本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2017/3/26 日曜日::

■[漫画]恋愛しませんか?「また、片想う。」1巻

また、片想う。1巻また、片想う。1巻
出版社:KADOKAWA
作者名:タチバナロク
試し読み:ComicWalker
作者サイト:パンストクンカクンカしタイツ
作者twitter:タチロク(@tachibanaroku)さん | Twitter
Kindle版:また、片想う。 (1)
DMM電子書籍:また、片想う。 (1)


小学生の頃から清瀬のことが好きな野方。
何度も告白しているんだけど、
何度もしているからかまともに受け止めら無かったんだけど、
清瀬が後輩から告白されたことで少し変化が生まれて…

いやー、清瀬さんの初々しさがたまんないですね。
真っ正面から好きと言われてついに付き合うことになったのも可愛いし、
SNSでも好きだと言われて悶々として布団の上ゴロゴロしてるのも可愛いし、
手を繋ぐことだけでドキドキしちゃうのも可愛いし、
初めてのデートで服を選ぶのを迷いまくるところも可愛い!

そんな清瀬さんの姿を見ることで、
初めて自分の気持ちに気付いてしまった金井との三角関係が始まるのか…!
これはオーソドックスな三角関係モノが始まったなぁ…!

と、思ってたら。

えぇぇぇえぇええー!?

ど、どういうことなの…?

まさかの展開というか、まさかすぎる展開というか。
おいおい、綺麗な顔だろ展開にしても早すぎだろというか。
読者の度肝を抜きすぎだろというか!
おいおい、甘酸っぱい青春ラブコメだと思ったのにというか。
うーむ、全く予想していない展開になったわ…

もちろん傷心の清瀬さんと金井が付き合ってめでたしめでたしな訳もなく、
割りと超常的な展開になって更に予想外の方向に話が転がっていっているので、
2巻が気になって仕方がないですよ。
いやー、マジでどうなるんだろう…
1巻は序章でしかないんだろうけど、ホント予想がつかないわー

:: 2016/8/5 金曜日::

■[漫画]クドリャフカの終演「氷菓」10巻

氷菓 (10) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:タスクオーナ
出版社:KADOKAWA/角川書店( 2016-07-22 )

原作者サイト:汎夢殿
原作者twitter:米澤穂信 (honobu_yonezawa)さんはTwitterを使っています
作者サイト:A/O LABO
Kindle版:氷菓 (10)
Kindle版まとめ買い:氷菓

盛り上がりを見せるカンヤ祭と十文字事件。
この10巻では4巻に跨って繰り広げられた「クドリャフカの順番」のフィナーレと、
それとは別の短編2つが収録されています。
いやー… ホント長かったなぁ「クドリャフカの順番」…

漫画で読んで改めて理解できたんですが、
奉太郎が田名辺先輩と話していた流れっていうのは、
単なる事件の解決ではなく、文集買い取りの交渉がメインであり、
詰まるところ、えるが入須先輩に助言されて行った交渉と本質的に同じなんですね。
同じ「私は困っています」という言葉だけでも、
えると奉太郎ではこんなに使い方とニュアンスが違ってくるんだというのが、
何とも興味深くて面白かったです。

それと田名辺先輩の葛藤とかそういったものは分かるなぁ…
私も10年以上ブログを書いてきたけど、面白いブログを書ける人ってのは本当にいるもので、
センスとか才能とかそういったものを感じざるを得ないんですよね。
ただ、そういった才能を持っていながらそれを活かそうという人は少なくて、
殆どの人はブログを書かずに別の趣味に力を入れたりしているんですよね…
私がいくら望んでも、どんなに努力しても手に入らないものを当たり前のように持ちながら、
それに価値を見出さずに捨てるような行為をする人が身近にいると、
もどかしいという気持ちがよく分かります。

まぁ、そんな個人的にどうしようもないほど共感できるエピソードもありましたが、
小木先生のヘリコプターの短編や、瓢箪から駒な偽一万円札推理事件とか、
面白い短編も入ってて良かったです。
「クドリャフカの順番」のような長大なエピソードも良いですけど、
こくいったサックリ読める短編も良いモノだと思います。

:: 2015/9/6 日曜日::

■[漫画]分野と才能と青春と「氷菓」9巻

氷菓 (9) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:タスクオーナ
出版社:KADOKAWA/角川書店( 2015-08-26 )
原作者サイト:汎夢殿
原作者twitter:米澤穂信 (honobu_yonezawa)さんはTwitterを使っています
作者サイト:A/O LABO
Kindle版:氷菓 (1)
Kindle版:氷菓 (2)

Kindle版:氷菓 (8)
Kindle版:氷菓 (9)

今年の2月に「氷菓」BD-BOXがついに発売されましたね!
「氷菓」BD-BOX [Blu-ray]

特典である描き下ろし漫画も読んだんですけど…
暗号解読はしばらく粘ったけれど全然解けなかったので、
諦めて読み進めたことを告白しておきます。(笑
里志のくせに良い暗号作るじゃないか…

で、この9巻なんですが「クドリャフカの順番」のクライマックス直前まで収録されています。
古典部 vs 怪盗十文字の騒動をメインに、
里志やナコルル先輩といった、
”自分の好きな分野に対して才能がなく、その分野に興味がない友人に才能がある”
という悩みを持つ若者たちの葛藤がそこにはあります。

「氷菓」の面白さは高校生らしい人が傷つかないミステリーだけではなく、
高校生らしい若者たちの葛藤を描いた青春群像であることも魅力の一つだと思います。
だからこそなのか、里志やナコルル先輩の苦渋とやり切れなさと諦観が滲んだ表情とか、
心を良い感じにヤスリがけしてくれますよ。
うーん、痛い… でも、ちょっと心地いい…

でも一番の魅力的なのはやっぱりえるだよねー
”卑猥な話”という言葉で固まるえるの純情さが尊い…
そういえば入須先輩からのアドバイスがえるには合わなかった件ですが、
よく考えれば里志やナコルル先輩とはある意味正反対である、
”自分の苦手な分野に対して才能がない”状況なんですね。
漫画でじっくり読んだことでやっと分かりましたよ。

ちなみに作画のタスクオーナさんですが、
現在「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」も同時連載中です。
Fate/stay night [Heavens Feel](1)Fate/stay night [Heavens Feel] (角川コミックス・エース)

それでいてこの「氷菓」9巻の作画は全然クオリティが落ちてないので、
今後も安心して読むことが出来そうです。
次回はついに「クドリャフカの順番」のクライマックスですね。
楽しみです。

:: 2015/1/27 火曜日::

■[漫画]読めばアニメを見たくなる「氷菓」8巻

氷菓 (8) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:タスクオーナ
出版社:KADOKAWA/角川書店( 2015-01-23 )
原作者サイト:汎夢殿
原作者twitter:米澤穂信 (honobu_yonezawa)さんはTwitterを使っています
作者サイト:A/O LABO

Kindle版:氷菓 (1)
Kindle版:氷菓 (2)

Kindle版:氷菓 (7)
Kindle版:氷菓 (8)

お料理研究会での料理対決で八面六臂の活躍を見せたえるだけど、
活躍しすぎて材料を切らしてしまったため、
最後の料理人である摩耶花は料理が出来ない状態に。
そんな窮地に陥った古典部チームに届いたのは、
古典部で店番をしている奉太郎の声で…

この8巻も面白かった!
アニメで感じた面白さを追体験させてくれるだけでなく、
漫画としての面白さが詰まってますからね。
アニメ放映から時間は経ってしまいましたが、
当時の感動を色彩豊かに思い出させてくれます。

でも実はアニメとは異なっている点も若干あって、
漫研の摩耶花と別派閥の子たちが着ていたコスプレが、
ボカロ系からまどマギに変わってましたね。(笑
その関係で派閥メンバーが一人増えてたけどそこも含めて些細なお遊びでしょう。
いや、アニメ放映時からの時代の変化に沿った変更なのかもしれませんね。

コスプレといえば漫画でじっくり読んで気付いたんですが、
摩耶花のコスプレって「ひみつのアッコちゃん」なんですね。
奉太郎に手鏡を渡す所でやっと気付きましたよ。
そして後書き読むまで初日のコスプレが「11人いる!」だったのに気付かなかったという…
いやー、通りで7巻の帯コメントが萩尾望都さんだった訳ですよ。
我ながら間抜け…

そしてアニメですが来月BD-BOXが出ます。

「氷菓」BD-BOX [Blu-ray]

TV未放映の単行本特典のプール回も収録されていますし、
タスクオーナさんの新規描き下ろしがあるのでファン必携ですね!
実は私はBOXが出るだろうと通常discを買い控えていただけに、
非常に楽しみであります。

私、BOXが届いたらアニメと漫画版を交互に鑑賞するんだ…

:: 2014/7/28 月曜日::

■[漫画]一生に一度の高校生ライフ「氷菓」7巻

氷菓 (7) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:タスクオーナ
出版社:KADOKAWA/角川書店( 2014-07-25 )
原作者サイト:汎夢殿
原作者twitter:米澤穂信 (honobu_yonezawa)さんはTwitterを使っています
作者サイト:A/O LABO

Kindle版:氷菓 (1)
Kindle版:氷菓 (2)

Kindle版:氷菓 (6)
Kindle版:氷菓 (7)

「クドリャフカの順番」に入り、カンヤ祭が描かれることになった「氷菓」ですが、
その名前の元となった文集は間違って200部も刷った為に
奉太郎以外の古典部員は色々と頑張っているんだけど、
えるはちょっと空回ってる感じで…

輝かしい高校生ライフを思い出させてくれる「氷菓」は、
何度も観たいし、読み返したくなる本当に良い作品です。
でも、この7巻に収録されている摩耶花とナコルル先輩との口論だけは、
正直薄目でハイスピードで読んでしまいました。
えーと、実は私の高校時代の黒歴史を思い出してですね…(笑
あったなー…、私にもあんな時代が…
元気にしてるかな、M先輩…

それ以外の所はじっくり読みましたよ!
特にお料理研究会でのえるの活躍っぷりは何度読んでも良いものです。
黒髪でポニテというだけでも最強なのに、
要領よく次々と見事な料理を作りあげていく女子力の高さ!
それでいてちょっと抜けている所もある可愛らしさ!
もう、ホントに千反田えるという女の子は最高の嫁じゃないですか!

そんなえるとは違った女子力を持つ入須先輩も良かったです。
しかし彼女ってまだ高校生のはずなのに、
あの論理的思考力と人の心理を読むスキルの高さは凄すぎでしょう。
でも、ちょっと支配されてみたい気がしないでもない…

それにしても今回のお料理対決の作画資料のために実際に作ったのかー
ぎせ焼きとか名前すらも知らなかった料理だけなので、
今回改めてググってみたけど、美味しそうだったので食べてみたくなりました。
我が家にもえるが来てくれないかしら…

:: 2014/4/27 日曜日::

■[漫画]さあ、文化祭です!「氷菓」6巻

氷菓 6 (角川コミックス・エース 387-7)
著者/訳者:米澤 穂信
出版社:KADOKAWA( 2014-04-26 )
原作者サイト:汎夢殿
原作者twitter:米澤穂信 (honobu_yonezawa)さんはTwitterを使っています
作者サイト:A/O LABO

Kindle版1巻:氷菓 (1)
Kindle版2巻:氷菓 (2)
Kindle版3巻:氷菓 (3)
Kindle版4巻:氷菓 (4)
Kindle版5巻:氷菓 (5)
Kindle版6巻:氷菓 (6)

コミックス版の「氷菓」、6巻が発売です!
今回冒頭に収録されているのはアニメオリジナルのプール回、11.5話のアレンジ回。
もちろん米澤穂信さんに書き下ろしてもらった脚本があるんですが、
それにしたって全く違和感がないというか、アニメが脳内再生出来るかのようでした。

しかし、アニメでも素晴らしかったけどえるの水着姿は本当に素晴らしいですね。
割りとスタイルが良いしポニテだしポニテだしポニテだし。
奉太郎に挨拶に来た時のポニテも良いけど、ひとしきりプールで遊んだ後に、
水で濡れて重量感が増したしっとりしたポニテもまた良いですよね。
タスクオーナさんは良い仕事をされてます!

プール回で入須から受けた精神的ショックを復調した奉太郎だけど、
次の文化祭では文集の部数ミスという面倒事が起こってしまったために、
古典部はちょっとした窮地に陥ることに。
もっとも奉太郎自身はそれほど気負ってないんですけどね。

それにしてもえるにとって文化祭というのは誘惑が多すぎだなぁ、と改めて感じます。
目的に向かって一直線に行きたいのに、好奇心を刺激するコトが多すぎて、
あっちへフラフラ、こっちへフラフラと行ってしまうし、
何より名家のご令嬢だから教養が高いために書道でも百人一首でも、
ある程度こなしてしまうからこそ、っていうのもあるんでしょうね。

まぁ、お陰様でえるのコスプレ写真を拝めることが出来たので嬉しいのですが、
はたしてえるはこの誘惑を断ち切り本懐を遂げることが出来るのか!?
アニメと原作で既に結末を確認しているとはいえ、
コミックス版でも「クドリャフカの順番」の結末まで描かれるのが楽しみです。

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