本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2015/4/19 日曜日::

■[ラノベ]可児江西也の決断「甘城ブリリアントパーク」6巻

京アニが制作したアニメ版が終わってから3ヶ月も経ってからの新刊とか、
営業さんが文句言ってきそうな刊行スケジュールですが無事に6巻が発売!
まぁ、その煽りを食らったのかコップクラフトが延びまくってますが。
流石は賀東招二さん、もう慣れたよ…

というかアニメ版を見て思ったんですが…、
この原作ってアニメのプロト版だったのでは…?
おそらく深く考えたらダメなような気がするので、
これ以上考えようにしたい。
そんな原作の6巻であります。

今回は短編のノリではなくて一冊の長編であり、
西也にとってのターニングポイントでもあると思います。
進行するラティファの呪いと、彼女から授かった王統魔法の代償有りの使い方。
世界一のデジマーランドとそのライバル・コズミックスタジオの対立と、
物語は大きく動いたようなそうでないような。
結局西也はどういった道を歩んでいくのか。
少なくとも、みんなの笑顔のために西也一人が犠牲になる、
という道には行かないようになったのは喜ばしいとは思うんですけども。

それにしても本当にカラーピンナップと内容は殆どリンクしてないですね。
メリーゴーランドだけはリンクしてたけど、それ以外は全く皆無…
いや、うん、ヒロインたちの水着姿や浴衣姿は見れて嬉しいけどね?
でも週刊漫画誌の漫画と関係ないグラビア見てる気分みたいな…?

そういえば作中でもモノクロだけど見開きがありましたね。
こちらは女の子以外も描かれてたので飲み会のカオスっぷりがよく出てたと思いますよ。
しかし飲み会のノリとかも大規模飲み会のあるあるが詰め込まれてて、
賀東招二さんのブラックさが出てたと感じました。
本当にこの手の飲み会の幹事って大変だよね…!

それはそうとコボリーは確かにオタ受けしそうですよね。
ええ、好きですよ! 黒髪ロング!
良いじゃないですか! 好きなんだから!
あとはポニテにしてくれたら最高かな!(開き直り

:: 2015/3/22 日曜日::

■[ラノベ]老獪な大人vs未熟な若者「東京レイヴンズ 13 COUNT>DOWN」

倉橋と相馬の計画「天曺地府祭」まで秒読み段階に入ったクライマックス直前!

老獪な大人たちが周到に張り巡らせた計画を前に後手に廻る夏目たち。
春虎は飛車丸(コン)の回復と、夏目の反魂の固定に忙しく、
大友先生は余裕がなくなるほどに張り詰めた上で独自で動き、
夏目たちの頼みの綱の木暮も陰陽庁の内部から動いているが、
それすらも倉橋長官たちは見越しており…

天海という頼れる大人を中心に活動する夏目たちだけど、
その天海をもってしても更に一枚上を行く倉橋長官たちの計画がエグい!
倉橋長官というより、夜叉丸が中心に献策してそうな気がするんだけど、
それにしたって、自分たちの計画の結果(悪評)を春虎に押し付けようとするとか、
権力を持った人間の周到な計画には舌を巻く思いですよ。

そんな大人たちと比べてまだまだ未熟な所があるのが若者たちで、
特に今回は秋乃がその若者代表って感じでしたね。
秋乃が持つ葛藤はかつて夏目や鈴鹿が通ってきたもので、
だからこそ夏目と鈴鹿の二人は秋乃のことを気遣えているあたり、
二人の成長が見れて微笑ましかったです。
ただ、そんな微笑ましい場面ですらゆっくりとさせてくれない程に、
事態が切羽詰まっているのがキツいですね…

次回にでも「天曺地府祭」が発動しそうだし、
物語が一気に爆発しそうで期待が高まります。
そして夜光の知識を持つ春虎ですら理解が及ばない夏目が抱える問題だけど、
これは夏目の中の北斗が、龍ではなくあの北斗じゃないかとか、
色々と気になる所が多々あるので、早く続きが読みたいですね。

それにしても緊迫した事態でもブレずに幼女好きなすず先輩には笑ったし、
秋乃の「月輪」と春虎が繋がっていたと知った時の鈴鹿の反応には、
「やっぱり鈴鹿はまだ春虎のことを…」と感じられて萌えましたね。
緊張の中にも一粒の萌え要素があって嬉しかったです。

:: 2015/2/21 土曜日::

■[ラノベ]14年前の悪夢「フルメタル・パニック! アナザー」10巻

敵軍に囚われたリーナと、傷付いた機体と身体で敵地に取り残された達哉と菊乃。
3人が死んだと思い酷く落ち込むクララたち新生D.O.M.S.の面々だが、
更に日本からレイヴンの返却要請をされることに。
しかしガルナスタンの実質的支配者となったオルカンは壊れており、
14年前に日本を襲った悪夢の機体を用いて新生D.O.M.Sが身を寄せるクルディスタンに侵攻し…

まさかフルメタ原作2巻に出てきた超重量級ASのベヘモスがまた出てくるとは…
今回はラムダ・ドライバを自重を支える斥力場発生源としてではなく、
遠隔操作用の端末として使用している違いはあるけれど、
それでもその圧倒的な巨体からくる脅威は変わりない訳で。

でも自衛隊の下村さんがあの当時の生き残りという設定がこうして活かされるとはなぁ。
あの時、僚機2機が破壊されて戦意を喪失して手を挙げて吹っ飛ばされたのが下村さんなんですね。
14年前にベヘモスを操ったタクマは「一年もたったら、ほとんどの人は忘れる」と言ってましたが、
下村さんのようにトラウマとして覚えていた人がいるとは思わなかったでしょう。
そしてそれを克服するためにレイヴンを作りあげ見事に一矢報いることになるとはなぁ…
それに今度はクルツの代わりにその娘のクララが見事なショットを見せるオマケ付きですよ。
これは運命を感じさせられるものがありましたね。

そして達哉たちの方ですが…
リーナが死んだと思って情緒不安定になった所に、生き残るために敵兵を殺して…
もうね、どんどん精神が壊れかけていく達哉を見ているのが辛かったです。
そんな達哉が菊乃を押し倒しそうになった時はっどうなることかと。
いや、そのまま押し倒して菊乃の母性に救われるという展開も有りかも…?
などと一瞬思いましたけど、
血と硝煙の匂いが立ちこめる中で三角関係の修羅場を見せてくれたことで、
あそこで踏み留まって正解だったな、と思い直した次第です。(笑

というかリーナと菊乃は仲良くハーレムでも良いんじゃないかな。
かなめとテッサみたいなどちらかを選ぶ結末じゃなくても良いじゃないですか。
幸い菊乃は寛容なようだし、このままユースフに頼んでイスラームに改宗して、
ハーレムを築くのが良いと思います。(キリッ

まぁ、そんなラブコメ的なことを許してくれそうにないほどに、
情勢は世界大戦の崖っぷちな状況なんですけどね。
これから物語のクライマックスが待っているので、
その帰結がどのようになるのか楽しみにしたいと思います。

:: 2014/11/24 月曜日::

■[ラノベ]少女兵リーナ「フルメタル・パニック! アナザー」9巻

短編集かよ!

表紙の少女兵時代のリーナで気付くべきだったんですが、
8巻のラストがアレだっただけに期待していた分、肩透かし感が…
いや、リーナの過去編は興味深かったんですけどね。
ミハイロフとナターシャとの関わりとか、マオとの出会いとか。

自治州軍で訓練生として活躍するリーナはASの操縦は上手くても、
元々は小さな村で育った少女っぽさが残る所がアンバランスでした。
最新の玩具に憧れる子供っぽさは微笑ましかったけど、
その玩具が最新鋭ASの「シャドウ」という所とか。

そしてそんなリーナの上司であるナターシャとミハイロフですが、
昔は菊乃を育てたとは思えない、割りとまともな感性を持っているのが驚きです。
あれからどう転落してああなったのか…
それに比べてマオは真っ直ぐにマオのまんまで安心しました。

他にも達也たちがASを使ったスタント役として映画に参加する短編と、
ユースフが一時帰国した際の短編が収録されているんですが、
前者に関しては割りとブラックジョークがてんこ盛りで、
そこら辺は賀東招二さんらしいなぁ、と思いました。
しかし、富士見ファンタジア文庫はWeb小説の書籍化をしているというのに…
よく許されたものだよね。

まだ未収録の短編があるみたいですが、
出来れば次は本編をお願いしたいです。
早くあの続きを…!

:: 2014/11/21 金曜日::

■[ラノベ]動き、集い始める若き星々「東京レイヴンズ 12 Junction of STARs」

待ちに待った「東京レイヴンズ」の新刊が発売!

前回、天馬のお陰で夏目が東京に戻ってきたことを仲間たちが知ることが出来、
1年半の雌伏から立ち上がる準備を始めた矢先に、
十二神将のイレギュラーから夏目の存在が陰陽庁に嗅ぎつけられ、
土御門の親たちが捕らえられ、夏目もまた追われることになり…

ギリギリの窮地を仲間たちの精一杯の努力で綱渡りのように切り抜けていくこの展開!
この緊迫感と開放感の連続こそがあざの耕平作品の醍醐味だと思います。
誰か一人の協力が無かったら打開できない状況だからこそ輝く仲間の絆。
それぞれが1年半鍛え上げてきた実力と絆の力で大人たちの陰謀を潜り抜ける、
その若さが感じられる展開が熱い!

そしてニ部になって登場した秋乃はまだまだこれからだけど、
重要なキーパーソンにして仲間になってきそうな雰囲気があるのも良いですね。
ウサギの生成りという珍しさの影に「月輪」という隠し球があったとは。
春虎が苦心して捜索していたモノなだけに今後の重要度が高そうです。

それに対して悲しいのが大友先生だなぁ…
春虎たちのために精一杯やっていたのに、だからこそ春虎に認められないとは…
夜光の記憶が定着したことで、陰陽師として風格が出てきたからこそ、
大友のいびつさの怖さが判ってしまうが故の悲劇。
飛車丸の不安定さもそうだけど、取り返しが付かなそうな所が怖くて悲しいですね。

陰陽庁が企む陰謀も徐々に片鱗を見せてきましたし、
十二神将の中にも倉橋長官たちの動きに思惑を感じる人物が出てきた事から、
今後の大人たちの動きにも注目していきたいものですね。

:: 2014/10/28 火曜日::

■[ラノベ]軍神・上杉謙信を攻略せよ!「織田信奈の野望 全国版」12巻

織田信奈の野望 全国版 (12) (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:KADOKAWA/富士見書房( 2014-10-18 )
絵師サイト:はうにぶー。
絵師twitter:みやま零(@miyama0)さん | Twitter

Kindle版:織田信奈の野望 1
Kindle版:織田信奈の野望 2

Kindle版:織田信奈の野望 10
Kindle版:織田信奈の野望 全国版 11

ありのままの姿見せるのよー

アイと雪のお姫様な上杉謙信との合戦がこの12巻のメインなんですが、
いくら上杉謙信が雪国育ちの姫武将でアルビノだからとはいえ、
本文の挿し絵が真っ白というか零なのはどうかと思うんだ!
みやま零さんだけに零って、なんでやねん!(ノリツッコミ

まぁ、それはともかく300ページ以上の分厚さですが、
その分上杉謙信こととらちよちゃんの可愛さは堪能出来ましたね。
誰よりも優しく、義に厚く、そして何よりも強すぎたがために、
毘沙門天となってしまった上杉謙信。
彼女を普通の人間に戻すために、苦心するのは良晴らしいと思いましたね。

安土城での盂蘭盆会でのお忍びデートでは、
嘘がつけない毘沙門天なトコとか割りとおマヌケなトコを見せたり、
色々と可愛らしい所が見えたのに、合戦での強さは半端ないっすね。
史実に残っている合戦の勝率も群を抜いているし、流石と言えましょう。

でも、今回一番株価を上げたのは今川義元ちゃんかな!
勝家並みの巨乳で当ててんのよをしてくる積極性もそうだけど、
独自の幸福論を持ってたり、安土城で光源氏六条院計画を持ち出してきたり、
流石はかつて東海一の弓取りと言われていた大大名ですよ。
良妻な一面も見せてくれるし、案外、義元ちゃんが正妻なのもアリなのでは。

官兵衛が織田の常備軍を使ってテルシオ陣形を成し遂げたり、
if的な軍略的な面白さももちろんあるんですが、
可愛い姫武将たちの魅力も捨てきれないので、
やはり次回こそは挿し絵を入れて欲しいモノであります。

さて、次回はまた九州が舞台でどんどん戦線が拡大傾向ですが、
どうやら大きな戦いで一気に事態が決着がつきそうな雰囲気なので、
案外終わりは近いのかもしれませんね。
是非ともハーレムエンドで一つお願いしたく!

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