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:: 2017/1/13 金曜日::

■[漫画]それは喪服か礼服か「王様の仕立て屋 ~フィオリ・ディ・ジラソーレ~」2巻

日本人にとってはお馴染みの白シャツ。
私もスーツ以外でも白シャツは結構持ってます。
というか会社でもプライベートでも使いやすいんですよね。
ただ、それは日本だけに限った話で、欧州的にはNGみたいで…

という訳で今回のテーマは白シャツ(と黒靴)です。
日本のサラリーマンがお洒落な欧州に行った時に陥りがちな問題を、
回答例を出してくれつつ物語が進行していきます。
まぁ、その物語が中々に波乱万丈なのはいつも通りなのですが。

作中で織部も言っているように、日本での白シャツって必然性があるんですよね。
高温多湿だと色シャツは汗ジミが目立ちますからね。
ただ、それをワールドワイドで展開するのが問題なだけで、
郷に入りては郷に従え、という風に装いを変える意識が重要というわけですね。
それを、イタリア人が日本に行く場合と、
日本人がイタリアに行く場合のそれぞれで回答を出しているのは流石ですね。

2巻で気付きましたが、
一冊一テーマは前と変わらないんだけど、
単行本一冊が長編ストーリーになってないんですね。
確かにこの方が雑誌で読んだ時に取っつきやすいかも。

まぁ、問題はジラソーレの副題が入ったのに、
今回はナルチーゾの方々が多く出張ってきたことでしょうか。
もっとラウラたんに出番を!(←ラウラ推し

:: 2016/9/18 日曜日::

■[漫画]二回目のお色直し「王様の仕立て屋 ~フィオリ・ディ・ジラソーレ~」1巻

連載13年で2回目のタイトル変更となった「王様の仕立て屋」ですが、
ついに今回のシリーズから表紙の実写スーツが無くなりましたね。
代わりに実写のひまわりが彩られることになったわけですが、
作中で何度も花が取り上げられていることから、
今後は花の実写+キャラの表紙になっていくのでしょうか…?

タイトルにある通りジラソーレのお嬢さん方の話がメインになってきてますが、
基本的にいつも通りの「王様の仕立て屋」ですのでご安心ください。
むしろむさいおっさん率が下がったので多くの読者は喜ぶのではないでしょうか!
ちなみに私はとても喜んでいます。(笑

まずは新シリーズの1巻目といことで、
オーダー服ならではの基本から入りつつ、
ジラソーレのメンバーを満遍なく紹介しているのは流石の構成力だと思いますね。

客からの注文だからと似合わない組み合わせを唯々諾々と受けはせず毅然と断ったり、
客からの注文がなくても、客が本当に望んでいるものを形にして見せたりと、
織部らしい格好良さも十二分に見せてくれてとても面白かったです。

それにしても窮地のクラリッサを遠隔地からインターネットという現代の技術でサポートするとか、
連載初期では絶対出来ない芸当だよなぁ、と連載13年という長さを変なところで感じました。
そして助けられたクラリッサはまた織部への好感度を高めているんじゃないかなぁ、とも思ったり。
高まってたら良いんだけどなぁ…(ラブコメ脳

:: 2016/4/21 木曜日::

■[漫画]これにて一旦店じまい「王様の仕立て屋~サルトリア・ナポレターナ~」13巻

「王様の仕立て屋」第2部、サルトリア・ナポレターナもこれにて完結。
とはいえ「王様の仕立て屋」シリーズが完結というわけではなく、
連載しているグランドジャンプでは既に第3部が装い新たに始まっています。
今回のリニューアルは作者コメントにあるようにテコ入れです。
服を着るならこんなふうに」のようにより身近なアイテムでのファッション漫画や、
同じグランドジャンプでもよしたにさんの「いつかモテるかな」でもファッション取り扱っていましたしね。
確かに服飾漫画が増えてきましたねー

さて、第2部最後を飾るテーマはタータンに代表されるチェック柄。
タータンはスコットランド貴族における家紋みたいなものだから、
非常にセンシティブなのにジラソーレのお嬢さん方が雇った外注デザイナーが、
とあるお貴族様のタータンとそっくりな柄をデザインしてしまい、
お嬢さん方もうっかり調べずに売りだそうとしたところから始まるイザコザでござい。

チェック柄って私はあまり使わないんですよねー
何しろ代表的なオタクファッションにチェック柄のシャツってのがあるくらいだから、
どうしても敬遠してしまうというか。(笑
そんな固定観念を払拭してくれるくらいに代表的な装いを見せてくれるのは、
流石は織部さんと言わざるを得ないんですけどね。

今回はジラソーレのトラブルが主体なので、
彼女たちの出番が多かったのは嬉しかったですね。
それにしても終わり方が正に「俺たちの戦いはこれからだ」的だっただところが、
ジャンプ打ち切り経験のある大河原遁さんなりのブラックユーモアなのかな、
と思ったりしました。(笑

第3部ではテコ入れされてサブタイトルが「フィオリ・ディ・ジラソーレ」になります。
直訳すると向日葵(ジラソーレ)の花が開くって感じになるのでしょうか。
これは… 女性陣の出番が増えるテコ入れな予感…!
楽しみですね!(←満面の笑み

:: 2016/2/25 木曜日::

■[萌え]リゾートPANTS「王様の仕立て屋 ~サルトリア・ナポレターナ~」12巻

今回の「王様の仕立て屋」のテーマはリゾート地でのパンツ、いわゆる男のズボン。
堅苦しい日常から解放されたリゾート地を楽しみながら、
エレガンテを失わない男の粋な装いを追求します。
ええ、つまりは登場人物はおっさんばかりです。(笑

メインは今までも度々登場してきた個人輸入商の井ノ原さん。
どう考えても元ネタは「孤独のグルメ」の井之頭五郎な彼です。
井ノ原さんがお客さんのために色々と装いを整えて展開するんですが、
客先がもう、その、おっさんというかおじいさんだらけなので…、
その…、大変にシブいです。

せめてもの癒やし成分なのか扉絵はジラソーレのお嬢さん方の水着姿になっていますが、
まぁ、本当に今回は実におっさん率が高いんですよ。
それでもこの漫画の面白さは十二分に詰め込まれているんだから、
ある意味凄いんですけどね!

せっかくのリゾート地なのに女の子の水着姿が扉絵だけとか!
などと思わなくもないですが、
次巻は女性率が高まるはずなので大人しく待ちたいところです。
というか連載では「サルトリア・ナポレターナ」編が終わってるんですよね…
早く新章の連載が開始しないかなー

:: 2015/11/24 火曜日::

■[漫画]モノトーンの装い「王様の仕立て屋 ~サルトリア・ナポレターナ ~」11巻

今回のテーマは男のモノトーン。
お坊ちゃん育ちで黒色の威圧感の助けを借りないと自信が持てない男が、
妥協点として選んだのがモノトーン。
しかしお坊ちゃんの一族のご隠居は世界大戦経験者で、
ムッソリーニの黒シャツ隊に対して強い忌避感があるため、
あの手この手で仕事の妨害をしてきて…

90歳を超えても達者な長老の悪巧みも
こういっては何だけど面白かったですね、色々考えられてて。
でもそれをこなしてしまい、更に長老の懐に入り込んでくる悠の泰然さは、
やはり得も言われぬ面白さがありましたよ。

まぁ、それはそれとしてこの11巻で一番注目すべきはアレですよ。
金髪ツインテのFカップ巨乳であるラウラたんです。
いつも放置プレイなのに必要な時だけ便利に使われることにキレたラウラたんが、
ついにアレにソレしてコレですよ。

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例の紐に手をだしおった…!

流石にFカップなので似合いますね。(笑
元々「けいおん!」が流行った時は放課後ティータイムのみんなが出てきたりと、
割りとミーハーな所がある本作があるのでそれほど驚きはありませんが、
仕立て屋漫画で例の紐が出てきたというのは何とも妙な楽しさがありますね。(笑

今回は扉絵にジラソーレの幹部のみんなのセクシーショットが出てきてましたが、
全体的には平均年齢が高い男ばかりだったので、
ラウラたんのお陰で紙面が多少は華やかになったのは確かです。
今後もラウラたんの活躍には期待したいものであります。

:: 2015/7/20 月曜日::

■[漫画]大人のデニム「王様の仕立て屋 ~サルトリア・ナポレターナ~」10巻

自分でもよくわからないんですが、私はこの漫画が大変に好きでして。
ファッションにはとんと疎く、スーツも冠婚葬祭以外着ません。
それなのに自宅で読み返す機会が多く、
「よつばと!」「3月のライオン」に次いで3番目に位置しています。
本当になんでこんなに好きなのでしょうか。
正直、よくわかりません。
でも、好きなんだよなぁ。

「サルトリア・ナポレターナ」になって恒例の1冊1テーマですが、
今回のテーマは誰もが身近にしている「デニム」
かつてパリのファッションショーでも扱った「デニム」ですが、
それをナポリのファッションとマリアージュさせようという、
何とも無謀な挑戦がジラソーレ社内を二分して行われることに。

ヴィンテージのジーンズを巡るタレントコンビの仲違いをキッカケに、
今はペッツオーリに在籍しているマリオ親方の息子であるリッカルドと悠の、
ブラインドマッチというか、そんな感じになっているのが面白かったです。
それにしてもオカッパってば相変わらずにエグいなぁ。
やっぱり悠にとっては疫病神以外の何者でもないような気がする。

「デニム」とのマリアージュは色々と面白いモノでしたが、
流石に腰履きとか中々試すのがためらわれるのもありましたけど、
最後に出てきたのは粋だなぁ、と思いました。
まぁ、流石にヴィンテージのジーンズは真似できないですけどね。(笑

それとタレントコンビのオカンたちが濃いキャラだったなぁ…
イタリアのオカンは大阪のオカンとタメを張れるとは聞いていたけど、
息子の言葉を聞く耳持たないところとか「あぁ…」と思ったりも。(笑
しかし、ちゃんと息子の晴れ舞台をちゃんと把握するだけでなく、
それをご近所に広めるために現代の技術を積極的に取り入れているあたり、
母親としての愛情はしっかりとあると思いましたよ。
まぁ、そのベクトルがちょっと間違っちゃってるのは問題だけどね!
芸能人の身内がTV放映内容を無料動画サイトにアップロードして広告収入とか、
エラい現代的だけど、やっちゃダメすぎるよね…!

それはそれとして、扉絵のラウラちゃんがエロ可愛いかったです。
彼女にはもっと出番があっても良いと思うんだ!

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