本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2009/6/15 月曜日::

■[ラノベ]スポコン、ロリコン、僕2次コン!「ロウきゅーぶ!」2巻

ロウきゅーぶ!〈2〉 (電撃文庫)
著者/訳者:蒼山 サグ
出版社:アスキーメディアワークス( 2009-06-10 )
定価:¥ 578
文庫
ISBN-10 : 4048678426
ISBN-13 : 9784048678421
絵師サイト:Piece Gardien

何で「ロリきゅーぶ!」じゃないのかと常々疑問に思っていたのですが、
籠球(バスケ)だったことに最近気付いたフランです、こんにちは。
ロリコン疑惑で休部したのになぁ、とか思っててマジごめんなさい。
でもこのラノベのテーマは間違いなくロリコンですよね。(ぉ

部長のロリコン騒動で休部に追い込まれて暇になった昴が、
小学6年生の少女たちのバスケコーチに就任して奮闘する本作。
智花の粘り強い頑張りによってコーチ役の復帰と相成って、
今度は球技大会での勝利と真帆と険悪になった竹中との関係修復の役目を帯び、
合宿を通して青春していく展開。

少女たち一人一人が精一杯頑張るスポ根っぷりには萌えを感じると同時に熱くなったし、
真帆と竹中との衝突も話のテーマとして一本筋が通ってて面白かったのですが、
今回はやはりラブコメ成分の増量が一番の目玉じゃないかな、と思います。
元々好感度がMAX近かったのに更に昴の評価が鰻登りでニヤニヤしっぱなしでしたね。
章の合間に挟まれる5人のSNSでのやり取りとかニヤニヤ指数が高くて超危険。
それを考えるとひなの言葉で一喜一憂する竹中がちょっと憐れに思えてくるのが何とも…(笑

単なるロリコンでラブコメというだけでなく、
そこにスポ根で青春するというテーマが合わさり予想以上に楽しめる作品になっていると思います。
ただ、いきなり登場した昴の幼馴染みの葵がほとんど物語に絡まなかったのに拍子抜けしましたね。
どこぞの御坂さんみたいにしばらくしてから再登場して本領発揮したりするのかなぁ。
取りあえず3巻に期待ですね。

ちなみにばらスィーさんが帯コメント書いてるのが的確すぎて噴いた。
俺でさえ4人なのにて。(笑

:: 2009/6/13 土曜日::

■[ラノベ]VRMMOの世界とロリ妹キャラ「アクセル・ワールド」(2) 紅の暴風姫

アクセル・ワールド〈2〉紅の暴風姫 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2009-06-10 )
定価:¥ 620
文庫
ISBN-10 : 4048678434
ISBN-13 : 9784048678438
作者サイト:WORD GEAR
絵師サイト:天才卓球少女

1巻を読んだ時から続きが楽しみで仕方なかった「アクセル・ワールド」!
待望の2巻が出たということで寝不足になりながら読み耽ったのですが、
期待に充分に応えた読み応え満点の面白さでしたよ!
電撃文庫はまた一つ傑作シリーズを生み出してくれたなぁ。

サブタイトルに「紅の暴風姫」とあるように今回は2代目赤の王「スカーレット・レイン」が登場!
しかもハトコな妹のフリをしてお風呂場まで裸で体当たりで! すげぇ!
勿論そんなソーシャル・ハッキングを王自らがやるのには理由があり、
それは唯一の飛行アビリティを持つシルバー・クロウことハルユキに、
超長距離ジャンプと軌道制御アビリティを持つ「災禍の鎧」の討伐協力を依頼する為で…

「災禍の鎧」を巡る攻防でのアクションや、
対戦格闘ゲームの更に上位、真の加速世界、VRMMOのような無制限中立フィールドと、
かなり盛り上がるシチュエーションが盛り沢山なのですが、
個人的に一番盛り上がったのは直結ケーブルを巡りいつもは冷静な黒雪姫先輩が嫉妬したり、
赤の王がハルユキの家に泊まると知って、嫉妬して一緒に泊まったり!
まぁ、そういったラブコメ展開全開なトコが最高だった訳ですよ。(笑

コンプレックスの塊であるハルユキはそう簡単に今までの人生を払拭できる訳でなく、
あるいは読者の嫌な思い出を強制的に思い出させるトコもあるんだけど、
だからこそ、そこから立ち上がり向かい合って行く姿にカタルシスを感じるんですよね。
いやー、ホント面白い作品ですよ。
こりゃ今から3巻が楽しみで仕方ないっす。

:: 2009/4/15 水曜日::

■[ラノベ]黒猫可愛いにゃー「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」3巻

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 (電撃文庫)
著者/訳者:伏見 つかさ
出版社:アスキーメディアワークス( 2009-04-10 )
定価:¥ 599
文庫
ISBN-10 : 4048677586
ISBN-13 : 9784048677585
作者サイト:LUNAR LIGHT BLOG
絵師サイト:tabgraphics_blog

早いモノで出る度に話題になる「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」も3冊目。
親バレ→親友バレと来て、次は誰にバレるのかと思ってたんですが、
今度は人生相談が若干変わって、桐乃が書いたケータイ小説に関するトラブルがメイン。
3巻では京介だけでなく、桐乃の数少ないオタ友の黒猫も頑張ってます。

桐乃と黒猫はオタの趣味は違うんだけど、相変わらず喧嘩するほど仲が良くて、
お互いの作品を馬鹿にするにしてもしっかり読み込んでいるし、
お互いの言い分もオタクらしくてよく理解できるから面白かったです。
もう二人とも仲良く喧嘩しなって感じなんだけど、間に入る京介は心身共に満身創痍だったり。(笑
それでも桐乃の窮地には二人とも何だかんだ言いながらも動いてるし、
心の奥底には友情と愛情があると感じられますよ。

んで黒猫だけど今回は特に可愛かったわー
いつも気丈な態度を崩さなかった黒猫が精神的に打ちひしがれて泣き出すトコは、
こういっては何だけど、その、可愛くて萌えた…
京介も京介で黒猫の良いお兄ちゃんしてて格好良かったですよ。

桐乃に関するオタ的な話題はよく判るが故に笑えて楽しいんですが、
それはそれとして、至って普通の麻奈実と田村家の人々との話も好きなんですよね。
京介が我が家の如く寛げる空間で、恋心には鈍感だけど麻奈実の事を大切にしてるし、
読んでるこっちまでのんびりと出来るんですよね。
二人は爺ちゃんと婆ちゃんが言ってるように、早く結婚すれば良いと思う。
もちろん京介が婿入りする形で。(笑

:: 2009/4/14 火曜日::

■[ラノベ]リトライなしのボーイミーツガール「ソードアート・オンライン アインクラッド」1巻

ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2009-04-10 )
定価:¥ 620
文庫
ISBN-10 : 4048677608
ISBN-13 : 978404867760
作者サイト:WORD GEAR

「アクセル・ワールド」が面白かったので同じ作者の作品だし、という理由で買ったのですが、
これが予想通りに面白く、そして期待していた以上に楽しめる作品でした。
作者さんのサイトでWeb連載していたオリジナルSSが元らしいんですけど、
これほど面白い作品があったなんて、私なんかが知っているWebの世界はまだまだ狭いと痛感した次第です。

視覚どころか五感の全てを仮想世界(VR)で楽しめる近未来のヘッドマウント型ゲーム機「ナーヴギア」
そしてその能力をフルに活用できる初のVRMMORPG「ソードアート・オンライン(SAO)」
コアゲーマーなキリトは運良くβテスト時からプレイし、1万人が参加する本運用でも開始直後から友人が出来、
順調な滑り出しを見せたかと思いきや突如全プレイヤーが招集され、SAO開発者・茅場晶彦から告げられる。
「これは、ゲームであっても遊びではない」
と。

外部からのナーヴギアの除装orゲーム内での死亡がプレイヤーの死を意味するVRMMORPGソードアート・オンライン。
全百層からなる城、アインクラッドを攻略し始めてから2年が経過し74層まで到達した時点から始まる物語。
孤独を抱えるソロプレイヤーのキリトが有名ギルドの副団長・アスナと絆を深めることで廻り始まる運命。
ファンタジーとリアルの狭間で描かれる極上のボーイミーツガールがここにあります。

死と隣り合わせだけど、確かにそこにある平和な日常。
死と隣り合わせだからこその、息をもつかせぬ緊迫感のあるバトル。
そして仮想空間であろうとも確かに紡がれるキリトとアスナの男女の絆。
全編に渡って見所満載で本当に素晴らしかったです。
「アクセル・ワールド」を面白いと思った人には間違いなくお勧めできる作品ですね。

しかしこれだけ綺麗に終わってるのにどうやって続編を作るんだろう…
Web掲載版を読んでる人が正直羨ましいです。(笑

:: 2009/3/1 日曜日::

■[ラノベ]面白さが加速していく「アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還」

アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2009-02 )
定価:¥ 599
文庫
ISBN-10 : 4048675176
ISBN-13 : 9784048675178
作者サイト:WORD GEAR
絵師サイト:天才卓球少女

改題改稿されたネットで話題の小説が電撃文庫で大賞受賞!
ということで読みたかったんですがどこも完売してて手に入らなかったのですが、
週末に日本橋に行く用事があったのでメロンで再版分が買えたので早速読んでみました。
読んでみたらなるほど、これは確かに大賞に相応しい面白さ!
魅力的なヒロインに、ぐいぐい読者を引き込んでいくストーリー展開。
過度すぎないSFに底辺から這い上がる主人公と最高に盛り上がりますよ。

「さすがの猿飛」の肉丸みたいなビジュアルの主人公のハルユキは見た目通りいじめられっ子。
ゲームに関しては筋金入りのゲーマーなんだけど、自分に対して極端に自信が持てない内向的性格で、
学内ローカルネットでも人目に付かない地味なゲームで驚異的なスコアを叩き出すのみの日々。
しかしある日、そのスコアが他人によって更新されてしまう。
しかもその犯人は「黒雪姫」と呼ばれる美貌を持つ生徒会副会長で、
更に先輩はあるソフトウェアをハルユキに転送し、加速世界へ誘うのであった―…

学内カースト最底辺の主人公が見せるサクセスストーリーにしてボーイミーツガール。
加速世界でゲーマーとしての機転を見せるハルユキ。
ハルユキと幼馴染みのチユとタクの本音をぶつけ合って作られる本当の友情。
黒雪姫のクールビューティーな見た目と年相応の女の子らしさが垣間見える瞬間。
今まで後ろ向きに全力疾走だったのがベクトルが逆方向にすることで魅せる最高のカタルシス。
どれ一つとっても本当に素晴らしいです。

川上稔が惚れ込むのも当然なラノベらしいラノベでした。
1巻表記があることから、続刊が出るのは確定みたいですがそれも当然の面白さですよ。
加速世界でのドラマもまだまだこれから伸びしろがありますし、
黒雪姫とのラブコメっぷりにも今から期待をせずにはいられません。
今から2巻の発売が待ち遠しいですよ。
今年の電撃小説大賞はホント大当たりだなぁ。

:: 2009/2/20 金曜日::

■[ラノベ]スポコン? ロリコン? いいえ、努力友情勝利です「ロウきゅーぶ!」

ロウきゅーぶ! (電撃文庫)
著者/訳者:蒼山 サグ
出版社:アスキーメディアワークス( 2009-02 )
定価:¥ 599
文庫
ISBN-10 : 4048675206
ISBN-13 : 9784048675208
絵師サイト:Piece Gardien

         ,. -‐””'””¨¨¨ヽ
         (.___,,,… -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『おれはバスケ部に入ったと思ったら
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        翌週には部長のロリコン騒動で1年間の休部になっていた』
        |リ u’ }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ’eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /’   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |< ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった…     ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉      |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…     // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ    /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    1ヶ月だとか3ヶ月だとか    / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ   ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ} _/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...    イ  もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ… そんな感じでスポーツ推薦枠で入学したのにいきなりやることが無くなった主人公の長谷川昴。 中学時代に憧れた選手である部長が退学したため目標も同時に無くして腐ってた所に、 年若く童顔な叔母のミホ姉が脅迫という名のお願いで持ちかけてきたのは女バスの臨時コーチ。 しかしミホ姉が勤めるのは私立の小学校なのであった…! 帯で時雨沢恵一さんも書いてるけど、このご時世にロリヒロイン×5って凄いなホント。 それでいて中身は少年ジャンプ並に努力、友情、勝利の熱血スポコンなのがもっと凄い。 てぃんくるさんのロリきゅーとな絵柄と初登場でいきなり小学生メイドとかあざとすぎるけど、 それも含めてある意味ジャンプっぽいな、と。 序盤は乗り気じゃなかったけど、夢にまで見てしまうほど芸術的な智花のシュート。 そして智花のバスケへの想いとそれ以上に真帆たちへの友情。 そこに感化されて自らのバスケへの情熱を取り戻す昴、と正に熱血スポコンですよ。 そして抜群のチームプレイの司令塔として活躍した昴が見せる付け焼き刃での戦術。 ラストを飾る智花たちの友情という名の絆も感動的でしたよ。 いやー、これは面白かった。 内容からして確かにこれは銀賞にせざるを得ないとは思うけど(児ポ法的な意味で) その面白さは大賞級と言っても過言ではないと思います。 智花の昔のチームメイトや退学せいた部長とかまだまだ話を広げることが出来るだろうから、 続刊にも期待したいです。

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