本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2015/3/24 火曜日::

■[漫画]紳士の冬の装い「王様の仕立て屋 ~サルトリア・ナポレターナ~」9巻

8巻で深刻に不足した女の子成分を補充するかのように、
この9巻ではホテル勤めの新キャラのニナがメインです。
また、前シリーズ「サルト・フィニート」20巻に登場したイレーネも登場!
懐かしの巨乳バーテンダーであるイレーネは居るだけで華やかになりますね!

今回のテーマは冬の定番である「コート」
今だと少しコートを着るには暑すぎる季節ですが、
作中で述べられているように注文を出すのは夏らしいので、
時期的には今くらいから考えるのもありなのかもしれない?

今回も新社会人にとって耳に痛く、身につまされる内容だったかと思います。
犯してしまった失敗とその向き合い方。
理不尽に感じる失敗をしても腐ってはいけないんだよなぁ…
そして新社会人の先達となる大人たちも格好良かったです。
日本人の雑貨商の過ちをすぐに改めようとする姿勢や、
ニナの上司の「一度の失敗で首を切っていては人は育たない」といった発言も良いですね。
こういった先達になりたいものであります。

それはそうと、雑貨商の井ノ原さんって「孤独のグルメ」の井之頭五郎がモチーフですよね?(笑
また、他にもやなせたかし先生がモチーフと思われる老齢の日本人童話作家が出てましたが、
連載時はご存命だったんですが、単行本が出る前に他界されてしまったので、
そこはちょっと物悲しいものがありました…

それはそうと久しぶりにラウラたんが登場しましたね。
余りにも多忙でぶっ壊れてるけど可愛いさは健在でしたね!
自慢のFカップも誇らしげだし!
とはいえイレーネのスイカップの前には霞んじゃうかな!
もうちょっとラウラたんの出番が増えると良いんだけど…
次回は別なあの人が出るからなぁ…(笑

:: 2015/1/2 金曜日::

■[漫画]モードの着こなしとは「王様の仕立て屋 ~サルトリア・ナポレターナ~」8巻

「~サルトリア・ナポレターナ~」になってから一冊に一テーマが板についてきましたが、
今回はモードとクラシックの違いというものです。
確かにモードは今まで何度か出てきたけどメインには扱ってませんでしたから、
ある意味で新鮮なテーマかと思います。

今回の主な登場人物は表紙から判る通り、JOJOもといジョナタ・ジャイオッティ。
ナポリの服飾技術を担う若手のホープと期待されていたジョナタだけど、
講師役の老人たちの辛気臭い話に辟易してモードにチャレンジしたいと言い出すことに。
しかもそこにパリのリヴァルが絡んできた上に、
そのリヴァルからやってきたのが悠の兄弟子であるリッカルドで…

ジョナタのポーズがいちいちJOJOしてて笑いますが、
作品の雰囲気を壊さない程度のお遊びはむしろ粋と言って良いでしょう。(多分
別ベクトルで笑わされる所ですが、ジョナタが抱える悩みは真っ当なモノだと思います。
貧乏が嫌だから自分が身につけた技術でチャレンジしたいと思うのは若者の特権でしょう。
そんな若者を見守り、導くのが大人である先人たちの役目だと思います。

そういった意味では今回一番先人として役に立ってたのはリッカルドでしょうか。
成り行きとはいえジョナタの越えがたい壁として立ちはだかり(寝転がってますが)、
かつての若手のホープとして嘱望されたリッカルドだからこそ、
ジョナタが共感出来たモノがあったんだと思います。
まぁ、反面教師としてこれ以上の逸材はないとは思いますが。(笑
しかし、リッカルドのせいで貧乏くじをひかされる悠は悲惨だな…

毒も薬も失敗も糧にして精進するのがプロだとか、
引きこもってると成功例しか情報が入ってこないだとか、
色々と膝を打つ話もあったりと面白かったです。
惜しむらくは女子分が致命的なほどに足りないことでしょうか。
脈絡もなくカラーで補っている場面がありますが、
単行本だとモノクロになっちゃうのが残念でなりませんね…

:: 2014/7/21 月曜日::

■[漫画]男前なシャツの着こなし「王様の仕立て屋 ~サルトリア・ナポレターナ~」7巻

サルトリア・ナポレターナになって明確に単行本1冊に一つのテーマを集約するよになりましたけど、
今回はスーツには絶対に欠かせないシャツ編です。

シャツと言えば日本人にとっては殆ど白色です。
何というか一番無難なんですよね、白って。
しかし実際は色だけじゃなく、襟とかも色々と種類があって難しいのがシャツです。
今回のお客さんはそこら辺の機微が判っていないアメリカ人のジョー・ローリング氏。
日本の外食産業と長い間付き合ってきたからその時の経験から日本人と同じ状態に…

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しかしローリング氏は間違った先入観があったとはいえ、
そこは一代で世界的なステーキレストランチェーンを築き上げた男。
柔軟にイタリアのシャツ文化を取り入れて人生の肥やしにする良い男っぷりを見せてくれます。
でも耳アカ味のジェリービーンズは勘弁な!

今回はそのローリング社長が大学時代の元カノとのけじめを付けるために、
彼女が嫁いだイタリアのアッサンドリ財団と事を構えることになるんだけど、
そこに固執した雰囲気がない余裕があってローリング社長が男前に見えるんですよね。
まぁ、元カノと会った時の仕返しがアレだったのには驚いたけど、
これくらい可愛いものじゃないですか。
むしろ、その後の去り際まで含めてホント良い男でしたよ。

人生万事塞翁が馬と言いますが、確かに元カノにフラれたことで社会的な成功を収めたけど、
それ以外の人生もあったんじゃないかなぁ、とも思います。
結局この件で誰が一番悪かったかと考えると、
自分の身体の弱さを言い訳にして甘えてきたアッサンドリ社長でしょう。
というか15歳も下の相手と見合いしようとすんなよなぁ…(笑

何にしても今回はシャツの蘊蓄よりも作中のドラマが印象的でした。
次回も楽しみです。

:: 2014/3/20 木曜日::

■[漫画]THREE PIECE「王様の仕立て屋 サルトリア・ナポレターナ」6巻

隠居したジジイにやっと絡まれなくなったと思ったら、
そろそろ隠居しそうなジジイが飛び込んできましたよ!
店を構えてもジジイどもにばかりモテモテの織部…
カムバック4巻の頃の女子率…!

とはいえストーリー自体は相変わらずよく出来ていて面白いです。
今回はロンドン、サヴィル・ロウの顔役とも言えるパウエル親方が、
新興国の成金に予約の横車を押されて賞金まで懸けられたので、
織部の所に避難してきた所から始まる珍道中と特急仕事のお話です。

頑固な職人の姿を体現したかのようなパウエル親方ですから、
ナポリの流儀とは中々相容れなくて、織部も織部で自分のスタイルを曲げるはずもないので、
しょっちゅう衝突はしつつも仕事となったら早いのは流石と言えましょう。
しかしどんどん増えていく仕立て屋パーティーは何だかRPGやってるみたいでしたね。
正直、最後の面子だけは登場を読めませんでした。(笑

そういえば久しぶりに白鳥さんことシモーネが再登場してましたが、
やはり白鳥さんが出るとコメディっぷりが前面が出てきて面白いですね。(笑
最後の「これ 僕のせいじゃなくねえ?」には同情を禁じ得ませんが、
白鳥さんだから仕方がない。(笑
それはそうと戦車と自治体ネタという現在の萌えブームもちゃんと把握しているのは、
流石だなぁ、と思ったりも。

それにしてもラウラたん、しばらくはロンドンかしら…
描き下ろしで出てきた時は復帰エピソードかと思ったんだけど…
頑張れラウラたん、早く戻って女子率を上げてください…!

:: 2013/11/2 土曜日::

■[漫画]紳士のお供”鞄”編「王様の仕立て屋 ~サルトリア・ナポレターナ~」5巻

王様の仕立て屋 5 〜サルトリア・ナポレターナ〜 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2013-10-18 )
コミック ( 184 ページ )

故・マリオ親方の旧友にして名鞄商のクッカリーニさんが、
織部が店に並べる予定の信玄袋が気に入らなくて突っかかってきて、
鞄に合わせるスーツ、というお題で勝負をすることに!
そこに耳敏いオカッパがちょっかい掛けてきて…

老害とは言いませんが、隣の業界の先達にひたすらちょっかい掛けられるとか、
社会とは面倒な物であるなぁ、と思わせられる5巻ですね!
しかし隠居のはずがクッカリーニさん元気すぎるよなぁ、と思ってたら、
案の定なオチで笑わせて貰いましたよ。
まさか通算37巻目にして新レギュラーキャラが登場することになろうとは…(笑

そう言えば今回はクッカリーニさんというジジイがメインで迷走したのか、
織部がスランプになって漫画原稿を描いた上に、
日本の出版社に送って生々しい酷評を受けるという展開になったのは驚きましたね!
何か実体験が入ってそうでちょっと切なかったです。

ちなみに今回の数少ない萌えポイントを担ってくれたのは、
本作きってのツンデレキャラのラウラたんでした!
正直クッカリーニさんは面倒なジジイだと思ってたましたが、
ラウラをして織部に「彼女か?」と聞くという、ナイスアシストには賞賛を送りしたいです、
流石年の功! 良い仕事してますねぇ、と思わされました。(笑

:: 2013/7/23 火曜日::

■[漫画]るろうに連載「王様の仕立て屋 ~サルトリア・ナポレターナ~」4巻

王様の仕立て屋 4 〜サルトリア・ナポレターナ〜 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2013-07-19 )
コミック ( 192 ページ )

3巻の感想
「是非とも本誌連載に移る次巻からはラウラたんとか女の子分が補充されることを願っております。」
と書いたんですが、まさにその通りな4巻でした!
まぁ、グランドジャンプ本誌はおっぱい分が豊富になってきましたからね!
雑誌カラーに合わせてラウラやモニカにフェデリカのサービスショットが拝めるのは、
単純に嬉しいですね!(←セクハラオヤジ的発言

ナポリの後継者問題に一区切りが付いたので通常営業に戻った織部たち。
まぁ、通常営業=借金漬けなので毎度の特急料金吹っ掛ける案件も多々ある中、
今回はジラソーレに関係するエピソードも多めになっております。
ええ、もちろん誌面を華やかにするには当然と言えましょう!

この作品で一番可愛いが誰かは人によって意見が割れるかと思いますが、
多分ラウラは上位に入ると思うんですよね。
そして逆に下位に来そうなのは出番が少なめなモニカだと思うんですが、
今回のエピソードを読んで考えを改めましたよ。
やはり自分の貧乳にコンプレックスを持つ女の子は可愛い。
これは絶対的な真理だと思う訳ですよ!

おっぱいと言えばフェデリカの星条旗ビキニも大概アレで素晴らしかったですが、
個人的に推したいのは扉絵のだまし絵トリックネクパイタイの絵ですよ!
本誌だとカラーで素晴らしかっただけに、単行本でモノクロになってるのがちょっと残念。
ちなみにカラーだとこんな感じでした。

うーん、やはりこの漫画は女の子が映えるな。

いや、もちろん紳士服のエピソードはどれも唸る面白さがあったのは確かなんですけどね!
紳士服という漫画の土台がしっかりしているからこそ、こういった遊びが映えると言うか。
アレですよ、作中で言ってた雨降り袖みたいなものですよ!
おっぱいが堅さを中和してくれるんですよ!
という訳で今後もどんどん中和してくださいよう、お願いいたします。

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