■[漫画]純情な女子高生の恋物語「清々と」3,4巻
清々と 3巻 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:谷川史子
出版社:少年画報社( 2015-04-24 )
Kindle版:清々と (1)
清々と 4巻 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:谷川史子
出版社:少年画報社( 2015-04-24 )
Kindle版:清々と (1)
お嬢様学校に通う平凡庶民な田中清さんの歳の差ラブコメ!
この3,4巻同時発売で完結なんですが、期待以上に楽しめた漫画でした。
正直申し上げまして谷川史子さんですからもっと少女漫画になると思ってたんですが、
最後まで内容はドストレートな少女漫画なのに表現は青年向けで描ききっており、
むしろ男性にこそ読んで欲しい、と思わされました。
いやー、本当に面白かったです!
流石は谷川史子さん! おみそれしました!
3巻の時点ではまだ恋に恋する状態だった清ちゃん。
そんな清ちゃんが文化祭で挫けながらもちゃんと立ち上がってバラ園カフェを成功させ、
将来のことも考えだしてと前に少しずつ進んでいってるんだけど、
やっぱり大きなキッカケは中学の同級生である星野くんですね。
他人から好意を伝えられて、初めて自分を省みることになる清ちゃん。
ただ相手のことが好きなだけなのに、
傷付き、傷付けてしまうのが恋というもの。
でも、それを経験したからこそ清ちゃんは成長しているんですよね。
それでも溢れてきてしまい、つい口から出てきてしまった「好き」の気持ち。
清ちゃん自身逃げそうになったのに、それを向き合う勇気をくれる友情と、
しっかりと向き合ってくれた本八幡先生の姿が素晴らしかったです。
そしてラストもとても幸せになれる余韻を与えてくれました…
終わってみれば、これでもかというほどストレートな少女漫画でした。
清らかで純粋で、天然で鈍感な所も多々あるけれど可愛い一人の少女が、
先生に片想いして、その想いを伝えるだけの漫画です。
でも、そんな王道を真っ直ぐに、そして青年誌で描いたのが凄いと思います。
谷川史子先生、ありがとうございました!
またアワーズでお待ちしてます…!
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