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:: 2014/8/9 土曜日::

■[漫画]ゼッケン1のインターハイ「弱虫ペダル」35巻

TVアニメがもう既に2期目が決定しているみたいですが、
今度はまた3クール使ってインターハイラストまで描くのでしょうか。
ストックはまだまだあるので大丈夫どころか、
今度は別冊少年チャンピオンでも連載が始まりますからね!
というか、週刊誌1本に月刊誌2本の連載しながら自転車にも精力的に乗るとか、
渡辺航さんの筆の速さにはいつもながら驚かされます。
売れない期間が長かったから、その鬱憤を晴らすかのような量産っぷり!
これでまだ底が見えない所が恐ろしいです。

さて、この35巻ではインターハイに会場入りしてからスタートするまでが収録されています。
去年優勝したとはいえ、まだ世間的には箱根学園の方が知名度が高い中、
ゼッケン1番を背負うことになった坂道がプレッシャーに負けそうになると、
先輩たちから受け継いだ想いを思い出して一気に良い顔になる所はグッときますね!
今、会場には3年の先輩たちは着ていないかもしれないけど、
その想いは確実に受け継がれてここにあるということが判ります。

開場前は色んなキャラが顔見せしてますが、まず箱根学園の銅橋。
怪童とまで呼ばれる巨体でかっ飛ばすスプリンターの男が、
初っ端から活躍してますが、もう一人の新キャラも忘れてはならないと思います。
そう、少女キャラの仮面を被っていた6人目、新開悠人。
まさかあの新開の弟が出てくるとはなぁ…
中々に心憎いですよ。

去年と違って今度は追われるものになった総北が、
一体どんな走りを見せてくれるのか。
手嶋がどんな戦略を練ってきたのかも含めて、
この先も楽しみですよ。

:: 2014/6/9 月曜日::

■[漫画]期待されたから頑張るのではない、頑張ったから期待されるのだ。「弱虫ペダル」34巻

かつて才能豊かで将来を嘱望されるも怪我に苦しんできた古賀と、
三年間愚直に努力をし続けてきた手嶋。
2人の三年生がインターハイレギュラー、最後の切符を賭けた勝負の決着が、
今、ここに…!

私が2人の三年生、どちらに感情移入したかというと…
圧倒的に手嶋です。
どこに、というと凡人であるという所ではなく、
レース中の回想に出てきた今までずっと期待されなかった過去についてでした。

自分なりに努力しているんだけど、上の人たちからは期待されずほぼスルー
優秀な一部の人間が期待されるのを羨んでしまい、
「期待されれば頑張るのに」と思ってしまう凡人らしい心。
私にも両親祖父母に期待された優秀な兄が居ただけにその気持ちがよく分かります。
そして、だからこそ手嶋が「頑張らないと期待なんかされない!!」
という真理に辿り着いたのが凄く嬉しかった…!

正直言うと、この漫画を中学生の頃に是非読んでみたかった。
せめて高校生の頃に読んでいたなら私の人生は大きく変わっていたと思います。
煌めく才能や圧倒的な努力さえも厭わない天才たちが活躍する漫画という世界で、
等身大の凡人が苦しみながらもがき、悩み、答えを見付けて体現してくれる漫画は、
もの凄く泥臭いけど、だからこその魅力がそこにあります。

もちろん古賀も良い先輩していて清々しかったです。
レギュラーにはなれなかったけど、後輩たちを後押しするその言葉。
口下手だった巻島の代わりなのか、小野田に懇切丁寧に指導するその手腕。
実に先輩らしい姿を見せてくれ、だからこそあの涙は心に残りました。

そして遂に2回目のインターハイが始まります。
去年のインターハイの時点で盛り上がりすぎたからどうなるのかと思ってましたが、
ここに来るまでの期間だけで想像以上の熱さを思い知ったので、
これからのインターハイ編には俄然期待してしまいますね!

:: 2014/4/10 木曜日::

■[漫画]才能なき凡人の戦い「弱虫ペダル」33巻

弱虫ペダル 33 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2014-04-08 )
コミック ( 167 ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

Kindle版1巻:弱虫ペダル (1)

Kindle版32巻:弱虫ペダル (32)
Kindle版33巻:弱虫ペダル (33)

連覇を狙う総北が早々にレギュラーメンバーを決定し、
インターハイに向けて練度を高めようと恒例の1000km合宿に臨む中、
そこには長い雌伏から再起をかけて挑戦しようとする一人の男が居た。
それはかつてインターハイに出場し、将来を嘱望されていた男…
古賀公貴であった…

32巻は凡人だった杉元が一念発起し、全力全開で挑んで叶わなかった展開でしたが、
この33巻では愚直に努力してきた凡人にかつての天才が挑む展開です! 熱い!
挑むのはかつて1人だけ一年生にしてインターハイに出場した体力バカの”轟音の古賀”
迎え撃つのは弛まぬ努力を愚直に積み重ねてきた”自称・凡人”のキャプテン・手嶋純太。
まさかの三年生同士の戦いが熱い!

正直言って古賀先輩がこんなに強い選手だとは思いませんでした。
今まではずっとコマの隅っこに居て自転車を扱ってるだけだったり、
せいぜい「体力バカ」と言われているくらいでしたからね。
とはいえ、「体力バカ」なのに昨年の合宿に欠席したというのは確かに変です。
それに一年生の頃にインターハイを経験したというのは舞台版での設定だったとか。
渡辺航先生はキャラクターのバックボーンをしっかり考えていらっしゃるらしいので、
今回の古賀先輩に関しても後付けではなくて、伏線回収なのかもしれません。

まぁ、そんな細かいことよりも古賀先輩の設定がね! 熱い!
かつて総北を背負って立つ者として金城から信頼を寄せられていたからこそ、
金城が福富に転倒させられ怪我したことに対して気負ってしまった故の事故、そして怪我。
昨年のインターハイに来なかったこと自体も切なくさせ、
今までメカニックに徹してきたことすらも熱く感じさせるじゃないですか!
渡辺航先生はキャラクターの物語の魅せ方がべらぼうに上手いなぁ!

才能豊かでも必要以上にプレッシャーを背負い自滅してしまった古賀。
それに対して凡人の手嶋が食らいついていくというのも熱いです。
しかし、凡人の手嶋が同じ凡人の杉元をレギュラーに選ばず、
天才肌の鏑木を贔屓をせずに選んだというのも中々に感慨深いですね。
鏑木も天才肌故に古賀とは違った方向で自滅しそうになってましたが、
段竹という友人が居たから立ち直ったことを考えると、
自滅する前に古賀を救えなかった友人の手嶋という対比は中々に興味深いです。

そしてそんな総北に比べて箱学の面子は盤石なのが伺えますね。
1人謎の仮面をしている男が居ますけど、その素顔は今週のチャンピオンで見ることが出来ます。
かなりビックリするので是非読んでみることをオススメしますよ。
まさかなぁ… ○○の×だったとは…!

:: 2014/1/17 金曜日::

■[漫画]杉元照文の覚悟「弱虫ペダル」32巻

弱虫ペダル 32 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2014-01-08 )
コミック ( 205 ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

Kindle版:弱虫ペダル (32) [Kindle]

熱闘したインターハイも終わったのでしばらくは日常パートかと思いきや、
人によってはインターハイ編以上に熱い1年生レースが描かれてましたよ!
「弱虫ペダル」も何だかんだで30巻以上も続きマンネリ感が出てくるかと思っていましたが、
まさかここまで熱く、興奮する物語を見せてくれるとは思いもよりませんでした。
凄い、「弱虫ペダル」はやっぱり凄い少年漫画だ…!

一年生の頃はピエロみたいだった杉元。
それが、インターハイ最後の坂道の姿を見て一念発起して地道な練習を積み上げてきたことにより、
ここまで熱いレースを見せてくれることになるとは…
一度は折れかけた心を、切れかけた信念を、兄弟の絆によって手繰り寄せ、
もう二度と離さないとばかりにペダルを回す姿には目頭が熱くなりました。
そして、だからこそその残酷なまでの結末には切なくなりました。

恐らく今までの「弱虫ペダル」という作品からするなら、杉元がレギュラーに選ばれるべきです。
チームの絆、6枚のジャージ、諦めないメンタル…
そういった総北スピリッツを受け継いでいるのは間違いなく杉元です。
でも、敢えてそうせず、残酷なまでの実力差から一年生の鏑木がレギュラーを獲得し、
その子供のままな感性を総北の一員として鍛えられていく姿を描いていく所に、
「弱虫ペダル」の新しいことへの挑戦、という名の覚悟を見た気がします。

それにしても杉元は本当に良い漢です。
ここまで印象が180度変わったキャラというのも珍しいくらいです。
その男気を何とか汲み取れないかという坂道に対して、
自分の覚悟を示してみせたシーンを読んでいた時、
私の心は感動で一杯でしたよ。
そしてクールダウンしながら号泣する姿にはこちらまで泣きそうになりました。

でも杉元はまだもう一年チャンスがあります。
そしてもうチャンスがない人が総北には居ます。
果たしてその人は誰なのか、その人にどういった覚悟があるのか。
そこら辺は次の33巻で描かれると思いますが…
まだまだ総北メンバーからは目が離せません…!

:: 2013/12/12 木曜日::

■[漫画]進級、新人、進撃「弱虫ペダル」31巻

弱虫ペダル 31 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2013-12-06 )
コミック ( 183 ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

みなさん、アニメ見てますか?
いやー、良い感じですよね!
まだウェルカムレースが終わったくらいなので原作3巻程度ですけど、
Cパートもコミカルで面白いですし、これからにも充分期待出来そうです!
しかし、どこまでアニメ化するのかなー
インターハイ初日の東堂vs巻島のヒルクライム対決は是非とも観たいトコです。

さて、前回の30巻で大体一区切りが付いて、この31巻からは2年生編です。
インターハイで優勝し、上級生になっても相変わらず自分に自信が持ててない坂道ですが、
流石にその実績から後輩たちからは尊敬の目で見られていて、
何というか面映い感じがします。(笑

インターハイで総合優勝したことで新人が多く集まり、
有望な選手も多いけど、問題児も多く含まれているのも確かです。
でも、そんな一年生の中に混じって一緒にウェルカムレースに参加して、
インターハイでのレギュラーになりたいと一念発起した杉元が熱い!

正直、一年生の中では今までピエロ的なポジションだったし、
まぁ、桜井みたいに完全に幽霊部員化してないだけマシかなー、って程度に思ってたんだけど、
まさかこんなに熱いキャラに化けるとは思いもよりませんでしたよ。
でも、確かにあんな間近で坂道の活躍を見せられたら奮起しちゃうよね!
しかも見栄っ張りな杉元が努力しているのをみんなに見られるのを良しとするはずがない。
杉元のプライドから考えると、中学生の時から格上だと認識していた、
今泉に助言を求めた、というのはすごく自然に思えました。

インターハイでは裏方に回っていたとはいえ、
ちゃんと総北の精神を受け継いでいた杉元には本当に熱くさせられます。
衝撃のウェルカムレースの結末が載っている32巻は来月発売です。
是非とも結果を見届けて欲しいです。

:: 2013/10/9 水曜日::

■[漫画]待望のアニメ放映開始!「弱虫ペダル」30巻

弱虫ペダル(30) (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2013-10-08 )
コミック ( 183 ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

よっしゃー! 遂にアニメ放映開始だー!

連載開始初期からファンだった身としては嬉しい限り!
丁度30巻という節目でのアニメ放映開始!
しかもこの巻で総北も箱学も世代交代が始まってて、
これからの心機一転が見込まれるだけに、
御堂筋じゃないけど、脱皮するかのような気持ちになってきます。

しかしいきなりこの30巻を読んだら驚くだろうなぁ、とは思います。(笑
なにせ初っ端からこの作品で一番インパクトの強いキャラである、
御堂筋の不気味なキモさが際立っていますからね!
男同士のプライドを賭けた全力を振り絞ったスプリンター対決は、
メチャクチャ熱いんだけど、それを差し引いても御堂筋はキモいと思う。(笑

そして後半からは箱学のターン!
3年追い出し120kmファンライドでの世代交代が描かれるんですが…
あれですね、エロゲのファンディスクみたいなもんですね、これ。(ぉ
以前女性ファンの人に聞いたんですけど、
「箱学はギャルゲの魅力的なヒロインが揃っているかのような垂涎モノのラインナップ」
らしいのであながち間違ってない気がしないでもないですが。

それにしても東堂はマジで偉大ですね。
インターハイでの巻島との勝負も最高に熱かったけど、
真波くんをちゃんと諭してあげた上で勝利するとか、
良い先輩もしてて素晴らしいの一言ですよ。

また、インターハイの選手選抜で真波に敗れた黒田ですが、
まさかこんな興味深い過去を秘めていたとはなぁ…
そしてその過去での荒北の先輩ぶりも格好良かった。
うーん、本当に箱学は先輩キャラが個性的であり、何より魅力的ですよね。

そんなキャラたちが熱い汗を流しながら頑張るのでアニメも期待したいものです。
まずは一年生レースが見どころかな!
乞うご期待!

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