインだな…

■第86話 謎のシャッター・チャンスII

悲報? 朗報? 諏訪野さんに彼氏が出来る!

まぁ、判ってはいたことですし。
しかしまさか諏訪野さんの自爆からキスをされることになるとは思いもしませんでした。
というか、あの恋に対して熱量が小さそうな諏訪野さんが、
ここまで感情を乱すようになるとはなぁ。
これが本気の恋というやつなのか…!

■第87話 謎の香水

卜部さんとの仲を公認することになった陽子さん。
応援しようと香水をプレゼントするも、蘇るのは自身の当時の思い出。
いやー、陽子さんって結構積極的だったんですね。
彼氏の方はちゃんと理性があって良かったですよ。
しかしアレですね。
大らかなお姉さんというよりも小姑っぽい一面が見られて、
これはこれで良かったです。(笑
卜部が頭が上がらない人って珍しいかも。

■第88話 謎の「倦怠期」

間接キスくらいじゃドキドキしなくなった男女のアレコレ。
諏訪野さんのデレ期も確かに意外だったけど、
卜部のデレ顔も連載初期からすると意外すぎる…!

nazokanox12_02

丘さんの言う通りキャラ変わってるけど、
キャラを変えてしまうのが青春の恋の恐ろしさというものですね。
しかし「かわいい」と思うよりも椿の「かわいい」所でデレるとか…
これは間違いなく椿は尻にしかれるな…(笑

■第89話 謎のカレーライス

彼女の手作りカレーライス!
これは椿のテンションが上がるのもわかります。
そして卜部が料理に使うのは包丁じゃなくてハサミというのも、
ある意味予想通りでした。
カレーの話なのに甘々な話だったぜ!

■第90話 謎のショッピング

彼氏の思い出を上書きするためにお気に入りのワンピースを切り刻むとか、
卜部ってば結構思い切りが良いというか、覚悟決まってるよね。
そして今回のハイライトは椿が思っている通りに、
水着姿よりも焦って着替える卜部だと思うわけですよ。

nazokanox12_03

うん、これは萌える!

■第91話 謎の夕焼け(前編)
■最終話 謎の夕焼け(後編)

アニメの最終回と同じように椿の亡くなったお母さんの墓前が出てくる最終回。
これは確かに最終回らしい最終回でした。
何だろうなぁ、これで最終回かと思うとちょっと切ないけど、
それ以上に感動して感無量と言いましょうか。
大好きな作品が終わったのは悲しいんだけど、
こんなしっかりとした最終回を迎えられると満足しちゃったというか。
ホント良い最終回でした。

しかし確かに後書きで言うとおり初めは「SEX」という言葉が出たくせに、
全然そこまで行かない作品でしたね。(笑
まぁ、裸はやたら出てきた印象ですが。

■番外編 謎の彼女Xロボ

休載お知らせ漫画がアフタヌーン本誌にあったんだけど、
それがまさかの収録!
まぁ、わりとトンデモない話なので完全に別作品でしたが、
植芝理一さんの趣味が丸出しで、最終回の余韻がちょっと変な感じになったというか。
でも、こういうのも含めて「謎の彼女X」だよね。(笑

何はともあれお疲れ様でした!
面白い作品をどうもありがとうございます!
19年前から読み始めたアフタヌーンでずっと見てきた植芝理一作品の中で、
一番好きな作品でした。

次回作のバカみたいな作品にも期待したいですね!

:: 2014/9/29 月曜日::

■[漫画]はじめての喧嘩「今日のユイコさん」4巻

前回ついにキスをしたトモヤとユイコさんの二人ですが、
若い男子高校生がキスしただけで満足すると思いますか…?

ということで、下手にちょっと経験してしまったがために、
むしろ煩悩のストッパーがなくなってしまったトモヤが、
より我慢するようになって悶々とする様には共感を覚えます。
また、初めての喧嘩でメールを送るのに悶々としたり、
会いに行くが怖いユイコさんにも共感を覚えてしまいます。
もうね、この4巻では色々な意味で悶々としながら読んでました。
でも、最後のユイコさんの笑顔でそんな悶々とした気持ちは綺麗さっぱり消えちゃったかな!

キスに限らず、初めてのことが嬉しくてストッパーが掛からなくなるというのは判るなぁ。
ユイコさんも初めて自分からお洒落とショッピングをしてはしゃいでしまい、
あっという間に貯金を殆ど使ってしまうとかあるあるすぎる。(笑
でも、そういった失敗から学ぶことが多いのも学生時代というものだしね。
ユイコさんは成長が出来る子ですからね!
この失敗から学ぶことがありますよ!

失敗からの成長と言えば、料理が出来ないユイコさんが、
母に料理を教えて貰って、トモヤにお弁当を作る回とか良かったですね。
ユイコさんのフトモモに落としてしまった唐揚げを食べるとかトモヤが羨ましかったです。

yuiko04_01

クリスマスプレゼントのためのバイトも、
色々と大変だったけど、やり遂げた達成感もあってちゃんと成長しているんですよね。
まぁ、その後に盛大な失敗をやらかしちゃったのは残念だったけど。

とはいえ、成長するのが必ずしも良いこととは限らないというか。
これ以上トモヤが他の女子に注目されたくないからマラソンを練習しちゃダメとか、
トモヤに成長されたらユイコさんの心中が穏やかじゃなくなっちゃうからね!
ここはちょっと萌えたなぁ。

今回のテーマは「成長」だったのかな、と思います。
ユイコさんは元より、トモヤも我慢するだけじゃなくて自分の意見をしっかり言い、
我慢するにしても我慢していることを知ってもらおうと一歩踏み込んでますしね。
今後の二人の成長と、関係の発展にも期待したいです。

あ、それとユイコさんの姉のエピソードも良かったですね。
ちょっぴり切なくてキュンときちゃいました。
ユイコさんとトモヤ以外のエピソードもたまにはあって良いよね。

:: 2014/7/29 火曜日::

■[漫画]君のような女神にずっとそばにいて欲しい「ああっ女神さまっ」48巻

私と「ああっ女神さまっ」の出会いは今から丁度20年前の事でした。
部活の友人と面白い漫画を貸し借りした時に、
私が「3X3EYES」貸したら、友人は「ああっ女神さまっ」を貸してくれたんですね。
そこから私が自分で揃えるようになるのに殆ど時間は掛からず、
そして更にアフタヌーンを購読するようになるまでも時間が掛かりませんでした。

以来20年、ずっとアフタヌーンに載っていた「ああっ女神さまっ」も、
ついに完結を迎えることになりました。
途中で何度も絵柄が変わったり、新しく奇抜なキャラが出てきたりしましたが、
それらも全て、今より新しい何かをチャレンジしようとする、
作中のキャラたちと同じスピリッツを藤島康介さんから感じたような気がします。

この完結巻である48巻は丸々エピローグと言って良い内容です。
ベルダンディーの父の試練を乗り越え、異なる種族の二人が結ばれることになり、
地上に戻って女神(と魔族)の祝福の中で結婚式をとり行うという、
大団円と言える終わり方でした。

既に藤島康介さんはアフタヌーンで新作の「パラダイスレジデンス」を連載中ですが、
それでも「ああっ女神さまっ」が私の人生に及ぼした影響は色褪せることはありません。
大学の頃に自動車部に入ったのも間違いなく「ああっ女神さまっ」の影響ですしね!
まぁ、全然女の子が居なくてがっかりしたのも今となっては良い思い出…、なのかな…?(笑

この48巻の内容は詳しく語るのも無粋なので、ただ読んでください、としか言えません。
「ああっ女神さまっ」という作品に思い出がある人は、是非読んで欲しいです。

HTML convert time: 0.132 sec. Powered by WordPress