本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2023/11/7 火曜日::

■[漫画]最推しとの対局「バンオウ-盤王-」4巻

バンオウ-盤王-4巻バンオウ-盤王-4巻
出版社:集英社
原作者名:綿引智也
作者名:春夏冬画楽
作者twitter:春夏冬画楽さん(@garaku_akinai) / Twitter
連載サイト:バンオウ-盤王- – 綿引智也/春夏冬画楽 | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:バンオウ-盤王- (4)
Kindle版まとめ買い:バンオウ-盤王-
DMM電子書籍:バンオウ-盤王- (4)

ついに竜王戦6組決勝まで駒を進めた吸血鬼の月山さんの対局相手は、
月山さんが50年推し続けた70代の現役棋士、伊津道央。
同世代が全員引退した中でプロの世界で指し続ける伊津を相手に、
全力で挑む月山さんだが…

熱戦でしたね!
月山さんがTVを手に入れた頃からずっと推してきた棋士が、
未だに現役で、しかも対局相手というのは月山さんも感無量でしょう。

どこまでも勝利にこだわる伊津を月山さんが推す理由は、
次の天草戦で「負けず嫌い」という月山さんの新たな一面を知ることで理解できました。

将棋が好きだからこそ300年続けているのはわかるんだけど、
それでも情熱が無ければ強くなろうとはしないと思うんですよね。
そう考えると「負けず嫌い」というのは、月山さんが棋力を向上させた理由として納得です。
「負けず嫌い」だからこそ、貪欲に勝利を求める伊津さんが最推しなんですね。
なるほどなぁ…

そんな熱戦を繰り広げて盛り上がったと思ったら、
唐突に草野球を始めるからこの漫画は面白いw

しかもうっかり身体能力の高さを見せつけてしまうとか、
そりゃ、ドラゴンボールの孫悟飯じゃないですかw
グレートサイヤマンみたいに変身する前振りなんだろうか…(多分違う

アンナさんも相変わらずポンコツな洞察力をしてるし、
本当に吸血鬼方面は笑わせてくれますよねw

そして肝心の竜王トーナメント本戦ですが、
初回に当たるのが若手最強の天草六段で、予想以上の熱戦を見せてくれます。
一度月山さんに敗北しているからこそ、対策を立てて油断せず真っ直ぐ来てますからね。
そりゃ強いですよ。

天草六段が自分の将棋の才能を活かした1分将棋に持ち込むとか、
図らずも月山さんに欠けているものをぶつけてくるのも上手いなぁ。
手に汗握る熱戦の結果は次の5巻ですね。
面白いよ…!

:: 2023/10/12 木曜日::

■[漫画]百合は仲良く喧嘩しな「ペンションライフ・ヴァンパイア」2巻

吸血鬼のニカと、元対カタラレの改訂官エリ。
二人が出会って喧嘩して仲良くなって、
ニカが相互理解のためにやっているペンションで、
何だかんだで二人働いていると、色々な人間やカタラレがやってきて…

2巻では新キャラが出ます。
エリが推しの後輩キャラの凛美ちゃんです。

見た目がJCくらいですが、割りと重度なエリファンで、
しかもかなりのむっつりスケベだと思います。
というか、絶対に成人コンテンツを貪るように視聴していますよ。
間違いない。

そんな凛美ちゃんの育ての親のじいじと鵺の因縁とか、
ちょっとシリアスかな?
と思ったら緩いラブコメな展開には笑っちゃいましたね。
50年続いた冷戦のお陰か、サツバツとした雰囲気がない平和な光景は素敵だと思うのです。

そして商店街の問題に再登場した人魚のイリエルが絡んで、
イリエルの炎上しちゃうキャラのせいで問題がこじれてどうなるのかと思いきや、
何だかんだでイリエルが頑張ってくれて、ちょっと格好良かったです。

プライドの高い維持っぱりな傘寿とか、
とても面倒だと思うんだけどね。
それでも、可愛いところはあるんだなって思いますよ。

しかし、ニカ、イリエル、鵺と色々なカタラレは出たけれど、
一番ヤバイのは重度のエリ推しの凛美ちゃんだと思うのです…
押し入れの中がヤバすぎなのです…!
やはり人間が一番恐ろしいな…!

:: 2023/10/10 火曜日::

■[漫画]私達のオタ活はこれからだ!「限界煩悩活劇オサム」4巻

限界煩悩活劇オサム4巻限界煩悩活劇オサム4巻
出版社:集英社
作者名:ゲタバ子
連載サイト:限界煩悩活劇オサム – ゲタバ子 | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:限界煩悩活劇オサム (4)
Kindle版まとめ買い:限界煩悩活劇オサム
DMM電子書籍:限界煩悩活劇オサム (4)

オタク特化型除霊師オサムとオタクに優しいギャルというカイカちゃんが、
限界オタクたちの生態を描いた本作も残念ながらこの4巻で完結です…!
鉄板ネタを的確に独自の言語化を成し遂げた傑作なんですけど、
流石にニッチすぎるネタということもあり、長く続けられなかったのかな?
最後まで突っ走ってて最高に面白いことは保証します!

オタクというのはどうしてもニッチなジャンルに突き進むことがあるので、
どうしても同士と出会うというのは難しいのです。
インターネットがある現在だと出会いの確率は格段に上がったけれど、
それでも同好の士と出会って語り合えるというのは難しいのです。

そんな世の中でオサムは自分が知らないジャンルオタクの怨霊に頼られたら、
自分なりに勉強するところとは、とても偉いと思うのですよ。

布教されたネタに全部手を出していたら、それはもう時間が食い潰されますからね!
私は布教されても3話まで読んで合わなかったら読まなくなっちゃうからなぁ…
語り合えるレベルまで学習するオサムは本当に偉いよ。

そして古のオタク怨霊さんが過去の黒歴史を消したい…
というネタは、わりとクリティカルでしたね…w

バヒさんが大活躍でしたけど、00年代にオタクだった方々は、
かなり懐かしいと思えるのではないでしょうか。
同人専用サーチエンジンとか超懐かしいですね。
同盟リンクとか、色々有ったなぁ…
まぁ、今となったらgeocitiesが消えた今、全部消えてそうな気がしますけども…w

最終回に合わせて劇中作の撃メンの最終回を描いていて、
とても盛り上がってるのが良かったですね。
エピローグでは撃メンが実写化するネタをやってましたけど、
大人気作は完結してからも動きがあるから、あるあるって感じでしたよw

大好きな作品が完結しても、それで終わらないのがオタク活動です!
これからも元気にオタ活をしたいものですね!
老害にならない程度に…!

:: 2023/9/11 月曜日::

■[漫画]お客とともに育つ店「ラーメン赤猫」5巻

ラーメン赤猫5巻ラーメン赤猫5巻
出版社:集英社
作者名:アンギャマン
作者twitter:アンギャマンさん(@ANGYAMAN) / Twitter
連載サイト:ラーメン赤猫 – アンギャマン | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:ラーメン赤猫 (5)
Kindle版まとめ買い:ラーメン赤猫
DMM電子書籍:ラーメン赤猫 (5)

新猫のジュエルくんもラーメン赤猫に馴染んで来た5巻です。
元猫アイドルのハナちゃんといい、豪華な面子が揃っていますが、
ラーメン一筋、接客一番な赤猫は今日も元気に開店です!

初っ端から常連の糸目サラリーマンさんが、
涙の転勤で赤猫に通えなくなる、という話をしていましたが…
サラリーマンには転勤っていうのがよくありますからね。
私も過去3回ほど有りましたけど、中々面倒なもんですよ。
今回は赤猫のメンバーがファンサしてくれましたが…

まぁ、こういうのは常連さんだからこそのサービスですよね。
そして描き下ろしで常連さん向けサービスの検討をしていましたが、
そういった心づくしはとても良いと思います!
この漫画は細部に神が宿っているよなぁ。

そんな常連を育っているラーメン赤猫だけど、
初めから順風満帆だったわけではなく、
むしろ開店当初はパニックが起こって大変だったことがラットのママから語られていましたね。

そこから一度の失敗でめげずに、
ラーメン赤猫の方向性を仲間で話し合い、対策を立て、
常連を育てる方向で頑張った佐々木さんたちはとても有能だと思います!

たまに厄介なお客さんたちも来るけれど、
育った常連さんたちの協力も有って平和に運営できるのは、
ラーメン赤猫の強みだと思うので、
これからも頑張って欲しいですね!

:: 2023/9/9 土曜日::

■[漫画]愛と芸術「2.5次元の誘惑」18巻

2.5次元の誘惑18巻2.5次元の誘惑18巻
出版社:集英社
作者名:橋本悠
紙書籍通販:2.5次元の誘惑 (18)
Kindle版まとめ買い:2.5次元の誘惑
DMM電子書籍:2.5次元の誘惑 (18)

究極のROMを作るための撮影で色々とどんづまってしまった奥村とリリサだけど、
お互いとも感情が混線して大変になってしまう。
そんな二人をユキとエリカがサポートして、
感情の言語化をして、心を整理した先に待つのは…?

わりと哲学的な問題に入ってきて、
もはやこれは熱血コスプレ漫画とは違ったジャンルに入った感じがしますね。
まぁ、こういうのはパッションで読めば何となくわかった感を得られるというか。
多分、二人はこれで大丈夫だよ、というのがわかればOKかな…?

そして奥村とリリサだけでなく、
ユキとエリカの二人も救われているのが良いんですよね。

今までリリサはその純粋な愛で四天王を闇から救い出してきましたけど、
それはこの二人にも適用されるんだなぁ…
やはりコスプレは愛ですよ、愛。

まぁ、それはそれとしてこの漫画の肝の一つであるエロコメですが、
今回は終盤に凝縮されてますね。

コスプレしてリリサを激励するのですが、
今回はメイドとナースと来ましたか。
翼貴ちゃんはスタイルが良すぎるから何でも似合っちゃうね。
扉絵で来ていたレースクイーンが個人的には優勝です。

それと巻末オマケ漫画では裸婦モデルもしてましたけど、
エスパー魔美でもやってたし問題ないよね!
ただ、まり姉はエロすぎるから絶対にアニメではNGだと思いました。
無理だろ、アレは…w

:: 2023/9/8 金曜日::

■[漫画]月山の才能「バンオウ-盤王-」3巻

バンオウ-盤王-3巻バンオウ-盤王-3巻
出版社:集英社
原作者名:綿引智也
作者名:春夏冬画楽
作者twitter:春夏冬画楽さん(@garaku_akinai) / Twitter
連載サイト:バンオウ-盤王- – 綿引智也/春夏冬画楽 | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:バンオウ―盤王― (3)
Kindle版まとめ買い:バンオウ―盤王―
DMM電子書籍:バンオウ―盤王― (3)

アマチュア竜王から竜王戦6組へと勝ち上がった月山。
300年間の経験がある吸血鬼とはいえ、
昼間からの長時間のプロとの対局は初めてなので、
わずかなゆらぎから悪手を指してしまいピンチに陥るが…?

3巻にして面白さが最高に盛り上がっていますね!
月山は棋力だけならトップ棋士相当だし、引き出しも豊富なんだけど、
吸血鬼の体力の無さや、プロ棋士との対戦経験のなさ、研究して対策されることがなかった…
という数々の弱点が露呈することで、無敵ではないことがわかるのです。
でも、それが面白さを演出しているんですよね。

ただ、やはり月山が強いところを見せると、格好いいと思っちゃうんですよ。
そしてその強さを分かりやすく演出してくれるのが、
以前月山に平手で押し切られた天草プロなわけです。

若手トップ棋士の天草が嘘や誇張なく月山の実力を評価することで、
その強さを保証し、観戦する棋士たちも緊張感が生まれるんですよね。
それが、より月山の底知れ無さを演出するんですが…

正直、この対局に限っては対局相手の光岡さんが最高に良い仕事をしてくれましたね。
月山の棋力が天賦の才によるものではなく、努力で積み上げてきたモノだと見抜き、
そして、月山の本当に凄い才能は棋力ではなく、将棋への果てしない愛だ、ということを感じたわけですよ。
今まで努力を積んできた光岡さんだからこその、見事な分析力だと思います。

そして、この漫画の面白いところはそういったシリアスな将棋シーンの合間に、
100%コメディなシーンが挟まれることなんですよねw
それが吸血鬼関連なネタばかりというのがまた面白いw

普通の漫画なら吸血鬼関連のネタの方がシリアスになりそうなんですけどね。
この漫画は将棋がメインなので、どうしても吸血鬼が笑いに昇華されるのですよw
吸血鬼仲間の月山大好きな鈴木さんと、
ヴァンパイアハンターのアンナちゃんのポンコツっぷりが最高なので、
今後もコメディパートを充実していってほしいものであります。

HTML convert time: 0.139 sec. Powered by WordPress