フラン☆Skin

この出オチ感が凄い！ 2015

世界的人気ジャンルであるニンジャ。
日本のオタク界で圧倒的な人気を誇るアイドル。
忍ぶ者と目立つ者という、対局にいるべき二つの要素をまさかの悪魔合体！
そうして誕生したのが超忍系アイドル、しのりんなのです！

普通にビデオカメラとかが存在しながら武士や大名が存在する摩訶不思議な世界を舞台に、
悪政ばかりの大名を暗殺するために活躍する忍者。
そんな暗殺というアンダーグラウンドな世界で、
しのりんが脚光を浴びたのはとある大名の暗殺事件からだった…

このしのりん、忍ぶ気が皆無である！

暗殺方法も奇抜すぎてクレイジーすぎて！
まずは暗殺対象の大名がいる城の前にステージを設営してライブ！
ライブに付きものの花火は大迫力の火薬で防衛に来た武士を一挙に爆殺！
舞い散る☆は漫画的効果ではなく実物の手裏剣！
そう！　しのりんは歌って踊って暗殺できる流血系忍びアイドルなんだよ！

な、なんだってー！

第一話の時点で完成度が高すぎるというか、出オチ感が半端ないんですが、
それ以降の話も順調に面白いから扱いに困るというか。（笑
ガンガンONINE連載ですので、こちらで3話まで読むことが出来るので、
取りあえず読んで欲しいですね！
取りあえず、第一話だけ読んで貰えればどんな漫画か判りますから！

100％コメディなんで読んでてとにかく笑えて楽しいです！
少々流血ネタもありますが、それすらもギャグの一部になってるので、
流血が全然ダメ、という人以外は楽しめるかと思います！

描き下ろし4コマは読みたかったけど、
我が家の本棚にみこりんのフィギュアは似合わないので通常版を買った私です。
いや、うん、腐女子の方々の本棚には合うんじゃないでしょうか。
ネタとしては有りだと思うんだけど値段も値段だしなぁ…

そんなこんなで月刊少女野崎くんも6冊目ですが、
表紙と巻頭カラーの野崎兄弟のお耽美っぽい雰囲気とは裏腹に、
ちゃんとラブコメっぽいこともしてますよ！
「このマンガがすごい！」だと何故かオンナ編に入ってましたけど、
男でも充分以上に楽しめる内容だからご安心下さい。

まぁね、みこりんが可愛いのは認めますよ。
ホラーゲームをあらすじだけで怖がり、真っ暗なのも怖いというのも可愛いし、
ファンのブログ主（実は野崎弟）とのメールで一喜一憂して、
ファンメールしまくる所とかお前は本当にどこの少女漫画のヒロインなんだと。
実際マミコのモデルになっているんだけども！

でもね、千代ちゃんも滅茶苦茶可愛いんですよ。
しばらく野崎くんに会えないだけで禁断症状が出始めるとか、
ちょっとヤバイ領域にまで踏み込んでる恋心は萌えとドン引きの境界線ですけどね。
でもね、時折見せる恋する乙女の表情は萌えるんだよなぁ…

少女漫画っぽい描写なのはギャグの意味もあるんだけど、
単純に千代ちゃんの可愛さを演出する一助にもなっていると思います。
いやー、野崎くんに恋しまくってる千代ちゃんは本当に可愛いなぁ。
でも瀬尾のお兄ちゃんにはもうちょっと優しくしてあげて？

それと今回も前野と剣さんの編集部サイドの話もあったんですが、
編集部の他のメンバーはちゃんと女性がメインなんですね。
まぁ、少女漫画雑誌ですからそれも当然なのかな？
とはいえ、一癖どころか何癖もありそうな女性ばかりで、
常識人の剣さんは気苦労が偲ばれます。
剣さんのストレスが緩和されて痩せられることを祈っております。
まぁ、野崎くんもそのストレスの一因となっているみたいだから、
ストレスが軽減されることはしばらくなさそうですけどね！

相沢思乃は無表情だけど頭脳明晰、運動神経抜群なクールビューティー
そんな相沢さんが放課後の教室で普通の男子の水谷総太に告白！
あまりの事態に総太が驚いていたら、相沢さんそっくりな女の子が次々と現れ、
彼女たちも総太のことが好きだと言い出して…？

「藤村くんメイツ」でハーレムギャグコメディを描いていた敷誠一さんの新作は、
今回もまた同じ系統の作品です！
しかし、前作は複数の個性的なヒロインが登場する作品でしたが、
今回はヒロインの個性が分裂して複数になる作品です。
似て非なる作品というか、何がどうなっているのか判らないんだぜ…

学校近くの林の落とし穴に落ちたら相沢さんの個性である、、
やる気、恥じらい、エロ、子供らしさが分裂するという無茶苦茶な設定なんだけど、
敷誠一さんの漫画だしなぁ、と妙に納得してしまいます。（笑
それにしてもこの状況を受け入れて相沢さんと付き合おうとするとか、
普通に見えて地味に度量が広いなぁ、総太。

途中で総太の幼馴染みの小関さん（巨乳）も出てきて、
コメディ成分が盛り上がる訳ですが、
次の巻からは秘密にしていた相沢さんたちがクラスで大暴れしますので、
そちらも楽しみであります。

それはそうと、裏表紙を見て初めて気付いたんですけど、
相沢さんたちって髪の毛の色が違ったんですね…
本編はモノクロだから気付かなかったわー…

事故から目覚めたら40歳になっていた14歳の心を持つ大塚くんのコメディー漫画！

「ばらかもん」の腐女子のタマが帯に載ってて驚きましたが、
コメントだけでなく割りと気合いが入ったタマのイラストも入ってて、
案外ヨシノサツキさんもお気に入りなんじゃないかと思います。
というかタマってば真剣な顔で大塚くんを描きすぎでしょう。（笑

本編の方では大塚くんの純粋な人柄のお陰で悪友も出来たし、
何より好きな人が出来たりと大幅に遅れてやってきた青春を満喫している大塚くんですが、
悲しいかな肉体は40歳なので淫行で捕まってしまうので、
下手に告白することも出来ないというジレンマに陥りながらも、
青春を堪能している大塚くんを微笑ましく爆笑しながら読む内容です。

40歳という肉体で運動部に断られるというのは切ないけど、
それで想い人の村瀬と同じ手芸部に入って幸せそうなのは微笑ましいですよねー
三好が貸したエロ本のせいで窮地に陥るも、
割りと理解者な洋子先生のお陰で事なきを得る所にはホッとするというか。

しかし老眼ネタも切なかったけど、いくら食べても痩せていた若い頃と違って、
あっという間に太ってしまう身体になってしまった40歳の肉体は辛すぎる。
そこからのコメディ展開も良かったけど、オチが特に良かったですね。
しかし髭剃りひとつとっても優しさと情けなさが同居してて面白いです。

ちなみに今回一番ツボったのはカバー下の4コマですね。
そうだよなぁ、大塚くんの世代だったらブルマだもんね。
しかしそれを聞く相手が洋子先生とは…
まぁ、案外洋子先生を信頼しているのかもしれない。
結構良い人だもんね、洋子先生。
ちょっと非モテで酒乱だけど。（笑

スクエニらしい良いアニメ化で面白い「ばらかもん」のアニメですが、
原作だって負けてない面白さです。

この10巻では島での田舎ライフよりも、半田ファミリーの話がメインです。
とある事情により半田先生に会いに来た書道家・半田清明と、
息子と旦那ラブな母の半田えみの夫妻におまけで付いてきた川藤ともう一人。
田舎の人間もビックリな濃い東京人が九州の田舎にやってきた！

若い半田母には萌えますし、可愛いと思うんですが、
少々ヤンデレの気質があるのはちょっと怖いと思うの。
なるのプレゼントに卒倒しちゃう虫嫌いな所は女の子らしいと思うんですけどね。
というかヒロシ母とは比べものにならない若々しさだよね。

しかし今回一番の見所は半田先生が尊敬する超えがたき壁の半田清明大先生！
一流ホテルも契約しようとする書道家ですよ！

武道家じゃないよ！

というか再会直後にコレとか、郷長は若い頃にどういう付き合いをしていたんだ…（笑
いつか半田清明と郷長の若かりし頃の交流編を番外編とかで読んでみたい。

それにしても半田大先生はカッコイイですね。
騒がしい人たちも登場しただけですっかり大人しくなる上に、
子供たちすら魅了してしまうとか、半田先生は立つ瀬がないな…
でもそんな半田大先生も息子のことはちゃんと見てるし考えてくれる。
そんな尊敬できる父親な側面を見ることが出来て良かったです。

書で表現するのに長けすぎているからこそ言葉が少ないんだろうけど、
その少ない言葉が心を打つからカッコイイんだよなぁ。

そんな心温まるエピソード満載の10巻でしたが、
最後のオチは中々に衝撃的ですね！
まぁ、この続きはガンガンONLINEで今すぐ読めるんですけどね！
10月15日まで公開なんで早めに読むことをオススメします。

アニメが予想通り良い感じに仕上がっていたお陰で一気に読者層が増えた気がする！

そんな今だからこそ新刊である5巻が売り時だと思うんですが、
折角の表紙が編集の前野と剣さんとか正気かと疑いましたよ！
というか次の6巻はみこりんフィギュア付き限定版とか！
…この漫画は一体どこに向かっているのだろうか。

とはいえアニメ放映開始と同時に発売ということを考慮して、
この5巻に収録されている第50号は第0号ともいえる、
野崎くんに告白するまでの千代の話が収録されています。
1年近く片想いをし続けてストーカーになってる千代も面白いけど、
やはり一番面白いのは野崎くんにきゅんとしちゃったエピソードかな！
勘違いから始まる恋ってあるよね！
大丈夫！　一年間も熟成…、もとい育まれた恋ならもう本物さ！

それはそうとこの漫画は一応男性向けですので、
演劇部の合宿という名の水着＆温泉回があるんですが、
折角のハプニングイベントも結局は使いようだよね！

うん…、判ってた…
この漫画はコメディ漫画だってことを…！
結月はおっぱい大きいけど無駄遣いしてるよね…

他にも人間関係に関してもお互いの素性とか全員把握しあっている訳ではないので、
それ関連でのコメディも面白いものがありました。
特に野崎くんがグッズ用マスコットキャラを考える回とか、
正にシリアスな笑いで腹抱えて笑いましたね！

まぁ、何にしても面白い作品ですのでアニメ化を機に読んで欲しいですね！
少女漫画家に幸あれ！