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:: 2013/10/3 木曜日::

■[漫画]女帝・入須「氷菓」5巻

氷菓 (5) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:タスクオーナ
出版社:角川書店( 2013-09-25 )
コミック ( 152 ページ )
原作者サイト:汎夢殿
原作者twitter:米澤穂信 (honobu_yonezawa)さんはTwitterを使っています
作者サイト:A/O LABO

「氷菓」屈指の名エピソードである「愚者のエンドロール」編が完結!
アニメで見た時にも思いましたが、これって本当に凄くよく出来てますよね。
単純な密室トリックではなく、様々な個性的な解法を提示した上で、
正解よりも高度な誤答を導き出せるようにした仕掛けと、
その仕掛けを利用しての人間ドラマというストーリー構成が素晴らしかったです。

奉太郎の「力」が発揮された解決編でしたが、
意図的な入須先輩と天然のえるは対照的ではありましたけど、
確かにタロットの通り女性に翻弄されてましたね。(笑
でも一番奉太郎を翻弄しているのはやっぱり供恵姉さんでしょうけど。

それにしても入須先輩の確固たる自己は凄いよなぁ。
到底高校生には思えない在り方だと思うんですが、それも魅力の一つな訳で。
それにしてもやっぱり入須先輩は奉太郎にとってのアイリーン・アドラーなんでしょうかね?
でも奉太郎には最高に可愛いえるがお似合いだと思うんだ。
「愚者のエンドロール」編ラストをえるが綺麗に締めて読後の余韻を良くしてくれてますし、
やはりえるは大天使ですよ。

一つの漫画作品としての出来が良いのは勿論のこと、
アニメの追体験をするのにも最適な一冊だと思います。
原作にも手を出して、その魅力を更に体験したいとは思いつつも、
忙しくてまだ手を出してないんですよねー…
うーん、先日のKADOKAWA電子書籍半額キャンペーンの時に、
Kindle版で全部買っておくんだったな…
と思って調べたら2013/10/03 20時時点でまだ半額だった…
いつ買うのか? 今でしょ!(←言ってみたかっただけ

氷菓 (角川文庫) 愚者のエンドロール (角川文庫) クドリャフカの順番 (角川文庫) 遠まわりする雛 (角川文庫) ふたりの距離の概算 (角川文庫)

:: 2013/6/24 月曜日::

■[漫画]「愚者のエンドロール」編、開幕!「氷菓」4巻

氷菓 -4 (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:タスクオーナ
出版社:角川書店( 2013-06-22 )
コミック ( 180 ページ )
原作者サイト:汎夢殿
原作者twitter:米澤穂信 (honobu_yonezawa)さんはTwitterを使っています
作者サイト:A/O LABO

入須先輩が本格的に本編に登場する「愚者のエンドロール」編の導入から中盤までが、
この4巻に収められているんですが、相変わらず凄いですね。
何が凄いって、まるでアニメを見ているかのような臨場感がある上に、
漫画としてもしっかり読める作りになっている玄人仕事っぷりが凄い。
この「氷菓」コミカライズを読んでいる大半の人は京アニで慣れてるかもしれませんが、
このクオリティは実はかなり凄いんですよ!

まず、自主制作映画の稚拙な作りの見せ方と古典部の面々の視聴のノリが判る構成。
そして入須先輩の冷然とした美貌と隠しきれない教養と厳しさを感じさせる立ち居振る舞いを、
紙面の上でコマ割りと構図を巧みに使いこなして演出する妙技とか、
匠の技が光っていると言えましょう!
あ、あと探偵役の羽場さんのウザさが発揮されてたのも絶妙でしたね。(笑

そして漫画の利点としては自分のペースでゆっくり読める上に、
活字になっているので判らない事も簡単に調べられるんですよね。
例えば私はミステリーに詳しくないので十戒とか云われても判らなかったんですが、
google先生に聞けばあっという間に調べられますからね。
ノックスの十戒 – Wikipedia
ヴァン・ダインの二十則 – Wikipedia
チャンドラーの九命題: 零画報

なるほど、これらを踏まえると羽場たち3人の探偵役どれも役者不足と言えますし、
入須先輩が「技術がない者がいくら情熱を注いでも結果は知れたもの」と、
辛辣な言葉を紡ぐのも仕方ないと言えましょう。

ちなみに私はタロットも種類は知っていても意味は知らなかったのでついで調べたんですが、
入須先輩の女帝 (タロット) – Wikipediaだと繁栄と情熱あたりが該当するでしょうか?
摩耶花の正義 (タロット) – Wikipediaは公正・公平、誠意あたりはしっくりくるし、
里志の魔術師 (タロット) – Wikipediaはエネルギーあたり…?
奉太郎の力 (タロット) – Wikipediaは知恵、冷静あたりで、
えるの愚者 – Wikipediaは自由、無邪気、純粋、天真爛漫とぴったりですね。
まぁ、サブタイトルになっている「愚者のエンドロール」の意味合いは逆位置っぽいですけど。

そうそう、「氷菓」で忘れてならないのがえるの可愛さなんですが、
この4巻ではウイスキーボンボンで酔っ払ったえるが見られる訳なんですけど、
アニメと同じくハイテンションになったえるが可愛いったらないですね!

酔っ払いえる

まぁ、可愛いとはいえ、えるは大学生になってお酒を飲むようになっても、
奉太郎が傍に居ない限りお酒は飲まない方が良いと思います…(笑

さてさて、次の5巻で恐らく「愚者のエンドロール」は終わると思うのですが、
今まででも充分面白いだけにこれからにも期待ですね。
原作ストックもまだ残っているので存分に楽しみたいです。

:: 2013/1/17 木曜日::

■[漫画]千反田えるに萌えろ!「氷菓」3巻 オリジナルアニメBD付き限定版

氷菓 (3) オリジナルアニメBD付き限定版 (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:タスクオーナ
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2013-01-12 )
コミック ( 180 ページ )
原作者サイト:汎夢殿
原作者twitter:米澤穂信 (honobu_yonezawa)さんはTwitterを使っています
作者サイト:A/O LABO

TVアニメ版「氷菓」は凄く面白いんだけど、BDは角川価格なので食指が伸びず、
されど水着回は高画質で是非観たい!
…という視聴者の心情を汲み取ったのか漫画版「氷菓」3巻の限定版として、
水着回である11.5話を収録したBDが付属してきましたよ!
高画質が望まれる水着回だからこそBDというメディアを使ってきたのは評価しますが、
4200円という高価格であることと、漫画のみの発売が今月下旬になるといういやらしさは、
なんとも角川らしいあざといやり口だなぁ、と思います。(笑

それはともかくBDの水着回が素晴らしい出来だったのは確かです。
えるの白ビキニ姿が新鮮で、そちらに自然と目が行く奉太郎の気持ちもよく分かります。
何とかその魅力に抗おうとしながら結局逆らえない所は、
何だかんだ良いながら奉太郎も健康的な男子高校生だなぁ、と感じました。(笑
それにしてもえるってば男の視線に無自覚すぎだと思うんだ…

そして漫画の内容ですが、「氷菓」の解決編と財前村の話と入須先輩の導入と、
アニメ通りの順番でしっかり確実に進んでいます。
TVアニメで感じた面白さを追体験することができる非常に丁寧な絵作りと、
どこまでも堅実な話の展開は安心感があり好感が持てます。

えるの可憐な微笑みや純真無垢な佇まいはアニメそのままに、
それをじっくりと楽しめるのは自分のペースで読める漫画版ならではですね。
お陰で財前村の話でえるが奉太郎の真似をしていた理由に思い至りました。
兄弟姉妹に憧れを持っていたから梨絵と嘉代の姉妹の真似をしたかったのかなー、と。

いやー、やはりえるは最高に可愛いヒロインですね。
黒髪ロングのお嬢様…、最高だな…!

:: 2012/11/24 土曜日::

■[漫画]長門家は今日も賑やか「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」7巻

涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 (7) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:ぷよ
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2012-11-22 )
コミック ( 164 ページ )
作者サイト:TOPIA
作者twitter:ぷよ(puyotopia) on Twitter

表紙が「長門有希ちゃんの消失」の表紙がシンクロしている訳なんですが、
こっちは異様にコミカルだし、何より朝倉さんと黄緑さんまで居たりと、
完全にコメディに徹しているのが伝わってくるというか滲み出ていますよね。

さて、えー、何というかいつも通りの「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」デス!
8ページ構成になったので、まるで椀子蕎麦のようにホイホイとネタが降ってくるので、
次々に楽しんでたらあっという間に読み終わってる的な内容になっております。

その分、比率的に長門家の朝倉さんたちのアホな日常が凝縮されて高くなっており、
それが遂に表紙にまで進出してきたんだなぁ、という気がしないでもないです。
それはそうと、裏表紙といい今回はハルヒとキョンのラブコメ具合が多かったよーな…
まぁ、これはこれでアリかな!

ソレは兎も角、キョン妹がやたら可愛くて私もあんな妹が欲しいと思いました。
脚掴んでぶらんぶらんさせたい…
これで小学五年生というから怖いぜー…

:: 2012/11/11 日曜日::

■[漫画]真剣じゃないけど真剣勝負!「竹刀短し恋せよ乙女」2巻

竹刀短し恋せよ乙女 (2) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:神崎 かるな
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2012-10-24 )
コミック ( 166 ページ )
作者サイト:「白花雨&ぐりーんぺっぱー」トップページ
作者twitter:神崎かるな (kanzakikaruna) on Twitter

少年エースに移籍されてから熱血展開が多かったんですが、
特にこの2巻ではバトルバトルバトルな展開になっています。
そのせいで相対的にラブコメ的要素はかなり減ってますが、
後半のバトルは女の子同士なので華やかさは多少あります。
まぁ、かなり血生臭いバトルなんですけどねー…

まずは前巻から引き続いての北河と虎春の戦いなんですが…
今まで桜を相手に簡単にあしらっていた北河が、
虎春相手に気迫の時点で飲まれてしまう展開は割りと絶望的ですよね…
うーん、伏線の時点でかなり匂わされてきたけど、
虎春って本当に底が知れないよなぁ。

そして北河を心配する龍之介を心配した桜が言いつけを破って飛び出し、
雨の路上で祥乃と二回戦をすることになるんだけど…
いやー、祥乃の戦い方は本当に変則的で現代的ニンジャですね!
「アイエエエ!」とか言うと完璧だと思います。(ぉ

しかし龍之介ってば主人公格なはずなんだけど、
後手後手に回ってしまって…
まぁ、本調子じゃないから今本格的にぶつかったら困ったことになるんだろうけど。
桜と祥乃のバトルは竹刀使ってるけど命懸けなので、
決着が収録されている3巻の発売が待ち遠しいですね。

それとゲスト満載の同人誌を抽選で300名にプレゼントされるらしいので、
2巻帯に注目ですね。

:: 2012/11/10 土曜日::

■[漫画]催眠術は大変危険ですので、用量・用法を守ってご使用下さい。「日常」8巻

日常 (8) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:あらゐ けいいち
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2012-10-24 )
コミック ( 161 ページ )
作者サイト:kumomadori
作者twitter:あらゐけいいち (himaraya) on Twitter

アニメ放映も終わって久しいですが、日常は今日も日常です。
カバー裏からアンケートハガキまで凝りに凝っていますが、
中でも7巻のアンケート内容の発表までしちゃうとか、アンケートハガキが大変なことに。
しかしここまでされたら森薫さんの単行本もそうだけど、
勿体無くて出せなくなるんですよねー…

さて、本編ですがいつも通りです。
いや、本当にいつも通りとしか言えないくらい変わらない斜め上な展開ばかりで、
それこそが当たり前になっているのが日常が日常たる所以かな、と思います。
まぁ、はかせとゆっこが仲良くなりすぎだな! とか思う箇所は多かったですが。

麻衣ちゃんとゆっこの中学時代のエピソードとかもあったりして、
それはそれで可愛かったですね、特に麻衣ちゃんが。
その麻衣ちゃんもちゃんみおのお姉ちゃんとの無言のボケとツッコミというか、
仕掛けを用いた応酬は何ともエキセントリックでありましたなぁ。
しかしこの二人も中々に面白い組み合わせだなぁ。

そういえば笹原と立花みさとの仲だけど割りと進展があったというか、
それはそれで楽しみなんだけど、みさとってばホントチョロいな!
と言わざるをえないチョロさで大丈夫なのか心配になったりならなかったり。
しかしこの二人の仲はどうなるんですかね…
日常という作品なだけに先がまった読めないですわー…

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