本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2012/6/12 火曜日::

■[漫画]赤いマメツブ・鳴子章吉「弱虫ペダル」23巻

弱虫ペダル 23 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2012-06-08 )
コミック ( 194 ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

インハイ2日目のゴール直前での身体の酷使が祟り、
これからということで無念のリタイアを喫した金城から思いを受け取り、
か細いながらも繋がった絆で前へ前へと進む総北チーム。
その大半が一年生という構成ながらゴールを狙う執念は本気も本気で…

熱い。
表紙の赤さも納得の熱血でした。
先行する箱学を追うために、三年生から受け取った思いを胸に、
何より派手なのが好きな鳴子が観客を味方にして、
ただただ前へ前へと進む展開は非常に熱かったです。

そしてそんな鳴子の走りを見ることで覚醒し、エースであることを自覚した今泉が、
傲岸不遜にも箱学の福富を試すかのように残り15kmでスパートを掛けたりと、
総北一年生の成長というより飛躍っぷりが凄かったです。
今泉が先頭が好きな設定も久方ぶりに思い出しましたしね。

そんな先頭争いをする総北と箱学の後背で虎視眈々と狙っていた京都伏見、
御堂筋の出陣の不気味さも光っていたなぁ。
その御堂筋を愚直にも少しでもサポートしようとしている石垣くんも、
何というか凡人なりの精一杯の熱さが伝わってきてちょっと感動しました。

次巻では鳴子、今泉に続いて主人公である坂道の覚醒が待っているので、
24巻も楽しみです。

:: 2012/5/11 金曜日::

■[漫画]絶対にあきらめない!!「弱虫ペダル」22巻

弱虫ペダル 22 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2012-05-08 )
コミック ( 188 ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

三人の総北3年生が眩しくもカッコイイ22巻ですが、
本編の3年生も兎に角カッコイイぞ!
特に中心にいる田所は誰にも負けないど根性を貫き通し、
鳴子に涙を流させるほどの熱闘を見せてくれます!

インターハイ3日目、最終局面を迎えた総北と箱学は、
順次切り離していく箱学に対して、6人全員で臨む総北と、
対照的な2校の姿になりましたけど、
遂にやってこざるを得なかった”セレクション”

そこに1年生を捨て駒に使うことなく、
自らの背中で語る寡黙で不器用だけど、男らしい先輩たちは超カッコイイです。
そして3年間の思い出を回想しながら前に進む金城と、
3年間の積み重ねを感じさせてくれて胸が熱くなりますよね。

それだけに金城の無念はいかばかりか、と思わずにはいられません。
そして「絶対にあきらめない!!」と誓いながら絶望を感じてしまうのも。
でも、そこから坂道が自分の教えを愚直に守っているからこそ、
立ち直れて希望を託せたことにも感動してしまうんですよね。
本当に口惜しいと思うけど、託せる絆(ジャージ)がある信頼感が、
総北が総北たる所以だよなぁ、と感じざるをえません。

さて、今月22巻が出たばかりですが来月には23巻が発売です。
相変わらずスピード感が半端無い「弱虫ペダル」ですが、
23巻も熱い展開が続くので要チェックやで!

:: 2012/2/9 木曜日::

■[漫画]全てを使って前へ…!「弱虫ペダル」21巻

弱虫ペダル 21 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2012-02-08 )
コミック ( ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

呉の闘犬、待宮とのスプリント勝負のクライマックスから始まる21巻!
そして待宮に対するは今まで悪態をつきながらもきちんと仕事をしてきた男、荒北。
荒北は基本的にオタクな坂道をして怖い人だと感じさせていたんですが、
協調して走ることで「怖い」より「憧れ」が先に来るようになるほどの走りを見せてくれます。

そして今回待宮との勝負で語った荒北の過去。
待宮と同じく逆恨みの感情で足踏みしている状態だった荒北が福富と出会い、
自分の全ての力を使い、ひたむきな努力で愚直に前に進むことを知っていった軌跡。
…それにしてもやっぱり荒北は元ヤンだったのか。(笑

それにしても福富はキーパーソンですね、ホント。
福富に引倒されながら、恨みもせず自らの力でひたむきに前に進もうとする金城、
福富に促され、立ち止まっていた状態からひたむきに前に進み始めた荒北、
福富に逆恨みし、色々と策を弄するも前に進めなかった待宮…
うーん、こう並べてみると待宮が勝てないのは当然なような気がするなぁ。

そんな勝負を制して先頭集団でそれぞれ6人全員が揃った箱学と総北。
しかし今日は3日目ということで全員が揃っている必要がないので、
遂にロケットの分離エンジンの如く脱落していく人が出てくるわけで…
いやはや今までも熱かったですがこれから更に熱くなっていきますよ!
22巻には更に期待です!

:: 2011/12/13 火曜日::

■[漫画]妄執の待宮の策略「弱虫ペダル」20巻

弱虫ペダル 20 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2011-12-08 )
コミック ( ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

広島、呉の闘犬と言われている待宮が作り上げた下位集団が這い寄り、
次々と数人のグループを飲み込んでいき、
徐々に先頭集団に追いついていこうとする状況に。
そんなことになってるとはまだ気付いていない、
総北と箱学の協調チームだが…?

という訳で自分の勝利のためなら笑いながら他人を踏み台にする、
そんな御堂筋以上にヒール役な待宮がえげつない活躍をする20巻。
まぁ、御堂筋は坂道も言っていたように外見とかはキモいし、
心理戦まで使ってくるけど地力で勝ってきますからね。
そこら辺が違うところでしょう。

個人的に見所なのは、下位集団に飲み込まれてしまった坂道を、
勝利のために置いていかざるをえない総北面子、
中でも田所さんの決して振り返らずに泣きながらも進む姿でした。
心情的には今すぐにでも助けに行きたいのが痛いほどわかる男の顔で、
胸が熱くなりましたよ。

まぁ、下位集団に飲み込まれても諦めないのが坂道ですよ。
そこで怖いけど合流するために荒北に頼んで協調し、
山岳との3人で下位集団を切り捨てた待宮たちに勝負を掛けに行くところは、
熱くなる展開でしたねー

何故待宮が勝利に固執するかの回想シーンも描かれてましたが、
次巻では荒北の回想シーンが入ることになると思います。
というか、箱学の面子は山岳以外回想シーン入りまくりで、
ほとんど主人公級の扱いですよね。(笑
それくらい人気あるんだろうなぁ… 特に女性層に…

:: 2011/9/15 木曜日::

■[漫画]協調するインターハイ3日目!「弱虫ペダル」19巻

弱虫ペダル 19 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2011-09-08 )
コミック ( ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

何か「弱虫ペダル」が舞台化するらしいですね!
ど、どうなるの!?

狭い舞台の上をビアンキとかが走り回るのだろうか。
それともローラー台に乗って走るというお間抜けなことをやるのだろうか。
いやいや、実は観客席の間を通るんだよ! とか。
うおぉおお、この19巻は御堂筋と坂道という珍しくも盛り上がる組み合わせがあっったのに、
舞台化情報が全部持って行った感じがするぜ…!

で、本編の方ですがインターハイ2日目の決着がついて直後ですので、
それほど熱いドラマがないかと思ったらそんなことはありませんでしたよ。
一着を取ることができなかった総北だけど、3日目を諦めない心の強さ。
そして3日目を走ることも出来ない「足切り」という現実。
ここら辺を見せる巻島たち3年生たちはやっぱり格好いいですよね!
こんな先輩が居たらそりゃ尊敬するわー

そして計画通りに一着を取ることが出来なかった失意の御堂筋が、
夜中に偶然坂道と一緒に走ることでふと思い出した初心、という展開が良いですよね!
かつて監督が坂道は走ることの楽しさの原点を見せてくれる、という風なことを言ってましたが、
正にそんな感じだったと思いますよ。

実際御堂筋はヒール役ではあったけど、決して悪いヤツではなかったですからね。
そりゃ心理戦を仕掛けたり、ビジュアルがキモいというのはありましたが、
それも全ては「飽くなき勝利への執念」を原動力に動いているだけのスポーツマンでしたからね。
まっとうな実力でも充分上位に来てましたし、そこら辺は金城と福富も判ってますし。
御堂筋が原点に立ち返って更正の方向に向かうのはアリだと思いますよ。

だからこそ「協調」という聞こえの良い言葉を巧みに使い集団をコントロールする、
広島の待宮が詐欺師という悪いヤツとして登場してきたのには目を瞠るモノがあります。
何より、寒咲さんのおっぱいを揉んだのは許せん!(ぉ
こういった相手には真っ正面からぶち破るのが一番カッコイイと思いますので、
総北と箱学には頑張って欲しい次第であります。

ちなみに19巻で一番の萌えキャラは石垣くんだと思いますが、どうか。
御堂筋がギリギリ間に合った時の石垣くんの表情って最高に萌えだと思いませんか?(笑

:: 2011/7/12 火曜日::

■[漫画]2日目決着!「弱虫ペダル」18巻

弱虫ペダル 18 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2011-07-08 )
コミック ( ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

実はこの18巻は2日目のゴール手前、数百メートルからゴールまでという、
極々短い距離を競い合う、僅か数分を描いた内容なんですが、
中だるみを感じさせることがない、熱さに溢れた面白さなんですよ!
独走の御堂筋、追撃する福富と金城の三つ巴が濃厚に描かれています。

福富と金城の二人は以前から描かれていたように1年前の因縁と、
その後、福富が総北に出向いての正式な謝罪から1年後への約束、
そして今、満を持してのゴール手前で迸る情熱が燃え上がるのです!
1日目の山岳で東堂と巻島の二人のように、正々堂々真っ向勝負を挑む二人は、
”強敵”と書いて”とも”と読むに相応しい関係で正に少年誌! って感じでした。

それに対してどこまでも孤独…、というより孤高を選んでいるのが御堂筋。
かつて今泉に「母が急病」という虚言をついていたことから薄々察してはいましたが、
やはり自分のお母さんは子供の頃に失ってたんですね…
子供の頃は他人と接するのが少々苦手なだけで純朴だった御堂筋が、
優しい母に誉めて貰う為だけに勝利だけを求めていくようになったのは、
悲しいというのもそうですけど、どこか口惜しいモノがありました。
同じ孤独だった坂道が今泉や鳴子と知り合い、ロードで一緒に走ることが出来ただけに、
御堂筋の悲しさが倍増されるというか…
子供の頃に坂道にとっての今泉や鳴子みたいな同じロード仲間が出来ていれば、
御堂筋もまた違った道を選んでいられたのかな、と思わずにはいられません。

それはそうと、1年前のインターハイの後に東堂と巻島が携帯の番号を交換している上に、
この頃から既に巻ちゃんと読んでいる東堂は腐女子の方々を喜ばせすぎだと思います。(笑
福富と金城といい、カッコイイライバル関係が多いよなぁ、弱虫ペダルって。
流石は少年漫画だと思いますよ、ホント!

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