本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2017/10/15 日曜日::

■[ラノベ]熱戦、決戦、大激戦!「リワールド・フロンティア」3巻

リワールド・フロンティア3巻リワールド・フロンティア3巻
出版社:TOブックス
作者名:国広仙戯
作者サイト:国広 仙戯
作者twitter:国広仙戯 (@sengisengi) on Twitter
絵師名:東西
絵師twitter:東西 (@poppin_phl95) on Twitter
Kindle版:リワールド・フロンティア 3
Kindle版まとめ買い:リワールド・フロンティア
DMM電子書籍:リワールド・フロンティア 3

ラトが倒したゲートキーパー”ヘラクレス”のコンポーネントを欲して愛人契約を持ちかけたロゼ。
その真意はテロ集団と化した”ヴォルクリング・サーカス”の首魁にして父の仇、
シグロスを倒すために必要だからというもの。
ラトはロゼを仲間と認め、仲間を守るために積極的に介入しようとしたその時に、
正に”ヴォルクリング・サーカス”が浮遊都市を襲撃し…

この3巻は2章後半とも言うべき内容で、バトル、バトル&バトル! って感じでしたね。
物凄く面白いが故に読むのにかなりエネルギーを必要としますが、
読後はその面白さに打ち震えるものがありましたよ。
これは漫画とかアニメとか、別の媒体だと更に映えるだろうなぁ、とも思いました。

それにしても仙戯さんはゲスでクズな悪役を作るのが本当に上手いですよね。
今までライトノベルでMostクズな悪役を生み出す作家と言えば川原礫さんでしたが、
仙戯さんはそれに匹敵するかそれ以上に、
クズで卑怯で最低で外道でムカツキ度MAXな悪役を生み出す天才ですよ。
シグロスは本当に読んでるとムカムカして投げ出したくなるほどの悪役っぷりですが、
そんな悪役だからこそ、真っ向から立ち向かうラトが格好良いし、
打倒した時は最高にカタルシスを感じるんですよね。

しかし、なんだかんだでシグロスは強かったですね…
神器由来の能力と、その卑怯極まりない手段で手に入れた力持つとはいえ、
機甲化され強化されたあのヘラクレス相手と互角に戦えるんだもの。
そりゃラトが苦戦するのも仕方ないですが、
それを乗り換えるからこそ主人公であり、ヒロインですよね。
いやはや今回は最後の最後でハヌに良いところ持って行かれたなぁ…
まさかあの時のアレが決め手になるとは…
うーん、面白い!

書籍化されたことでだいぶスリムになりましたが、
面白さは削られることなく、むしろ洗練されたように感じますね。
Web版読者も納得の面白さでしょう!
さて、次巻はもうひとりのジョーカーにしてヒロインが登場ですよ。
どんなデザインになるのか、今から楽しみだなー

:: 2017/9/16 土曜日::

■[ラノベ]初めての妹「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部「領主の養女V」」

領主の養女となって印刷業を広めるために色々と動くだけでなく、
義兄となったヴィルフリートの更生&教育までやったり、
護衛騎士のブリギッテのために新しい衣装を考えたり、
健康な身体を手に入れるために薬の材料を集めたり…、
と色々と大変なマイン。
しかし、そんなマインを狙った陰謀が水面下で蠢いており…

シャルロッテはとても可愛いらしいと思いました。

金髪縦ロールとか椎名優さんはとても良い仕事をしますよねぇ…
表紙を見てるだけで陶然としちゃいます。
もちろん見た目だけじゃなくて性格も可愛いんです。
フロレンツィアが育てたからか、正に良家の子女って感じで、
これはマインがお姉ちゃんとして張り切っちゃうのもわかるというものです。

もちろんお姉ちゃんとして張り切るマインも可愛いらしいです。
精神年齢的にはお姉ちゃんどころかお母さんに近いはずなんだけど、
フェルディナンド様にツッコミを入れられた時といい、
実に子供らしいというかお茶目というか。(笑
それでいて自分のためにグリム計画を密かに始動してたりと、
悪巧み(?)をするようなところもも含めて、
マインらしくてとても面白いと思いました。(笑

可哀想だったのがダームエルですよね…
あれだけ頑張ったのに悲恋に終わるとか…
でもまぁ、短編に書かれてた通り、
恋で止まって結婚を見据えてなかったので仕方ないといえば仕方ないですね…
お互いに譲れないものがあるから、これはもう運命だったとしか…
まぁ、挿し絵で描かれていたフーゴの結婚話に耳を塞いでいる姿には笑っちゃいましたけどね。
椎名優さんは本当に良い仕事をしてくれるなぁ。(笑
巻末描き下ろし4コマでもトゥーリとルッツとマインの三人が仲睦まじく抱き合ってる所も描いてくれたし、
本当に大満足です。

さて、次巻からは貴族院が舞台になりますね。
ハンネローレ様がどのようにデザインされるのか今から楽しみです。

:: 2017/6/20 火曜日::

■[ラノベ]ゲオルギーネの来訪「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部 領主の養女IV」

虚弱な身体を改善する薬のための素材集めをしながら、
印刷業を広めている領主の養女編の4冊目です。
素材集めでちょっとした冒険を繰り広げたりしてますが、
ここまでは比較的平和な日々ですね。

不穏な空気が漂ってくるのがジルヴェスターの実姉であるゲオルギーネの来訪です。
領主の座をジルヴェスターに奪われたと思っているゲオルギーネが、
大領地アーレンスバッハの第一夫人の座に就いたことと、
前神殿長が処刑されたことで大いなる陰謀が動き始めましたよ。
巻末の書き下ろしエピローグはこれからの壮大な物語の伏線になるので、
Web版を読んでいる人にこそ読んで欲しいですね。

それにしてもヴィルフリートはまだまだバカボンですね…
前よりマシになっているとはいえ、まだまだ増上慢というか。
それに振り回される両親やマインがちょっと大変ですね。
まぁ、この後更に大変になるですけども。

それと今回の見所はダームエルとブリギッテだと思うんですよね。
椎名優さんが描かれるドレス姿のブリギッテはとても美しく、
ダームエルが恋に落ちるのも納得でしたよ。
書き下ろし短編でのダームエルの男らしい姿とかとても好感が持てましたしね。
主人公であるマインに関してはラブロマンスとは縁遠いですが、
脇役にはきちんとラブロマンスがあるのはとても良いと思いました。

まぁ、Web版読んでるとこの後の展開を知ってしまっているので、
ちょっと切ない気持ちになってしまうのですけどね…
ダームエル…(´・ω・`)

:: 2017/4/12 水曜日::

■[ラノベ]三人目のジョーカー「リワールド・フロンティア -最弱にして最強の支援術式使い-」2巻

リワールド・フロンティア2巻リワールド・フロンティア2巻
出版社:TOブックス
作者名:国広仙戯
作者サイト:仙戯
作者twitter:国広仙戯 (@sengisengi) on Twitter
絵師名:東西
絵師twitter:東西 (@poppin_phl95) on Twitter
Kindle版:リワールド・フロンティア 1
Kindle版:リワールド・フロンティア 2
DMM電子書籍:リワールド・フロンティア 2

遥かな遠未来―
天蓋に閉ざされて宇宙への進出が制限された世界で唯一の出口、
古代文明の遺跡の一つ、軌道エレベーター”ルナティックバベル”
その二百層で親友の少女を助けるために未知のレイドボス”ヘラクレス”を、
単独で撃破してしまったラトの元にまた新たなトラブルの種がやってきて…

Web版二章のボリュームの大きさは知っていたので、
一冊じゃ収まりきらないだろうなぁ、と思ってましたが予想通りでしたね。
まぁ、それでもまだ比較的キリが良いところで終わってると思います。
とはいえ早く続きを読ませろとも思いますが。(笑

今回の物語の要は新キャラのロゼことロルトリンゼ。
どちらかというとお嬢様な雰囲気の彼女ですが、
支援術式と同等に敬遠される使役術式使いのハンドラー
SBを使役するという特性上ソロエクスプローラーというのには納得だし、
ラトたちBVJに加入したいというのまではわかるけど、
ラトに愛人契約を迫ってくるという展開には驚きですよね。

そういった展開にラトは驚きを憶えつつも、
1巻の時にハヌとの間にあった誤解と意思疎通齟齬の経験から、
しっかりと学んでまっすぐにロゼのことを考え信じて、
積極的にロゼが持つトラブルに巻き込まれようとしているところは、
主人公らしくて「やるじゃん!」と思えましたね。

まぁ、出会って少ししか経ってないのに信じすぎだとは思いますが、
それも長い間ソロでやって人の顔色を伺いすぎて、
言葉だけじゃなくて仕草や表情とか諸々から空気を読むスキルを身に着けたからでしょう。
それにしたって詐欺に遭いやすそうだなぁ、と思うわけですが…
実際1巻ではダインに詐欺まがいのことされてますからね…(笑

そして新ヒロインのロゼですが、
ハヌとはまた違ったベクトルの魅力がありますよね。
ハヌの歯に衣着せぬ快刀乱麻な舌鋒も好きですが、
ロゼの嘘を言えない素直さも好きですよ。
無表情だけど無感情ではないクールっぽいところも良いですし、
言動や服装がお嬢様っぽい雰囲気なのも良いですよね。

物語は絶望の幕が上がったいいところで終わったので次巻に期待したいところですね。
多分ボリューム的にまた書き下ろしが多くなると思うので、
そっちの方面でも期待です。

:: 2017/3/11 土曜日::

■[ラノベ]女神の泉「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部「領主の養女III」」

Web原作が完結しました…
今年中に完結することは前から分ってましたがこうも早く完結するとは…
エピローグが最高だったので感無量ですが、
書籍版での書き下ろしエピソードとかを読めると思いますので、
「本好きの下剋上」はまだまだ終わりませんよ…!

領主の養女編3冊目は主に素材集めですね。
虚弱なマインの薬を作るための素材なんだけど、
秋の素材は失敗したので冬と春の素材集めは頑張らないといけないんだけど、
これがまたまた難題で…

それにしても表紙のマインが可愛いですね。
両手でライデンシャフトの槍を構える姿が凛々しくも可愛いというか…!
こんなモフモフで温かそうな格好をして雪玉を作ってるマインとか、
超見たいんですけど!?
鈴華さんのコミカライズが待ち遠しいです。

貴族の常識と前世の常識の違いに苦悩しながらも、
ハッセの街への罰の妥協案を頑張って探るマインは応援したくなりますし、
ブリギッテへの褒美もちゃんと考えてるマインは頼り甲斐がありますよね。
ちょっと抜けてるところがあるけれど、
みんなのためになることを考えて頑張るマインは本当に魅力的だと思います。

もっとも、そんなマインに振り回される面々は大変だと思いますけどね。(笑
主に被害を受けるのは今ではフェルディナンド様ですが、
今回はインゴも結構振り回された感がありますね。
今後も振り回されることは確定しているので、
頑張ってくれとしか言えませんが…(笑

Web原作が完結したけど書籍版の続きは楽しみですし、
「本好きの下剋上」は色褪せるどころかまだまだ盛り上がるばかりですよ。
まずはドラマCD化が決まったみたいなのでそれが楽しみですね。
できればこのままアニメ化までいって欲しい所です。

:: 2017/2/25 土曜日::

■[漫画]ルッツと二人で…「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部 本がないなら作ればいい」4巻

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部 「本がないなら作ればいい4」
著者/訳者:鈴華 香月美夜
出版社:TOブックス( 2017-02-25 )

連載サイト:ニコニコ静画 (マンガ)
原作者サイト:香月 美夜
作者サイト:列挙。
作者twitter:鈴華(@suzupaca)さん | Twitter
Kindle版:本好きの下剋上 (4)
Kindle版まとめ買い:本好きの下剋上
DMM電子書籍:本好きの下剋上 (4)

やり手の商人ベンノさんのバックアップを得て、
ルッツが商人見習いになるために紙作りを始めたマインとルッツ。
本作りの前段階とはいえ紙作りに一気に近付き浮かれるマインだったが、
ルッツは大人と対等に話すマインに疑いの目を向け始めて…

原作を読んでても面白いというか、むしろ原作を読んでるからこそ面白い!
何度も言いますがWeb版も書籍版も読んでても新鮮な気持ちで読めるんですよね。
マインたちの表情一つ一つが面白さを生んでくれてるんですよ。
聞いてるふりして言うこと聞く気がないマインの顔だったり、
ルッツとばかり行動して寂しいギュンターパパの顔だったり、
もうね、最高…!(笑

あと、地図を手に浮かれたマインが前世の感覚で椅子に飛び乗って、
余りの堅さに悶絶するところも超可愛かったです!

マインってば本当にうっかり屋さんだよね…(笑

そういったコミカルな箇所だけでなく、
シリアスな所も面白いんですよね。
特に今回は第一部でも一番重要なルッツにマインの正体がバレるイベントがあるだけに、
そこが心に染み渡るような情景で描かれていて、
とても胸に来ました。
うーん、本当に良いコミカライズだなぁ…!

それと単行本描き下ろしの短編も良かったですね。
この時に教えられたベンノさんの教えは、
ずっと身についたママなのはWeb版読者の人には分るので、
そういったファンサービス的にも良い短編でした。

また、香月美夜さんの書き下ろし短編も良かったですね。
まさか新キャラが出るとは思いませんでしたが、
こういった新キャラなら有りだなぁ、と思いました。
まだまだ広がりを見せようと思ったら見せられるのですね。
今後の短編も楽しみです。

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