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:: 2014/1/17 金曜日::

■[漫画]杉元照文の覚悟「弱虫ペダル」32巻

弱虫ペダル 32 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2014-01-08 )
コミック ( 205 ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

Kindle版:弱虫ペダル (32) [Kindle]

熱闘したインターハイも終わったのでしばらくは日常パートかと思いきや、
人によってはインターハイ編以上に熱い1年生レースが描かれてましたよ!
「弱虫ペダル」も何だかんだで30巻以上も続きマンネリ感が出てくるかと思っていましたが、
まさかここまで熱く、興奮する物語を見せてくれるとは思いもよりませんでした。
凄い、「弱虫ペダル」はやっぱり凄い少年漫画だ…!

一年生の頃はピエロみたいだった杉元。
それが、インターハイ最後の坂道の姿を見て一念発起して地道な練習を積み上げてきたことにより、
ここまで熱いレースを見せてくれることになるとは…
一度は折れかけた心を、切れかけた信念を、兄弟の絆によって手繰り寄せ、
もう二度と離さないとばかりにペダルを回す姿には目頭が熱くなりました。
そして、だからこそその残酷なまでの結末には切なくなりました。

恐らく今までの「弱虫ペダル」という作品からするなら、杉元がレギュラーに選ばれるべきです。
チームの絆、6枚のジャージ、諦めないメンタル…
そういった総北スピリッツを受け継いでいるのは間違いなく杉元です。
でも、敢えてそうせず、残酷なまでの実力差から一年生の鏑木がレギュラーを獲得し、
その子供のままな感性を総北の一員として鍛えられていく姿を描いていく所に、
「弱虫ペダル」の新しいことへの挑戦、という名の覚悟を見た気がします。

それにしても杉元は本当に良い漢です。
ここまで印象が180度変わったキャラというのも珍しいくらいです。
その男気を何とか汲み取れないかという坂道に対して、
自分の覚悟を示してみせたシーンを読んでいた時、
私の心は感動で一杯でしたよ。
そしてクールダウンしながら号泣する姿にはこちらまで泣きそうになりました。

でも杉元はまだもう一年チャンスがあります。
そしてもうチャンスがない人が総北には居ます。
果たしてその人は誰なのか、その人にどういった覚悟があるのか。
そこら辺は次の33巻で描かれると思いますが…
まだまだ総北メンバーからは目が離せません…!

:: 2013/12/12 木曜日::

■[漫画]進級、新人、進撃「弱虫ペダル」31巻

弱虫ペダル 31 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2013-12-06 )
コミック ( 183 ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

みなさん、アニメ見てますか?
いやー、良い感じですよね!
まだウェルカムレースが終わったくらいなので原作3巻程度ですけど、
Cパートもコミカルで面白いですし、これからにも充分期待出来そうです!
しかし、どこまでアニメ化するのかなー
インターハイ初日の東堂vs巻島のヒルクライム対決は是非とも観たいトコです。

さて、前回の30巻で大体一区切りが付いて、この31巻からは2年生編です。
インターハイで優勝し、上級生になっても相変わらず自分に自信が持ててない坂道ですが、
流石にその実績から後輩たちからは尊敬の目で見られていて、
何というか面映い感じがします。(笑

インターハイで総合優勝したことで新人が多く集まり、
有望な選手も多いけど、問題児も多く含まれているのも確かです。
でも、そんな一年生の中に混じって一緒にウェルカムレースに参加して、
インターハイでのレギュラーになりたいと一念発起した杉元が熱い!

正直、一年生の中では今までピエロ的なポジションだったし、
まぁ、桜井みたいに完全に幽霊部員化してないだけマシかなー、って程度に思ってたんだけど、
まさかこんなに熱いキャラに化けるとは思いもよりませんでしたよ。
でも、確かにあんな間近で坂道の活躍を見せられたら奮起しちゃうよね!
しかも見栄っ張りな杉元が努力しているのをみんなに見られるのを良しとするはずがない。
杉元のプライドから考えると、中学生の時から格上だと認識していた、
今泉に助言を求めた、というのはすごく自然に思えました。

インターハイでは裏方に回っていたとはいえ、
ちゃんと総北の精神を受け継いでいた杉元には本当に熱くさせられます。
衝撃のウェルカムレースの結末が載っている32巻は来月発売です。
是非とも結果を見届けて欲しいです。

:: 2013/10/9 水曜日::

■[漫画]待望のアニメ放映開始!「弱虫ペダル」30巻

弱虫ペダル(30) (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2013-10-08 )
コミック ( 183 ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

よっしゃー! 遂にアニメ放映開始だー!

連載開始初期からファンだった身としては嬉しい限り!
丁度30巻という節目でのアニメ放映開始!
しかもこの巻で総北も箱学も世代交代が始まってて、
これからの心機一転が見込まれるだけに、
御堂筋じゃないけど、脱皮するかのような気持ちになってきます。

しかしいきなりこの30巻を読んだら驚くだろうなぁ、とは思います。(笑
なにせ初っ端からこの作品で一番インパクトの強いキャラである、
御堂筋の不気味なキモさが際立っていますからね!
男同士のプライドを賭けた全力を振り絞ったスプリンター対決は、
メチャクチャ熱いんだけど、それを差し引いても御堂筋はキモいと思う。(笑

そして後半からは箱学のターン!
3年追い出し120kmファンライドでの世代交代が描かれるんですが…
あれですね、エロゲのファンディスクみたいなもんですね、これ。(ぉ
以前女性ファンの人に聞いたんですけど、
「箱学はギャルゲの魅力的なヒロインが揃っているかのような垂涎モノのラインナップ」
らしいのであながち間違ってない気がしないでもないですが。

それにしても東堂はマジで偉大ですね。
インターハイでの巻島との勝負も最高に熱かったけど、
真波くんをちゃんと諭してあげた上で勝利するとか、
良い先輩もしてて素晴らしいの一言ですよ。

また、インターハイの選手選抜で真波に敗れた黒田ですが、
まさかこんな興味深い過去を秘めていたとはなぁ…
そしてその過去での荒北の先輩ぶりも格好良かった。
うーん、本当に箱学は先輩キャラが個性的であり、何より魅力的ですよね。

そんなキャラたちが熱い汗を流しながら頑張るのでアニメも期待したいものです。
まずは一年生レースが見どころかな!
乞うご期待!

:: 2013/8/8 木曜日::

■[漫画]次を見据えて走れ!「弱虫ペダル」29巻

弱虫ペダル 29 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2013-08-08 )
コミック ( 193 ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

色々TVアニメ放送が迫ってきた「弱虫ペダル」29巻!
3年生の卒業を控え、手嶋たちの代に入った総北高校自転車競技部。
手初めの大会では箱学からの新エース、葦木場が登場!
しかし巻島が留学してスランプに陥った坂道は…

新体制になって不安も大きいけど、手嶋と青八木の先輩としての力量は確かなモノ。
青八木は寡黙だけど鳴子も認めるスプリンターに成長しているし、
手嶋は後輩を引っ張るだけじゃなく、背中を押す貫禄を見せ始めていて、
新しい体制にも希望が持てます。

しかし、それでも3年生が抜けた穴は確かに存在しており、
それを補うために今泉は鳴子にスプリンターからの転向を促したりと、
次期エースは既に来年のインターハイを目標にしてるのが凄いですね。
来年入ってきそうな新入生も顔見せしたりと期待が高まりますね。

そして今泉からオールラウンダーへの転向を進められた鳴子は、
初心に戻るために大阪に帰省し、トラックコースを走ることになるんだけど、
そこではど派手なヤツやインターハイに来てたヤツと一緒に、
あの因縁の相手まで来てたりと中々に油断ならないです。
新体制に入ってもまだまだ熱い…!

:: 2013/5/10 金曜日::

■[漫画]次世代戦スタート!「弱虫ペダル」28巻

弱虫ペダル28 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺航
出版社:秋田書店( 2013-05-08 )
コミック ( 174 ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

挑戦者だった総北が王者となったインターハイ。
しかし物語はそこがゴールなのではなく、
休む間もなく来年のインターハイに向けてスタートで。
しかも「王者」となった総北に周囲からはプレッシャーが向けられる上に、
今まで屋台骨を支えてくれていた3年生は引退することに…

特に一足先にいなくなることになった巻島の存在感たるや!
今まで坂道にとって先輩クライマーとしてどれだけ頼りになったことか。
そしてどれだけ指針となってきたかが居なくなってより顕著に。
飄々としながらも揺るぎない信念を貫くユニークさが際立っていた巻島ですけど、
時には背中を押し、後輩を頼りにしてくれることで奮起を促しと、
先輩としてこれ以上ないほどに素晴らしかったんだなぁ、と思わされます。

そして先輩として素晴らしいのは3年生だけではなく、
インターハイでは裏方だった手嶋と青八木の2年生も頼り甲斐があることがこの28巻で判ります。
特に手嶋は金城からキャプテンを任されることに納得の安心感。
凡人であることを自覚し、凡人であるからこそみんなの支えであり、
凡人として出来る事を精一杯やる姿は後輩たちの心を震わせますからね。
金城とはまた違ったスタンスだけど、キャプテンとしてこの在り方は有りでしょう。

「王者」の地位から落ちた箱学も層の厚さを発揮して、
新2年生の体制が既に組み上がってるけど、新キャラの葦木場が面妖なキャラですね。
手嶋との昔なじみの2メートル超えの超身長という特異さだけではなく、
ちょっと天然入ってる性格も妙に愛嬌があって面白いです。(笑

インターハイで熱き戦いを見せてくれましたが、
新世代に代わっても期待感が膨らむ「弱虫ペダル」です。
ちなみに公式ファンブックの27.5巻も同日に発売されました。
弱虫ペダル27.5公式ファンブック (少年チャンピオン・コミックス)

半分近くがカラーなのでお値段はそこそこ高かったですが、
20ページの描き下ろし漫画もあるので結構お買い得でしたね。
しかし女性ファンはやはり巻島と東堂の二人のサインを欲しがるのかぁ…
わかるわ…(笑

:: 2013/3/15 金曜日::

■[漫画]ゴール、スタート、そして別れへ…「弱虫ペダル」27巻

弱虫ペダル 27 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2013-03-08 )
コミック ( 184 ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

インターハイ決着!

長かった…、本当に長かったですねー…
刊行ペースが早かったし、毎回盛り上がったので体感はそれほどでもないですけど、
インターハイだけで19冊という数字だけ見るとその長さが感じられるかと思います。

ゴールまでの上りで繰り広げられた真波と坂道の決戦は凄かったですね!
初日の東堂と巻島のバトルと同じく、クライマー同士の戦いは、
血の一滴、肺の一息まで絞り尽くす熱さが伝わってくるだけに、
盛り上がらざるをえない訳ですよ。

そしてそんな激戦を制した坂道は最高にカッコイイ主人公でしたね!
挫けそうな心をジャージに託されたみんなの想いを支えに走りきった坂道はマジ主人公!
また、その坂道を信じ、想いを預けてきたチームメイトの面々の祝福の嵐には、
仲間というものの素晴らしさが感じられてジーンと来てしまいました。

それにしても表彰台に登った時のみんなの表情を見てると興味深いですよねー
いつもより子供らしさが出ている金城にも驚いたけど、
あの巻島が静かに涙を流したのには目を瞠りましたよ。
でもその理由もこの巻ラストの展開を読んで少し納得したりも…

インターハイは終わりましたけど、弱虫ペダルはまだまだ続きます。
アニメ化も決定しましたし、何より1年生たちは新しいマシンに乗り換えたし、
忘れられ気味な杉元も後輩の面倒見が良い田所さんがちゃんとフォローしてるし、
今後も期待出来そうですね!
(桜井はマジで忘れられてる気がしますが…)

それはそうと、坂道が遂にBMCに乗り換えましたね!
1巻の表紙で描かれていましたが、まさか実際に乗るのに27巻まで掛かるとは…(笑

弱虫ペダル 1 (少年チャンピオン・コミックス)

しかしパーツ諸々を含めると100万円近くすると思うのですが、
それをポーンと貸し与えるとか幾らOBとはいえ寒咲先輩も思い切ったことをしますね…
まぁ、インターハイ優勝者だから宣伝効果もあるのかもしれませんけど、
あれは恐らく妹の幹ちゃんが将来嫁ぐだろうし早めの結納金代わりなんですよ、きっと。(笑

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