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:: 2020/4/21 火曜日::

■[漫画]リクオとハルのその後の話「イエスタデイをうたって after word」

イエスタデイをうたって after wordイエスタデイをうたって after word
出版社:集英社
作者名:冬目景
紙書籍通販:イエスタデイをうたって afterword
Kindle版まとめ買い:イエスタデイをうたって
DMM電子書籍:イエスタデイをうたって afterword

アニメ版を第2話まで観たんですが、予想以上に「イエスタデイをうたって」でしたね。
冬目景さんの空気をちゃんと出していながらアニメーションになっていて、
アニメスタッフの意気込みと確かな実力を感じさせられましたが、
この「イエスタデイをうたって afterword」に収録されている冬目景さんとアニメ監督との対談を読んで、
その理由の一端を垣間見られた感じです。

この「イエスタデイをうたって afterword」は先日グランドジャンプに描き下ろされた、
リクオとハルのその後を描いた後日談エピローグが収録されているんですが、
これがもう流石のクオリティでして。
あぁ、リクオとハルはあの後も生きていたんだなって。
そしてこれからも生きていくんだなって感じさせられましたね。

他にも未収録だった「イエスタデイをうたって」の番外編も収録されてて、
コレクター的にも垂涎の単行本なんですが、
冬目景ファンとしては後半に収録されている短編も良いものです。
20世紀の読み切りと書くと古すぎると思われるかもしれませんが、
これはこれで味わい深いものがありますよ。

特に2015年掲載の「夏の姉」がすこぶる面白くてですね!w
大学に進学した兄が夏に帰省したら姉になっていた、という話なんですが、
LGBT的な重さは全くなく、凄く軽くて楽しいんですよ
これは主人公の兄妹のキャラクター性に拠るところが大きいし、
何よりもオチが最高だったせいだとは思います!w
あと、冬目景さんが沙村広明さんを女装させた犯人だと知っていれば別の笑いも出てきますね…!w

冬目景ファンとしては是非とも手に入れて欲しい一冊ですが、
このご時世だと開いている本屋に行くのも一苦労でしょうし、
まずは電子書籍版を買って、落ち着いてから紙書籍を買うなりした方が良いかもしれませんね…

:: 2020/3/24 火曜日::

■[漫画]思い出のニット「王様の仕立て屋 ~下町テーラー~」5巻

日本編も5巻目となりまた準レギュラーが追加されました。
銀座に居を構えるスーツのソムリエみたいな松任谷さんと、
その秘書的なポジションのスジ子ちゃんです。

老舗デパートで培った人脈と審美眼でもって、
お客様へ最適なスーツを見繕って手間賃を貰う商売をする松任谷さんの職業ですが、
未だにスーツに対する認識が浅い日本人相手にはニッチとはいえ必要だと思います。
ただ、どうしても伝統あるデパートで育ったからか織部さんの特急仕事への偏見が凄く、
何かと目の敵にしてくるのは「うへぇ」って感じですね。
一応、織部さんの仕事の確かさは認めてくれてはいるんですけども。

ただ、松任谷さんと違ってスジ子ちゃんは臨機応変というか現実主義というか。
会計を把握しているだけに必要としてくれる客はサクサクと紹介してくれるので、
色々な客がやってきてくれるので面白いですね。
そのうちヴィレッダみたいに織部のところに入り浸る予感がしますw

スジ子ちゃんだけでなく、針生親方からも仕事を紹介されてましたが、
北陸からの仕事の内容が何とも良いですね…
青春時代の思い出と後悔、そして未練…
それらを時間が優しく癒してくれて、服の思い出が歩み寄らせるとか、
心にグッとくるものがありますよ。

それはそうと気にかかるのは昨今の新型コロナですよね…
イタリアでは猛威を奮っているみたいなので、イタリアの面々がどうなっているのか心配です。
今回の動画ネタしかり、わりと現実に即した内容にしてくることがある本作なだけに、
何かしらのネタを仕込んできそうですが…
描き下ろしではポヴェーリア島のネタを入れてきましたが、
もっとクリティカルなの入れてきそうな気がする…!

:: 2020/2/21 金曜日::

■[漫画]ルネルートエンド! そして…「すんどめ!! ミルキーウェイ」9巻

曽我咲耶に拉致監禁された義武を助けるために奮闘するハーレムメンバー
幼少期に刻まれた洗脳を解いたのは愛情…
というよりもおっぱいであった…!

ここに義武の義武による義武らしい煩悩が復活したのである…!

この9巻で完結なんですが、良い終わり方でしたね。
ずっと「すんどめ」状態だった義武ですが、
流石に完結巻ということもあってちゃんと挿入してますよ!
しかも、本番のエロを念入りにした同人版も出てますよ!

私はこちらもしっかりと読んだのですが、
本職のエロ漫画家にも負けないエロさを誇ってましたね!
バキSAGAのようにエロシーンだけ別の雑誌というのはありましたけど、
ガチエロは同人版としてFANZAで販売するとか新しいな!
これは是非とも広まって欲しい手法ですね…!

広まって欲しいと言えば、ハーレムエロコメのマルチエンドですね!
この9巻ではメインヒロインであるルネと結ばれる終わり方でしたけど、
他のヒロインたちも魅力的だっただけに、
すんどめで終わってしまっていたのは不完全燃焼だったんですよね。
それを、エロゲーのマルチエンドの如く個別ルートを描くとか、
おそらく漫画では初の試みだと思います!

ラノベだと「ベン・トー」とか先行事例はありますが、
漫画だと初だと思うんですよね。
できればこの方法がジャンプエロコメ作品で普及して欲しいものです。
ガチエロシーンをFANZA同人で出すのも含めてね…!w

:: 2020/1/22 水曜日::

■[漫画]約束の記憶「ラジエーションハウス」9巻

ラジエーションハウス9巻ラジエーションハウス9巻
出版社:集英社
原作者名:横幕智裕
作者名:モリタイシ
作者サイト:モリタイシ|note
作者twitter:モリタイシ (@moritai4) | Twitter
紙書籍通販:ラジエーションハウス (9)
Kindle版まとめ買い:ラジエーションハウス
DMM電子書籍:ラジエーションハウス (9)

ラジエーションハウスもこの9巻で一つの山場を迎えましたね
幼い頃に杏と交わした約束を大切にしていた唯織が、
その約束を思い出してもらえるという展開は心にグッとくるものがあります。

連載初期は杏が約束を忘れているのはヒドいなぁ、と思っていたのですが、
幼い頃の記憶を封じ込めた理由を知ってからは仕方ないのかな、とも感じてました。
唯織も同じように感じていたからこそ自分から積極的に動くことはなかったと思うのですが、
今回はたまたまタイミングが良かったのか思い出すキッカケが出来たので、
このようなドラマチックな展開になったんですね…

幼馴染みとの子供の頃の約束を果たすとか、良いですよね…
幼馴染み萌えの一つの到達点と言えましょう…

しかし、杏が約束のことを記憶に封じ込めたのはわかるけど、
唯織が約束のことを大事にするのはともかく、
ずっと連絡取らなかったのはどうなんだろう、と思わなくもないですが…
まぁ、”約束したんだから問題ない”というただそれだけで全てを信じていそうな気がします。
唯織ってそういうところありそうだし。

杏が一人だけ自責の念を持っているのを、
「支えますから」と言うとか唯織ってそういうところあるよね…
これで恋愛方面でのフラグがかなり立ったような気がしますね!
今回のことで杏の中にあった唯織へのわだかまりも解消できたと思うので、
ラジエーションハウスとしてのチームの結束力はより一層上がったと思います。

その唯織と杏の信頼関係の実力を発揮する第一弾が、
唯織を恋のライバルだと一方的に思っているイケメンだけどドMの辻村が、
スポーツドクターをしているチームの選手なんだけど…
これはまた手強そうですね。
本人のことを詳しく知っているだけにうつ病だとは思えず、
それでも診断の結果に異常は見られない、というのは厳しいです。
でも、そこを何とかして病気を見つけるからこそ唯織は凄いわけで。
解決編は次の10巻になりますが、すっきりする展開になると期待しています。

:: 2019/12/22 日曜日::

■[漫画]日本の夏 亜熱帯の夏「王様の仕立て屋 ~下町テーラー~」4巻

現実ではガッデムコールドな冬本番ですが、
作中では夏真っ盛りなのでクールビズネタが多めです。
日本の夏はもはや亜熱帯というのは共通認識ですが、
その気候に合った装いというものも求められるわけです。

砂漠だとむしろスーツの方が良いとはマスターキートンで言ってましたが、
湿度が高い亜熱帯だとスーツは死亡フラグが立ちますよね。
とはいえ半袖のYシャツとかはダサいわけで、
いくら涼しくてもダサかったら普及しないというのが悲しい現実です。

そこで七部袖といった落とし所を見つけてくれるのは良いですよね。
オーダーメイドにこだわらず、それほど気張らずにできるアイテムを提示してくれるのは、
流石だなぁ、と思うわけです。
まぁ、ベルトレスといったオーダーメイドならではのアイテムも提示するあたり、
仕立て屋としての面目も保ってるんですけどね。

しかし… バブルの遺物に関してはちょっとなぁ…
私はバブル世代のツケを払わされている氷河期世代なので、
正直バブルの恩恵を少しでも受けた人に対しては厳しくなります。
社会に出るまでが大変だった上に、
社会に出ても仕事しないおじさんのために仕事させられて、
給料もバブル世代の方が上、という現実を見せられましたからね。

バブル世代が当時の狂乱はともかくあの元気を今の日本に、
とか言ってるのをみてると「特攻の拓」みたいにビキビキィ!ってなるもんですよ。
お前らがバブル時代に狂乱せず、地力を高めることをしなかったから今元気がないんだろ!
と、地獄の怨嗟の如くツッコミを入れたくてたまらないのですね。
まぁ、今回の登場人物は入社2年目でバブル崩壊したので恩恵あんまり受けてないみたいですが…

それはともかくムム美さんの正体が気になりますね。
美人で巨乳でお金持ちでコスプレイヤーとか一体誰なんだろう…
イザベッラの友達とかの可能性もあるけれど、
「かおす寒鰤屋」の駆馬と希鈴の娘という可能性も捨てがたい…
だって今回、骨董屋さん出てきましたしね!
ワンチャンあるかもやで!

:: 2019/10/24 木曜日::

■[漫画]バカエロ展開はまだか…「すんどめ!! ミルキーウェイ」8巻

ルネとの淫乱デート中の義武が再会したサクちゃんこと、曽我咲耶。
彼女に会ってから義武の様子がおかしくなったため、
その原因を宇宙人テクノロジーで詳らかにし、
義武を元に戻そうとみんなが奮闘して…

またふなつかずきさんの悪い癖が出たか…!?
と、この展開が始まった当初は危惧し始めたんですが、
この無駄にシリアス編はこの1冊で収まったようで安心しました。
私はこの漫画を頭空っぽにしてエロ詰め込むために読んでいるので、
それ以外はわりとどうでも良いんですよ!
あと、私はMじゃないので、咲耶ちゃんとのそういうプレイもそういうのもノーセンキューなので。

まぁ、義武の幼少時の環境はちょこちょこ伏線張られていたのでそれを回収するのはわかるし、
内容はシリアスだけど展開はバカエロメインだったし、
そもそもオチがかなりバカなのは笑えて面白かったですね。
これくらいのシリアス展開は私の許容ラインギリギリかなぁ。
始めからシリアスなら問題ないんだけど、バカエロと思わせてシリアス、というのは私はNGです。
ノーモアはがない!

エロい女体はとても大好きなんだけど、
その根底にシリアスな展開があったら何も気にせずに堪能することとかできないんですよね。
だからこそ、ここでそのシリアスな空気が吹き飛ばされて、
これからのバカエロ展開を期待したいところなんですが…
連載を読む限り、次の9巻で完結しそうなんですよね…
シリアスはないけどしんみりはしそうです…

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