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:: 2012/5/6 日曜日::

■[漫画]パワフルな地味「ベイビーステップ」21巻

ベイビーステップ(21) (講談社コミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2012-04-17 )
コミック ( 192 ページ )

遂にエーちゃんの未来を決する全日本ジュニアの開幕。
そんなシチュエーションだからこそ、流石にプレッシャーで調子を崩しますが、
でもそこからしっかりと立ち直るのがエーちゃんですよね。

初めの関門は全国でも有名なんだけどちょっと知名度に欠ける岡田。
難波江も評価しているプレイヤーなんだけど、
ガタイは良いのに「もってる」か否かを気にするネガティブ思考なんだけど、
テニスのスタイルはハイリスクハイリターンで超攻撃的。

そんな岡田に序盤は苦戦してもすぐに対応してくるのはエーちゃんは流石だと思いましたが、
そこから更に井出曰く「ジャンピング岡田バズーカ」という秘密兵器を出してくるあたり、
流石は全国ジュニア、そして全国区のプレイヤーだと思わされますね。
とはいえ第一セットを落としたとはいえ、持ち前の学習能力の高さと、
そこから最適解を導き出すエーちゃんはやっぱり主人公だと思わされます。

今までもエーちゃんは荒谷みたいに伸び悩んでいるプレイヤー相手に、
その持ち前の適応力と対応力で対することで、相手を成長させてきましたが、
今回の岡田も正にそんな感じでどんどん強敵になってきていますが、
それすらも打ち破ってくれると期待せざるをえないです。

それt今回は試合展開がメインでラブコメ要素は少なめだったとはいえ、
序盤でエーちゃんと再会した清水さんが、運命を感じた直後になっちゃんとの仲を知ってしまう展開には、
正直「うわちゃー!」と思わずにはいられませんでしたが、
このままで終わるとは到底思えないのでこちらの方面にも目が離せません。
でもどうなるんだろう…?

:: 2012/2/18 土曜日::

■[漫画]現在マガジンで一番の正統派ラブコメ漫画「ベイビーステップ」20巻

ベイビーステップ(20) (講談社コミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2012-02-17 )
コミック ( 200 ページ )

今回は試合と試合のインターバル的な話なので、
密度の濃い練習をしたり、部活はやってないエーちゃんには関係ないけど、
注目の選手が多く参加しているインターハイの視察したりとしていますが、
やはり何と言っても一番注目すべき所はなっちゃんとの水着デートでしょう!
異論は認めない!

初っ端からデートプランに対してもマメさを見せるエーちゃんも可愛かったけど、
それに対してストレートに一行で返信してくるなっちゃんがらしくて微笑ましかったです。(笑
手を繋ぐだけで赤面したりするとかどんだけ純情な青春を過ごしているんだと!
巻末もなっちゃん三昧だったし、これがラブコメ三昧の力なのか…!

まぁ、最近の週マガはドロドロな恋愛が多いからなー
ベイビーステップで一番癒されるのも確かだったりするんですが、
ちゃんとスポコンとして面白いんですよね、実際。
インターハイで見た神田が熱血根性論の体育会系の学校で鍛えられたりと、
エーちゃんとは対極な練習方法で開花してるのが興味深いですね。
全日本ジュニアで多分この二人の決戦が繰り広げられるんだろうけど、
どういった展開になるのか今から興味深いです。

しかしプロになりたいからこそ、プレッシャーが掛かりまくるとか生真面目なエーちゃんらしいけど、
それに対して無意識的にノートにマインドマップを書いてスッキリするとか、
本当にエーちゃんらしいですよね。
池くんとのエキシビジョンマッチで心機一転して次回からは遂に全日本ジュニアが始まります。
うーん、将来が掛かった試合だけに緊張するけどやっぱり楽しみですね!

:: 2011/11/20 日曜日::

■[漫画]難波江戦に全力をぶつけろ!「ベイビーステップ」19巻

ベイビーステップ(19) (講談社コミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2011-11-17 )
コミック ( 192 ページ )

難波江がピンで表紙を飾っている19巻ですが、本当にこの1冊は丸々vs難波江戦が詰まってます。
全国優勝を目指すエーちゃんにとって最後には越えないといけない壁、全国トップの難波江。
ゾーンに入って序盤は圧倒できたけど、難波江の実力はそれだけで勝てるほど甘くはなくて、
むしろ難波江の恐ろしさが浮き彫りになったことで苦戦するエーちゃんだけど…

いやー、本当に先が読めなくて手に汗握る展開ですよ。
エーちゃん渾身のサーブを容赦なく打ち返す難波江の強さがマジ半端無い。
そしてそんな難波江の強さをしっかりと認識した上でそれを越えるタメに試行錯誤するエーちゃん。
諦めずに試行錯誤をするその姿が面白いんですよね、ホント。

意識してゾーンに入ろうとして手痛い失敗をして、それを反省して、
論理的に考えて勝てるビジョンを組み立て、その困難さを認識した上で失敗を恐れずチャレンジ!
ここらへんが似たタイプなんだけど、難波江との違う所でしょうね。
難波江が手持ちの札を豊富に用意した上で試合中に組み合わせて勝負するタイプだとすると、
エーちゃんは試合中に札を作っていくタイプと言うのでしょうか。
諦めずに勝つために試行錯誤して前へと進んでいく姿には元気付けられますよ。

今回は難波江の回想シーンもあって、難波江の成長過程も判ったんですが、
同年代の選手における池ってのは圧倒的すぎる存在感がありますね。
エーちゃんが今後成長して間違いなく壁として立ちはだかるんだろうなぁ。

取りあえず全国までの切符は手に入れて残り3週間、目標に向かって邁進するエーちゃんですが、
先ずはなっちゃんとのデートですよ!
いやはや今から20巻が楽しみですね!(笑

:: 2011/9/18 日曜日::

■[漫画]全国一位との対決!「ベイビーステップ」18巻

ベイビーステップ(18) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2011-09-16 )
コミック ( 192 ページ )

表紙がなっちゃんですが、メインはついに始まった難波江戦ですよ!
プロになるために全国一位にならないといけないエーちゃんにとって、
絶対に避けては通れない難攻不落にしてかつて敗北を喫した相手。
全国大会の前哨戦、関東トーナメントベスト4での対戦で、
エーちゃんは何を掴むのか…?

とはいえ、なっちゃんも良いトコで良い形で出てきてるんですけどね。
付き合い始めたばかりの二人はホントにラブラブっすね!
ハイタッチのつもりが両手を恋人繋ぎにしてぎゅっとするとか、
バカップル丸出しじゃないっすか! 周りに人がいるのに!
まぁ、そこら辺は何ともなっちゃんらしいな、と思います。

それはそうと前巻から戦ってきた高木ですが、
ルールの範囲内でマナーに反して精神的揺さぶりを掛けるプレイスタイルは、
今までエーちゃんが戦ったことのない相手。
ですが、経験の少なさから初めは動揺するも、
すぐに対応するのは流石はエーちゃんだな、と感心させられます。

高木も痛感してましたが、エーちゃんは努力の質と内容が凄いんですよね。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と言いますが、
己を知り、自分の理想を設定し、必要な努力を効率よく行っているエーちゃんは、
2年半で全国トップレベルに来られたのはある意味必然だったのかもしれませんね。
そしてエーちゃんと似たスタイルを持ち、キャリアが上である難波江と、
一体どこまで戦えるのかは見物だと思います。

:: 2011/6/21 火曜日::

■[漫画]全力を出し切り井出戦決着!「ベイビーステップ」17巻

ベイビーステップ(17) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2011-06-17 )
コミック ( 192 ページ )

エーちゃんが全国出場を賭けた試合。
シード選手の中でも有力な井出を相手に接戦を繰り広げ、遂にはその決着を見せる17巻。
否が応でも盛り上がれとばかりにどんどん画面の中で無音になっていき、
最後には本人にも信じられない勝利を掴み取る瞬間は最高のエンターテイメントだと言えましょう。

特にこの井出戦というのは今までエーちゃんが培ってきた様々なモノを総動員して、
それらを全て活かしきった上での勝利という面が感じられたので、
ずっとエーちゃんの頑張りを見てきた読者にとってもカタルシスを感じられたと思います。。

荒谷戦の時にやった感覚派プレイヤーのなっちゃんとの対戦に、
青井コーチやフロリダで教えて貰った本能と理性の使い方に、
息抜きの一つとして青井コーチに以前教えて貰った冗談みたいな股抜きショットと、
どれか一つでも欠けたら勝利できなかったであろうことを考えると、
エーちゃんの努力というのは本当に一つも無駄なものがないんだな、と思わされます。

そして井出戦から一つ挟んだ後に、かつて難波江を倒したという難波江のクラブ仲間である高木との対戦。
ここぞという時に強く、観客を味方につける井出戦でのメンタルの強さとはまた別の、
ルール違反スレスレな行為の数々に堪える為のメンタルの強さが必要な高木戦を前に、
エーちゃんがどう対していくのかに期待が高まりますよね。

それにしてもエーちゃんとなっちゃんの二人は付き合い始めたのに、
余りそういった空気が感じられないのが何とも二人らしい気がしますね。(笑
それでも「手を握りたい」という淡泊でも男の子なエーちゃんに対して、
あくまでスポーツ少女っぽいなっちゃんは本当に感覚派だと思わされます。
大変だとは思うけど、頑張れエーちゃん。(笑

:: 2011/4/20 水曜日::

■[漫画]プレッシャーとの付き合い方「ベイビーステップ」16巻

ベイビーステップ(16) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2011-04-15 )
コミック ( 192 ページ )

1冊丸々、全日本ジュニア出場を賭けた井出との対決が描かれており、
しかもまだ続くという熱戦が繰り広げられています。

今回の対戦相手である井出っていうのが、荒谷とはまた違ったタイプの強敵で、
従来のスポーツ漫画だと主人公になるようなタイプなんですよね。
直感がメインのスタイルであり、試合前に事故で助けた少年が応援に駆けつけ、
増幅された周囲の応援を自分の力にして戦うという、劇場型タイプと言いましょうか。
他の作品だったらエーちゃんはデータ重視で頭でっかちの雑魚キャラになるんだろうなぁ。

しかしこの作品はエーちゃんが主人公の「ベイビーステップ」
一球一球の意味を捉えて、予習復習欠かさずやり、精一杯の努力を惜しみなくする主人公。
井出と似たタイプであるなっちゃんと試合を経験していたことをベースに、
今までと現在の井出のプレイスタイルから最適化して臨むことができるのがエーちゃんの凄みです。

そして今回は極度のプレッシャーを相手にして、それから逃げるのではなく、
敢えて向き合った上で試合に集中するという姿勢を見せてくれるんですよね。
いやー、愚直と言いましょうか、何ともエーちゃんらしいと言いましょうか。
いやはや、凄いね、エーちゃん。

次回、やっと井出戦の決着な訳ですが、最後まで試合展開が判りませんからね。
従来のスポーツ漫画だと勝利が当たり前に考えられるけど、
荒谷に何度も負けたりとそういった常識が中々通用しないのがこの作品ですからね。
単行本派の人にはちょっと厳しい時間になるかも知れません。

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