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:: 2014/4/4 金曜日::

■[漫画]こういう試合がしたかった!「ベイビーステップ」30巻

ベイビーステップ(30) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2014-03-17 )
コミック ( 192 ページ )

Kindle版:ベイビーステップ (30) [Kindle版]

ついにアニメ放送かー
スポーツモノにあまり好みの作品がない私ですが、
この「ベイビーステップ」は数少ない例外なんですよね。
その理由は主人公のエーちゃんがデータ重視の真面目くんだからでしょうか。
自分がやりたい方向性を決めて、それに最も効果的な努力をして実力をつけていく、
その姿がNHKに合うというのはあるのではないでしょうか。

さて、この30巻では世界ランキングが付く国際大会の一回戦の相手がピートです。
練習試合では全く勝てなかった元野球選手のピートを相手に、
今まで蓄積してきたデータを活かしてエーちゃんが攻め立てます。

親類の期待を背負ったピートを相手に、情け容赦なんか掛けるはずもなく、
ただ全力でぶつかっていくエーちゃんが気持ち良いです。
やはりスポーツマンはこうでなくては。
更に今までのデータから導き出されたピートのクセもどんどん突いて、
何とか突破口を開こうとしていくエーちゃんは流石ですね。

また、それに対してピートもやられっぱなしではなく、
それに対応する形でクセを矯正したり、野球のキャリアを活かした身体の使い方を身に付けたりと、
やはりエーちゃんは対戦相手を成長させる一助を担ってしまうのも、エーちゃんらしいです。

それとこの30巻では試合ばっかりでしたけど、口絵ではナツの可愛いラブコメっぷりと、
巻末描き下ろしではマーシャの可愛い恋模様が描かれていて、
充分ラブコメ成分を摂取することが出来ました。
やっぱり「ベイビーステップ」はラブコメもないとね!

:: 2014/1/21 火曜日::

■[漫画]アメリカでの武者修行「ベイビーステップ」29巻

ベイビーステップ(29) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2014-01-17 )
コミック ( 192 ページ )

4月からのアニメ放送まで間近に迫った「ベイビーステップ」ですが、
本編では全国選手権に向けてエーちゃんが渡米しての特訓です。
STCも充分整っている方なんですけど、やはり世界トップレベルは違いますね。
設備だけじゃなく、選手層のレベルの違いが鮮烈です。

しっかしまさか、神田とアメリカで再会するとは思わなかったなぁ。(笑
まぁ、神田も更なるステップアップ目論んでたから必然かもしれませんが…
正直、エーちゃん派の私は神田のことがそれほど好きじゃないので、
男子校育ちだからマーシャと何とか仲良くなろうとしながら、
すげなくされている情けない姿を見てプギャーしてました。(笑

そのマーシャですけど、ちゃんと成長してますねー
そしてエーちゃんへの淡い恋心も持ち続けているようでニヤニヤします。
まぁ、シスコンなアレックスと、なっちゃんという強すぎる恋敵がいるので無理な気がしますが!
というか、なっちゃんとiPhoneでテレビ通話とか凄い時代だと実感です。
そして通話中に不意にラブいこと言ってくるなっちゃんはやはり可愛すぎるっ
くそぅ、エーちゃんってば恵まれてるなぁ! でも、エーちゃんだから許す!
余談ですが、巻末にのってた番外編の中学時代の髪の長さが個人的にベストです。(キリッ

肝心のエーちゃん自身の成長ですが、目標を正しく持ち、ひたむきな練習を積み重ねることで、
着実に身についていってて、こう、読んでて心のなかでガッツポーズ取りたいですね。
休日もビーチテニスという遊びの中で、更なる能力向上に努めるとか凄すぎですよ。
でも、そういった所がエーちゃんらしくて好感が持てるんだよなぁ。

偶然手に入れた世界ランキングに入るための試合も、
練習で今まで勝てなかったピート相手と厳しいものがありますが、
それでもエーちゃんなら今までの練習とノートの結果で何とかしてくれると期待しています。
頑張れ、エーちゃん!

:: 2013/11/18 月曜日::

■[漫画]自分の気持ちに嘘はつけない「ベイビーステップ」28巻

ベイビーステップ(28) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2013-11-15 )
コミック ( 192 ページ )

「ベイビーステップ」がアニメ化ということで驚きました。
何せ28巻まで来てのアニメ化ですし。
とはいえNHK Eテレ枠というのには納得しました。
真面目なエーちゃんに似合っているというのも勿論なんですが、
NHKを見ている層にこそ見て欲しい、という気持ちもあります。

「ベイビーステップ」が特異的な所はここ一番の勝負で主人公が勝てない所にあります。
原因はまだ努力が足りなかったり、理不尽な審判のジャッジだったりと色々ですが、
今回の神田戦でのエーちゃんの敗退にはそれでも意外感がありました。
負けるとしても難波江くん相手だと思っていたというのもありますが、
やはり個人的に根性論で動いている鹿梅スピリッツに負けて欲しくなかった、というのもあります。

でも、そういった敗北があるからこそ描くことが出来るドラマといのもあるんですよね。
そのドラマがあるからこそ「ベイビーステップ」という漫画の面白さがあると思うんです。
今回で言えば青井コーチとの信頼関係をより一層深めることが出来たし、
エーちゃんも自分を見つめ直すことが出来たのが大きな転換だったと思います。
そして、それが今後に活きてくるんだと思うとより面白さが増すことに期待しちゃいますね。

それにしてもエーちゃんは真面目だけど、たまに突拍子もない一手を指すから見ていて飽きません。(笑
まさか卒業間近なのに2ヶ月も休んでアメリカに行くとはなぁ…
でも、そういった無茶が出来るのも今まで真面目だったエーちゃんの実績あればこそだし、
やはり今まで積み上げてきたエーちゃんの人生は間違ってなかったんだなぁ、
と変な所で感心しちゃいました。

そしてそれだけ積み上げてきたエーちゃんの努力は是非報われて欲しいので、
何とかアメリカで成長し、全日本テニス選手権では良い成績を残して欲しいです。

:: 2013/5/17 金曜日::

■[漫画]自分が信じる戦い方を「ベイビーステップ」26巻

ベイビーステップ(26) (ベイビーステップ (26))
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2013-05-17 )
コミック ( 192 ページ )

体育会系の鹿梅工業に属し、体育会系に洗脳された神田と、
自分で高効率の努力を積み重ねてきたエーちゃんとの準決勝の26巻!

序盤は神田の”先手必勝”パターンに飲まれてしまっていたエーちゃんだけど、
ノートを読み返すことでそれに気付き、自分のテニスを思い出すことで、
盛り返していく所は燃えますし、スカっとしますね!
今までエーちゃんが努力してきたことにムダはなかったんだと!

ただ神田の鹿梅工業のやり方も全くの非合理という訳ではなく、
チャレンジ精神を前面に押し出して前向きな失敗から何かを得ていた所は、
エーちゃんがやっている事と微妙に共通していたりするんですよね。
まぁ、作中で神田が言ってるように鹿梅工業は結局集団を鍛える最大公約数の特訓なので、
オンリーワンになろうと思えば、それだけでOKじゃないというのも確かだと思います。

それと女子の方もナっちゃんがエーちゃんのアドバイスで勝ちを拾いに行く中、
絶体絶命のポイント差でも何かを掴みかけて脱皮しかけている清水さんは凄味を感じますね!
失恋から脱皮してナっちゃんの前に今まで以上に強いライバルとして現れそうで、
こっちはこっちで目が離せないですよ!

それと帯に書いてあったので初めて気付いたんですけど、
ベイビーステップって電子書籍も結構やってるんですね。
Kindleでも24巻まで売られてて、1巻は99円セールのままなんですね。

うーん、流石に30巻に届きそうな長さだと、確かに本棚圧迫するからなぁ…
長編は電子書籍で揃えるというのも視野に入れるのもアリなのかもしれない…

:: 2013/2/17 日曜日::

■[漫画]エーちゃん VS 体育会系!「ベイビーステップ」25巻

ベイビーステップ(25) (講談社コミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2013-02-15 )
コミック ( 163 ページ )

復活した天才、緒方との結末が描かれた25巻!
新たにジャンプショットをモノにしようとするエーちゃんが、
緒方に全力を出させる前にチェンジオブペースで必死に勝とうとする姿が熱い!

そして準決勝の相手は一学年下の神田。
こいつが所属する鹿梅工業というのが超体育会系で…
少し間違うだけで現在体罰問題で炎上中の桜宮高校みたいなとこで!
実際神田に対する特訓も身体と心をボロボロにしてから言うことをきかせるという洗脳の手法そのもので、
日本スポーツ界の悪しき伝統そのままなんですよね!

確かに神田みたいな軟弱な精神で逃げ癖のある現代っ子はそうしないと矯正が難しいかもだけど、
もうそういう手法は時代遅れなんですよね。
もっと合理的で理知的な方法があるはずなんだけど、
旧態依然の悪習を伝統(笑)で続けるてるとかかm9(^Д^)プギャーですよ。
この方法で神田は確かに強くなったかも知れないけど、
エーちゃんみたいな才能の持ち主が鹿梅に行けば間違いなく才能が潰されていたでしょう。
リターンはあるかもだけど、リスクが多すぎなんですよね、伝統(笑)の体育会系的手法ってのは。

そんな胸くその悪くなる神田相手に押され気味なエーちゃんですが、
是非とも痛快に勝利を決めて欲しい所でありますよ!

それとこの25巻は表紙にあるように地味に女子分が高くてですね!
ナっちゃんの勢い余ったキスシーンは元より、
失恋のショックで調子を崩している清水さんも可愛いし、
こちらも失恋した姫子ちゃんが影山に絆されてデレ始めている所が、
番外編と描き下ろしに描かれていてウハウハでしたよ!
いやー、やっぱりベイビーステップは面白いですね!
最高!

:: 2013/1/9 水曜日::

■[漫画]何がなんでも勝つ!「ベイビーステップ」24巻

ベイビーステップ(24) (講談社コミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2012-12-17 )
コミック ( 192 ページ )

引き続きエーちゃんと緒方との対戦が続いていますが、
実はこの24巻では終わらず決着は25巻に持ち越しになっています。
相変わらず予断の許さぬ一進一退の瀬戸際の攻防が続いていますので、
この24巻だけだとかなりもどかしいことになると思われます。

故障前は池とライバル関係だったという前歴からも分かる通り、
エーちゃんにとって緒方は自分よりもポテンシャルが高い相手。
現状の持ち札では勝てないので、新しい手を打つ積極性が求められ、
ハイリスク・ハイリターンな状況での試合展開には手に汗握るものがあります。

恐らく試合前の二人だと10回対戦したら3回くらいしかエーちゃんは勝てないと思うんですよね。
でもその3回を本番に引っ張ってこようとするエーちゃんの飽くなき勝利への執念が凄い。
決してダーティなことはしないんだけど、天候の変化すらも利用する遮二無二さと、
弱点を突くことへの躊躇いのなさに必死さを感じるんですよね。

既存のスポーツ漫画とかだと「相手の100%に対して正々堂々ぶつかって勝つ」作品が多いけど、
エーちゃんは「相手の本領が発揮される前に勝利を拾う」のを良しとしている所が特徴的だと思います。
そしてそこが魅力的でもあるので今後もエーちゃんの試合には興味が尽きないですね。
まずはこの試合を勝つことですが、その結果は25巻に持ち越しになるので、
単行本派の人は首を長くしてお待ちください。

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