本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2017/12/10 日曜日::

■[ラノベ]誰にも止められない図書館への情熱「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の自称図書委員I」」

ゲオルギーネ派の陰謀で毒を受けユレーヴェに浸かり2年間眠っていたマイン。
起きたら浦島太郎状態な上にすぐに貴族院に入学するための詰め込み勉強が始まり、
あっという間に貴族院での生活が始まる訳だけど、
国内蔵書数2位の貴族院図書館を前にマインは止まるはずがなく…

いやはや、流石のマインでしたね。
フェルディナンド様ですらもまだ甘く見ていたマインの本への情熱を、
この2年間で多少成長したとはいえまだ子供のヴィルフリートを理解しきれるはずもなく、
迂闊な煽りで一年生全員にマインズブートキャンプで甚大な被害を受けてしまったのは、
さもありなんと言ったところでしょう。(笑

そんな周りの災禍に頓着することなく、念願の図書館に入れたマインの喜びようは最高でしたね。
表紙にも出ているシュミルのぬいぐるみ魔術具のヴァイスとシュバルツが可愛かったです。
欲を言えば、涙をボロボロ流している時の挿し絵も見たかったところですが…、
これはかなり先になると思いますが、鈴華さんのコミカライズに期待したいと思います。

それにしてもWeb版完結まで読んだ後にこうやって一から読み直していると、
色々と伏線があったことに気付かされますね。
グルトリスハイトとかこの時点でもう既に出てたんですね…
あと、王族がバカというのをこの時点でマインは看破してたんだな、と。(笑

書き下ろしのエーファ視点の短編ですが、これも素晴らしかったです。
椎名優さんが描かれる成長したカミルの可愛さもそうですが、
未だにマインと別れる原因を作ったと自分を責めるトゥーリが尊かったです…
早くみんなが笑顔で家族として過ごせる日が来ますように…

:: 2017/9/16 土曜日::

■[ラノベ]初めての妹「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部「領主の養女V」」

領主の養女となって印刷業を広めるために色々と動くだけでなく、
義兄となったヴィルフリートの更生&教育までやったり、
護衛騎士のブリギッテのために新しい衣装を考えたり、
健康な身体を手に入れるために薬の材料を集めたり…、
と色々と大変なマイン。
しかし、そんなマインを狙った陰謀が水面下で蠢いており…

シャルロッテはとても可愛いらしいと思いました。

金髪縦ロールとか椎名優さんはとても良い仕事をしますよねぇ…
表紙を見てるだけで陶然としちゃいます。
もちろん見た目だけじゃなくて性格も可愛いんです。
フロレンツィアが育てたからか、正に良家の子女って感じで、
これはマインがお姉ちゃんとして張り切っちゃうのもわかるというものです。

もちろんお姉ちゃんとして張り切るマインも可愛いらしいです。
精神年齢的にはお姉ちゃんどころかお母さんに近いはずなんだけど、
フェルディナンド様にツッコミを入れられた時といい、
実に子供らしいというかお茶目というか。(笑
それでいて自分のためにグリム計画を密かに始動してたりと、
悪巧み(?)をするようなところもも含めて、
マインらしくてとても面白いと思いました。(笑

可哀想だったのがダームエルですよね…
あれだけ頑張ったのに悲恋に終わるとか…
でもまぁ、短編に書かれてた通り、
恋で止まって結婚を見据えてなかったので仕方ないといえば仕方ないですね…
お互いに譲れないものがあるから、これはもう運命だったとしか…
まぁ、挿し絵で描かれていたフーゴの結婚話に耳を塞いでいる姿には笑っちゃいましたけどね。
椎名優さんは本当に良い仕事をしてくれるなぁ。(笑
巻末描き下ろし4コマでもトゥーリとルッツとマインの三人が仲睦まじく抱き合ってる所も描いてくれたし、
本当に大満足です。

さて、次巻からは貴族院が舞台になりますね。
ハンネローレ様がどのようにデザインされるのか今から楽しみです。

:: 2017/6/20 火曜日::

■[ラノベ]ゲオルギーネの来訪「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部 領主の養女IV」

虚弱な身体を改善する薬のための素材集めをしながら、
印刷業を広めている領主の養女編の4冊目です。
素材集めでちょっとした冒険を繰り広げたりしてますが、
ここまでは比較的平和な日々ですね。

不穏な空気が漂ってくるのがジルヴェスターの実姉であるゲオルギーネの来訪です。
領主の座をジルヴェスターに奪われたと思っているゲオルギーネが、
大領地アーレンスバッハの第一夫人の座に就いたことと、
前神殿長が処刑されたことで大いなる陰謀が動き始めましたよ。
巻末の書き下ろしエピローグはこれからの壮大な物語の伏線になるので、
Web版を読んでいる人にこそ読んで欲しいですね。

それにしてもヴィルフリートはまだまだバカボンですね…
前よりマシになっているとはいえ、まだまだ増上慢というか。
それに振り回される両親やマインがちょっと大変ですね。
まぁ、この後更に大変になるですけども。

それと今回の見所はダームエルとブリギッテだと思うんですよね。
椎名優さんが描かれるドレス姿のブリギッテはとても美しく、
ダームエルが恋に落ちるのも納得でしたよ。
書き下ろし短編でのダームエルの男らしい姿とかとても好感が持てましたしね。
主人公であるマインに関してはラブロマンスとは縁遠いですが、
脇役にはきちんとラブロマンスがあるのはとても良いと思いました。

まぁ、Web版読んでるとこの後の展開を知ってしまっているので、
ちょっと切ない気持ちになってしまうのですけどね…
ダームエル…(´・ω・`)

:: 2017/3/11 土曜日::

■[ラノベ]女神の泉「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部「領主の養女III」」

Web原作が完結しました…
今年中に完結することは前から分ってましたがこうも早く完結するとは…
エピローグが最高だったので感無量ですが、
書籍版での書き下ろしエピソードとかを読めると思いますので、
「本好きの下剋上」はまだまだ終わりませんよ…!

領主の養女編3冊目は主に素材集めですね。
虚弱なマインの薬を作るための素材なんだけど、
秋の素材は失敗したので冬と春の素材集めは頑張らないといけないんだけど、
これがまたまた難題で…

それにしても表紙のマインが可愛いですね。
両手でライデンシャフトの槍を構える姿が凛々しくも可愛いというか…!
こんなモフモフで温かそうな格好をして雪玉を作ってるマインとか、
超見たいんですけど!?
鈴華さんのコミカライズが待ち遠しいです。

貴族の常識と前世の常識の違いに苦悩しながらも、
ハッセの街への罰の妥協案を頑張って探るマインは応援したくなりますし、
ブリギッテへの褒美もちゃんと考えてるマインは頼り甲斐がありますよね。
ちょっと抜けてるところがあるけれど、
みんなのためになることを考えて頑張るマインは本当に魅力的だと思います。

もっとも、そんなマインに振り回される面々は大変だと思いますけどね。(笑
主に被害を受けるのは今ではフェルディナンド様ですが、
今回はインゴも結構振り回された感がありますね。
今後も振り回されることは確定しているので、
頑張ってくれとしか言えませんが…(笑

Web原作が完結したけど書籍版の続きは楽しみですし、
「本好きの下剋上」は色褪せるどころかまだまだ盛り上がるばかりですよ。
まずはドラマCD化が決まったみたいなのでそれが楽しみですね。
できればこのままアニメ化までいって欲しい所です。

:: 2016/12/22 木曜日::

■[ラノベ]マインの常識と貴族の常識「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部「領主の養女II」」

フェルディナンドの演奏会が無事に開催され資金を集めることができたローゼマイン。
プロマイドの販売はバレて禁止されたけど冬支度は万全にできそうで心配ないけど、
小神殿を立てて孤児を引き取ったハッセの扱いで貴族の常識に苦悩することになり…

常識の違いに苦しむマインが可哀想で可哀想で…
でも、そんなマインをルッツがいつも通りに助けてくれるの嬉しかったですね。
色々と成長しているとはいえ、まだまだマインにはルッツが必要なんだなぁ。

そんなしっかりしているルッツを知っているだけに、
怠惰で無知で我が儘なヴィルフリートはどうしても厳しい目で見ちゃいますよね。
でもこの年頃の男の子はこんなもんだと思うので、
仕方ないのかも…
でも正直、マインの思惑通りに性根を叩き直せてスッキリしました。(笑

それと何と言っても心を揺さぶられたのは僅かだけの本当の家族の触れ合いですね。
契約魔術で家族として触れ合うことができない中、
それでも精一杯愛を伝えあっている姿には何度も泣きそうになりました。
しかもエーファ母さんとの触れ合いの時にも、
ギュンター父さんとの触れ合いの時にも椎名優さんが良いイラストを描いてくれてるから、
更に涙腺を刺激されて本当にヤバかったですね!
どちらのマインの表情も素敵すぎて素敵すぎて…!
情感が詰まりに詰まったマインの瞳が最高でした!

さて、次回はハッセの始末です。
マインにとっては苦い経験になるでしょうけど、
何とか乗り切って欲しいですね。

:: 2016/9/15 木曜日::

■[ラノベ]フェルディナンドの演奏会「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~」 第三部 領主の養女I

領主の血縁なのをいいことにやりたい放題だった神殿長と、
彼に協力した他領の貴族の悪辣な策略を打ち破ったものの、
マインは愛する家族を守るために別れて戸籍ロンダリングし、
上級貴族の娘ローゼマインとなった上で、
そこから領主の養女となるべく教育を受けることになり…

権力を得たために本作りのために更に暴走するローゼマインことマインの、
変わらない中身に安心しつつも、
家族との交流を禁じられて遠目に見るだけになった現状が寂しかったです。
その僅かな逢瀬に凝縮された愛情がとてもいとおしくて涙が出ちゃいますね…
しかもトゥーリが最後の約束を守るために努力を重ねているところとかも、
地味に涙腺を刺激してきちゃうんだよなぁ…

また、領主の養女として印刷業を広めるために寄付金を集める必要があるのに、
虚弱すぎてお茶会も開けないとは相変わらず逆境すぎるけど、
そこを前世の知識で手段を講じて乗り切るという展開は面白かったですね。
特にチャリティーコンサートとか発想が女性らしくてとても新鮮でしたし、
神官長のファンである母・エルヴィーラの暴走っぷりがとても楽しかったです。(笑

それにしてもアン○ンマンのマーチをアレンジして恋歌にするとか、
一体どんな風になったのか非常に興味深いですね。
これは是非アニメ化して聞かせていただきたいところです。
JASRACに怒られない範囲内で良いので!(笑

今回は神官長フェルディナンドの意外な一面が見られてとても面白かったです。
貴族の女性からアイドルのような扱いを受けるとか、
養育係だったリヒャルダに頭のあがらないところとか。(笑
フェルディナンドはマインにとってこれからもっと大切な人になってくるので、
どんどん色んなところを見せてくれると思います。

それはそうと「となりのトト□」のネコバスに発想の着想を得て作った、
マインの騎獣であるレッサーくんをやっと絵で見ることができて感動しました。(笑
今まで何となくほわほわっとした感じで想像することしか出来なかったので、
椎名優さんが愛くるしい姿をはっきりと具現化してくださったお陰で、
これからは本文を読んでてもイメージを明確に描くことができそうです。

やっぱり書籍化されて、椎名優さんがイラストレーターで良かったなぁ…
と、しみじみと思いました。

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