本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2016/8/9 火曜日::

■[漫画]この一戦に全身全霊を「魔法科高校の優等生」7巻

魔法科高校の優等生 (7) (電撃コミックスNEXT)
著者/訳者:森夕
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2016-08-09 )

Kindle版:魔法科高校の優等生 (7)
Kindle版まとめ買い:魔法科高校の優等生

アイス・ピラーズ・ブレイクで高難度魔法「氷炎地獄」を炸裂させ、
圧倒的な実力を見せた深雪さん。
他の選手達はその実力に恐れおののく者、奮い立つ者と様々。
三高の一色愛梨はその実力を肌で感じながらも、
友人たちを奮い立たせようと鼓舞して…

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いやー、良いですね、一色さん。
登場初期は家柄と鍛え上げた実力に自負を持ちながらも、
どこか高慢な印象が拭いきれなかったんですが、
ここへきてドンドン良いキャラを見せてくれますよ。
友人思いであるところや、深雪さんに侮っていたことを面と向かって謝罪したりと、
懐が広くて深いところを見せてくれてますからね。
これは応援したくなるなぁ。

そういった優等生編ならではの楽しみもあるんですが、
この7巻では原作で省かれていたエイミィの準決勝の熱戦が描かれていたのが嬉しかったですね。

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全力を出し切ったと言われていましたが、
相手が三高の十七夜さん相手なら仕方ないですね。
というか、相性が悪い相手であり、ジョージがサポートしてるんだから、
そりゃー、強敵ですよ。
精神的なリミッターを外しての全力勝負は熱いモノがありましたね!

熱いといえば無表情な仮面の下で熱い情熱を滾らせる雫も良かったです。
深雪との対決は8巻に持ち越しになりましたが、
これは原作に負けず劣らずの熱い戦いになりそうで今から楽しみです。

:: 2016/8/2 火曜日::

■[漫画]九校戦編完結!「魔法科高校の劣等生 九校戦編」5巻

魔法科高校の劣等生 九校戦編(5)(完) (Gファンタジーコミックススーパー)
著者/訳者:佐島 勤 きたうみつな
出版社:スクウェア・エニックス( 2016-07-27 )

Kindle版:魔法科高校の劣等生 九校戦編 (5)
Kindle版まとめ買い:魔法科高校の劣等生 九校戦編

全国の魔法科高校が実力を競い合う九校戦。
その新人戦のモノリスコードで起こった事故で負傷した選手に代わり、
選手として出場することになった達也は第三高校のエース、一条との決戦を制する。
それに触発されたように幹比古も奮闘し…

今回で九校戦は完結です。
ただの高校生の競技会とは思えないほどに波乱万丈でしたが、
それだけに達也や深雪さんたちの活躍が輝いていましたね。
特にこの5巻では深雪さんが飛行魔法を使ってのミラージ・バットで優勝を飾ってて、
正にメインヒロインって感じでしたしね。

どうしても原作から削られた台詞っていうのは出てくるんですが、
それは最小限にしていながら、漫画というメディアを活かしてわかりやすくしているのは、
この5巻でも健在で解りやすかったです。
特に深雪さんが飛行魔法を使ったシーンは顕著だったように思えます。

これで九校戦編が終わったわけですが、
各章を同時に並行してコミカライズするのはまだまだ続くらしくて、
林ふみのさんは次はダブルセブン編を担当するみたいですね。
七草家の双子姉妹に七宝家の御曹司と騒がしい新キャラが出てくるはずなので、
楽しみですね。

:: 2016/5/17 火曜日::

■[ラノベ]彼女たちの活躍「魔法科高校の劣等生SS」

魔法科高校の劣等生SS (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2016-05-10 )

今回の「魔法科高校の劣等生」は短編集な上に時系列はちょっと遡って、
13巻の達也たちにとって2回目の九校戦がメインになっています。
更にいうと主体となるのは達也と深雪の二人以外です。
そういった意味でもSSという名前になるのも頷ける内容になっています。

幹比古が過去、魔法力を落とした事故の詳細がわかる「竜神の虜」
エイミィが新競技”ロアー・アンド・ガンナー”に挑み、
今回も達也のバックアップが光りジョージが悔しがる「ショットガン!」
ペア競技も増えた”アイス・ピラーズ・ブレイク”で、
雫とタッグを組んだ花音が頑張りジョージが悔しがる「一人でできるのに」
真夜からの命令で目立つことになった黒羽姉弟が頑張る「目立とうミッション」
レオとエリカのドイツ由来の血の呪縛が判明する書き下ろし「薔薇の誘惑」
この5本が収録されています。

1年生時の九校戦が盛り上がったのに13巻であっさり流されて寂しかったんですが、
今回のSSできちんとフォローしてくれて嬉しかったですね。
達也のエンジニアとしての活躍が見られたのは良かったけど、
そのせいでジョージがまたもギャフンと言わせられていたのは可哀想でしたね。(笑
ジョージも頑張ってると思うんだけど、相手が悪いよね…

それにしてもレオとエリカの腐れ縁ですが、
まさか祖父世代の頃から縁があったとはなぁ…
裏表紙で花嫁なエリカの尻に敷かれる(?)レオの姿は、
案外祖父世代で本当にあった姿なのかもしれませんね。
将来的に二人がレオの想像通りになったらそれはそれで面白いけど…
うーん、二人の心情的にありえない気もするかな…(笑

:: 2016/3/15 火曜日::

■[ラノベ]踊らされた大捜査線「魔法科高校の劣等生 19 師族会議編 下」

魔法科高校の劣等生 (19) 師族会議編 (下) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2016-03-10 )

うーん、まさかこういう結末になるとは…

テロというのは仕掛ける側が圧倒的に有利とはいえ、
達也ならなんとかしてくれると思っていただけに、
最後の最後でUSNA軍に出し抜かれるとは思いませんでしたよ。
念入りに証拠隠滅されたけど、達也なら復元できるだろうから、
もしかしたらUSNA軍暗躍の証拠を握っている可能性もあるけど…
本文から読み解く限り難しいだろうなぁ。

それにしても達也のリミッターは深雪の封印だけではなく、
深雪の存在、そして深雪への愛情が原因だったとは…
以前達也は否定していたけれど間違いなくシスコンだよなぁ。(笑
そしてそのリミッター解除の方法だけど、
理屈ではわかるけれど、大変にうらやまけしからんものでした。
わかっていたけれど一条の入る隙は全くないよ… 諦めろ一条…

そしてシスコンといえば千葉家の長男ですが…
18巻の様子から危ぶんでいましたが、まさかこんな最期になろうとは…
実力は充分あったのに、あそこまで生命を冒涜する傀儡にされるだなんて、
達也と同じく魔法という存在のおぞましさを感じましたね。
エリカが可哀想だし、藤林さんも可哀想です…

それとは一転して一条将輝の一人称で語れる転校日記ですが、
これはこれでコミカルな感じがして微笑ましかったです。(笑
こういう番外編はアリでしょう。
ちょうど次巻は短編集みたいなので、
こういった達也たちとは別視点の短編集を次巻では楽しみたいと思います。

:: 2015/12/9 水曜日::

■[漫画]彼女たちの才能。彼女たちの努力。「魔法科高校の優等生」6巻

魔法科高校の優等生 (6) (電撃コミックスNEXT)
著者/訳者:森夕
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-12-09 )

Kindle版:魔法科高校の優等生 (6)

Kindle版まとめ買い:[まとめ買い] 魔法科高校の優等生

九校戦の新人戦も中盤。
ほのかのバトル・ボードや深雪のアイス・ピラーズ・ブレイクといった、
原作でも語られたエピソードもありますが、
スバルたちのクラウド・ボールといった原作でもアニメでも省かれたエピソードもあり、
スピンオフならではの楽しみがあります。

それにほのかのバトル・ボードのエピソードでも、
彼女が達也に起動式を組んでもらった経緯が描かれてたりと、
原作をうまい具合に補完する話が組み込まれるだけでなく、
三高の四十九院さんとの交流が追加されていたりと、
独自の要素も盛り込んでいるのが中々に面白いです。

独自の要素の中でも一際目立つのはやはり一色愛梨ですね。
スバルの先天的な魔法である認識阻害をねじ伏せる、
努力によって後天的に勝ち取った「稲妻」の魔法は格好良かったですね。
彼女のように努力で頑張る子は結構好きです。
でも、深雪が参戦するミラージ・バット本戦に出ることが決まっているだけに、
あまり明るい未来が見えないのがツラい…

そんな深雪さんですが原作通りアイス・ピラーズ・ブレイクは圧巻でしたね。
一色さんも戦慄するその実力を遺憾なく発揮するだけでなく、
勝ったことそのものより、達也に褒められることにとろける笑顔を見せるのはさすがでした。

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深雪さんは本当に可愛いなぁ。

それとこの6巻では番外編も幾つか収録されています。
原作でも触れられていた中学生時代から九校戦マニアだった雫の番外編も面白かったけど、
ほのかの恋話で渡辺先輩のノロケ話も読んでてニヤニヤしましたね。
うーん、意外と可愛いところがあるじゃないか、渡辺先輩ってば。(笑

:: 2015/11/11 水曜日::

■[ラノベ]踊る大捜査線「魔法科高校の劣等生 18 師族会議編 (中)」

魔法科高校の劣等生 (18) 師族会議編 (中) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-11-10 )

箱根のホテルで会議中の十師族を狙った自爆テロ。
顧傑の死体を操る魔法によって起こされたその暴挙は、
マスコミが煽ったせいで反魔法団体が焚き付けられる世論が形成されるが、
十師族は黙っているだけではなく達也たちを使って顧傑を捕らえようとして…

死傷者が多数出る血なまぐさい事件が起こり殺伐としますが、
この事件の解決に向けて動く間にバレンタインもあるお陰で、
割りと甘いラブコメ臭も漂う中編でしたね。
ほのかの積極的な攻勢もさることながら、
相合傘をする真由美さんも良いラブコメ要員だったと思いますよ!
達也の手を握ろうとして握れないところとかも萌え度が高かったですしね!

一方メインヒロインである深雪さんですが…
今回はおとなしいと思ってましたが、
まさか妹から婚約者へとジョブチェンジしたことで、
立場を失う恐怖心が出てきたことで尻込みしていたとは…!
これもまた萌えるというか、深雪さん可愛い。
大丈夫、達也が深雪さんを捨てるだなんてありえないから!
微粒子レベルでも存在しないよ!

それにしても事件の方ですが…
花音の短絡的な発言には「まるで成長していない…」と感じましたね。(笑
五十里がいつも諭してくれるから成長していないのか、
五十里がいるからこの程度で済んでいるのか微妙なところです。
それに比べて七宝は精神的に成長したな、と。
達也に鼻っ柱をへし折られてから研鑽を積んできたのと、
やはり実家が十師族に選ばれたのが精神的な安定につながったのかと思います。

肝心の顧傑の事件ですが、
テロというのは実行側の方が有利だとはいえ、
達也以外の面子は後手後手に廻るどころか情報を得ることも出来てないとか、
これは四葉が突出していると見るべきか、他が不甲斐ないと見るべきか…
一条なんかはわざわざ関東まで出張っているだけにちょっと可哀想ではありますね。
深雪さんの眼中にもないのが更に物悲しいと言いましょうか… 哀れ…

しかし最後の展開には驚いたなぁ。
これはエリカだけじゃなくて藤林さんも穏やかじゃなくなりそうだし、
一方で深雪に手を出そうとする輩どもは、
達也の逆鱗に触れまくりだと思うので、
下巻がどのような展開になるのかちょっと心配ですね。

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