本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2012/11/6 火曜日::

■[漫画]エルサからコル、そしてエーブへ「狼と香辛料」8巻

狼と香辛料 8 (電撃コミックス)
著者/訳者:小梅 けいと 支倉 凍砂
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-10-27 )
コミック ( 173 ページ )
作者サイト:小梅けいとの原典皆既
作者twitter:小梅けいと (koumekeito) on Twitter

テレオ村でのリデレウスの火(いわゆる麦角菌)の事件に巻き込まれたホロとロレンスが、
エルサたちを背に乗せて村からの逃避行が終わる寸前で、
使命に目覚めたエルサと共に村に戻って奇跡をもって事件を解決に導く所から始まる8巻です。
一回り成長したエルサと、クッキーを頬張るホロが見所であります。

さて、ここに来て物語は一気に加速します。
原作で言うと5~9巻を一気に圧縮するみたいでして、
小さな同行者のコルが登場し、更にトラブルメーカーのエーブが遂にロレンスに接触し、
ケルーベの町で何かしらの騒動が起こりそうな予感が出てくる所までが収録されています。

原作5巻分を纏めるのだから違和感が生まれそうなものですが、
それほど感じられないのはやはり小梅けいとさんがしっかりと「狼と香辛料」という作品を把握され、
その魅力を表現する術を身に付けてらっしゃるからなんでしょうね。
実際8巻という年季が入ってきた時期なのに未だにどのコマのホロを見ても、
その表情の小悪魔的な魅力にはドキドキさせられますからね。
今回は踊ってたりするから更に蠱惑的でロレンスじゃなくても心が躍ってしまいますよ。

そんな小梅けいとさんがどういった風にこのエピソードを纏められるのか、
また、脇役だっただけのノーラを一級のヒロインとして引き立てた手腕を持って、
エーブをどういった風に魅せてくれるのか今から楽しみですよ。

:: 2012/10/29 月曜日::

■[漫画]美女と野獣「世界の果てで愛ましょう」7巻

世界の果てで愛ましょう 7 (電撃コミックス)
著者/訳者:武田 すん
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-10-27 )
コミック ( 193 ページ )
作者サイト:たけだ動物園

今回は大半がシリアスモードですよ!
エミリオ王子を狙う、病弱で王位継承権を放棄したルザニアのニコライ太守が、
奸計によって涼馬を奪取してエミリオ王子に決闘を申し込み、
戦争直前にまでなる展開ですが…

エミリオと涼馬の相思相愛っぷりが凄い!
涼馬への愛の深さを感じさせるエミリオの覚悟と行動も凄かったけど、
ニコライの手で野獣の姿に変えられて徐々に理性を失っていくエミリオに対して、
自分の身が犠牲になりそうになりながらも博愛的な行動で応えようとする涼馬。
お互い素直じゃないけど、もう充分相思相愛なんじゃないかな!

そしてニコライだけど、彼も可哀想な王子だったんだなぁ、と。
厳しい環境で育ったがために考え方も歪つになったが故の蛮行が切ないですね。
まぁ、それでいてオチのアレにはギャップがあって笑わされましたけど。(笑
良いお世継ぎが出来ると良いデスネ。

ずっとシリアスな話ばかりだったのでラスト一話でのコメディっぷりと、
描き下ろしでの餃子のアフターエピソードには笑わされましたよ。
涼馬はこのままだと例えエミリオ王子と結ばれてリッチになったとしても、
意地汚い所は直らないんだろうなぁ、と思いました。(笑

:: 2012/10/5 金曜日::

■[漫画]ヤギの足の裏舐めプレイ「空想科学X」4巻

空想科学X Lesson 4 (電撃コミックス EX 108-4 THE NONSENSE OF WO)
著者/訳者:saxyun
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-09-27 )
コミック ( 110 ページ )
作者サイト:かたまでつかれ
作者twitter:saxyun (saxyun) on Twitter

電撃黒マ王が無くなった為に若かりし頃のコトちゃんを拝めなくなり、
必然的にハカセ的濃度が高まり少子高齢化に陥った空想科学X!
そんな事態を打開すべく新ヒロインが登場して混迷な事態になったりしたら良いな!
と妄想しながら読んだけど結局いつも通りでした。

どれくらいいつも通りかというと毎回の如くハカセが肉体的に変質して、
精神的にも変態な言動を繰り返し、そもそも物理的に破壊されても、
次の回では当たり前のように健全な肉体になっているくらいです。
うん、いつも通り。

もうナニがどう間違ったら面白いんだという感じなんですが、
毎回買って読んで笑っている私ですら説明することができません。
何だろう…、シュールな所が笑える…?
まぁ、兎に角面白いです。(←説明放棄

しかし一話当たり4ページしかない作品なのにもう4巻か…
案外人生って何とかなるもんですね…

:: 2012/7/4 水曜日::

■[漫画]おっぱいの楽園「ロッテのおもちゃ!」7巻

ロッテのおもちゃ! 7 (電撃コミックス)
著者/訳者:葉賀 ユイ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-06-27 )
コミック ( 154 ページ )
作者サイト:FOX_TALE ENTRANCE
作者twitter:葉賀ユイ (hagapon) は Twitter を利用しています

引き続きドヴェルグの国についた姫様一行の話から始まるのですが、
ナオヤがロッテの後宮候補だと知らずに縁談を持ちかける国王がいたり、
家に帰ればとある貴族から寄越された更なる後宮候補が増えたりと、
ロッテとナオヤの間の絆を試すイベントが結構出てきます。

とはいえ、ナオヤの器が大きすぎるのか鈍感なのか。
もしくはメルさんで鍛えられたのか本当に動じないですね、ナオヤさん。
しかし後宮候補くん、まぁ、見た目から予想できたけど…
うん、ナオヤといいこういった系の男キャラ多いよね!
個人的には全然アリですが!

また、今回はドヴェルグの国への旅行で味をしめたロッテが、
今度はエフィの実家があるアプリトレイ村に行くわけですが…
いやー、大きなおっぱい好きには極楽というか桃源郷ですな…
永住しておっぱいに溺れたい…!

そんな平和なナオヤとロッテたちだけど、
国の裏側ではきな臭い陰謀の影が見えまくれし始めてます。
二人にはほのぼのと暮らして欲しいだけに、
悪影響が出ない内に芽が摘まれれば良いんだけど…
どうなるのかなぁ。

:: 2012/5/30 水曜日::

■[漫画]クレイジー・ホームレスライフ「金魚鉢ホロスコープ」1巻

金魚鉢ホロスコープ (電撃コミックス)
著者/訳者:森井しづき
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-05-26 )
コミック ( ページ )
作者サイト:Σ(=∇=ノノヒィッッー!!
作者twitter:morii siduki (forestman) は Twitter を利用しています

先ず言っておくと私は毎年、森井しづきさんのTYPE-MOONエロカレンダーを常用し、
毎日それを眺めて一人悦に入るくらいの森井しづきフリークです。
そんな私ですので森井しづきさんの単行本が出たら買いますとも!
たとえ中身がマジキチクレイジーな内容だろうとも!(ぉ

というかこの漫画の在り方が全方向に謎というか、
謎しかないトンデモっぷりで非常に新感覚です。

主人公の見木ナナタが元高校生のホームレスというだけならまだしも、
一緒に原っぱの廃電車で暮らすのが太平洋二郎とその娘(?)の富士という謎親子な上に、
ある日林の中で爆発した中心地で自称神の全裸の少女が登場するという、
正に「わけがわからないよ」状態!

しかも綴られる日々もつけまつげ付けてまばたきで暴風を起こしたり、
モナリザの表情を真似て過ごしたりと本当に「わけがわからないよ」!
食べ物もザリガニにザリガニにザリガニと、ザリガニばっかりだし!
帯に武内崇さんが「愛とザリガニと鼻水あふれる物語!」と推薦してますが、
正にその通りだなぁ、と思わざるを得ません。

まぁ、そんな作品ですので私みたいに極度の森井しづきフリーク以外には、
諸手を挙げて勧められる作品ではありませんが、同類の方は忘れずにチェキって下さい。

:: 2012/5/3 木曜日::

■[漫画]祐二を求めてタイタンの湯「世界の果てで愛ましょう」6巻

世界の果てで愛ましょう 6 (電撃コミックス)
著者/訳者:武田 すん
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-04-27 )
コミック ( 193 ページ )
作者サイト:たけだ動物園

記憶喪失→実の兄の涼馬(♀へ性転換済み)を押し倒す→家出
というコンボを炸裂した祐二が流れ着いたのはタイタニア王女アリシアが経営するタイタンの湯。
戻れない祐二が住み込みバイトを始め、一番テンパってるのはアリシアな訳です。
今回は恋する乙女なアリシアがやたら可愛いかったです。

しかし涼馬は馬に蹴られるどころか馬を蹴る勢いでアリシアの恋路を邪魔しまくりですね。
祐二を何とか連れ戻そうとあの手この手と妨害しまくりでアリシアにちょっと同情するレベルですよ。
というか涼馬は祐二に押し倒されたことだって全然気にしてない器の大きさですよ。
まぁ、何にしても良いトコで落着したので、今後のアリシアさんの恋路にも期待です。
カバー下おまけ漫画を読む限り祐二の方も離れられないみたいですしね。(金銭的な意味で

それと後半の手前に入っている「餃子の王子様」はコメディとして面白いです。
涼馬に教わった餃子の中身を間違って全国放映してしまった王子の尻ぬぐい的な話なんですが…
王子をアゴで扱き使う涼馬が餃子の味を求めてひたすら頑張り、
涼馬が餃子に思い入れがある理由も良い話なんですが…
まぁ、何とも綺麗にコメディでしたね!(笑

そして後半では少しずつ毒されていってる涼馬が見られるんですが、
このままなし崩しに花嫁エンドに行かなくて、ここにきて大きなストーリーの転換点に。
王子に忍び寄る魔の手と、巻き込まない為に愛してるからこそ涼馬を突き放そうとする王子。
でも敵の方が一歩先を行っていて、果たして連れ去られた涼馬ははたしてどうなるのか?
何となく物語の終盤っぽいので次回あたりで最後だったりするのでしょうか?
何はともあれ7巻も期待です。

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