本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2017/5/5 金曜日::

■[漫画]心和ます古都物語「であいもん」2巻

であいもん2巻であいもん2巻
出版社:KADOKAWA
作者名:浅野りん
作者サイト:浅野ん家
作者twitter:浅野りん (@rin_asano) on Twitter
Kindle版:であいもん (1)
Kindle版:であいもん (2)
DMM電子書籍:であいもん (2)

父が入院したので京都の実家に戻り和菓子屋「緑松」を継ごうとした和。
しかしそこには父親に置き去りにされた少女、一果がいて、
父からは彼女が店を継ぐと告げられて…

10年も店を放ったらかしてコミックバンドをしていた和に対して思う所があった一果が、
和の人柄に触れて少しずつ心を解きほぐしていく展開が良いですね。
和って良い大人なんだけど、憎めない子供らしさがあるというかね。
本当に名前の通りに、人を和ます才能があるんだなぁ、と感じます。

そんな和だからなのか、割りとモテるんですよね!
特に元カノの佳乃子さんが中々に魅力的で!
お互いがフラれたと思ってたという微妙な関係で、
しかも和を追いかけて京都に移り住むとかニヤニヤしちゃいますよ。

そしてそんな佳乃子さんと、和に片想い中のJKの美弦ちゃんがバッタリ出会って、
表に見えない修羅場が繰り広げられてる回が最高でした…!
二人の間に挟まれる形の一果ちゃんが可哀想なんだけど笑えるというか…(笑

小学生にして恋する大人の女性の心に潜む鬼を感じ取った一果ちゃんの今後が心配ですね!
和は… まぁ、身から出た錆ですし!
死ぬな、としか言えないかな!(笑

他にも和のおばあちゃんが出てきたり、
地区の運動会で咲季くんが久しぶりに女装で活躍したりと見所が多かったですが、
最後に良いネタをぶっ込んできましたよね。
3巻が今から楽しみですよ!

:: 2017/2/8 水曜日::

■[漫画]幸せのポニーテール「長門有希ちゃんの消失」10巻

長門有希ちゃんの消失 (10) (角川コミックス・エース)
著者/訳者:ぷよ いとう のいぢ
出版社:KADOKAWA( 2017-02-04 )

作者twitter:ぷよ(@puyotopia)さん | Twitter
Kindle版:長門有希ちゃんの消失 (10)
Kindle版まとめ買い:長門有希ちゃんの消失
DMM電子書籍:長門有希ちゃんの消失 (10)

長らく出なかった「長門有希ちゃんの消失」ですが、
ついに完結巻が出ましたよ!
ヤングエース本誌ではかなり前に完結していただけに、
単行本の発売はかなり首を長くして待たされた形になります。
ハルヒちゃんの新刊と発売日を合わせたかったのかな?

長門とキョンが付き合いだしてからのイチャイチャが眩しかった10巻ですが、
この完結巻になる11巻では進路という高校生らしい苦悩があるわけですよ。
まぁ、長門とキョンが同じ大学に行くだろうことは予想できてるんですが、
問題は手の掛かる長門がキョンと付き合いだしてから、
急速に親離れ(?)してしまい寂しい朝倉さんなわけですよ。
両親のいるカナダに進学するかどうか悩んでいる朝倉さん、マジ青春してる!
それに比べてハルヒのドライっぷりたるや…(笑

進路についてぶつかることもあるけれど、
それすらも青春の一ページだなぁ、と年を取れば思うわけですよ。
受験生だというのにプールでみんなと遊ぶとか羨ましいなぁ、と思うわけですよ。
しかも…! キョンってばハレンチな…!

羨ましくなんて…! あるんだからー!

最終回も良いエピローグしてたし面白かったです。
個人的には朝倉さんが心配していた孫エンドでも良かったですが。(笑
しかし、「涼宮ハルヒ」シリーズを下敷きにしていましたが、
普通に高校生の恋愛モノとして真っ当に面白かったです。
問題があるとすれば原作よりも早く完結してしまったことかな…(笑

あと、できればカバー下の描き下ろしイラストは見て欲しいですね。
長門がキョン好みの髪型にした集大成をじっくり鑑賞できるので!
ただ、電子書籍版では収録されていない可能性がありますが…
その時はアップデートされるのをお待ち下さい…

:: 2016/12/3 土曜日::

■[漫画]浅野りん最新作!「であいもん」1巻

であいもん (1) (角川コミックス・エース)
著者/訳者:浅野りん
出版社:KADOKAWA( 2016-12-03 )

作者サイト:浅野ん家
作者twitter:浅野りん(@rin_asano)さん | Twitter
Kindle版:であいもん (1)

「CHOKOビースト!!」「PON!とキマイラ」「京洛れぎおん」と、
スクエニとマッグガーデンで活躍されていた浅野りんさんがヤングエースで新連載!
ジャンル的には青年誌なのでいつもと違う方向に行くかと思いきや、
主人公+幼女の組み合わせなのは相変わらずで安心して読めますね。
一応主人公がアラサーなあたりに青年誌っぽさは出してますけど。(笑

家を飛び出して東京で売れないコミックバンドを10年続ける納野和は、
ある日父が入院したという手紙が届き実家の和菓子屋「緑松」を継ぐために京都に戻るも、
そこには元気な父と、跡継ぎだという女子小学生の雪平一果がいて…

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父親に置き去りにされた過去を持つ一果を心配した和の母は、
和に父親代わりになることをお願いして…

今回も京都を舞台にした作品ですがファンタジー成分は皆無で、
家族モノの暖かさがメインの作品になっています。
子供なのに責任感の塊みたいな一果ちゃんを、
コミックバンドをやっていたくらいにちゃらんぽらんな和が気に掛けることで、
少しずつ心が通っていく様子はとても良いモノだと思う訳ですよ。

しかしそんなふんわりした雰囲気だけが浅野りんさんの漫画の持ち味な訳がなく、
普通に見えた「緑松」の従業員たちも色々とドラマを持っていて、
それを見事にコミカルに描いているんですよね。
特に咲季くんの隠れた趣味に関してはかなり意表を突かれましたね!
個人的には大好物なんですけども!

それと青年誌だからなのかいつもよりラブコメ成分が多くなっているのが嬉しいです!
高校生バイトの美弦ちゃんのフラグを見事に立てるだけでなく、
東京の元カノも出てきて1巻から大変にニヤニヤ展開であります!
しかも現在発売中のヤングエース最新号では静かな修羅場が繰り広げられているので、
ラブコメ修羅場スキーの諸氏には是非読んでもらいたいですね!

【電子版】ヤングエース 2017年1月号

Kindel版も出ているので是非!

:: 2016/9/10 土曜日::

■[漫画]桜ルートへの道標「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」3巻

Fate/stay night (Heaven’s Feel) (3) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:タスクオーナ
出版社:KADOKAWA/角川書店( 2016-09-01 )

作者サイト:A/O LABO

Kindle版:Fate/stay night [Heaven’s Feel] (3)
Kindle版まとめ買い:Fate/stay night [Heaven’s Feel]

最近Fateを知った人の中には知らない人もいるかもしれませんが、
多くの派生作品が生まれたFateシリーズの原点である「Fate/stay night」は、
元々がエロゲなので序盤に共通ルートというものが存在します。
ある時点から3つのルートに分岐するんですが、
この3巻から本格的な桜ルートである「Heaven’s Feel」に入ります。

原作をプレイしたのは10年以上前だというのに、
この漫画を読んでいると当時の選択肢を思い出して、
そうだよ、ここの選択肢から凛ルートから分岐していくんだよ、とか、
ここでタイガー道場に行かないようにするんだよ、とか、
妙に懐かしい気分にさせられましたね。(笑

それにこの頃、というかstay nightのセイバーは至極真面目なので、
FGOとかでもそうですが、とにかく食いしん坊なセイバーばかり見ている身からすると、
違和感が出てしまうのも確かだったりします。(笑
とはいえ、教会から出てくる士郎を待っていたセイバーの私服姿は、
とても足下まで可愛らしくて原作では見えないところが見えて良かったですよ。

そして肝心の桜ルートですが…
良いですねぇ、桜の嫉妬というか独占欲というか、そういうものが垣間見られる瞬間!
自分の居場所を姉である凛に侵されることへの不快感が最高に感じられましたよ。
ちゃんと漫画でもそういったものが表現されていて安心しましたね。

桜のこういった所は今後もっと出てくるので楽しみですね。
三人のヒロインの中でも最も人間らしい所が桜の魅力だと思うので、
今後にも大期待ですね!

そしてライダーが出てきましたけど…
最後にワカメが1ページぶち抜きなのには驚きました。
まぁ、最後の見せ場だしな…
成仏しろよ…(←まだ死んでません

:: 2016/8/13 土曜日::

■[漫画]期待のエース vs 稀代のエース「ナナマル サンバツ」12巻

ナナマル サンバツ (12) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:杉基 イクラ
出版社:KADOKAWA/角川書店( 2016-08-02 )

作者サイト:†††††いくら亭†††††
作者twitter:杉基イクラ(@iqura_s)さん | Twitter
Kindle版:ナナマル サンバツ (12)
Kindle版まとめ買い:ナナマル サンバツ

予選を突破したチームと突破できなかったチームが色々ある中、
ついに勝負はガチ勢が勝ち上がる試合形式に。
運で勝ち上がったチームを相手に無双する組み合わせだけでなく、
優勝候補同士が序盤からつぶし合う組み合わせも出てきて…

初っ端は麻ヶ丘の独擅場でしたね!

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まずは華がある試合を見せてくれたわけですが、
千明さんの女帝っぷりが炸裂してて最高ですね。
ちょっと弱い者イジメが入っているあたり、
千明さんの良い性格っぷりが出ていると思います。(笑

そして強豪同士のつぶし合いですが、
レオニールと神南、因縁の対決は熱かったですね!
試合形式からどうしても直接対決が難しいとみたら、
自分のスタイルを曲げてでも勝負に拘るとか、
学生らしい青春っぷりを見せてくれて最高でしたよ。

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勝負がついた後まで青春しててホント最高かよと。

でもその勝負すらもまだまだ序盤で、
本当に熱い対決は宮浦と開城ですね。
お互いがモロにつぶし合うがっぷり四つの組み合わせですが、
それぞれのチームで個性が出た試合のやり方が興味深かったです。

特に一番の見所はエース同士の対決ですね。

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ブランクがあるエースと、ノリはじめた新エースの対決とか、
最高に熱すぎますよ。
結果は次巻に持ち越しになりますが、
そこはこうご期待といことで!

:: 2016/2/3 水曜日::

■[漫画]そして始まる第五次聖杯戦争「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」2巻

Fate/stay night (Heaven’s Feel) (2) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:タスクオーナ
出版社:KADOKAWA/角川書店( 2016-02-02 )

作者サイト:A/O LABO

Kindle版:Fate/stay night [Heaven’s Feel] (1)
Kindle版:Fate/stay night [Heaven’s Feel] (2)

「問おう。あなたがわたしのマスターか」

Fateを象徴するあの名シーンから始まる2巻ですが、
ここら辺の展開は3つのルートはどれもほぼ同じなので、
知っている人も多いかと思います。

ただ、Heaven’s Feelということもあり桜の出番が多いんですよね。
たとえば実姉である凜との学校での触れ合いも描かれてましたが、
二人は遠坂と間桐という別の家の人間であるというけじめを付けた言動の中で、
二人が姉妹であることがよくわかる上手い見せ方をしていたと思いますよ。

セイバーとランサーの戦闘シーンや、
凜がセイバーを迎撃するシーンなんかは原作通りの絵でニヤリとしましたし、
士郎の名字を聞いた時のエセ神父の愉悦顔といった、
原作の隙間を補完するところは上手いなぁ、と思いました。
Fate/Zeroを知っている人なら愉悦顔の意味が読み取れて面白いと思います。

いくら桜ルートとはいえ他のルートとの明確な分岐はもう少し掛かるので、
デジャヴを感じる人は多いとは思います。
ですが、桜が間桐の家で過ごした話も随所に挟まれているので飽きることはないとは思います。
まぁ、間桐の家はいわゆるグロ場面が多いので耐性がないと辛いとは思いますが…

それにしても間桐臓硯…
桜の恋心と姉への嫉妬を煽るとかやっぱり陰険だなぁ…
読者的には桜の想いを知っているだけに辛い…
でも、これでこそHeaven’s Feelなんだよなぁ…
辛い… でも、だからこそ面白い…!

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