本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2007/12/20 木曜日::

■[漫画]多種多様な雑誌での短編を集めた「石黒正数短編集 探偵綺譚」

石黒正数短編集探偵綺譚~石黒正数短編集 (リュウコミックス)
著者/訳者:石黒 正数
出版社:徳間書店( 2007-12 )
定価:¥ 580
コミック
ISBN-10 : 4199500669
ISBN-13 : 9784199500664

古巣のフラッパーから果てはパチスロ777まで。
OURsで「それ町」を好評連載中の石黒正数さんですが、
結構な放浪読み切り作家でもあるので追いかけるのも大変だったのですが、
こうしてかなりの作品を回収、出版されたのはファンとして嬉しい限りです。

「それ町」の原型となるキャラが登場する「探偵綺譚」から始まり、
モーニング2に載ったハードボイルドをテーマに描いた「気の抜けたビールで…」まで、
シリアスなようでいて下敷きにあるのはコメディという作品が多いです。
石黒正数さんらしい、という言葉が一番しっくりきますね。

個人的にお勧めというかお気に入りなのが「14歳 性の相談室」
チャンピオンREDいちごでこの作品が載った時は異色でしたねー
面白さは飛び抜けたものがありましたけど。(笑
中学生男子の思考と行動を嘘偽りなく再現した話が最高でした。

パチスロはやったことがないのですが「南国ピクシー」「南国番長」は面白かったです。
というか作者本人が素人なので関連した話がほとんどないというのが功を奏したのかも。
JOJOネタと北斗の拳ネタで強引に押し切っていく上に作者本人が登場するエッセイ風。
何もかもが新鮮だっただけに、それがまた面白かったです。

概ね満足したこの短編集ですが、一つ気になった事があります。
それはGファンタジーの担当編集はどれほどナイスバディで美人なのだろうか、ということです。
…男ってのはいつだって心は14歳なのです。

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